今春の選抜高校野球大会で初勝利を挙げ、4強まで駆け上った国学院久我山(東京)。快進撃のきっかけの一つは昨年11月、大リーグのマリナーズなどで活躍したイチローさん(48)から受けた指導だった。球界のスターによる「臨時コーチ」が実現したのは、先輩たちのある行動で熱い思いが届いたからだった。 「仲間が晴れ舞台でプレーしている。ちょっと不思議な気分です」。3月22日、後輩の初戦を甲子園のアルプススタンドから見守った田村優樹さん(18)は誇らしそうだった。 2年前の秋。当時2年生部員の田村さんは都大会で初戦敗退した。この試合、代走で出場して右翼に入り、九回の打席は一塁ゴロで最後の打者に。「あの悔しさは忘れられない」。目標は全国制覇だったが、課題が山積みだった。 田村さんにはイチローさんと親交のある知り合いがいた。その知り合いから都大会後、「手紙を書いたら練習に来てくれるかも」と言われた。チームのために何でもしたいと思っていた田村さんは、動いた。 年が明けたころ、授業の合間… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
石川・能登地方で地震相次ぐ 震度4と3、津波の心配なし
2022年4月4日 10時48分 4日午前10時半前、石川県能登地方を震源とする地震が相次いだ。気象庁によると、午前10時26分ごろ、珠洲市正院町で震度4、珠洲市三崎町、大谷町などで震度3を観測した。2分後の午前10時28分ごろにも、珠洲市正院町で震度3を観測する地震があった。いずれも震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュードはそれぞれ4・3、4・1と推定される。いずれの地震も津波の心配はないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ひとに善し、生き物に善し 淀川の「ヨシ」が経済循環を紡ぐまで
むか~しむかし、奈良に都があったころ、「日本書紀」は日本という国をこう表現しました。 「豊葦原水穂国」 とよあしはらの みずほのくに 豊かにアシが一面に茂り、稲が穂を実らせる国、という意味です。 アシは「悪(あ)し」につながって縁起が悪いから「善(よ)し」とも呼ぶように。つまり、アシとヨシは同じもの。河川敷などに生えているヨシはイネ科の植物、冬には高さ5メートルを超えることもあります。 大阪府は高槻市、その淀川の河川敷に「鵜殿(うどの)のヨシ原」というところがあります。広さは甲子園球場のおよそ18倍。かつては毎冬、伸びたヨシを業者が刈り取り、家屋の建材や日よけなどに使ってきました。刈ったあとは野焼き。春、ヨシの芽が出てきて……。この「経済的循環」が原っぱを持続させてきました。 けれど、アパートやマンションが林立します。日よけは日本製から安い中国製へと切り替わり、やがて日よけを使わなくなります。カネにならなくなったヨシ刈りはボランティアでするしかなくなりました。1975年からヨシ原を調査、守りつづける「鵜殿ヨシ原研究所」の小山弘道所長(84)の心は、危機感でいっぱいでした。経済的循環を取り戻さないと、と。 産業だ、あたらしい産業をつくらねば――。 小山さんの思いに、ヨシ原近… この記事は有料会員記事です。残り889文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら #KANSAI 近畿の魅力を再発見する新企画。社会・経済から文化・スポーツまで、地元愛あふれるコンテンツをお届けします。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
言えなかった性暴力被害 「1人じゃない」背中押されたフラワーデモ
性暴力に抗議するフラワーデモが静岡県内で始まって2年半余りが過ぎた。新型コロナウイルスの影響で街頭に立てないときはオンラインで開催しながら活動を続けてきた。埋もれてしまう被害者の声を多くの人に届けるだけでなく、被害者の背中も押している。(玉木祥子) 県内のデモは、静岡市内や県東部で開かれてきた。同市内で始まったのは2019年7月。静岡大学の白井千晶教授(家族社会学)が呼びかけた。ほぼ毎月、助産師や議員、NPO法人関係者などの有志が中心になって、声を上げてきた。 デモは19年4月、東京都で始まり、各地に広がった。きっかけは同年3月に相次いだ性暴力に関する裁判での4件の無罪判決だった。このうち2件が静岡地裁と同地裁浜松支部の判決だ。白井教授は「県内で出た判決もあり、黙っていられない」とデモを始めた。 「安心して話せる場、駆け込める場が必要」 3月11日夜にオンラインで… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Padres acquire LHP Sean Manaea from Athletics
The San Diego Padres acquired left-hander Sean Manaea from the Oakland Athletics on Sunday. The Padres also received right-hander Aaron Holiday in the trade in exchange for fellow prospects Euribiel Angeles and Adrian Martinez. Manaea, who joins a rotation that includes Yu Darvish, Blake Snell, Mike Clevinger and Joe Musgrove, […]
The best game that money could buy
Money doesn’t buy championships, but it certainly helps. Eight of the past 12 World Series winners have had a payroll in the top 10 in Major League Baseball in the season in which they won. The exceptions: the 2011 St. Louis Cardinals, the 2015 Kansas City Royals, the since-tainted 2017 […]
「なんでできないの」黒板蹴る小1担任、やっと交代 学校の対応遅れ
福岡龍一郎2022年4月4日 8時36分 【宮城】仙台市立小学校の昨年度の1年生の担任教諭が、不適切な指導を繰り返し、教室で授業を受けられなくなる児童が複数出ていたことがわかった。学校から報告を受けた市教委も対応せず、外部からの指摘で今年2月、初めて担任が交代した。 3月29日、保護者会で学校が経緯を説明し、謝罪した。関係者によると昨年4月以降、1年生担任の教諭が算数が分からない児童にいらだち、黒板を蹴った▽教壇にペンを強く置き、ペンが飛んで児童の目に当たりそうになった▽忘れ物をした児童に「なんでできないの」と大声で怒鳴った▽児童を席に座らせようと肩を押さえ、尻もちをつかせるなどしたという。 昨年6月ごろから、教諭におびえた複数の児童が別室での登校を始めた。市教委によると、同9月に学校が「厳しい指導を見た児童が別室登校になっている」と報告。だが、その後も教諭の指導は続いた。 今年2月、外部から市教委に情報提供があり、これを受け担任が交代した。市の担当者は「学校の報告では『厳しい指導』とあり、不適切な指導だと把握できず、対応が遅れた。学校との連携が不十分だった」と話す。今後、教諭への研修を実施し、児童にはスクールカウンセラーによる支援を行うという。(福岡龍一郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
戦火追われる若者100人「日本留学を」 日本語学校タッグ、CFも
国内の日本語学校の有志が「ウクライナ学生支援会」をつくり、戦火が続くウクライナから若者100人を留学生として受け入れるプロジェクトを始めた。滞在費や渡航費などはクラウドファンディング(CF)でまかなう計画で、協力を呼びかけている。 支援会の中心は、大阪市阿倍野区の専門学校で日本語学校を併設する清風情報工科学院だ。これまでに首都圏や関西、静岡、熊本など20以上の日本語学校が参加を表明している。 計画では、短期滞在ビザで日本に入国した若者に各校で日本語を学んでもらう。20代中心で、大学生や大卒者らを想定している。年数十万円の学費は全額~半額を学校側が負担し、滞在費や渡航費などもCFで集めた資金で援助する。 支援会代表で清風情報工科学院校長の平岡憲人さん(55)によると、日本語を話せない留学生でも、食品加工を中心に単純作業のアルバイトなら就労が可能だという。 日本政府はウクライナからの短期滞在者に対し、国内で1年間働ける「特定活動」の在留資格への切り替えを認める方針を示している。支援会は、将来的に日本で働き、暮らしていきたいと思う留学生を受け入れていきたいと考えている。 支援会は3月22日、オンライン会議システムを使った若者らの面接を始めた。4月1日までに7人を面接し、6人を日本語学校で受け入れることが内定した。問い合わせも200件ほど来ているという。 「街が攻撃され、人が死んでいます。早く安全な場所に行きたい」 3月22日に面接したウクラ… この記事は有料会員記事です。残り953文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
津波犠牲の園児遺族、漫画で伝えるあの日の教訓「つらいからこそ」
東日本大震災で犠牲となった宮城県石巻市・私立日和幼稚園の園児の遺族らでつくる「日和幼稚園遺族有志の会」が、子ども向けの防災冊子を作った。当時の状況や経緯を、わかりやすく漫画で紹介している。 冊子「命を守るために」は、大津波警報の中、高台にある幼稚園から園児を乗せたバスが海に近い住宅地に下りて津波に巻き込まれたことを、四コマ漫画風の絵と、漢字にルビをふった文章で説明。津波火災で焼けたバスと変わり果てた姿の子供たちが見つかったのは、園からわずか300メートルの場所だったことも、盛り込んだ。 バスに乗っていた長女の愛梨ちゃん(当時6)を亡くした佐藤美香さん(47)らが、イラストレーターで防災士のアベナオミさん=多賀城市=に漫画を依頼。幼稚園周辺を一緒に歩き、互いに意見を出し合いながら作った。 背表紙には、「もしもの時の… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
初の「ヒグマ注意報」 被害増加受け対策強化 被害なくても駆除可能
北海道に春が届き、ヒグマが動き出した。3月31日に札幌市の山中で、ヒグマの冬眠用の巣穴を調査していた専門家2人が襲われ、負傷した。この事故を含め昨年度のヒグマによる人身被害は過去最多。北海道はヒグマ対策を改定し、被害ゼロを目標に掲げ、北の大地に君臨する動物界の王者との共生をめざす。 「ヒグマに襲われ、けがをした」 札幌市西区山の手の三角山で3月31日午後2時半ごろ、市職員から119番通報があった。ヒグマの巣穴があるという情報があり、市環境共生担当課職員と、市が調査を委託したNPO法人職員ら計5人が探していた。 市によると、巣穴をのぞき込んだNPO男性職員が、中にいたヒグマに頭をかまれた。助けようとした別のNPO男性職員も右腕をかまれた。いずれも命に別条はない。ヒグマは斜面を下って逃げた。 翌日、市職員らがハンターに… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル