緊急事態宣言など新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限が3年ぶりにない大型連休となり、全国の主な駅や観光地の5月3~5日の人出は、昨年や一昨年より大幅に増えたことが、携帯電話の位置情報からの推計でわかった。多くの地点でコロナ禍前の2019年の水準に戻っており、第6波の収束が見えない中で、国内の移動が増えていることが確認された。 NTTドコモの携帯電話の位置情報から、東京駅や名古屋駅、大阪駅など全国の主なJRの8駅と、観光地として知られる那覇市の国際通りの人出を推計。3連休の3~5日、午前9時から午後5時の、この4年間の人出を比べた。 9カ所とも人出は20年に急落し、その後は増え続けている。昨年より顕著に増えたのは東京と大阪で、東京駅が昨年の3倍、大阪駅は4・3倍だった。 それでも、コロナ禍によって… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
運航管理者は不在、船と連絡取り合わず 観光船事故、ずさんな体制
北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、観光船の運航会社「知床遊覧船」(北海道斜里町)が、運航管理者の不在時に必要な補助者を選任せず、十分な連絡体制をとっていなかったとみられることが関係者への取材でわかった。事故発生から7日で2週間。同社の安全対策をめぐる不備が次々と見つかっており、国土交通省は特別監査を進め、最も重い事業許可の取り消しも視野に処分を検討している。 運航管理者は陸上から船とやりとりし、運航の全般を把握する重要な役割を担う。海上運送法上、運航管理補助者の届け出は義務づけられてはいないが、同社の安全管理規程では運航中は原則、運航管理者が事務所で勤務し、不在となる場合は補助者が職務を代行することになっていた。 しかし関係者によると、同社が国に提出した規程では、運航管理者は桂田精一社長(58)と記されていたものの、補助者は空欄のままとなっていた。 補助者がいない場合、航行中… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
音信不通の娘、もう一度連絡を取るには 内田也哉子さん「道は二つ」
ウチのお悩み相談室 相談者(70代 女性) 8年前、地元の保育園に空きがないという理由で、長女が孫2人を連れてうちに引っ越してきて、3年ほど一緒に暮らしました。上の子の卒園とともに、3人はもともと住んでいた街へ戻っていきました。その後、地震や誕生日の時にメールを送っても、返信が来なくなりました。もう4年経ちます。 次女には「一緒に暮らしている時の母親の態度が嫌だった」と言っていたと聞きました。私も仕事をしながらの子育てを経験し、自分の母と同居していましたが、夫も母も家事は手伝ってくれず、疲れ果てていました。娘にはそのような思いをさせたくなくて、家事はほとんど私がしていましたが、頼まれてやっていたわけではないのに、恩着せがましい態度を取ってしまったかもしれません。でも、口数の少ない長女なので、真意はわかりません。 その後、引っ越したそうですが、どこに住んでいるかもわかりません。次女も知らないそうです。元気に過ごしているか心配で心配で、遠くから幸せを願って過ごす日々です。もう一度娘と連絡をとるために、何かよい方法はないでしょうか。(70代 女性) 子育ての悩み、お寄せください 子育て世代から寄せられた親子や夫婦の悩みに、内田也哉子さん、木村草太さん、北斗晶さんに毎月交代で答えていただきます。投稿の方法はリンクから 回答者 文筆家・内田也哉子さん 母と娘の関係がこじれるのは… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仕事退職→日光に住み着いた博士課程ハンター 地元猟師も認める熱意
稲垣亜希乃さん 日光に住み着いた博士課程在籍のハンター 2022年1月14日の朝刊より(肩書や年齢は当時) ヤマドリを狙って散弾銃を放つと、乾いた音が響き、火薬の臭いが漂う。「五感を研ぎ澄ませ、動物の痕跡をたどるのは楽しい」 東京農工大の大学院博士課程に在籍しながら、銃での狩りに加えて、研究のために週に何度も栃木県日光市の山に入っている。シカの死体がクマやタヌキなど他の動物にどう食べられ、生態系でどう役立っているのか。定点調査を始め、ハンターについていくうちに狩猟にも関心を持ち、修士課程の時に銃猟免許を取った。 東京都出身で幼少時から読書… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「街路樹伐採やめて」と監査請求の6日後に2本伐採 住民が区を提訴
東京都の千代田区道「神田警察通り」の整備に伴う街路樹伐採問題で、伐採に反対する住民10人が6日、22万円の損害賠償を区に求める訴えを東京地裁に起こした。伐採せずに整備するよう求めた住民監査請求中に区が2本伐採したため、監査委員の判断を得る権利が侵害されたと訴えている。 住民側は訴状で、「監査委員による判断が出る間は、請求の意味を失わせる行為はしないよう配慮すべきだ」と主張した。残りの街路樹が伐採された場合、請求を広げるという。 提訴後の記者会見で、原告の女性(72)は「話し合いで解決したかったが、区や区長にまったく応じる姿勢がない。司法の場で判断してもらいたい」と話した。代理人の山下幸夫弁護士は「住民監査請求を無視して伐採を強行するのは許されない。区の責任を追及するための提訴だ」と述べた。 区は「訴状が届いていないの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡県議会が制定めざす議員ハラスメント防止条例素案 票ハラも対象
議員間や有権者からのハラスメントを防止するため、福岡県議会が制定を進めている条例の素案が6日、県議会内で開かれた検討委員会で示された。議会内に専門の窓口を設け、議員や議員をめざす人から、「パワハラ」「セクハラ」「票ハラ」といった相談を受け付ける。 非公開の会議後、検討委の座長の吉村悠県議が取材に応じ、素案を説明した。 窓口の相談員にはハラスメントに詳しい弁護士などを嘱託。議会内外でのハラスメントに関する相談を受ける。 相談員による聞き取りや調査の結果、対応が必要と判断された場合には、議長が議会内の会議で事案を説明し、注意喚起や改善勧告、事案の公表ができるとしている。 有権者が投票をちらつかせて… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Architecture : à Tokyo, vie et mort de la tour-capsule Nakagin
La tour-capsule Nakagin, totem architectural de Tokyo, dans le quartier de Ginza, le 12 avril 2022. CHARLY TRIBALLEAU/AFP L’objet, dans son état actuel, est assez piteux. Et d’autant plus que sa destruction a commencé mardi 12 avril. Depuis des années, la tour-capsule Nakagin, totem architectural de Tokyo, construit entre 1970 et […]
大津園児死傷事故3年、重傷女児の父親「一人でも多く、事故知って」
茶井祐輝2022年5月6日 21時30分 大津市で2019年、右折車と直進車がぶつかり、巻き添えで散歩中の保育園児ら16人が死傷した事故から8日で3年となるのを前に、事故で重傷を負った女児(6)の父親(34)が報道各社の代表取材にオンラインで応じた。父親は「事故現場を1日何千台もの車が通るが、何も思わない人が増えていくのは悔しい。一人でも多くのドライバーに事故を知ってほしい」と語り、事故を風化させないよう呼びかけた。 事故は19年5月8日午前10時15分ごろ、滋賀県道交差点で起きた。右折車と直進車が衝突し、直進車が歩道にいた園児らの列に突っ込み、散歩中の園児2人が死亡し、園児11人と保育士3人が重軽傷を負った。 右折車の女性(55)は自動車運転死傷処罰法違反罪(過失運転致死傷)などで禁錮4年6カ月の有罪判決が確定した。一方、直進車の女性(65)については速度超過や前方不注視がないとして、不起訴処分(嫌疑不十分)になった。 この事故で、当時3歳だった女児は左足の骨や骨盤が折れる重傷を負った。2カ月以上入院し、抱っこすらできない状態が続き、ギプスがとれたのは8週間後だった。10年間は年1回の通院を続け、診察を受けるよう言われているという。 父親は、千葉県八街市で昨年6月に飲酒運転のトラックが突っ込んで児童5人が死傷する事故が起きたことなどに言及。子どもが犠牲になる事故が後を絶たず、「大人が子どもの命を奪っている。率直に申し上げると腹が立つ感覚がある」と指摘。「ドライバーがちょっと気をつけるだけでも事故を防げる」と安全運転への意識向上を訴えた。 保育園関係者や県警幹部らは6日、事故現場で黙禱(もくとう)し、花を手向けた。園児らが通る市内の交差点計5カ所では、警察官が安全運転の徹底を呼びかけた。(茶井祐輝) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
道路照明灯の電気代、過払い1億円超 大阪府、撤去後も払い続ける
大阪府は6日、府道の電柱などにあった道路照明灯について、撤去した分や、市町に管理を移管した分まで電気代を関西電力に支払い続けていたため、過払い金が約1億238万円(573件分)発生していたと発表した。1975年ごろから過払いになっていた分もあるという。 府によると、府道から照明灯を撤去済みにもかかわらず定額制の電気代計約8千万円(304件分)を支払っていたほか、寝屋川市のほか3市町などが管理する道路の照明灯の電気代など計約2190万円(269件分)を支払っていた。 府は2020年1月、府が管… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カズワン社長の怠慢「理解できない」 知床の海を知る専門家の驚き
北海道・知床半島沖で起きた観光船「KAZUⅠ(カズワン)」の沈没事故では、安全運航のための規定を運航会社が守っていなかったとみられている。その重大性を、地元の「海事代理士」に聞いた。 「運航基準は、大事なお客さんを乗せた観光船が事故を起こさないよう作っていて、運航のための条件を何重にも設けている。違反はありえない」。朝日新聞の取材に対し、そう話したのは北海道根室市の海事代理士、平賀禎彦さん(64)。同じ道東のオホーツク海で沈没事故が起き、その運航会社「知床遊覧船」(斜里町)は、安全のための「運航基準」に違反して航行していたと認めた。 海事代理士とは、観光船など海運事業者への法的な助言や、船舶関連の法令に基づく申請・登記業務などを担う国家資格だ。その仕事から「海の司法書士」「海の行政書士」とも呼ばれる。一般社団法人・日本海事代理士会のホームページによると、2020年2月時点で、全国で2152人が海事代理士として登録している。 約3時間かけて往復する長時間の航行 怠られた「定点連絡」 従事して約20年の平賀さん… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル