北海道斜里町の知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明となった事故をめぐり、海底から「KAZUⅠ」と書かれた船体が見つかった。海上保安庁の奥康彦参事官が29日昼、同町ウトロ支所前で記者団に状況を語った。 捜索には29日から海上自衛隊の掃海艇「いずしま」が参加し、船体は、カズワンから救助要請があった半島西側の「カシュニの滝」付近で見つかったという。 正午ごろに取材に応じた奥氏は「いま、情報が入ってきている状況。詳しい状況は、整理したのちに正しく発表する」と前置きし、「ソナー(水中音波探知機)を使った捜索の中で、何かあるかもしれない点はわかってきた。本日、水中カメラでそれを確認できた」と明かした。 その上で「(船体の文字が)… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不明の観光船か、ソナーに反応 知床半島西側「カシュニの滝」付近
2022年4月29日 11時33分 北海道斜里町の知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明となった事故で29日、連絡がとれなくなった海域を捜索していた船のソナー(水中音波探知機)に物体の反応が確認された。捜索にあたっている関係者によると、沈んだ船の可能性があるとみて、確認を急いでいる。 場所は、カズワンから救助要請があった半島西側の「カシュニの滝」付近の海底。自衛隊の水中カメラを使って確認を進めるという。船はこの付近で沈んでいる可能性が高いとみて、海上保安庁などが重点的に捜索していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【時系列詳細】知床観光船事故、118番通報から28日までの動き
北海道・知床半島西部沖を航行中の観光遊覧船から23日午後、「浸水している」との118番通報があった。これまでの経緯をまとめた。 (最新の情報が一番上に表示されます) ■■■4月29日の動き■■■ 11:30 新たに4人の身元発表 第1管区海上保安本部(小樽市)は、これまで死亡が確認された14人のうち、新たに4人の身元を発表した。兵庫県のいずれも60代の男性1人、女性1人、岐阜県の50代女性1人、福岡県の50代男性1人。 ■■■4月28日の動き■■■ 19:20 半島の東で3人見つかる 北海道斜里町の知床半島沖で乗客・乗員26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明になった事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)は28日夜、半島東の羅臼町側の海域で新たに3人が見つかったと発表した。いずれも成人の男性で、死亡が確認された。 23日の事故発生後、24日夜までに主に知床岬付近で11人が見つかったが、25日以降は発見にいたっていなかった。28日に見つかった海域は、船が救助要請した半島西側の「カシュニの滝」付近から、半島を挟んだ対岸側の海域で、海流に流されたとみられている。 ■■■4月27日の動き■■■ 最後に再び土下座 会見終わる 開始から約2時間半後の午後7時15分、桂田社長による記者会見は終了した。桂田社長は最後に再び土下座をして会見場を去った。 事故原因問われ「わからない、そういう至らなさ」 「事故が起きてしまった原因はどこにあるか」との質問に対し、桂田社長は「原因ね」とつぶやいた後、「実際事故が起きています。私の至らなさだと感じています」と語った。具体的にはどういうことか問われると、「事故の原因もわからないです、そういう至らなさです」と答えた。 記者会見をする「知床遊覧船」の桂田精一社長=2022年4月27日午後4時52分、北海道斜里町、関田航撮影 相次いだ事故「収益は考えているが無理させたことはない」 知床遊覧船が去年にも2度の事故を起こしたことを受け、安全管理態勢について問われると、桂田社長は「結果としては行き届いていなかったと思う」としたうえで、事故が起きた理由については「私の至らなさだと感じている」と語った。 収益をあげるために無理をしたのではないかと質問されると、「収益は常に考えているが、そのために無理に出航させたということはない」と説明した。 「今となれば、判断的には間違ったなと感じております」 会社の安全管理規程はどうなっていたのかを問われると、「波が1メートル以上、風速8メートル以上で欠航。視界が300メートル以上ないと出航できない」と説明した。 当日の出航について「本当に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「個人的な話をします」弁護士は切り出した 歴史的判決を導いた陳述
「裁判所におかれては憲法の理念に立ち返り、性的マイノリティーの、そしてすべての人の尊厳のためにひるむことなく、堂々とした違憲判決を下されることを望むものであります」 2020年10月28日、札幌地裁805号法廷。原告代理人の弁護士、加藤丈晴(48)はこう訴え、意見陳述を結んだ。 同性婚を認めていない民法や戸籍法などが、法の下の平等を保障する憲法14条や婚姻の自由を定めた憲法24条に違反すると訴えた訴訟の結審の日だった。 意見陳述の途中で加藤は、「少し個人的な話をします」と切り出し、自身が同性愛者であることを自覚し、社会から認められない存在ではないかと悩み始めた高校時代の話を始めた。 当時、同性愛者であることを理由に施設の利用を断られた事件があり、激しい心の痛みを感じたこと。その後、司法試験の受験予備校の教材中に施設の利用を断った東京都の対応を違法とした東京高裁判決を見つけ、勇気をもらったこと。そして、「私がこの判決にどれだけ勇気づけられ、同性愛者として生きていく自信を与えられたか知れません」と語った。 結審から4カ月半後の21年3月17日、802号法廷で、歴史的な違憲判決が言い渡されることになる。請求棄却の主文言い渡しのあとも判決の読み上げを続ける武部知子裁判長。震える声で「憲法14条1項に違反すると認めるのが相当」と述べると、傍聴席を埋めた支援者たちの目に涙があふれた。 加藤はなぜあえて、自身の体験を法廷で語ったのか。 5月3日の憲法記念日を前に、憲法を市民の手に取り戻すために活動する人たちを描きます。連載「憲法を手に」、第1回です。 「こちら側」と「あちら側」の認識 「裁判官は、自分たちは『こ… この記事は有料会員記事です。残り681文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Kaito Yoza delivers in clutch during Lions’ win over Hawks
Fukuoka – Kaito Yoza provided some clutch relief, helping the Seibu Lions to a 4-2 Pacific League win over the Fukuoka SoftBank Hawks on Thursday. The submarine right-hander inherited a one-out bases-loaded pickle at Fukuoka’s PayPay Dome after Seibu’s starting pitcher, Burch Smith, left with an injury with the Lions […]
辺野古埋め立て承認は「あうんの呼吸」だった 菅氏が明かした舞台裏
沖縄復帰50年を機に、菅義偉・前首相が朝日新聞の単独インタビューに応じた。官房長官として沖縄政策を仕切った安倍内閣で、米軍普天間飛行場の県内移設をどう推し進めようとしたのか。仲井真弘多(ひろかず)知事に接近し、2013年に名護市辺野古での埋め立て承認を得た経緯などを語った。 ――もともと沖縄とは、どういう関わりがあったのですか。 年に一回、家族で夏休みに行ってたんですよ。(1987年に)横浜市議になってからかな。政治的に関わるようになったのは官房長官になってからです。 ――2012年末の衆院選で民主党から自民党に政権が戻り、安倍内閣となって官房長官に就きました。米軍普天間飛行場の移設問題をめぐる当時の日米関係はどうでしたか。 最悪の状況でしたね。再構築に大変な努力が必要でした。民主党政権ができた時、鳩山さん(由紀夫首相)は移設先について「最低でも県外に」と言いました。具体案が見つからず早々に断念しましたが、移設先は日米で合意済みの名護市辺野古で変わらないと思っていた沖縄の世論が大きく振れました。普天間飛行場の移設が進まないことで、沖縄の海兵隊の部隊をグアムに移転する米政府の予算が議会で凍結され、基地負担軽減が進まなくなっていました。 そんな中で安倍晋三首相が(13年2月末に)訪米し、オバマ大統領との会談で「日本にこれをやってほしい」という三つの課題が示されたんです。TPP(環太平洋経済連携協定)に入ってほしい、(国境を越えて連れ去られた子どもの扱いに関する)ハーグ条約を批准してほしい。もう一つが、辺野古移設のために政府が沿岸を埋め立てることを沖縄県に申請を出してほしい、でした。 しかも、埋め立ててくれじゃ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「遊」「思」「食」 三つのキーワードで記者が推すGWの東京めぐり
ゴールデンウィークが始まりました。行き先、楽しみ方は数あれど、いざ何をと、考えると迷うものです。そこで今回は、東京を取材する記者3人が個人体験も交え、おすすめの楽しみ方を紹介します。さあ、みなさんは、どこで何をして過ごしますか?(川口敦子、井上恵一朗、抜井規泰) 「遊」 はらぺこあおむしの世界を体験 受付を済ませ、靴をげた箱に入れると、目の前には三つの扉。さて、どれを選ぼうか。娘(5)の背中を追いかけ、緑の迷路を抜けると、絵本の世界観がそのまま広がっていた。 「ほら見て! あおむしいたよー」。娘にかける声が弾んでいるのが、自分でもわかった。都会の中で年齢に関係なく非日常を味わえる。「プレイパーク エリック・カール」はそんな屋内施設だ。 エリック・カールは、世界的ベストセラー絵本「はらぺこあおむし」の作者。「あおむしのように、子どもたちは成長し、やがて羽を広げる」との言葉を残している。あちこちに顔をのぞかせる動物の絵や、ビート板の廃材で作られたカラフルな椅子。触れると、作者の優しいまなざしを体感したような気分になった。 記者はすでに4度、来館している。シラカバの木を使ったアスレチックあり、様々なワークショップが体験できるアトリエあり。ブースを行き来しながら、その日の気分で楽しめる。 取材した日はあいにくの雨。プレイパークは田園都市線・二子玉川駅直結のショッピングセンターにあり、ぬれずに行けるのもありがたい。(川口敦子) 【メモ】 プレイパーク エリック・カール 住所:世田谷区玉川2-21-1二子玉川ライズS.C.タウンフロント8F 電話:03-6431-0093 営業時間:午前10時半~12時半、午後1時半~3時半、午後4時半~8時の入れ替え制。公式サイトから事前予約が必要 入場料:大人・子ども同一料金で初回2500円、2回目以降は2千円。1歳未満は無料 「思」 三鷹 残る農村時代の風景 JR三鷹駅からバスで約20分。三鷹市が農村時代の原風景として整備する「大沢の里」を初めて訪れたのは昨春のこと。ここで栽培されてきたワサビが、貴重な在来種だったという話題を取材するためだった。 野川のほとりに、明治時代の古民家がたっている。周囲で白いカラーの花が咲き誇り、耕作前の水田にはレンゲや菜の花が色を添える。奥まった崖沿いの、水が湧き出る一画に足を運ぶと、緑色のワサビの葉が生い茂っていた。 素朴な感動に包まれた。東京… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新種のハクチョウと判明 おんぶで子育ての鳥類化石としても世界最古
群馬県安中市で見つかったハクチョウの化石が、新属新種だとわかった。「おんぶ」しながら子育てしていたことが分かる世界最古の鳥類化石だという。 京都大学大学院理学研究科の松岡廣繁助教(古生物学)が28日、群馬県庁で会見を開いて明らかにした。 通称「アンナカコバネハクチョウ」と呼ばれているこの化石。2000年に安中市原市の碓氷川の河床で市内在住の中島一さんが見つけた。約1150万年前の中新世の地層だった。 松岡助教が他の鳥類と比べたところ、同じ特徴があるものは見つからず、新属新種の学名「アンナカキグナ ハジメイ」と命名。3月31日に群馬県立自然史博物館の研究報告に論文を発表した。 化石は肩が上がっていた。ハ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
19歳と18歳を起訴、実名発表 強盗致死で大阪地検 全国2例目か
2022年4月28日 21時00分 大阪府寝屋川市の住宅街で3月、専門学校生の男性(20)に暴行を加えるなどして死亡させ、バッグを奪ったとして、大阪地検は28日、いずれも無職の19歳と18歳の男を強盗致死罪で起訴し、氏名を発表した。 4月に施行された改正少年法で18歳、19歳は特定少年と位置付けられ、その年齢時の犯罪で起訴された場合は実名報道が可能になった。検察は裁判員裁判対象事件を中心に実名を発表する方針で、今回が全国で2例目の実名発表とみられる。大阪地検の八沢健三郎次席検事は「改正少年法の趣旨及び国会での付帯決議の内容を踏まえ、本件は重大事案であり、地域社会に与える影響も深刻であることから、諸般の事情を考慮し公表することとした」とコメントを出した。 19歳の男の弁護人は25日に記者会見を開き、「社会復帰後の更生に影響がある」として、実名報道をしないよう報道各社に求めた。また28日には、「大阪地検が実名公表したのは極めて遺憾だ」とするコメントを出した。 起訴状によると2人は、既に強盗致死罪で起訴された2被告と共謀し、3月1日午後11時50分ごろ、寝屋川市楠根南町の美容室の敷地内で、専門学校生の男性の背中を刃物で刺すなどし、現金約13万円が入ったかばんなどを奪ったとされる。 府警は3月、専門学校生を刃物で刺したとされる19歳の男を強盗殺人、18歳の男を強盗致死の非行内容でそれぞれ大阪家裁に送致した。家裁は4月、19歳の男についても殺意を認めず、強盗致死で検察官送致(逆送)した。18歳の男も強盗致死で逆送した。 〈おことわり〉4月施行の改正少年法で、18、19歳の「特定少年」が事件を起こして起訴された場合は実名報道が可能になりました。今回の事件については、その内容と状況、少年法の理念を総合的に考慮し、匿名で報じます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
人骨見つかった付近で靴を発見 色とメーカーが不明女児のものと一致
山梨県道志村の山中で人の頭の骨の一部が見つかったことを受け、一帯を捜索していた山梨県警は28日、子ども用の靴を発見したと発表した。付近では2019年、千葉県成田市の小学生小倉美咲さん(9)が行方不明となっており、見つかった靴は美咲さんが履いていたものと似ているという。 県警によると、見つかったのは右足用の靴。色(エメラルドグリーン)とメーカーは、美咲さんが不明時に履いていた靴と一致しており、県警は「美咲さんの靴と似ている」と説明している。 靴が見つかった場所について、県警は「人骨が見つかった近く」としている。人骨は、美咲さんの捜索を続けていたボランティアの男性が見つけ、25日に県警に通報。見つかった場所は、美咲さんが行方不明になったキャンプ場から東に約600メートルの山道脇だった。若い人の骨とみられ、県警がDNA型鑑定で身元の特定を進めている。県警は靴についても、DNA型が鑑定できる付着物がないか調べる。 県警は人骨が見つかった翌2… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル