名古屋市内のホテルに人数を偽って宿泊したとして、愛知県警は23日、同県半田市の契約社員の少年(19)を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。「たくさんの友だちを泊めるのはいつものこと」と話しているという。客室には少年少女7人が滞在していたといい、県警は東海地方最大の繁華街・錦三(きんさん)の「ドン・キホーテ栄本店」周辺で知り合ったとみている。 現場周辺は「ドン横」と呼ばれる。家庭や学校に居場所のない少年少女のたまり場になっているといい、県警は犯罪に巻き込まれる可能性もあるとみて警戒を強めていた。同様の場所は各地にあり、東京・歌舞伎町の新宿東宝ビル横は「トー横」、大阪・ミナミのグリコの看板下は「グリ下」と呼ばれ、警察が監視を強化している。 県警によると、ホテル室内に7人が滞在する様子を映したツイッター上の動画を県警中署員が発見。22日深夜に署員がホテルを訪れたところ、逮捕された少年の他に10代の男女4人を見つけ、うち13~16歳の少女3人を児童相談所に通告した。他にも出入りしていた少年らがいたとみられる。 逮捕された少年は21日午後… この記事は有料会員記事です。残り162文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「1席空け」を全面解除 裁判の傍聴席、コロナで制限 まず仙台で
2022年5月23日 18時05分 新型コロナ対策で「1席空け」になっていた裁判の傍聴席の使用制限が、順次解除される見通しになった。最高裁が全国の裁判所に緩和の検討を促す通知を発出。仙台の高裁、地裁、家裁は23日、全席使用を27日から再開すると発表した。マスク着用は「引き続きお願いする」という。 最高裁は今月10日付の通知で、同じ方向を向いて黙って座る傍聴の特性や、オミクロン株の重症化リスクの低さを踏まえ、「マスク着用の協力要請を前提に全席利用する」との考えを示した。 具体的には各地の裁判所が検討し、仙台高裁などは宮城県内の感染状況からいち早く解除を決めた。6月上旬にかけ、他にも複数の地域で解除される見通し。一定規模の感染が続く東京は「検討中」(東京高裁、地裁)という。 最高裁は2020年3月、世界保健機関の指針を踏まえて「席の間隔をおおむね1メートル(2席分)空ける」と通知。同年10月、専門家の意見を聞いて「1席空け」に緩和していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沈没したカズワンの白い船体、海面近くで確認 24日にも引き揚げへ
北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、海上保安庁の委託を受けた民間業者が23日、引き揚げに向けた作業を再開し、水深約120メートルの海底に沈んでいたカズワンを海面近くまでつり上げた。このまま水深の浅い地点へ向かい、24日にも台船上に引き揚げる予定だ。 上空からの映像では、海面近くでうっすらとカズワンの白い船体が見える。関係者によると、船は前方の窓ガラスが割れているという。海保は引き揚げ後、船体の詳しい状態を調べ、事故原因の究明を進めていく。 23日は朝から潜水士がカズワンの船尾にロープを取り付け、台船から巻き上げて浮かせた後、海底との間にできた隙間につり上げ用のベルトを差し込んだ。船体に過度な力が加わらぬよう、ワイヤではなく、幅の広いナイロン製のベルトを複数、バランスを考慮して配置。約1時間かけて水深約120メートルから約20メートルへとつり上げられた。「飽和潜水」で予定された作業はこれで完了したという。 カズワンの船体は繊維強化プ… この記事は有料会員記事です。残り292文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
来賓への「おもてなし」地位や来日目的で変わります バイデン氏は?
天皇陛下は23日午前、来日中のバイデン米大統領と皇居・御所で会見した。陛下が米国の大統領と会見するのは、2019年5月に即位後初の国賓として迎えたトランプ前大統領夫妻以来。だが今回は、前回のような皇居での歓迎行事や宮中晩餐(ばんさん)などは一切行われない。外国賓客に対する「おもてなし」の違いとは。 日本政府が外国要人を招く様式は五つある。国賓、公賓、公式実務訪問賓客、実務訪問賓客、外務省賓客だ。 中でも最上級の待遇で招待するのが国賓。対象者は国王や大統領など元首級で、誰を招くかは政府が閣議で決定する。14年には米国のオバマ大統領(当時)やオランダのウィレム・アレキサンダー国王夫妻らが、18年にはベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席夫妻(同)が来日した。 大きく5つに分類される来賓 天皇、皇后両陛下の国賓に対… この記事は有料会員記事です。残り1048文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
もはや魔窟か すさまじき新喜劇 間寛平33年ぶり座長公演で大暴れ
お笑いといえばM―1、という人にこそ見てほしい。間寛平(72)が、33年ぶりに吉本新喜劇の座長に返り咲いた。なんばグランド花月(NGK、大阪市)の舞台はもはや魔窟と化している。 「コテコテでしつこいんです。僕らの昔ながらの新喜劇は特に」 寛平が言うとおり、今回の新喜劇は濃い。 うどん屋のおとぼけじいさん(寛平)を取り巻く物語で、そのあほっぷりがすさまじい。 何回も同じことを言うし、聞く。手当たり次第に杖を振り回すのは序の口で、そのうち登場人物みんなが振り回される。 初日の公演は予定時間の45分を過ぎても終わらず、1時間超に。 終わらぬアドリブの応酬 M―1のように2~4分でおさまる競技漫才全盛期の今、なんと自由な。 あちらが極限までそぎ落とされた筋肉質な笑いなら、こちらは無限に膨張する太鼓腹のような笑いか。 そして座長の、33年のブランクなどどこへやら。爪の先から毛穴の隅々、脇汗の粒までボケの血が流れている。 着物のすそを全部めくり上げ、パッチ(もも引き)丸出しで暴れまくる。その姿は滑稽を通り越してキラキラしている。 なんばグランド花月の劇場全体に、寛平が繰り出すボケの波が寄せては返す。 ツッコミ役のチンピラを演じる辻本茂雄は、思わず叫ぶ。 「永遠に続くぞ! これ」 辻本によると、「寛平兄さんは食いついたら離さない。ネタ合わせは一切してません」。 普段から、稽古は本番前日にさらっとするのが新喜劇。だが、今回はいっそうハラハラさせる。 作り込まれた笑いより、生の爆発力にかける。あほを演じるのではなく、あほに生きる。 天国も地獄も 生き様を板の上にさらす。寛平の芸は人生そのものだ。 1970年代に新喜劇に入り、24歳の若さで座長にスピード出世、その後複数の連帯保証人になり、借金地獄へ。80年代には起死回生の「アメマバッジ」10万個を世に送り出すも、逆に6千万円の借金を背負う。 隙がありすぎて、ツッコミ所だらけ。それでも芸人をやめず、今がある。喜劇を地で行くボケの王様だ。 「あら」から生まれる笑い 寛平の生き方は、新喜劇の性質に通じる。 短時間勝負の賞レースでは、かむことは命取り、損と無駄でしかないが、新喜劇はあくまで喜劇。あらがあだで終わらない。そこからギャグが生まれることさえある。 途中がどんなに「わやくちゃ」でも、最後はハッピー。それが新喜劇のお約束で、今回の舞台もそう。 じいさんに地上げ屋、チンピラが入り乱れてしっちゃかめっちゃかな騒動になるが、なぜか大団円へ。爆笑で幕が下りる。 終演後、寛平は汗びっしょり。「今までもいっつも、汗かきながら。新喜劇は大阪の宝やと思ってます」 110周年を迎えた吉本興業。漫才師やピン芸人がどれほど世に出ようと、社名を背負う新喜劇の看板はでかい。 寛平座長の公演は5月24日まで。(土井恵里奈) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
プラスチック製品「天馬」の元社長らを在宅起訴 ベトナムでの贈賄罪
2022年5月23日 15時11分 税関や税務調査で求められた追徴金を免れるためにベトナムの公務員に現金を渡したとして、東京地検特捜部は23日、プラスチック製品メーカー「天馬」(東京都北区、東証プライム)の藤野兼人・元社長(69)ら3人と法人としての同社を、不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)の罪で在宅起訴し、発表した。 他に在宅起訴したのは、本社の細越勉・元経営企画部長(57)、現地子会社「天馬ベトナム」の吉田晴彦・元社長(51)。法人としての同社は両罰規定に基づいて起訴した。 同社は2020年4月、第三者委員会が認定した不適切な現金提供を東京地検に自主申告し、藤野元社長は同年6月に退任した。 第三者委の報告書によると、ベトナム税関局は17年、輸入販売事業の追徴金として約18億円の支払いを要請した。藤野元社長と細越元部長は天馬ベトナムの吉田元社長から報告を受け、税関の調査リーダーに現金を渡す計画を事前に承認した。約1千万円を渡した結果、追徴金はゼロになったという。 19年には、ベトナムの税務局が法人税をめぐって約9千万円の追徴金を求め、調査リーダーは現金も要求した。細越元部長の許可を得て約1500万円を渡すと、追徴金は約260万円に減ったという。 藤野元社長は19年の現金提供については、臨時の役員報告会で事後的に承認。第三者委は、監査法人に情報が伝わるのを避けるため、この報告会に監査担当役員を意図的に呼ばなかったと指摘している。 外国公務員への贈賄罪の法定刑は5年以下の懲役か500万円以下の罰金で、法人は3億円以下の罰金となる。特捜部は証拠隠滅や逃亡の可能性は低く、身柄を拘束する必要はないと判断したとみられる。 同社は20年12月、藤野元社長ら当時の経営陣6人に対し、計約3億7千万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしている。 同社は1949年の創業。収納ケース「Fits」などの製造販売で知られ、20年度の売上高は736億円だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「無駄に高機能」つまようじ献上器が大ヒット 完売受けて2号機も
【動画】「殿に献上」スタイルでようじが出てくる。川口のセンサー会社が開発した=堤恭太撮影 手をかざすとつまようじが1本ずつサッと出てくる機器を埼玉県川口市の防犯カメラ製造販売会社「ダイトク」が開発し、販売を始めた。 「こんなの、売れるのか」という声に反し、1号機は完売。動きがおもしろいだけでなく、非接触が求められるコロナ禍の時代にもフィットしそうだ。 商品名は「つまようじ献上2」。ようじが出てくる様子が、家臣が主君に両手で刀を献上する姿に似ていることから命名された。 卓上に置けるサイズで幅107ミリ、高さ93ミリ、奥行き77ミリ。赤外線センサーが機器にかざした手に反応して1秒以内にようじが2本の手のような支えに乗って出てくる。反応する範囲は約12センチだ。 ようじは市販のものが約100本入る。底に安全装置が付いていて、運んでいる時や倒している時は動かない。単4電池4本で1日5回程度で3カ月ほど使えるという。 きっかけは… ダイトク社は、センサー技術を生かした産業用LED照明や防犯カメラの企画製造販売を手掛ける。コロナ禍で店舗に入場する際によく見かける体温センサーなども販売しているが、業界内の競争は激しい。 そんな時に見たのが、中国製… この記事は有料会員記事です。残り496文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中野区長に酒井氏 新顔破り再選
滝沢貴大2022年5月23日 11時15分 東京都中野区長選は23日に開票され、無所属現職の酒井直人氏(50)が無所属新顔で前区議の稲垣淳子氏(51)を破り、再選を果たした。当日有権者数は27万3389人で、投票率は33・72%(前回34・45%)だった。 酒井氏は当選を確実にし、「一貫して『子育て先進区を目指す。地域包括ケアを目指す。区役所改革を進める』と訴えてきた。継続して区政を続けてよいとご判断いただいたということだと思う」と話した。 選挙戦では酒井氏の4年間の区政運営への評価、子育て支援策や中野サンプラザ整備計画のあり方などが争点となった。 酒井氏は、コロナ対応や子育て支援、区役所改革などの実績を訴え、「区民の皆さんと一緒になって街づくりをする中野区を引き続き目指したい」などと呼びかけた。建て替えを決めた中野サンプラザは、区民への説明の機会を十分設けながら計画を進めてきたとし、「このタイミングしかない。ご理解いただきたい」と述べていた。 一方、稲垣氏は「『子育て先進区』などのスローガンには賛成できるが、実績と成果がほとんどない」などと現区政を批判。区独自の児童手当の創設などを公約として掲げた。中野サンプラザの整備計画を巡っては、建て替えの凍結、再検討を表明して前回選挙で当選した酒井氏について、「当選後たった3カ月で建て替えを決めた。不透明なやり方で強引だ」と批判していた。(滝沢貴大) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3500万円を阿武町へ返還、代行業者が入金 4630万円誤入金
山口県阿武町から誤って入金された4630万円のうち400万円を別の口座に振り替えたとして、住民の田口翔容疑者(24)が電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕された事件で、同容疑者が大半の金を振り替えていた決済代行業者から3500万円余りが町の口座に返還されたことが、町関係者への取材で分かった。 田口容疑者の代理人弁護士によると、容疑者は誤入金があった口座から、3社の決済代行業者に計29回にわたって計4300万円を振り替えた。 町関係者によると、そのうち振り替えが計27回、約3500万円と集中していた1社から、逮捕後の20日、全額の3500万円余りが町の口座に振り込まれ、返還されたという。 弁護士によると、田口容疑者… この記事は有料会員記事です。残り267文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani connects on 150th home run of pro career
Anaheim, California – Shohei Ohtani launched the 150th home run of his combined major league and Japanese professional baseball career in the Los Angeles Angels’ 4-1 victory over the Oakland Athletics on Sunday. The two-way superstar led off the first inning with a high fly ball off lefty Cole Irvin […]