今月1日に警察庁に新たに発足したサイバー特別捜査隊の佐藤快孝(よしたか)隊長(43)=警視正=が14日、報道各社の取材に応じた。データを暗号化して身代金を要求するコンピューターウイルス「ランサムウェア」による被害をはじめ、サイバー空間の脅威は深刻だとして、サイバー事案への対処や国際共同捜査への参加に意欲を見せた。 佐藤隊長は「隊には捜査や技術に精通した人材や資機材などリソースが集約されているので最大限に活用し、都道府県警と連携してサイバー事案の実態解明を進めたい」と語った。また、国境を越えるサイバー事案の対応には海外との協力が不可欠だとして「外国の捜査機関と強固な信頼関係を築き、共同捜査など国際連携を図っていく」と表明。「目に見える形で成果を上げたい」と述べた。 特捜隊は、国や地方自治体… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Cubs’ Seiya Suzuki stays red hot with early-season hit streak
Chicago Cubs’ rookie Seiya Suzuki extended his hit streak to five games to begin the season, but the visitors were beaten by the Pittsburgh Pirates 6-2 on Wednesday for a two-game series split. Suzuki, who has nine RBIs already, hit an RBI single to center in the fourth inning to […]
「なぜこの場所」勘だった取り締まり 危険交差点探すシステムの限界
「減らすための特効薬があれば、すぐに手を打ってましたよ」 愛知で交通事故の死者数が多いのはなぜですか、という取材班の率直な質問に、愛知県庁の県民安全課の担当者は困惑した口調で答えた。 428人、435人、407人……。愛知県は2003年から、16年連続で「交通事故死者数全国ワースト1」という、不名誉な記録を更新し続けた。担当者は「あの手この手で対策を打ったが、事故の要因の特定は難しく、どんな対策をすべきか相当悩んでいた」と振り返る。 信号がないような小さな交差点でも、そこで起きた事故を集計・分析して再発防止につなげる試みはないのか。取材班はある県警の取り組みに行き当たりましたが―― なぜ、愛知では他県と比べて死亡事故が多いのか。 信号で止まると危ない? 特定は難しい、と繰り返しつつ、県の担当者は「道路政策の歴史」と「運転マナー」の二つを挙げる。 トヨタ自動車のおひざ元で製… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナで困った飲食店主の新事業、その名は「ムジンの館」
新型コロナウイルスの感染防止対策で、コンビニエンスストアのセルフレジやファミリーレストランの自動注文受付など、非接触型の店が増えている。さらには冷凍ラーメンやギョーザと、自動販売機の商品ラインアップも増えた。 では衣料品は非接触型で販売できるのか。試着でサイズを合わせるなら、自動販売機は難しい。店舗を無人にしたらどうか。北海道北部、オホーツク地域の北見市に、ついに無人の衣料品店が現れたという。 店員との接触を避けるため、レジはどうするのか? 万引き対策は? 野菜の無人販売のようなことができるのか? 尽きない疑問を抱えつつ、店に向かった。 無人の衣料品店がオープンしたのは、JR北見駅から徒歩数分のアーケード街のなか。その名も「ムジンの館」だ。 道路に面したディスプレーにはエスニック風の雑貨が並びオシャレな雰囲気。ただ、店の扉を開けても、店員らしき人の姿はない。本当に「無人」だ。 店内の衣類、その数2千点 店内はハンガーに掛かった衣… この記事は有料会員記事です。残り1710文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
亡き母「今、存在の大きさを実感」 熊本地震遺族代表のあいさつ全文
熊本地震から6年となる14日、犠牲者追悼式で遺族代表の持田佳征さん(54)は、地震で失った母親について「いつも家族のことを一番に考えてくれる本当に優しい人でした。今その存在の大きさを実感しています」と語った。悲しみを抱えつつ「これまで多くの方々からいただいた温かい応援や励ましの言葉が私たちを救ってくれました。人の支えやつながり、たくさんの方々の励ましがあったからこそ、苦難を乗り越えることができた」と振り返った。 追悼式で述べた全文は以下の通り。 熊本地震の発生から6年となる本日、遺族を代表して、謹んで追悼の言葉を申し上げます。 6年前の4月14目、熊本地震の前震が私たちの故郷を襲いました。当時、私は熊本市内で妻と2人の子供たちと暮らしていました。これまで経験したことのない大きな揺れにより、家財は散乱し、子供たちもおびえていたことを昨日のことのように思い出します。 我が家は何とか無事であることを確認し、安堵(あんど)したのと同時に、御船町の実家で暮らす両親の安否が頭をよぎりました。 間もなくして、父と電話がつながると、「家の荷物がぐちゃぐちゃで片付けが大変だ」と、とても落胆している様子でした。翌日の夕方に再度電話を入れ、「俺も片付けに帰るよ」と言うと、母は「土曜日の朝からでよかよ」と、仕事がある私を気遣ってくれました。 しかし、それが母との最後の会話となってしまいました。16日未明に襲った再度の激震により実家は全壊し、母は帰らぬ人となったのです。 小学校に避難していた私に、父から、「かあちゃんがわからん」と憔悴(しょうすい)しきった様子で連絡がありました。父はがれきの下からなんとか助け出されたとのこと。頭が真っ白になりました。居ても立ってもいられない私は、着の身着のまま妻母はいつも家族のことを一番に考えてくれる本当に優しい人でした。元気でいるのが当たり前だと思っていた母を亡くし、今その存在の大きさを実感しています。と子供たちと一緒に実家へと向かいました。助かってくれという願いと、諦めの気持ちが交錯する中、本震直後の夜道を無我夢中で進みました。 実家に到着するまで、かなりの時間がかかりましたが、母はまだ見つかっていませんでした。消防の方々が母の携帯電話を鳴らしながら懸命に捜索してくださっていました。 しかし、残念ながら発見されたのは、仏壇の前で変わり果てた母の姿でした。 それからというもの、大切な母を亡くした私たち一家は悲しみに暮れながら、ぼうぜんとした日々を過ごしていました。父も「自分が先だったらよかった」と嘆き悲しむこともありました。予期せぬ別れでできた心の隙間をなかなか埋めることができませんでした。 しかし、これまで多くの方々からいただいた温かい応援や励ましの言葉が私たちを救ってくれました。人の支えやつながり、たくさんの方々の励ましがあったからこそ、苦難を乗り越えることができたと、今はそう実感しています。これからの私の人生は、恩返しの気持ちで過ごしていきたいと強く思っています。 2年前に、私たち一家は、御船町の実家の同じ集落に自宅を再建し、現在は父と一緒に暮らしています。当時中学生だった息子は就職し、県外で暮らしています。小学生だった娘も高校生になりました。子育てが落ち着いた頃に両親と一緒に家族旅行を計画していたのですが、それがかなわなかったことが心残りです。また、両親の金婚式をお祝いしてあげられなかったことも残念に思っています。ただ、家族で支えあいながら、なんとか自宅を再建できたことは、母の供養になったのではと思っています。 母はいつも家族のことを一番に考えてくれる本当に優しい人でした。元気でいるのが当たり前だと思っていた母を亡くし、今その存在の大きさを実感しています。母は陸上部だった私の息子を「頑張ってね」と一生懸命応援してくれていました。亡くなった後、息子が高校駅伝熊本大会で優勝した時は、きっと、天国かの母の声援が息子に届いたのだろうと思いました。また、息子がおばあちゃんとの約束を果たしてくれたのだと思うと、涙が止まりませんでした。 被災され、辛く悲しいご経験をされた多くの皆さんは今もなお、それぞれの思いを胸に、日々を力強く歩んでいらっしゃることと思います。復興はまだまだ道半ばですが、故郷熊本の復興と共に、私たち家族もしっかりと前に進んでいきたいと、改めてここに誓います。 最後になりましたが、改めまして、これまで地震へのご支援をくださった皆様、地震からの復旧・復興に携わっていただいた皆様に深く感謝を申し上げます。そして、皆様にはこの熊本地震を教訓に、大切な家族を守るための備えをしっかりとしていただきたいと、心から思っています。 熊本地震で亡くなられた全ての方々の御霊の平穏を心より願いますとともに、新型コロナウイルス感染症の収束と、紛争や戦争のない平和な世界が訪れますことを祈念いたしまして、遺族代表の言葉といたします。 令和4年4月14日 遺族代表 持田佳征 熊本地震 2016年4月14日午後9時26分にM6・5の前震、16日午前1時25分にM7・3の本震が発生。熊本県中部を走る布田川・日奈久(ひなぐ)両断層帯を震源に、観測史上初めて2度の震度7を記録した。死者は熊本、大分両県で276人(今年3月11日時点)に上り、震災後に亡くなった災害関連死が8割を占める。全半壊または一部損壊した住宅は約20万棟で、熊本県南阿蘇村では全長約200メートルの阿蘇大橋が崩落した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熊本城、少しずつ元の姿に 石垣積み直しに時間「これからが本番」
天守閣の瓦は落ち、足元の石垣も大きく崩れた。2度にわたる震度7の揺れが熊本城を直撃した熊本地震から14日で6年。城は新たな技術と工夫を重ね、少しずつ元の姿を取り戻しつつある。 桜が舞う4月初めの休日、熊本城は多くの人でにぎわっていた。「地震で崩れたんだね」。二の丸広場から天守閣に至る道中では、復旧のための足場が組まれたやぐらや、崩れた石垣が目に入る。だが、白黒のコントラストが美しい天守閣が眼前に迫ると、多くの人が歓声を上げ、しきりにカメラを向けていた。 2016年4月の熊本地震で、熊本城は大きな被害を受けた。全体の復旧は37年度までを見込む。中心にある大小の天守閣は先行して修繕を進め、昨春公開が始まった。いま城内で復興見学ルートに沿って歩くと、よみがえった建造物の姿と、地震の爪痕の両方を見ることができる。 石垣積み直しに膨大な作業 地震では、塀を含め33の建… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「バイデンよ、お前もか!」 米国の臨界前核実験、広島で抗議活動
米国が昨年6月と9月に臨界前核実験をしたという一部報道を受け、広島県原爆被害者団体協議会など12団体による「核兵器廃絶広島平和連絡会議」は13日、広島市中区の原爆死没者慰霊碑前で座り込みの抗議活動をした。 「バイデンよ、お前もか!」。県被団協の箕牧智之(みまきとしゆき)理事長(80)は、参加者45人の前で声を荒らげた。核実験が明らかになるのはバイデン政権で初。ロシアがウクライナへの侵攻を続け、核使用の懸念が高まる中だけに、「核開発が世界的な流れになりそうで怖い。プーチン大統領が、アメリカが陰で実験するなら核兵器を1回使ってやろうと考えたら大変なことになる。核兵器はダメだと再認識してもらえるよう、広島と長崎からさらに訴え続けたい」と語った。 また、湯崎英彦知事と松井一… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
納品書偽造、補助事業で不適切処理 観光協会の理事11人が全員辞任
一般社団法人「駒ケ根観光協会」(長野県駒ケ根市)は13日、臨時総会を開き、国や県の補助事業で不適切な事務処理があったことを報告し、同日付で理事11人全員が辞任した。組織再建のため事務局を市に移すことを決め、伊藤祐三市長を会長とする新たな理事6人を選任した。 伊藤市長に昨年10月、協会に関する告発文書が届き、協会が第三者委員会を設置。決算が出ている2020年度の事業に絞って調査した。第三者委の長谷川洋二弁護士らによると、不適切な行為は事業部長だった職員(3月に退職)によるもので、私的流用はなかったという。 具体的には、補助金を受けるために必要な納品書が遅れたため、納品した会社の納品書を偽造したり、イベントに必要な物品を購入したにもかかわらず、補助金を受けるためにリースと偽ったりした。イベントのパンフレットなどを1千~2万部単位で発注しながら納品が100~400部にとどまった例もあった。 納品書を偽造された会社は告… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「一つの命と向き合うという覚悟」 杉本彩さんが語る動物愛護
動物虐待に対する警察の摘発が増えている。その背景にあるとされるのが、動物愛護団体の活動だ。テレビや映画でタレントとして活躍する杉本彩さん(53)は、動物愛護にも力を注ぐ。代表理事を務める公益財団法人「動物環境・福祉協会Eva」の活動について話を聴いた。 ――杉本さんが動物愛護に携わることになったきっかけは。 そもそものきっかけは30年近く前、たまたまドラマの撮影現場の近くの路上で、病気にかかっている子猫を見つけて、家に連れて帰ったことです。その後病院に入院させて、里親も探しました。その後は近所からの相談など個人で対応してきました。個人で署名運動をしたこともあります。 でも次第に力の限界を感じて、組織にして大きな声を集めて政策提言できるよう動いていく必要性を感じるようになり、2014年、Evaを立ち上げました。 いま自宅には保護猫が6匹います。少し前までは犬3頭、猫9匹がいました。 ――Evaは普段、どのような活動をしていますか。 啓発団体として、全国各地を講演で回ったり、法改正におけるアドバイザーとして国に提言したりしています。ときには刑事告発なども行います。 ――362匹の犬を虐待したとして昨年11月に逮捕された長野県松本市の繁殖業者を刑事告発したのもEvaだそうですね。 被告の事業者内で働いていた従業員の内部告発がきっかけでした。地元の行政や警察に通報などをしていたが、全く動かなかったということで、私たちの協会に連絡が来ました。告発内容は耳をふさぎたくなるくらい悪質なもので、刑事告発にいたりました。 ――なぜこのような虐待が起きてしまうのでしょう。 事業者による虐待は、大量生… この記事は有料会員記事です。残り963文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
忽那賢志教授が語る「下がりきらない」6波と、悩ましい7波対策
新型コロナウイルスの流行から3度目の春。新規感染者数は下がりきらずに再び、増加傾向に転じています。収束は見通せるか。ワクチン接種をどう考えていけばいいのか。大阪大の忽那賢志教授に12日夜、オンラインで話を聞きました。 ――いまは「第6波」の終わりなのか、7波の始まりなのか。どっちなのでしょうか。 どちらとも言えるでしょう。6波はピークを過ぎた後も、「第5波」と違って、新規感染者数が急激には減りません。減少速度がとても緩やかです。 子どもの感染増も原因 ――どうして減らないのでしょうか。 6波で主流になったオミクロン株に対して、ワクチンによる感染予防効果が落ちているからでしょう。感染の連鎖を絶つのが難しくなっています。 感染しにくいとされてきた、子どもの感染が6波で増えたことも、要因です。これまでと違う広がり方をして、減りきらない。 主な感染者の世代の違いも関係しているでしょう。 ――岩手や新潟県など、地方で過去最高を更新し、感染状況による免疫獲得の差の影響が指摘されています。 新型コロナは、人が密集している所で感染が広がり、地方ではさほど流行してきませんでした。しかし、感染力の強いオミクロン株が登場し、様相が変わりました。 地方都市には、相対的に免疫を持たない人が多いため、減りきらずに増えている、もしくは7波の立ち上がりで早めに増えているという可能性があります。 1月以降のまん延防止等重点措置の対象でなかった都市では、感染拡大が早かった面もあるでしょう。 ただ、地域で起きていることはそれぞれなので、断言はできません。 記事後半では、「第7波」対策に求められることや後遺症、ワクチン接種についても語ります。 ――6波の主流だった「BA.1」と、より感染力が強いとされる「BA.2」の遺伝子が交ざる「組み換え」によって生じたとみられる「XE」系統が国内で初確認されました。 感染力が強そうなので、警戒… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル