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結婚控えた28歳、出張先から知床へ 元上司「同期の成功喜べる人」
26人が乗った北海道斜里町の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」と連絡が途絶えた事故から30日で1週間。亡くなった方を知るゆかりの人たちは、突然の悲報に無念さをにじませながら、人柄をしのんだ。 北海道斜里町の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で亡くなった福島県会津若松市の小池駿介さん(28)は、父親から家業の会社を継ぐため、東京から地元へ戻り、新規事業のウイスキー製造に情熱を注いでいた。結婚も間近で、公私ともに充実していた生活を突然奪われた。 福島県内外でスーパー約70… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
豪雨でさびれた施設よみがえれ 村に戻った女性が米粉バウム専門店
九州北部豪雨の影響でさびれた福岡県東峰村の施設で、村の棚田米を使ったバウムクーヘンの店が5月1日、オープンする。「食べものでふるさとを元気にしたい」。そんな思いで挑むのは、関西で専門店を営んでいた女性だ。 夏はホタルが群れ飛ぶ、川沿いの棚田親水公園。その中にある古びた木造の建物の一角に、「東峰村自然菓子工房gourmand lab.(くいしん坊研究所)」はある。 「日本棚田百選」に選ばれた村の棚田米を使った米粉バウムクーヘンはきめ細かく、しっとり。森山生子(いきこ)さん(60)は「棚田米は甘みがあって、バウムにぴったり」と笑う。 森山さんは同村小石原の老舗材木店「森山銘木」の娘。忙しい両親に代わり、家族の食事をよく作った。結婚で大阪へ移り住み、育児が一段落した2004年、小さな和食店を大阪にオープンさせた。 数年後、兵庫県丹波市の特産品の開発を頼まれた。木に囲まれて育った森山さん。丹波の大ケヤキを見て、ドイツ語で「木のお菓子」を意味するバウムクーヘンを思いついた。 和食店を人に譲り、11年、丹波産米粉や黒豆を使ったバウムクーヘン専門店を丹波市で開いた。 17年7月、東峰村が豪雨に襲われた。翌月、通れる道を探して帰省した。実家は無事だったが、風景は一変していた。 翌年、実家の経営を継いでい… この記事は有料会員記事です。残り638文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
実は高リスクな山菜採り 滑落や遭難…倒木で死者も 春山の注意点は
兵庫県多可町の山林で27日夕、近くに住む70代夫妻が倒木の下敷きになって死亡する事故があった。2人は山菜採りに来ていた。毎年春の行楽シーズンには山菜採りに絡む山岳事故が相次ぐ傾向にあり、県警は「危険性を十分に理解して」と注意を呼びかける。 多可町や西脇署によると、現場の山林は同町の三谷地区(79世帯)が共同で所有しており、亡くなった夫妻もこの地区の住民だった。 地区から委託を受けた北はりま森林組合がスギを植林し、定期的に間伐や搬出をしているという。 2人が下敷きになったのは高さ約10メートル、直径約30センチのスギで、根元は伐採した形跡があった。ただ、事故のあった時間帯に伐採作業はしておらず、署は木が倒れた経緯を調べている。 森林組合の一人は「27日は風も強かった。倒れた原因はまだわからない」と言葉を選んだ。 町の7~8割を山林が占める… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夕暮れ時、一瞬の魔法 海原の奇岩が大きなロウソクになった
空の色が刻々と変わるマジックアワー。海原にそびえ立つ奇岩の先に夕日が重なるとき、一本の大きなロウソクに火がともる。その一瞬を焼き付けたくて、遊覧船で海に出た。 ローソク島の先端に重なった夕日。この瞬間は遊覧船からしか見ることができない=島根県隠岐の島町 ブォーン。乗客8人を乗せた船がエンジン音を立てて日本海の荒波に逆らい、進んでいく。 「今日は太陽が降りてくるかな」。船長の村上清治(きよはる)さん(77)が見つめる先には、水平線を覆う厚い雲。西の空に傾いた太陽が時折、雲の切れ間から顔をのぞかせる。 島根県沖に点在する隠岐諸島最大の有人島・島後(どうご)(隠岐の島町)。船がめざすのは島の北西にそびえる高さ約20メートルの巨岩「ローソク島」だ。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 海底に沈んでいた隠岐諸島が… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani hits 4th homer of season as Angels win 6th straight
CHICAGO – Two-way superstar Shohei Ohtani blasted his fourth home run of the season Friday while batting cleanup for the first time since September 2020 as the Los Angeles Angels beat the Chicago White Sox 5-1 for their sixth straight win. The reigning American League MVP went deep in the […]
へぎそばの新潟で打つ信州・戸隠流 郷土愛と歯ごたえへのこだわり
へぎそばが郷土食の新潟県に、地元食材を大事にしながら長野「戸隠流」のそばを提供する店がある。ざるの上の一品からはふる里と信州への愛情、それに揺らぐことのないこだわりを感じることができる。 新潟県のほぼ中央に位置する加茂市。JR信越線加茂駅から車で約10分の場所に「越水」(こしみず)はある。店主、田中隆之さん(45)が出すのは「本当に自分が食べたいと思うものだけ」だ。 進路選択で巡り合った修業先 加茂市出身。小さい頃、休みになると父親がそばを打ってくれた。高校で進路を考える時、先生が修業ができるそば店を探してくれ、5店ほど食べ歩いた。その一つが、長野・戸隠にある「山口屋」。その味は「率直に、おいしかった」。 そば打ちといったら頑固おや… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
文書は黒塗りばかり「知る権利もどきだ」 本物の情報公開を求めて
東京都新宿区のJR四ツ谷駅から徒歩7~8分、NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の事務所は、静かな住宅街のマンションの一室にある。1999年に発足した、「知る権利」獲得の拠点である。 情報公開で得た膨大な資料や裁判資料が整理された部屋で理事長の三木由希子(49)が言った。「政府は情報公開や公文書管理を通じて国民に信頼される努力をしなければならない。しかし、政治に巻き込まれ、官僚が記録を残さなくなり、機能不全に陥っている」 センター試験の点数開示がきっかけに 例えば、森友学園の国有地売… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ブックオフが考える「モノの寿命延ばす」次の一手 池袋で期間限定店
本など中古品の買い取り・販売大手「ブックオフ」が新たに取り組むリユース、リサイクル品を展示・販売する期間限定店が、西武池袋本店(東京都豊島区)で開催中だ。昭和レトロな家電や雑貨、リメイクした衣料品など、懐かしさと新しさが混在する空間となっている。 ラジカセにタイプライター、パタパタ時計……。1970~80年代の色彩豊かな家電が並ぶ。同社広報の小湊貴治さん(52)は「以前なら、引き取った後に多くは処分品となっていたもの」と話す。 中古品の再利用市場を広げてきた同社だが、持続可能な社会をめざすSDGs(エスディージーズ)の取り組みが広がるなか、「モノの命を延ばす」として始めた新たな試みだ。レトロ家電なら、動かなくても昔懐かしい雰囲気に小道具やインテリアとして価値を見いだす人もいる。 廃材を用いてデザインした家… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
伝統のこいのぼり、今年は122匹が大空舞う 品川区の三木小学校
品川区立三木(みつぎ)小学校(東京都品川区西品川3丁目)で今年も、こいのぼりが舞っている。1982年の創立60周年を記念して翌年に28匹を上げたのが始まり。同窓会やPTA、地域の人たちからの寄付で数が増え、創立100周年の今年、122匹になった。 毎年6年生が「こいのぼり上げ」を行うのが伝統という。今年も6年生53人が16日、ロープに一つ一つ取り付けていった。参加した緒方茉優(まひろ)さん(11)は「40年の歴史がつまったこいのぼり。122匹に思いが込められていて、空に上がった時は感動した」。1年生の頃から毎年見ていた光景だが、「もう最高学年になったんだな」とうれしくなったという。 5年生の時に転入した森居凜… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル