朝日新聞写真館 春の旅立ちにはドラマが詰まっている。 今にも写真から、ざわめきが聞こえてきそうな門出の三振。集団就職で高度経済成長を担う人たちの期待と不安に満ちた表情。 「新人研修」に「新婚旅行」と「新」の字がよく似合うのもまた、春だ。 そして幾年月… この記事は有料会員記事です。残り237文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ウクライナ・ロシア出身の芸術家ら「団結して抗議を」 反戦の展覧会
ウクライナ侵攻を受け、ロシアやベラルーシ出身の華道家や画家も参加して反戦を訴える展覧会が、東京外語大(東京都府中市)で開かれている。ウクライナ出身の写真家の呼びかけに応じ、6人が出展。団結して反戦を訴えている。 展覧会は「ドム・ディム・ドム」(ロシア語で家・煙・家)。ウクライナ出身で神奈川県在住の写真家レーナ・アフラーモワさん(46)が開催を呼びかけ、展覧会名を発案した。 展覧会名の「家」という言葉は、戦争で壊された家族などの象徴だ。「煙」は戦場で上る煙そのもの以外に、ロシア国内の情報操作が現実を見えにくくしている状況の意味も込めた。 開催のきっかけは、母国に対… この記事は有料会員記事です。残り844文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本赤軍の空港乱射事件から50年 最高幹部、間もなく出所へ
50年前、日本の若者3人がイスラエルの空港で銃を乱射し、多数の人を死傷させる事件があった。3人が所属していたのは、日本赤軍という過激派グループだ。後にも世界各地で次々テロ事件を起こし、警備態勢の強化のきっかけにもなった。その最高幹部だった重信房子受刑者(76)が28日、刑期を終えて出所する。グループの解散を宣言しているが、いまだ逃亡中のメンバーもおり、警察当局は動向を注視している。 乱射事件は1972年5月30日、テルアビブのロッド国際空港で、岡本公三容疑者(74)=国際手配中=ら日本赤軍メンバー3人が自動小銃を発射したり手榴(しゅりゅう)弾を投げたりした。警察庁によると、居合わせた一般の旅行者ら26人が死亡し、負傷を含む被害者は約100人にのぼった。メンバー2人は自爆死し、岡本容疑者はその場で逮捕された。 空港警備強化、テロ対策の原点に 日本赤軍のもとは学生運動にある。国内では60年代、学生らがベトナム戦争や日米安保条約改定などに反対し、デモを展開。運動は下火になったが、一部の学生組織は警察部隊と衝突を繰り返すなど過激化し、暴力を使ってでも共産主義革命を実現しようとする過激派グループが生まれた。 その一つが赤軍派だ。警察施… この記事は有料会員記事です。残り1940文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自民はおわび、野党は「反省を」 吉川元農水相に有罪、北海道内の声
農林水産相在任中、鶏卵業者から現金を受け取ったとして収賄罪に問われた元衆院議員の吉川貴盛被告(71)に対して26日、東京地裁で懲役2年6カ月執行猶予4年の判決が言い渡された。吉川元農水相が所属した自民党北海道連はおわびの談話を出し、野党側からは批判の声が出た。 現金供与疑惑は2020年12月に発覚。吉川元農水相は道連会長も務めていたが議員辞職した。菅義偉前首相と近く、道連内で強い影響力を持ったが、辞職後の道連は路線対立から後任会長が一時空席となる事態になった。 「政治とカネ」の問題は政治不信を招き、昨年4月の衆院2区補選で自民は候補を擁立せず、議席を野党に譲った。昨秋の総選挙でも同区は野党が勝利した。 自民道連の伊東良孝会長(衆… この記事は有料会員記事です。残り216文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
食事を断ると「応援せん」 体触る先輩 議員へのハラスメントの実態
暴言、失言、強権、そんなイメージを抱いてしまう政治家。だが、実は嫌がらせやいじめに悩む議員もいる。福岡県議会は、議員と議員を目指す人へのハラスメントを防ぐ条例づくりを進めている。成立すれば都道府県レベルでは初めてで、「票ハラ」にも対応することなどが特徴だ。実際、議員たちは、どんなハラスメントを受けているのか。 福岡県南部にある筑後市で当選1回の鶴佑季子市議(37)は、こんな経験があるという。 2019年4月、無所属新顔で立候補。トップ当選だった。 当選後のことだ。 「お姉ちゃん、次も応援するよ」 年長の男性支援者から言われ、二の腕や背中を触られた。 「次の選挙もがんばってあげ… この記事は有料会員記事です。残り1959文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カズワンほぼ原型、船首の鉄柵はなし 慎重に作業し予定時間を超える
【動画】「カズワン」再びつり上げ 33日ぶりの姿=熊倉隆広撮影 濃紺の海面から、観光船「KAZUⅠ(カズワン)」の白い船体が姿を見せた。北海道・知床半島沖で起きた沈没事故。「日本サルヴェージ」による水深約180メートルからのつり上げ作業の様子を26日、本社機「あすか」から確認した。 日没直前の午後6時50分… この記事は有料会員記事です。残り339文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
見えたのは燃料デブリか むき出しの鉄筋も 福島第一原発の内部調査
東京電力福島第一原発1号機の原子炉格納容器内にたまった「堆積(たいせき)物」から多くの中性子を観測したと、東電が26日、発表した。中性子は「燃料デブリ(溶け落ちた核燃料)由来と考えられる」と説明し、堆積物に燃料デブリが含まれているとの見方を示した。今後、詳しく調べる。また、内部で鉄筋が並ぶ様子も確認したといい、高温の燃料デブリの影響で覆っていたコンクリートが溶けた可能性があるとみている。 東電などは17~21日、遠隔操作ロボットを使い、原子炉圧力容器を支える台座(ペデスタル)の周辺を調べた。ペデスタル付近の4カ所で中性子を測定したところ、いずれも高い値が出たという。 ペデスタルで確認された鉄筋… この記事は有料会員記事です。残り186文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
つり上げられたカズワン 船内で見つかった携帯、乗客家族「解析を」
有料会員記事 松田果穂、佐野楓、戸田拓、比嘉展玖2022年5月26日 23時00分 北海道・知床半島沖で沈没し、作業船で運ばれていた最中に再び落下した観光船「KAZUⅠ(カズワン)」。その船体が26日、約1カ月ぶりに海上に現れた。その作業を海上、陸上から見た。 地元漁師の瀬川康彦さんの釣り船に同乗して、知床沖の海に出た。 26日正午過ぎのウトロ漁港(斜里町)。雲ひとつない青空のもと、釣り船に乗って出航した。背景の知床連山は、いまだに雪が残る。この日午後の波は50センチ程度。風はほとんどなく、船上は立つのに困らないほど揺れも少なかった。 15分ほど海上を進むと、カ… この記事は有料会員記事です。残り1280文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元交際相手につきまとい殺害の罪、懲役17年判決 福岡地裁小倉支部
上月英興2022年5月26日 23時13分 北九州市で昨年、元交際相手の女性につきまとって殺害したとして、殺人罪などに問われた福岡県中間市の無職篠田勝治被告(53)の裁判員裁判の判決が26日、福岡地裁小倉支部であった。井野憲司裁判長は「執拗(しつよう)かつ残忍。一方的に接触し、意のままにならない被害者に激高しており、身勝手だ」として懲役17年(求刑懲役22年)を言い渡した。 判決によると、篠田被告は昨年11月、ストーカー規制法に基づき、つきまといを禁じる命令を小倉北署から受けていたのに、北九州市小倉北区の内田理恵さん(当時49)が住むアパート敷地内に押しかけ、内田さんの胸や背中などを小刀で突き刺して失血死させた。 井野裁判長は、刺し傷の深さや篠田被告が内田さんの生死を確認せずに逃走したことなどを挙げ、「行為の危険性を分かっており、殺意は強固だった」と指摘。「殺意はなかった」として傷害致死罪だと訴えた弁護側の主張を退けた。(上月英興) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
引き揚げられたカズワン「船体見たい」 乗客家族が要望
佐々木洋輔2022年5月26日 21時00分 【動画】「カズワン」再びつり上げ 33日ぶりの姿=熊倉隆広撮影 北海道・知床半島沖で沈没した観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が引き揚げられる見通しになったことを受け、斜里町ウトロ支所であった非公開の家族説明会で、乗客の家族から「引き揚げられた船体を見たい」との要望があった。説明会後、記者団の取材に応じた中山展宏・国土交通副大臣が明らかにした。 中山氏は「捜査上の問題などを検討した上で、前向きに考えていきたい」と応じたという。説明会では、船内で見つかったカメラや携帯電話について「事故の原因究明のためにデータを解析して欲しい」との意見も出たという。(佐々木洋輔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル