まん延防止措置解除後最多 北海道2768人感染確=HTB提供=HTB提供 北海道内では14日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2768人確認された。前週の木曜日(2346人)より422人増えた。約2カ月ぶりの高水準となった前日に続いて2700人を超えた。国の「まん延防止等重点措置」解除後の3月22日以降では最も多い状況が続いている。死者の公表は4人だった。新規クラスター(感染者集団)は5件発生。函館市役所(10人)や同市内の高齢者施設などで確認された。 道によると、人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は297・8人(14日現在)で、前週(262・9人)より増加した。 道内の新規感染者数(14日) 【全体】2768(累計252335) 【主要4市】 札幌1344、旭川134、函館102、小樽70 【他地域(振興局別)】 空知117、石狩228、後志20、胆振173、日高25、渡島47、檜山3、上川64、留萌10、宗谷21、オホーツク158、十勝142、釧路81、根室20、その他9(道外5) 【死者】4(累計1958) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国宝・東大寺大仏殿に液体? 地面近くの横木に2カ所 奈良県警捜査
渡辺元史2022年4月15日 0時16分 奈良県警は14日、世界遺産の東大寺(奈良市)で、国宝の大仏殿に液体のようなものがかけられる被害があったと発表した。県警は液体の成分を分析するとともに、付近の防犯カメラの映像を調べるなど、文化財保護法違反の疑いで捜査している。 奈良署によると、液体のようなものがかけられていたのは大仏殿の南側の2カ所で、いずれも地面に近い場所にある地覆と呼ばれる横木。かけられた範囲は1カ所は縦約60センチ、横約80センチ、2カ所目は縦約60センチ、横約70センチだったという。 14日午後5時10分ごろ、寺の職員が発見し警察に通報した。(渡辺元史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「孫の成長楽しみにしていた父」七回忌控え、初参加の追悼式で献花
熊本県菊陽町の田上真由美さん(50)は熊本地震で亡くなった父の「七回忌」を前に、今年初めて犠牲者追悼式に参列した。 2016年4月16日の本震後、田上さんの両親は菊陽町の自宅近くで車中泊をしていた。「家から離れたくなかったんだと思う」と田上さん。27日朝、父の大塚始(はじめ)さん(当時78)が胸の痛みを訴えて病院に搬送されたが、数時間後に亡くなった。後日、災害関連死と認定された。 頑固で厳しかった始さん。だが、田上さんに娘ができると、「表情がとても柔らかくなっていった。何よりも孫の成長を楽しみにしていた」という。 娘は14歳、中学3年になっ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ひょろっと帰ってくる気がする」 最愛の末っ子亡くした男性が追悼
「旅行でも行っているのか。はやく帰ってこい」。14日にあった熊本地震の犠牲者追悼式で、熊本市の坂本静也(しずなり)さん(64)は献花台の前で三男の龍也さん(当時29)を思い浮かべた。 2016年4月14日午後9時、龍也さんは仕事を終え、熊本市内の自宅に帰ってきた。静也さんは、龍也さんが大好きな刺し身と冷えたビールを用意していたが、「友達に会いに行く」とすぐに出て行ってしまった。 その20分後、強い揺れに襲われた。すぐに携帯に電話をかけたが、つながらなかった。翌朝、警察が家に来て遺体の確認をしてほしいと言われ、ぼうぜんとした。益城町惣領で崩れたブロック塀の下敷きになり、亡くなっていた。 3人兄弟の末っ子の龍也さん… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「明日へつなごう」「感謝」 竹灯籠にともしび 益城町の仮設団地
熊本地震の発生から6年となった14日、45人が亡くなった熊本県益城町の仮設団地で、地元の人たちが追悼と復興を願って竹灯籠(とうろう)に火をともした。 益城町では地震で約6200軒が全半壊し、町内18カ所に仮設団地がつくられた。現在残るのは木山地区の1カ所だけとなった。 日暮れごろ、地元の子どもらが集まると、ろうそくに火を付けていった。竹には「明日へつなごう」「感謝」などとメッセージも書き込まれた。地震が起きた午後9時26分には、集まった人たちが黙とうを捧げた。 仮設団地で以前暮らしていた… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「とても安心」ウクライナから避難の親子 大阪・吹田市長と面会
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2千万円を2億円に…うその見積書 日大背任事件、検察側が指摘
日本大学板橋病院をめぐる背任事件で、医療機器などの調達で約2億円の損害を日大に与えたとして背任罪に問われた医療コンサルタント会社代表・吉田徹也被告(51)の初公判が14日、東京地裁であった。吉田被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。 同病院を舞台にした背任事件では、日大元理事・井ノ口忠男(65)、医療法人「錦秀会(きんしゅうかい)」(大阪市)前理事長・籔本雅巳(61)の両被告が2020~21年、①建て替え工事で2億2千万円の日大資金を籔本被告側に流出②医療機器と電子カルテ関連機器の取引で計約2億円上乗せした契約を日大に結ばせたとして起訴された。吉田被告は②の共犯として在宅起訴された。 検察側の冒頭陳述によると、井ノ口被告は医療機器などの調達経路に「業務を一切行わない」籔本被告側の会社を介在させて利益を得させようと計画。籔本被告に対し、半額は自身に還流させ、田中英寿・日大前理事長(75)にも現金を渡すよう指示したという。 医療コンサルの吉田被告は井ノ口被告の指示で、籔本被告側の会社を他の業者の間に紛れ込ませて目立たなくする調達経路や価格の設定を担った。電子カルテ関連では、本来は約2千万円だった価格を約2億円に水増しした虚偽の見積書を業者に作らせたという。 一連の取引で籔本被告側は計… この記事は有料会員記事です。残り194文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「花が咲くたび母を思い出す」初参加の追悼式で献花 熊本地震6年
熊本地震で母・野田洋子さん(当時83)を亡くした西原村の園田久美代さん(65)は「七回忌」となる今年、初めて熊本県の犠牲者追悼式に、夫の幸治さん(65)とともに参列した。久美代さんは祭壇に献花し、心の中で「元気でやっているよ」と呼びかけた。 久美代さんの家から、洋子さんが一人暮らしをしていた実家は車で10分ほど。土日になると、一緒に食料品などの買い物に行くのが楽しみだった。6年前も16日は土曜だった。 14日の前震で揺れたが、被害はそれほど大きくなかった。「うちに来る?」と聞くと、洋子さんは大丈夫だと答えた。16日に買い物に行くなら一緒に行こう。この電話が最後のやりとりとなった。 16日未明の本震後、実家の… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京国際大がウクライナ人留学生の学費免除 「いつか世界で仕事を」
ロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、東京国際大学(埼玉県川越市的場北1丁目)は、同大のウクライナ人留学生2人の授業料や施設費などを免除すると発表した。当面は半期分の約100万円が対象だが、支援の延長も検討するという。 同大の倉田信靖理事長・総長が13日、国際関係学部4年のクセニアさん(22)に伝えた。倉田氏は「安心して学び、将来は日本とウクライナの架け橋になって」と伝えた。クセニアさんは「学費免除はうれしい」と喜んだが、首都キーウ(キエフ)にいる家族を案じる日々という。 クセニアさんは12歳の時、宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」に広がる風景を見て日本に興味を持った。「ウクライナを日本みたいな平和な国にしたい」と2019年春に同大に入学し、国家間の社会課題などを学んでいる。 ロシア軍の侵攻後、キーウで… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2度の地震、母を救えなかった後悔 浮かぶ思い出を抱きしめて前へ
熊本市の坂田由理子さん(74)は14日、普段通り一日を過ごした。テレビでは6年前の地震のことが流れていた。リビングの母の遺影を見て、思いをはせた。 6年前。坂田さんは母・山内由美子さん(当時92)と一緒に、熊本県益城町の自宅1階にいた。前震の大きな揺れに襲われ、近所の人と一緒に車で避難した。 翌日、家の片付けをした後、1階に由美子さんを寝かせ、2階に上がった。その約20分後、本震が起きた。1階はつぶれ、階段は崩れ、由美子さんの元へ行けない。「お母さん大丈夫?」「うーん、うーん」。次第に声は聞こえなくなった。助けられなかったことを、坂田さんは悔やんだ。 記事の後半では、失った母親と「もっと家族の話を語り合いたかった」と悔やみつつ、母との思い出を前向きにとらえられるようになります。 由美子さんは東北出身。夫の… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル