新年度が始まった1日、各地で入社式や辞令交付式があった。新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が広がる中、新入社員や職員らは新たな思いを胸に、社会人としての第一歩を踏み出した。 福岡県庁では1日午前、3回に分けて辞令交付式を行った。2020年、21年は新型コロナの感染防止のため配属先の部署ごとだったが、今年は職員の密集を避けつつ、3年ぶりに庁舎内の講堂で開催した。 今年の新規採用は398人で、県人事課によると、ここ20年で最大規模。近年相次いでいる災害やコロナ禍に対応する人員や、子どもへの虐待対策で児童相談所の職員を増やしたことが背景という。 新入職員を代表して占部瞬一… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
道警のヤジ排除訴訟、道が控訴 一審は「表現の自由侵害」原告勝訴
平岡春人2022年4月1日 13時00分 道警 ヤジ排除 「表現の自由を侵害」と一審で敗訴した道側が 1日に札幌高裁に控訴を決める=HTB提供 2019年7月の参院選の際、札幌市で街頭演説中の安倍晋三首相(当時)にヤジを飛ばした男女を、北海道警の警察官らが排除したことをめぐる訴訟で、道は1日、排除は2人の表現の自由を違法に侵害したと認めた札幌地裁判決を不服として札幌高裁に控訴した。 3月25日の一審判決では、2人がヤジを上げたとき現場に危険はなく、排除は警察官職務執行法の要件を満たさないと判断。当時の原告らのヤジは公共的な表現行為で、警察官らはヤジが安倍氏の演説の場にそぐわないと考え、「表現行為そのものを制限した」と結論づけ、道に計88万円の支払いを命じた。 道警監察官室は「控訴審で当方の考えを主張する」とコメントした。排除は適切な行為だったと認識しているのかどうかについては「係争中なのでコメントできない」とした。(平岡春人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夕暮れに映える「海の鏡」 天神崎の絶景、まるで南米ウユニ塩湖
平らな磯に薄く浸った海水が、鏡のようになって空を映し出す――。和歌山県田辺市の「天神崎」は、南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のようで「SNS映えする絶景」と人気を呼んでいる。この景観を陰で支えてきたのは住民たちの熱意だ。活動が始まって約半世紀。メンバーの高齢化もある中で、豊かな自然を守ろうという取り組みは続く。 田辺湾の北側に突き出た天神崎には平日でも、夕暮れ時に多くの人々が磯を歩いたり、カメラやスマートフォンで撮影したりして楽しんでいる。 見ごろは、引き潮と夕暮れ時が重なるタイミング。数年前から「SNS映えする」と話題になっている。田辺観光協会は「おすすめの時間帯」をホームページに掲載している。ただ、雨や風で水面が波打つと、きれいに反射しないときもある。 市街地に近い天神崎は、緑豊かな20ヘクタールの丘陵部と、干潮時に顔を出す21ヘクタールの平らな岩礁で形成されている。森と磯、海が一つとなった生態系を生み出している。 南米ボリビアのウユニ塩湖にそっくりといわれる和歌山・天神崎。この自然を守るために活動してきた人たちがいます。絶景の動画とともに紹介します。 市民らがナショナルトラスト運動で守った天神崎=勝部真一撮影 住民による保全活動は、約半… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Showman Tsuyoshi Shinjo earns first win as Fighters skipper
Sapporo – Tsuyoshi Shinjo, whose managing tenure has been highlighted by attention-grabbing stunts, earned his first win Thursday in the Hokkaido Nippon Ham Fighters’ 6-2 victory over the Seibu Lions. Shinjo, whose registered name with Nippon Professional Baseball this season is “BIGBOSS” and who made news outside Japan by entering […]
尼崎市幹部のSOGIハラ認定 男性職員へ性的指向伏せるよう指導
兵庫県尼崎市の幹部が、バイセクシュアル(両性愛者)の男性職員に対し「市民に(性的指向を)言わない方がいい」と指導したことについて、市は性的少数者への嫌がらせ「SOGI(ソジ)ハラスメント」と認定した。性の多様性についての理解不足などが原因だったとし、今回の事例を教材にして職員研修を実施し、人権に対する感度をあげる取り組みを進めるという。 3月30日の市長定例会見で検証結果を発表した。市によると、2019年11月、動物愛護団体員から保健所幹部に、「職員に性的指向を明かされて困惑し、不愉快だ」といった発言があった。翌月、幹部ら上司3人が男性職員と面談。幹部は「社会全体が成熟しているわけではない。個人的なことは言うべきではない」と指導した。「私だったら白血病だったり借金があったりしても、相手にどう思われるか分からない私的なことは市民に言わない」とも言った。また、男性が性的指向を知らせていない上司を、同意なく面談に同席させ、性的指向を暴露した。 男性は3カ月後、依願退職した。男性によると、業務で団体員と面会した際、「彼女は? 結婚は?」と繰り返し聞かれたためで、「男性のパートナーがいる」と答えたという。 職場で性的指向や性自認につ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高齢者「家族に購入頼まれた」 コンビニ店員、スマホ見てピンと来た
コンビニエンスストアで売られている電子マネーのプリペイドカードが、特殊詐欺で悪用されるケースがさいたま市内でも相次いでいる。店員の機転で被害を防いだ例は多いが、氷山の一角。注意が必要だ。 昨年末の日曜日。プリペイドカードを手にした70代の男性客がコンビニ店員の橋本智美さん(20)に声をかけた。「これ、どこに番号が書いてあるの?」。 男性は「家族からカードを買って番号を教えるように頼まれた」という。詮索(せんさく)されたくなかったのか、すぐに帰ろうとした。橋本さんは詐欺を疑い、「スマホを見せてください」と頼んだ。男性が差し出したLINEのトーク画面を見て、橋本さんは相手が家族ではないと気づき、110番通報した。 相手のアカウントには、グレー(未認証)の公式マークがついていた。男性は「500万円の支援金を受け取るために1万円の支払いが必要」とのLINEメッセージを受け取っていた。橋本さんは「そんなアカウントで家族とLINEするのは変だと思った」と話す。 携帯に何度も非通知の着信 おかしい… 2月初旬。携帯電話で話しながら入店した70代の男性客が、プリペイドカードを買おうとした。 不審に思った店員の池田侑生さん(27)が購入理由をたずねると「パソコンにウイルスが検知された。直してもらう」という。池田さんは男性から電話を借りた。通話相手の様子がおかしかったことから「詐欺だ」と直感して通報した。 2月下旬。80代の男性客が5万円分のプリペイドカードを探しに来た。商品の場所を尋ねられた店員の高橋実咲さん(18)が対応していると、男性の携帯に非通知の電話が何度もかかってくることに気がついた。高橋さんは詐欺を疑い、店の責任者に通報を頼んだ。 PCサポートに3万5千円 おかしい… 3月初旬。70代の男性客が店員の小川美智子さん(43)に声をかけてきた。「グーグルプレイカードを買いたいが、どれだろう」 ネット通販の支払いなどで数万円の電子マネーを購入する高齢の客はいるが、小川さんは「最近、詐欺も多いので念のため」と購入理由を聞いた。 男性は「パソコンが動かなくなった。(画面に表示された)グーグルの番号に電話したら、サポートに3万5千円必要だと言われた」という。 小川さんは詐欺だと確信したが、男性は納得しない。「海外の会社だから、電話の人も外国人のようだった」と電話相手の話を信じ込んでいるようだった。小川さんから相談を受けた店長が通報した。 ◇ 大宮、大宮西両署は3月までに4人の店員に感謝状を贈った。県警によると、こうした架空料金を請求する詐欺の手口は多様化しており、昨年は県内で66件(暫定値)の被害が確認された。(仁村秀一、山田暢史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新学期、「子ども目線」で考える交通安全 教え方のポイントは
新学期が始まります。子どもだけでの登下校に慣れない子もいて、春から夏にかけては子どもの交通事故が多くなる傾向があります。子どもの交通安全のために、保護者や地域の大人にできることを、専門家に聞きました。 子どもたちには認識難しい 「交通事故のリスク」 警察庁によると、2020年までの5年間で、交通事故による小学生の重傷者・死者数は4687人。そのうち歩行中の事故は2734人で、過半数を小学校低学年が占める。歩行中の事故原因では、飛び出しが38%で一番多い。 子どもの心理に詳しい日本自動車研究所の大谷亮・主任研究員によると、小学校低学年の子どもは1人で歩くことに慣れていないのに加え、「車は危ない」「自分が交通事故に遭うかもしれない」とリスクを認識することが難しいなど、心理的にも未熟だ。また、背が低いため視野が遮られ、事故が起きやすいという。 入学前などには子どもと一緒に通学路を歩き、「子ども目線」で危険などを確認したい。 どのような点に注意しながら… この記事は有料会員記事です。残り1049文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ドバイから笑顔のバトンをつなごう 大阪万博をたこや傘でアピール
添田樹紀2022年4月1日 6時00分 アラブ首長国連邦(UAE)で開催中のドバイ万博で27日、子どもの笑顔をプリントした傘やたこで2025年の大阪・関西万博をPRする催しがあった。 世界各地で笑顔を撮影するNPO「メリープロジェクト」が主催。同万博のロゴマーク柄の傘も用意し、一斉に開くと、来場者らから歓声が上がった。 マスク姿が目立つドバイの会場。NPO代表の水谷孝次さんは「大阪は笑いの街。3年後はマスクなしの笑顔で会場を覆い尽くしたい」。(添田樹紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
魚市場から文化の発信地に変貌へ 築地市場跡地、都が開発方針を公表
2018年に閉場した築地市場跡地(東京都中央区)の再開発について、東京都は、国際会議やイベントが開催できる1万人規模の集客施設や、新たな船着き場を整備する方針を明らかにした。方針をもとに公募型プロポーザル方式で開発の事業者を選び、早ければ29年度中に一部施設を開業させる考えだという。 3月30日に公表された「事業実施方針」によると、今回の再開発は「世界中から多様な人々を出迎え、新しい文化を創造・発信する拠点」をコンセプトに掲げる。再開発の対象は約19ヘクタール。緑を充実させた広場や空間を確保し「歩きたくなるまち」を目指す。地区内を通る臨海部と都心部を結ぶ都道環状2号線をまたぐ歩行者デッキも整備する方針だ。 大規模施設については「東京… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
第7波「カギはあの職業」 鬼殺隊あやかり有志、クラスター施設支援
新型コロナウイルスの「第6波」では、高齢者施設のクラスターが相次ぎました。大阪では、アニメ「鬼滅の刃(やいば)」の「鬼殺隊」にあやかった名の訪問診療チーム「KISA2(きさつ)隊大阪」が33施設を支援。隊長の小林正宜医師(39)に現場から見た「第7波」への教訓を聞くと、ある職業がカギになると教えてくれました。 ――KISA2隊大阪を立ち上げた経緯を聞かせてください 自宅で亡くなる新型コロナの患者が相次ぐ状況をみて、昨年9月に立ち上げた。 20~40代の有志の医師や看護師、薬剤師ら約40人がメンバーだ。新型コロナで時間が空いた飲食業の人がドライバーをしてくれ、ITに詳しい会社員も助けてくれている。 医師は開業医が多い。クラスターが起きた施設の支援は、自院の診療のない夜間や休日に行く。自宅療養者の日中の往診は、自院の診療の空き時間を使っている。 KISA2隊の名称は、京都で同様の活動を先行させていた医師が、メンバーを鼓舞したいと名付けた ――第6波ではどんな活動を? 保健所の依頼を受け、クラスターが起きた大阪府内の33の高齢者施設を支援した。重症化を防ぐため、感染早期の患者計300人超に点滴薬「ソトロビマブ」を投与した。 患者の命と、重症・中等症ベッドを守るためだ。 自宅療養者への往診やオンライン診療も、ピークの2月中旬は1日15件あった。 ――第6波の大阪では、亡くなる方も多くでました 患者さんがベッドにたどり着かなかった。これが死亡者が増えた一因だと思う。施設の高齢者が中等症2になっても搬送できない状況があった。重篤になってからようやく病院が受けるので、死亡率が高くなったと思う。 ――こうした事態を第7波で繰り返さないために、何が必要ですか? 新型コロナの「波」のたび、多くの患者が亡くなっています。「認知症の人は本当にマスクが難しいのか?」「第7波でカギになる職業とは?」「高齢者施設の課題とは?」。現場から見えた教訓をじっくり聞きました。 感染に強い施設を作る必要が… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル