東京電力福島第一原発事故の賠償指針を話し合う原子力損害賠償紛争審査会(会長・内田貴東大名誉教授)が27日に開かれる。避難者らが慰謝料の増額を求めた裁判で、国の中間指針を上回る判決が3月に相次ぎ確定。地元も指針の見直しを要望しており、見直しを含めて検討する「臨時開催」を迫られた。 原発避難者らの集団訴訟は全国で約30件、原告は1万人を超える。これまでの一審、二審の判決は、ほとんどが中間指針に基づく慰謝料(1人月10万円)を超える支払いを東電に命じた。 東電と国を相手にした「生業訴訟」では仙台高裁が2020年9月、中間指針で帰還困難区域だけに認めた「ふるさと喪失」の慰謝料を他の区域にも拡大。自主避難者の慰謝料も対象地域を福島県外に広げた。 最高裁は今年3月、生業訴訟など7件の集団訴訟について、東電の上告を退けた。これにより原告への支払い増額が確定。長期避難による住民のストレスや故郷が変容した被害実態を、国の指針が反映しきれていないことが明確になった。 判決の確定を受けて、福島県… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報中】昨夜発見された子ども1人の死亡確認 知床の観光船不明
【動画】捜索が続く知床半島沖=熊倉隆広撮影 北海道・知床半島西部沖を航行中の観光遊覧船から23日午後、「浸水している」との118番通報があった。これまでの経緯をまとめた。 (最新の情報が一番上に表示されます) ■■■4月25日の動き■■■ 17:00 国交省、運航会社や地元漁協訪れ聞き取り調査 北海道・知床半島沖で観光船が行方不明となった事故をめぐり、国土交通省の運輸安全委員会は25日、事故原因を解明するため、船の運航会社「知床遊覧船」や地元漁協を訪れ、聞き取り調査を実施した。 調査後に記者団の取材に応じた大熊寛章・船舶事故調査官は、同社の社長にはまだ聞き取りをしていないことを明らかにした上で「救助や遺族対応が優先。状況をみて連絡をとる」と話した。26日以降、事故当時の気象や海の状態などの情報を集めるため、地元関係者にあたるという。 11:20 官房副長官が会見 「捜索、救助活動に全力尽くす」 磯崎仁彦官房副長官が記者会見で、これまでに発見された11人全員の死亡が確認されたと発表。残る15人の行方不明者について「捜索、救助活動に全力を尽くしていきたい」と述べた。 遊覧船を運航していた「知床遊覧船」に国土交通省が特別監査に入っているとして、当日の運航の判断などを確認中だと説明した。磯崎氏は「監査結果を踏まえて早急に再発防止策を取りまとめていきたい」と話した。 観光船「KAZUⅠ(カズワン)」は23日午後1時13分に救助を要請。磯崎氏は救助に向かった海上保安庁の航空機が現場海域に到着したのが午後4時半、巡視船は午後5時55分だったと説明した。「船艇については海上が非常に荒天であり、通常よりも時間がかかった」と述べた。 09:30 運輸安全委の事故調査官、現地で情報収集 国の運輸安全委員会の事故調査官が斜里町の現地対策本部で情報収集を始めた。午後には漁協関係者からヒアリングをする予定。 08:30 発見された子ども1人の死亡確認 26人の乗客乗員が乗った観客船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明になっている事故で、24日深夜に知床沖で発見された子どもの死亡が確認された。海上保安庁関係者が明らかにした。 24日までにほかに10人が見つかり、いずれも死亡が確認されている。海保や地元の漁協などが25日も捜索を続けている。 【動画】観光船からの連絡が途絶えた知床半島沖では、捜索と救助が続いた 05:45 捜索2日目、12隻が出港 「昨日より波がない」 知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船の行方が分からなくなってから3日目となった25日、北海道斜里町のウトロ漁港では午前5時45分ごろ、漁師ら約100人が漁船10隻と観光船2隻に乗り込み行方不明者の捜索に出港した。 事故当日や前日に比べて波が低くなっているとして、ウトロ漁業協同組合の深山和彦組合長(66)は「昨日より波がなくなって捜しやすい。早くみんなを捜してあげたいという思いで協力している」と話した。捜索範囲を前日より沖合に広げるという。 【動画】観光船の捜索に向かう漁船団=藤原伸雄、日吉健吾撮影 ■■■4月24日の動き■■■ 23:10 子ども1人を発見、意識ない状態 北海道の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明になった事故で、第1管区海上保安本部は24日午後11時10分、子ども1人を発見した。意識がない状態という。事故後に見つかったのは計11人となり、子どもは初めて。 同本部が25日未明に発表した。発見したのは海上保安庁の巡視船で、知床半島先端部の知床岬灯台の東方向14・5キロの海域で発見したという。 カズワンには子ども2人を含む乗客24人、乗員2人の計26人が乗っていた。これまでに発見されていた10人(男性7人、女性3人)はいずれも死亡が確認されている。 カズワンは23日午後1時13分ごろ、知床半島西部沖を航行中に「浸水した」と通報があり、その後行方がわからなくなった。海上保安庁や航空自衛隊などが周辺海域を捜索し、24日早朝以降に知床岬周辺で計10人を発見。その後も捜索を続けていた。 19:10 乗客の家族が遺体安置の体育館へ 死亡が確認された乗客の遺体が安置されている斜里町の体育館には、ブルーシートで覆われた通路を経て、家族とみられる人たちが続々と入った。むせび泣き、同行者に背中をさすられながら入っていく人も見られた。 報道陣に対応した斜里町の北雅裕・副町長によると、この日は乗客の家族計32人が体育館を訪れた。家族側には、消息を絶った観光船の運航会社から連絡をとったという。着衣などの遺留物を番号順に並べ、心当たりがあれば遺体を確認してもらっているという。 北副町長は「全員が早く見つかることを願っている。ご家族の心を思うと1時間でも早く会わせてあげたいという気持ちでいっぱいだ」と話した。 17:00 10人の死亡を確認 第1管区海上保安本部によると、北海道斜里町の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」と連絡がとれなくなった事故で、海上や岩場で発見された10人の死亡が確認された。 男性7人、女性3人で、24日朝以降、知床岬周辺などで見つかっていた。 15:15 新たに1人発見、計10人に 第1管区海上保安本部は、連絡がとれなくなった観光船「KAZUⅠ(カズワン)」を捜索している航空自衛隊のヘリコプターが、新たに1人を見つけたと発表した。容体は不明という。24日朝からの捜索で発見されたのは、これで計10人となった。 【動画】北海道・斜里町のB&G海洋センターに到着した車両と浸水した観光船の捜索=藤原伸雄撮影 14:00 斉藤国土交通相が不明者の家族と面会 […]
「火災保険で無料修理」の業者、「不当キャンセル料」契約取りやめへ
火災保険を利用した住宅修繕契約のキャンセル料が不当に高いとして、NPO法人「消費者機構日本」(東京)が東京都八王子市の住宅リフォーム会社「ジェネシスジャパン」にキャンセル料の規定をなくすよう求めた訴訟で、会社側が25日、請求を全面的に認める手続きを取った。 「認諾」と呼ばれる手続きで、今後はこの規定を使えなくなり、将来的なトラブルを防ぐ効果がある。機構が明らかにした。 同社は「火災保険の達人」というウェブサイトで、屋根や外壁などの修理にも火災保険を適用し、実質負担ゼロで実施すると勧誘した。ただし、契約後に修理をキャンセルすると保険金の35%を徴収すると定めていた。機構は、この割合が消費者契約法に違反して不当に高いとして、こうした契約を結ばないよう求めていた。 機構は消費者個人に代わって裁判を起こせる国認定の適格消費者団体で、昨年12月に提訴していた。 同社は取材に「新しい契約方法に切り替えることに決めた。より良いサービス提供に努める」と答えた。(田中恭太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Japon : la doyenne de l’humanité est morte à 119 ans
La doyenne de l’humanité, la Japonaise Kane Takana, est morte à 119 ans le 25 avril 2022. En 2019, le « Livre Guinness des records » lui avait décerné le titre de la personne vivante la plus âgée au monde. KYODO / REUTERS Elle était officiellement reconnue comme l’actuelle doyenne de l’humanité. […]
どうする脱線事故車両、JR西「適切に」 墜落日航機は21年後公開
快速電車が脱線して乗客106人と運転士が死亡し、乗客562人が重軽傷を負ったJR宝塚線(福知山線)脱線事故から25日で17年たった。現場の追悼施設「祈りの杜(もり)」では3年ぶりに追悼慰霊式が営まれ、遺族らが祈りをささげた。 107人が死亡したJR宝塚線脱線事故から25日で17年。JR西日本は事故車両を保存する施設を新設する計画を進めている。公共交通を担う企業として事故とどう向き合い、安全を保証していくのか。車両保存のあり方はその姿勢を示すメッセージになる。17年後に語られた「言葉」は。 17年前の事故では、7両編成の快速電車が兵庫県尼崎市のカーブで脱線してマンションに激突し、乗客106人と運転士が死亡した。 事故車両は捜査の証拠品として預かってきた神戸地検から2011年にJR西に返還された。JR西は大阪市と兵庫県高砂市の施設で保管しており、24年秋、大阪府吹田市の研修施設の隣に保存施設を建てる。 事故、災害、戦争……。教訓を伝える負の遺産を、私たちはどう生かしていくべきなのでしょうか。JR宝塚線脱線事故や日航機墜落事故での遺族の思いや、企業の取り組みとともに考えました。 JR西によると、1~4両目… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「でくっこつば」 女将を救ったお国言葉 今は故郷に帰れなくても
先日、久しぶりに友人の結婚式に参列した。新郎新婦の父親が熊本出身で高校の同級生。同窓会での再会が縁で、両家は結ばれたという。コロナ禍で、2度の延期を余儀なくされた披露宴。心温まるひとときの余韻に浸り、ふと熊本の味に触れたくなった。 東京・目黒駅から徒歩2分。和モダンな造りの「そま莉」は、熊本県小国町出身の河津幸恵(さちえ)さん(46)が2014年に開業した和食店だ。 いただいたのは、名物の桜肉しゃぶしゃぶ。熊本から直送された馬肉の肩ロースの薄切りを、カツオと昆布の合わせだしに、サッとさらすと、きれいな桜色になった。ポン酢につけて、まずは一口。うまみがふわりと広がる。たっぷりのネギと一緒に食べるのがお勧めという。 今度はそばつゆにつけ、もう一口。馬肉の甘みとの相性がいい。球磨(くま)焼酎をソーダ割りにし、レモンを垂らした特製のレモンサワーが、つい進んでしまう。 馬肉は熊本が国内生産量1位を誇る。なぜか。豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、兵糧が底をついた加藤清正は、軍馬の肉を食べて飢えをしのいだという。清正はその肉のおいしさが忘れられず、熊本に帰った後に馬肉食を広めたと語りつがれている。 馬刺しも有名だが、苦手な人もいるという。誰もが抵抗なく食べられ、メインとなる料理ができないか。そんな思いから、看板メニューが生まれたという。 熊本の味でもてなしたいと願う河津さんには、転機があった。 地元・小国の中学を卒業後… この記事は有料会員記事です。残り1852文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ほっとできる いじめを受けた「俺」が作った「まちのほけんしつ」
頼れる大人なんていない。大人は助けてくれない。悲しみに暮れたあの日々が、間々田(ままだ)久渚(ひさな)さん(30)のいまの活動の原動力になっている。 群馬県太田市出身。子どものころ、自分のことを「俺」と呼ぶと「女の子でしょ」と親に叱られた。スカートは嫌いだった。男の子と仲が良く、転校生の女の子にドキドキした。好きになる相手は女の子だった。 中学生の時、いじめにあった。無視、仲間はずれ。理由は、好きだった子に気持ちを知られていたことかもしれない。親や先生に相談しても、いじめはやまなかった。 どうしたら楽になれるか考えていた。図書室で友人が自殺についての本をすっと差し出した。「性同一性障害の人は自殺率が高い」と書いてあった。 「あんた、これなんじゃない? でも、死ぬことないよ」 まっすぐなその言葉が、うれしかった。 のちに自分は「LGBTQ(性的少数者)」の「T(トランスジェンダー)」、心身の性が異なる人なのだとわかった。体は女性で、心は男性だった。 群馬大で美術を学んだ。病院… この記事は有料会員記事です。残り499文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Think Gender 男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani collects two hits as Angels edge Orioles
Anaheim – Shohei Ohtani went 2-for-4 with a walk and sparked two rallies for the Los Angeles Angels in a 7-6 win over the Baltimore Orioles on Sunday. Sporting a new look with knee-high red socks and minus the usual long sleeves under his jersey, the two-way superstar shook out […]
東京・国分寺で乗用車が通行人2人にぶつかる アクセル踏み間違えか
比嘉展玖2022年4月25日 13時24分 25日午前9時40分ごろ、東京都国分寺市戸倉1丁目の多摩信用金庫恋ケ窪支店前で、乗用車が通行人2人と相次いでぶつかる事故があった。警視庁によると、この事故で、通行人の女性2人と車を運転していた60代男性の計3人が病院に運ばれた。いずれも意識はあるという。 小金井署によると、乗用車は支店を出て右折した後、前方にいた50代女性の自転車と衝突。そのままさらに進んで歩行者の80代女性にもぶつかった。自転車の女性は胸を打ち、歩行者の女性は左足を負傷した。 その後、車は近くの縁石に乗り上げて横転し、停止。運転手の男性も頭を打った。男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているという。 現場は西武国分寺線恋ケ窪駅近く。(比嘉展玖) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
すぐそばで爆撃「遠くに逃げたかった」 逃れて思う母国の行く末
ロシアのウクライナ侵攻が始まって2カ月となった24日、戦火を逃れて東海地方にやってきたウクライナの人たち34人が名古屋市に集まった。母国の行く末を案じながらも、異国の地での新たな生活に向け、日本語を学んだり仕事を見つけたりするための情報を交換し合っていた。 名古屋市中村区の名古屋国際センターで開かれた、避難してきた人たちの「つどいの場」(市主催)。3回目のこの日は交通ルールの説明や、外国人向けの雇用支援、日本語教室の紹介があった。参加者はしきりにメモをとるなど、真剣な面持ちで耳を傾けていた。 北東部ハルキウから母と避難してきたボルジフ・マリアさん(26)は、同市内のアパートで暮らす。ロシア軍の攻撃が激しく、1週間ほどシェルターで過ごして先月1日にハルキウを発った。その前日には、隣のビルに爆弾が落ちたという。「たくさんの人が死んだ。朝まで生きていられないと思った。できるだけ遠くに逃げたかった」 その後は親戚を頼ってイタリアに逃れ、今月16日に日本へ来た。3年前に名古屋の日本語学校に通っていたこともあり、友人の助けを借りて市内のアパートを見つけた。 いとこたちは、ハルキウに残る。母は毎日泣いている。「私たちには普通の生活があった。なぜ戦争をしなければならないのか、本当に分からない」。今は少しでも早く仕事を見つけ、生活を安定させたいという。 午後には市民有志の呼びかけで、抗議集会が開かれた。避難者を含む約100人が同市内の久屋大通公園に集まり、「ウクライナに平和を」などと声をあげた。(三宅梨紗子) 「ことば」で支えたい 名大のウクライナ留学生 ウクライナから日本に逃れてきた人々が直面するのが言葉の壁だ。 母国と日本を言葉でつなごう… この記事は有料会員記事です。残り663文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル