池田拓哉2022年5月27日 20時24分 山梨県南アルプス市は27日、コロナ禍で影響をうけた住民に対する臨時特別給付金について、本来は対象外の14人に対して、10万円ずつ計140万円を誤って支給したと発表した。 市によると、14人は中国とタイから来日した技能実習生。臨時特別給付金は住民税が非課税の世帯を対象としている。両国と日本はそれぞれ締結した租税条約に基づき、技能実習生の住民税はそもそも免除されており、給付金の支給対象外だった。振り込みに際して、給付システムの委託業者と市職員の間で、14人を給付対象から外す確認を怠っていたという。 別の技能実習生から17日、支給時期に関して市に問い合わせがあり、対象外と説明したものの、「同じ条件で受給している人がいるのに自分がもらえないのはおかしい」と指摘を受けて判明した。 市は今後、もし給付金が使われてしまっていたとしても、14人の勤務先の事業所を通じて返還を求めるという。再発防止策としてチェックの強化、徹底を図るとしている。(池田拓哉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
現職と偽りJRパス悪用、グリーン券詐取か 山下・元国会議員を起訴
現職の国会議員になりすまして「JRパス」を悪用し、新幹線の特急券やグリーン券をだまし取ったとして、名古屋地検は27日、元衆・参院議員の山下八洲夫容疑者(79)=岐阜県中津川市=を詐欺と有印私文書偽造・同行使の罪で起訴した。 起訴状などによると、山下容疑者は4月27日、東京駅で駅員にJRパスを見せ、偽造した「国会議員指定席・寝台申込書」を提出。新幹線の東京―名古屋間の特急券・グリーン券計2枚(計1万7160円)をJR東海に発行させて詐取。乗車料金6380円の支払いはJRパスを悪用することで免れたとされる。 JRパスは現職の国会議員に付与され、JR全線に無料で乗れる。有効期限が過ぎるなどすれば衆・参の議院事務局に返却しなければならない。 捜査関係者などによると、山… この記事は有料会員記事です。残り194文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「早く身元判明して」 国後で遺体発見したロシア人 知床観光船事故
北海道斜里町の知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZU1」が沈没した事故で、乗船者の可能性がある男女2人の遺体を北方領土の国後島西岸で見つけたロシア人の自然保護活動家が27日、朝日新聞の電話取材に応じ、「早く身元が判明し、家族のもとに帰してほしい」と心境を語った。 この人は、国後島を主な対象とする「クリル自然保護区」職員のドミトリー・ソコフさん(54)。島には33年間住み、日本とロシアのビザなし交流事業に何度も参加してきた。2019年5月には、斜里町での自然保護シンポジウムでラッコの生息数などを報告したこともある。 その斜里町の海で沈没事故が起きたことを知った後の5月6日、島中部のラグンノエ湖(日本名・ニキショロ湖)付近の小川が流れ込むオホーツク海の岸で、フクロウの巣の調査中に女性の遺体を見つけた。着衣は青いジーンズと黒いタンクトップ。「すぐに観光船の乗客ではないか、と思った」という。 男性の遺体は18日、女性を… この記事は有料会員記事です。残り266文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
冷蔵庫を漁る不審な男 怪しむ女性、近隣住民3人の追跡が始まった
見知らぬ男が隣の家に入っていく。ガレージにあった冷蔵庫を勝手に開けている。そんな光景を目撃した女性から助けを求められた知人らは、しばらくして外に出てきた男の追跡を始めた。 18日午後4時ごろ、三重県志摩市阿児町の食堂で料理の仕込み中だった平尾千鶴さん(58)は、隣の家の周辺をうろつく挙動不審な男を見かけた。キョロキョロと周囲を見回し、家の中に入っていく。「泥棒だ」 近くで植木の手入れをしていた東山富弘さん(68)に伝えた。東山さんは地域の交番に通報するが不在。代わりに知人の向山八百一さん(69)に連絡した。 すると男が家から出てきたので距離を取って後を追った。向山さんも合流し、東山さんとは別方向から男の様子をうかがった。 さらに向山さんから連絡を受… この記事は有料会員記事です。残り273文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ミス起こした職員」ネット上に顔写真と中傷 阿武町「情報は誤り」
4630万円の誤入金問題を起こした山口県阿武町に、批判の電話が殺到している。「9割回収」を発表した24日以降も役場への電話は鳴りやまない。さらに、ネット上で「ミスをした職員ではないか」として無関係の職員の顔写真が出回るなど、深刻な事態も生じている。 町によると、問題を公表した4月中旬以降、役場には1日数百本の電話がかかってくるという。そのほとんどは誤入金に対する苦情で、「責任をどう取るのか」「職員は襟をただすべきだ」「山口県民として恥ずかしい」などと町側を非難する内容だという。 町は人員を割くことを余儀なくされており、連日、各課から幹部も含めた職員10人を集めて班を編成。専従で苦情電話に対応しているという。 5月24日、誤入金額の約9割にあたる約4300万円を回収したとして町は会見を開いた。終わり際、花田憲彦町長は「お願いが一つある」と切り出し、町役場への電話について「1~2時間の長電話、同じ人による繰り返しの電話もあり、罵詈(ばり)雑言を浴びせられることも多くある。職員は疲弊を極めている」と訴え、「配慮と節度ある対応」を広く呼び掛けた。 だが、大きく報じられた回収… この記事は有料会員記事です。残り740文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大分から宇宙へ 県立高校に「宇宙コース」新設、全国から生徒募集
大分県教育委員会は27日、2024年度から県立国東高校(国東市)に「宇宙に関するコース」を新設することを決めた。県は国東市にある大分空港を「宇宙港」とする準備を進めており、地元の高校で将来の宇宙産業を担う人材の育成を目指す。 宇宙コースは普通科に新設し、具体的なカリキュラムは今後、検討を進める。生徒は全国から募集する。設置に先駆け、国東高は23年度から「総合的な探求の時間」の授業で宇宙に関連する内容を扱うことも検討。大学進学を視野に、関連する大学や企業とも連携を図っていくという。 県は20年4月、米国で人工… この記事は有料会員記事です。残り415文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Dans la revue « Zoom Japon », l’agression de l’Ukraine au prisme de l’invasion japonaise de la Mandchourie
La revue des revues. L’histoire convie parfois à des rapprochements inattendus. Ainsi, le 90e anniversaire de la création, en mars 1932, de l’Etat fantoche du Mandchoukouo, n’est pas sans résonance avec l’agression russe en Ukraine. Le mensuel gratuit Zoom Japon qui offre, depuis douze ans, une approche originale et de qualité […]
カズワン船体を見たい家族に「対応できるよう検討」 磯崎官房副長官
2022年5月27日 17時39分 北海道・知床半島沖で沈没し、船体がつり上げられた観光船「KAZUⅠ(カズワン)」について、磯崎仁彦官房副長官は27日の記者会見で、船体を乗客の家族に見せるよう検討していることを明らかにした。 磯崎氏は「本日、サルベージ事業者の作業船上に船体の引き揚げが完了し、網走港に入港した。今後、陸揚げされる見込みと報告を受けている」と説明。乗客の家族から船体を見たいとの要望があることについて「ご家族の方々のお気持ちに寄り添い、なるべく早い時期にご要望に対応できるように国交省において検討している」と述べた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ソーラーパネル、ウソ伝えて訪問販売 預託商法の3社に業務停止命令
高齢者らにソーラーパネルを訪問販売し、そのパネルを預かり発電収入からリース料を支払うとしながら実際は支払っていなかったなどとして、消費者庁は27日、計3社に特定商取引法違反(不実告知など)で9カ月の業務停止を命じた。 3社は、サンパワージャパン(大阪府)▽エムアンドアイ(東京)▽ア・ライク(同)。 発表によると、3社はソーラーパネルを1枚10万円で販売。売電収入から最大年利7・5%のリース料を支払うと勧誘していた。しかし、遅くとも2019年8月以降は売電収入からリース料を支払っていなかった。また、遅くとも20年3月以降、リース料の一部の支払いを拒否するなどしていた。 消費者庁によると、「リース料が支払われない」「解約に応じてもらえない」といった苦情相談は18年からの4年間で全国19都道府県の消費生活センターに計106件あった。相談者の8割以上が70才以上だった。15年~21年3社のソーラーパネルの売り上げは14億円以上にのぼり、購入者は350人近くいたという。 商品を販売して預かり、第三者に貸すなどして運用した利益を還元すると約束する商法は「販売預託商法」と呼ばれる。経営破綻した「ジャパンライフ」の問題などをきっかけに預託法が改正され、今年6月以降、原則禁止される。(小泉浩樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3人死傷暴走、被告に懲役30年求刑 遺族「どう生きればいいのか」
愛知県豊橋市で2020年に除草作業中の現場に乗用車で突っ込み、3人を死傷させたとして、殺人などの罪に問われた無職青野圭被告(28)=静岡県掛川市=の裁判員裁判が27日、名古屋地裁岡崎支部で結審した。 検察側は「無差別殺人で悪質」として有期刑の上限である懲役30年を求刑。弁護側は、被告は路上の3人を認識しないまま衝突したため殺人罪は成立しないと訴えた。 検察側は論告で、死亡した警備員の夏目喜生さん(当時46)が当時、直線道路上で大きな緑色の旗を持って交通整理をしており、「人がいると気づいていたのは明らか」と指摘。「交通量の多い時間帯の極めて危険な犯行」と訴えた。 弁護側は、被告が路上の夏目さんを認識していなかったと公判で供述していることを踏まえ、「高速で運転しており、視覚の盲点で認識していなかった可能性を排除できない」と主張し、殺意を否認した。 求刑に先立ち、夏目さんの妻(38)が、被害者参加制度を利用して意見陳述した。 夏目さんとナゴヤドームでプロ… この記事は有料会員記事です。残り203文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル