伊藤唯行2022年4月4日 23時30分 北海道は4日、札幌市内で死んで見つかったキタキツネ1匹から、高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。環境省によると、国内での哺乳類の鳥インフルエンザへの感染確認は初めてだという。 市内では3月29日にハシブトカラス5羽が死んでいるのが見つかり、道が回収して北海道大学が遺伝子検査を行った。一方、キタキツネはカラスが見つかった場所の近くで31日に死んだ状態で見つかり、同大が回収して検査していた。道によると、カラス、キタキツネともに高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が検出されたという。 環境省によると、海外では肉食の哺乳類が野生の鳥類を食べることで、鳥インフルエンザに感染した事例があるという。同省は、今回のキタキツネもカラスを食べて感染した可能性があるとみている。道は「野鳥を捕食した感染と考えられることから、日常生活で人に感染することはない」としている。 道は回収地点から半径10キロ内で緊急調査を実施し、野鳥などの監視を強化する。(伊藤唯行) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「署名取り組んだ患者さんに感謝」 旭川医大の病院長が復職会見
国立旭川医科大学(北海道旭川市)の付属病院長に復職した古川博之氏(67)が4日、記者会見を開き、「病院に戻ることができてよかった。コロナ対策や働き方改革を進めたい」と抱負を語った。 古川氏は2020年冬、新型コロナウイルス患者の受け入れをめぐり、当時の吉田晃敏学長と対立。21年1月に解任されたが、4月1日付で新たに学長になった西川祐司氏が古川氏を病院長に復職させた。 古川氏は4日の会見で、「復帰のための署名などに取り組んでくれた患者の皆さんや多くの方々に感謝したい」と頭を下げた。古川氏が解任された後、病院長が1年2カ月にわたり不在だったことについて、「この間、病院の改革が止まった。医療関係者の働き方改革など、以前から取り組んでいた改革を進めたい」と話した。その上で、「(解任問題で生じた)病院への不信感を解消するため、真摯(しんし)に誠実に対応していきたい」と述べた。(本田大次郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
電動自転車のバッテリー盗が急増 横行する手荒な手口、利用者の憤り
電動アシスト自転車からバッテリーが盗まれる被害が各地で相次いでいる。昨年は東京都で過去最多を更新し、大阪府でも前年の約2・8倍、愛知県も少なくとも3・2倍に増えた。利用者自身も対策を求められている。 東京都中野区のアパートから電動アシスト自転車のバッテリー(2万5千円相当)を盗んだとして、当時19歳の少年が昨年12月に窃盗容疑で警視庁に逮捕された。 調べに対し、少年は「遊ぶ金がほしかった」と話した。バッテリーは寿命の目安が5年以内の消耗品で、買い替えると3万~5万円ほどの費用がかかる。買いたい人から、フリマアプリで注文を受けた後、街なかで盗み、売っていたという。 電動アシスト自転車のバッテリーはどんな場所で盗まれやすいのか、警視庁が昨年の被害についてまとめました。駐輪場や道路上はともに全体の約1割にとどまり、利用者の油断をつかれる状況が浮かび上がりました。 その手口は、鍵で固定された… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ワクチン3回目接種、BA.2にも有効 神戸大教授が調査結果発表
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪で1241人がコロナ感染、死者7人 施設内死亡は計79人に
大阪府は4日、新たに1241人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。新たに60~90代の男女7人の死亡も確認された。府内の感染者は延べ80万7210人、死者は4722人になった。 府は3月24~30日に少なくとも22人が高齢者施設や障害者施設内で死亡していたと発表した。 第6波では施設での感染が広がり、クラスター(5人以上の感染)が確認された施設は746施設、施設内での死者は計79人に上った。これまで最も多かった昨春の第4波(40人)の約2倍となった。 施設入所中の感染者のうち、第6波で入院したのは1割にとどまり、9割が施設内での療養を余儀なくされた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「署名取り組んだ患者さんに感謝」 旭川医大の病院長が復職会見
本田大次郎2022年4月4日 18時30分 国立旭川医科大学(北海道旭川市)の付属病院長に復職した古川博之氏(67)が4日、記者会見を開き、「病院に戻ることができてよかった。コロナ対策や働き方改革を進めたい」と抱負を語った。 古川氏は2020年冬、新型コロナウイルス患者の受け入れをめぐり、当時の吉田晃敏学長と対立。21年1月に解任されたが、4月1日付で新たに学長になった西川祐司氏が古川氏を病院長に復職させた。 古川氏は4日の会見で、「復帰のための署名などに取り組んでくれた患者の皆さんや多くの方々に感謝したい」と頭を下げた。古川氏が解任された後、病院長が1年2カ月にわたり不在だったことについて、「この間、病院の改革が止まった。医療関係者の働き方改革など、以前から取り組んでいた改革を進めたい」と話した。その上で、「(解任問題で生じた)病院への不信感を解消するため、真摯(しんし)に誠実に対応していきたい」と述べた。(本田大次郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡の園児バス置き去り熱中死事故 前園長と保育士2人を在宅起訴
福岡県中間市の双葉保育園で昨年7月、園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5)が送迎バス内に取り残され熱中症で死亡した事故で、福岡地検は4日、事故当時の浦上陽子園長(44)と園児を降車させる係だった保育士(58)を業務上過失致死罪で在宅起訴した、と発表した。在宅起訴は3月31日付。認否は明らかにしていない。 起訴状などによると、浦上・前園長ら2人は昨年7月29日朝、冬生ちゃんを含む園児7人が乗った送迎バスが保育園に到着した際、泣いていた園児をあやすのに気を取られ、園児全員が降車したことを確認をせずに、冬生ちゃんを残して鍵をかけて立ち去ったとされる。取り残された冬生ちゃんは、炎天下のバスの中に同日午後5時過ぎまで放置され、熱中症で死亡した。 福岡県警は昨年12月、今回起訴された2人のほか、バス到着後に出欠確認を怠ったとして当時の担任と副主任の計4人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。 4人は容疑を認め、浦上・前園長は「園児が亡くなったことや安全管理ができていなかったことについて、申し訳ない」との趣旨の話をしていたという。 当時の担任と副主任について、地検は「起訴するに足りる証拠がない」ことを理由に不起訴処分にした。(中山直樹) 福岡県中間市の双葉保育園で… この記事は有料会員記事です。残り341文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani homers as Shogo Akiyama misses Reds’ Opening Day roster
ANAHEIM, California – Two-way star Shohei Ohtani ripped his third home run of spring training Sunday for the Los Angeles Angels, while Cincinnati Reds outfielder Shogo Akiyama was not named on the Opening Day roster. Batting first as the designated hitter, 2021 American League MVP Ohtani drove a 2-1 changeup […]
市町村の広報誌、必要?時代はデジタル、現場の苦悩
自宅のポストに投函(とうかん)されたり、新聞の折り込みに挟まれたりして届く市町村の広報誌。よく読んでいるという人もいれば、「そういえばあるね」という感覚の人もいるのではないだろうか。配り方によっては、広報誌を取りにいかないといけない人もいるだろう。そんな広報誌にいま、変化の波が押し寄せている。 「時代の流れなのかもしれません。インターネットがすっかり広がって、リアルタイムで情報を発信できるようになったというのが大きな理由ですね」 人口約3万人の岐阜県下呂市。市秘書広報課の石田華奈子さん(32)は寂しさをにじませて語った。 市では4月から広報「げろ」の発行を月2回から1回にすることを決めた。 これまでは毎月1日と15日に発行。1日版は行政サービスやイベント、学校行事、伝統食などをA4サイズ約20ページで紹介。15日発行の「お知らせ版」は、市合併によって行政の情報量が増えた2007年に始まり、B4サイズほどの大きさの1枚(両面)でサービスやイベントの案内を主に載せていた。 しかし、時代はデジタル化… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
トラックに命奪われた結婚間近の27歳 交通捜査員・大橋一仁の原点
渡辺篤さんが事故当時に着用していたヘルメット=2021年8月18日、長野県内、関田航撮影 あの日から15年、一度も開けていない袋がある。 昨年8月、長野県に住む父(77)は、仏間に置かれたその黒い巾着袋を手に取った。 赤いヘルメットが出てきた。あごの部分がひしゃげている。塗装がパリパリとはがれ落ちた。 父は静かに手を合わせた。 母(71)は涙ぐんだ。「怖くて一度も見られなかった。あの子の顔がここにあったんだと想像してしまう気がして」 2021年に交通事故で亡くなった人は全国で2636人。悲惨な事故は後を絶ちません。交通事故捜査のベテラン警察官の足跡をたどって、事故捜査の現場と、事故が招く悲劇の実相に6回の連載で迫ります。 コンマ数秒ずれていたら 2006年4月29日。 午前1時半ごろ、警察署の事故捜査をサポートする愛知県警交通指導課「支援班」に所属していた大橋一仁は、捜査車両のセダンのハンドルを握り、名古屋市内を走っていた。 当時44歳の巡査部長だった大橋は、知多半島で起きた事故の捜査を終えて、本部に戻る途中だった。 パソコンで事故現場の図を作成する大橋警部補=2021年9月28日午前10時23分、愛知県警本部、柏樹利弘撮影 「仮眠が取れるかな」と考えていると、助手席に座る班長の携帯電話が鳴った。 「国道23号で事故発生」 すぐ現場に向かった。 名古屋市緑区の自動車専用道路で、トラックが横転。たまたまオートバイで通りかかった男性が下敷きになった。 大橋らは、ガードレールを擦った跡や散乱した部品の地点を記録した。路面に残るトラックのタイヤ痕は、太くなったり細くなったりしていた。 トラックは、乗用車に追突されたはずみで片側に車重が偏り、ハンドルを逆に切ったことで、バランスを失って横転していた。 乗用車を運転していたのは… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル