岐阜県多治見市の瀬川由美さんは、4月29日に身元が公表された。市内に自宅を購入し、3月に夫と神戸市から引っ越してきたばかりで、観光船には夫婦で乗っていた。 由美さんの夫は三重県南伊勢町の出身で、大学卒業後は大手リース会社に勤務。転勤により、各地に移り住んでいたという。 夫の大学時代の友人は「それ… この記事は有料会員記事です。残り254文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「よく帰ってきた」「3人一緒で…」 観光船事故1カ月、祈りは続く
2022年5月22日 22時00分 遺体安置所となった体育館の玄関に設けられた献花台。町の職員らが管理を担った=2022年5月10日午前10時3分、北海道斜里町、角野貴之撮影 北海道斜里町の知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故から23日で1カ月。これまでに14人の遺体が見つかった。なお12人が行方不明のまま、家族や友人らはいまだ信じられない思いを抱えながら、一刻も早く見つかることを祈り続けている。 「よく帰ってきたな」 「よく帰ってきたな」。北海道知床半島沖で沈没した観光船の事故で親族が犠牲になった男性は、遺体と対面して涙が止まらなかった。 まだ海を漂っているのではないか。海岸に打ち上げられていないか――。遺体がみつかるまでの間、落ち着かない日々を過ごしたという。 「もう一度、3人一緒にいられるよう」 東京都葛飾区の加藤七菜子さん(3)は今春、幼稚園に入園したばかりだった。親子3人で仲良く出かける姿を近所の人は見かけていたという。七菜子さんと、父親の直幹さん(35)は遺体でみつかった。母親は行方不明のままだ。「もう一度、3人一緒にいられるように」と近所の人は願う。 「クマみたいなお前が…」 「ジャンボ」という愛称で呼ばれていた千葉県南房総市の60代男性も行方不明のままだ。「一見こわもて。でも中身は優しかった」と長年の仕事仲間は語る。事故直前にも知床を訪れており、お土産を持ってきてくれた。今後はヒグマを見に行くという男性に、仕事仲間は「クマみたいなお前が……」と笑った。 「還暦を迎えたばかり」 岐阜県多治見市の瀬川由美さんは夫とともに乗っていた。3月に市内に自宅を購入し、神戸から引っ越してきたばかりだった。由美さんは遺体でみつかり、夫はまだ行方がわからない。夫の大学時代の友人は「お互いに還暦を迎えたばかりで、久々に会おうかと話をしていた」。冷たい海から早く温かいところへ、と願う。 「1カ月もたってしまった」 小学校低学年の孫2人を学校まで送るのが日課だった佐賀県有田町の70代男性も、消息がわからない。一緒に北海道旅行へ出かけたゴルフ仲間2人は死亡が確認された。コロナ禍の前には一緒によく旅行したという地元の幼なじみたちと、長崎への鉄道の旅も計画していた。「1カ月もたってしまった。もやもやしている。家族もかわいそうだ」 「まさかこんなことに」 行方不明となっている福岡県久留米市の男性は、長崎ちゃんぽん店を展開する会社の社員。駐在先のカンボジアから一時帰国中、北海道を旅していたとみられる。趣味はカメラ。現地の日本人たちの懇親会では、食事そっちのけで、汗だくになって仲間の写真を撮る姿があった。子どものころを知る人は「明るくて、他人のことを思いやる性格」と語る。「まさかこんなことになるなんて」 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
道路外に5人乗りの車転落、男児が意識不明 北海道南幌町
2022年5月22日 20時00分 乗用車が路外に転落し5人搬送 小学生が意識=HTB提供 22日午前10時25分ごろ、北海道南幌町南17線西の町道で、ワンボックス車が道路外の斜面下に転落した。道警栗山署によると、車には男女5人が乗っており、病院に搬送されたが小学生の男児が意識不明だという。他の大人4人もけがを負ったとみられるという。 現場は見通しのいい片側1車線の直線道路。署はワンボックス車が直進していたところ、右折した対向車を避けようとして道路外にはみ出し、転落した可能性があるとみて、事故原因を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大規模漏水めぐり農業用水を確保へ 別の河川から取水開始
佐藤瑞季、高橋俊成2022年5月22日 20時30分 愛知県の矢作川から明治用水に水を取る施設「明治用水頭首工(とうしゅこう)」(同県豊田市)で大規模な漏水が発生した問題で、東海農政局は22日に記者会見し、農業用水について、試験的な給水を近く始める見通しを示した。最低限の農業作業をするのに必要な給水を5月中には再開する方針だ。農家の組合員で構成され、同局から頭首工の管理を委託されている明治用水土地改良区も同日、猿渡(さわたり)川(同)から仮設ポンプでの取水を始めるなど、給水再開に向けた準備を進めている。 豊田市の猿渡川と明治用水が近接する地点では、同日朝から仮設ポンプを設置するために砂袋を積んで川をせき止め、水位を上げる作業が行われた。設置された2台で取水能力は毎秒0・1立方メートルほどだという。同局も21日に大谷川(同)に仮設ポンプ2台を設置した。毎秒0・12立方メートルの取水が可能だという。 農・工業用水には最低でも毎秒8立方メートルの取水が必要だ。同局は矢作川の頭首工近くに仮設ポンプ92台(22日午後3時時点)を設置し、この地点で毎秒5・8立方メートルの取水が可能になったという。(佐藤瑞季、高橋俊成) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「クマみたいなお前が、クマを…」 笑顔で送り出した友人、帰り待つ
近藤咲子、鳥尾祐太2022年5月22日 21時00分 北海道知床半島沖で沈没した観光船に乗っていたとみられる千葉県南房総市の60代の男性は、高校卒業後、8年ほど海上自衛隊に勤務した後、建設の仕事をしていた。22日現在、なお行方がわかっていない。長年の仕事仲間という千葉県内の50代の男性は「海自にいた経験があるから海のことは分かっていただろうに……」と悔やむ。 行方不明となっている男性は体格がよく、土木工事の現場で「ジャンボ」という愛称で呼ばれていた。15年ほど前に仕事先で知り合い、人手が足りない時は互いの現場で助け合ってきた。「一緒にいるだけで楽しい。一見こわもて。でも中身は優しかった」 子ども好きで、子どもの誕生日にはケーキを買って男性宅を訪れ、ランドセルをプレゼントしてくれたこともあった。今回の事故の直前にも一度、知床を訪れていたという。再び知床に向かう数日前に知床の土産を持って男性宅を訪れ、「また行くんだ」と話していたという。 写真が好きで、その時は知床で撮ったオジロワシの写真を見せてくれた。今度はヒグマを見に行くと言っていた。「クマみたいなお前がクマ見てどうするんだ、って笑ったよ」 事故を知った後、捜索の様子を中継するニュースをよく見ている。「帰りを待つ家族もかわいそうだ。どんな形でもいいから早く見つけてあげてほしい」と語った。(近藤咲子、鳥尾祐太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR浜松町駅でホーム拡幅工事 京浜東北・山手線は本数1~3割減
JR浜松町駅(東京都港区)で21日夜から、周辺の再開発計画に伴うホームの拡幅工事が実施されている。このためJR東日本は、22日の始発から終電まで、京浜東北線と山手線(外回り)の運転本数を約1~3割減らして運行している。工事が終わる23日始発からは通常通り運転する予定だ。 同駅北口に設置される歩行者自由通路の工事に合わせて、京浜東北線のホーム(大船駅方面)を最大約3・6メートル拡幅する。同時に線路移設も必要なことから、22日の明け方ごろまでレールの砂利を撤去するなどの作業が進められた。工事には約1400人の作業員らが携わり、23日始発まで約30時間かかる見通しだ。 浜松町駅周辺では、世界貿易… この記事は有料会員記事です。残り119文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ネット上の虚偽情報で強盗か マンション侵入容疑、男2人逮捕
鶴信吾2022年5月22日 16時41分 他人のマンションに無断で立ち入ったとして、警視庁は、いずれも無職で住所不詳の22歳と21歳の男2人を邸宅侵入の疑いで現行犯逮捕し、22日発表した。このマンションの住民を狙った強盗を呼びかけるような投稿がインターネット掲示板にあり、署は2人がこの投稿を見て強盗に入ろうとしたとみて調べている。 蒲田署によると、2人は20日午後11時40分ごろ、東京都大田区のマンションに正当な理由なく侵入し、共用廊下を歩き回った疑いがある。マンションにオートロックはなく共用玄関から入ったとみられる。2人は知人同士とみられ、ともに容疑を認めているという。 このマンションに住む夫婦を狙った強盗を呼びかけるような書き込みがネットの掲示板にある、との情報が事前に署に提供され、署が警戒していた。書き込みでは夫婦の部屋番号や家族構成などが具体的に示され、「悪事を働いているので、強盗されても警察に通報できない」とも書かれていたという。 逮捕された2人はこの夫婦の部屋付近で不審な動きをしているところを署員に見つかった。凶器などは持っていなかったという。 署は、夫婦が犯罪に関与している事実はなく、掲示板の夫婦への指摘は虚偽とみて、投稿者の特定を進めている。(鶴信吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
本物の「秘境」とは危険地帯 牙をむいた大地の突端 記者が見た知床
「『えっ、まさかあそこで……』というよりは、『とうとう起きてしまったか』としか思えない……」 観光船「KAZUⅠ(カズワン)」の事故の翌日、記者に送られてきたメッセージの一部だ。送り主は、北海道のアウトドアの世界を深く知る元雑誌編集長だった。 同じ感覚だった。もうかるからよそは船を出さなくても、うちは船を出そう――。こんな考えを持つ事業者が知床にいつか現れる。そう懸念していたのだ。 知床取材が8年を超える記者は、知床の最大の魅力を「秘境」感だと考える。 人を寄せつけない極めて厳し… この記事は有料会員記事です。残り538文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Regard zen sur le monde : « Le mariage est l’opportunité d’étendre le domaine du spirituel dans le monde ordinaire »
Le 15 septembre 2021, Clément Sans est devenu moine zen. Ordonné sous le nom de Tozan (« la montagne des pêches »), le jeune Français est désormais rattaché à un temple au Japon. Chaque mois, il nous envoie une lettre qui nous fait partager son quotidien singulier et presque hors du temps, rythmé par […]
福島県いわき市で震度5弱 常磐線の高萩―富岡間で運転見合わせ
2022年5月22日 13時51分 22日午後0時24分ごろ、茨城県沖を震源とする地震があり、福島県いわき市で震度5弱、同県郡山市、広野町、富岡町、浪江町などで震度4を観測した。気象庁によると、震源の深さは約30キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・8と推定される。この地震による津波の心配はないという。 JR東日本によると、この地震で、東北新幹線新白河―白石蔵王間で一時的に停電が発生し、運転を見合わせたが、午後0時32分に運転を再開した。最大10分ほどの遅れが出ているという。 また地震の影響で常磐線の高萩(茨城県高萩市)―富岡(福島県富岡町)間の上下線で運転を見合わせている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル