多知川節子2022年5月29日 17時00分 【動画】四国金毘羅ねぷた祭り 初運行=紙谷あかり、多知川節子撮影 青森県弘前市とのコラボで、香川県琴平町で27日から初めて開催された「四国金毘羅ねぷた祭り」。28日夜には、ライトアップされた勇壮なねぷたが、「こんぴらさん」の愛称で知られる金刀比羅宮(ことひらぐう)の門前町を練り歩いた。 現存する日本最古の芝居小屋・旧金毘羅大芝居(金丸座)=琴平町=を舞台に毎春開かれていた「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が、コロナ禍などのため3年連続で開催できなかった代替のイベントだ。 2020年春に上演するはずだった演目「義賢(よしかた)最期(さいご)」を題材に新たに描き下ろした大型のねぷたなど、3台が登場。レトロ駅舎として人気のJR琴平駅前のほか、金刀比羅宮参道近くの土産店の通りなどを約2時間かけて巡った。 笛や太鼓のおはやしにあわせ、回転などのダイナミックな動きを見せると、沿道の地元住民や観光客からは大きな歓声が上がり、「観光の町」に光と活気を呼び戻した。 電線を避けるため、ねぷたが電動で縮んだり、絵を折り畳んだりする場面も。高さ約8メートルもあるねぷたが、半分ほどに小さくなる姿に感嘆の声も上がった。土産物店で働く小野綾子さん(74)は「あんなに大きなねぷたがくるくる回ってね。本当に感動した。町に活気が戻ってうれしい」と話した。(多知川節子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ヒグマ潜む森抜け、断崖絶壁へ あの日見たカズワン最後の姿
【動画】自然ガイドが見た「KAZUⅠ」最後の航海=戸田拓、佐野楓撮影 自然を相手にすることのリスクとは――。事故前の船を目撃した自然ガイドは、改めて思う。 事故があったあの日、出航直後の観光船を目撃した自然ガイドがいました。船を見たのは、高さ約120メートルの断崖絶壁。ガイドとその場所に向かうと、事故当時の様子や知床の自然がより見えてきました。 枝葉をのばす白樺(しらかば)の木々の隙間から、やわらかな木漏れ日が差し込む。耳をすませると、森の奥から、鳥のさえずりやエゾハルゼミの鳴き声が聞こえてくる。 観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故から、1カ月を目前にした5月19日。事故当日、出航後のカズワンとみられる船を見た自然ガイドの綾野雄次さん(62)とともに、知床国立公園内の目撃地点を目指した。 野生動物との遭遇率が高い約1キロのけもの道を、およそ3時間かけて歩く。ヒグマに遭遇した際の行動の取り方の説明を受けて臨んだ。 案内されたのは、ガイドがいなければ立ち入れないエリア。100年以上前に開墾された開拓跡地を抜け、新緑が深まる原生林へと進んでいくと、すぐにヒグマの痕跡に出会った。 木の幹に、鋭い三本の傷が縦… この記事は有料会員記事です。残り1125文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ウルトラマン」「母の死」多彩に詠む 鎌倉の僧侶は歌人との二刀流
歌壇で最も権威があるとされ、優れた歌集に贈られる今年の「迢空(ちょうくう)賞」に、神奈川県鎌倉市にある瑞泉寺の住職大下一真さん(73)の「漆桶(しっつう)」が選ばれた。瑞泉寺は数々の文学者ゆかりの寺としても知られる。僧侶として歌人として忙しい毎日を送る中、日々の日常や自らの歩んできた道を歌に織り込んでいる。 「歌壇では伝統ある重い賞。遠くで仰ぎ見ていたものが突然目の前にきたという感じで、私なんかがいただいていいのかという思いです」 受賞した歌集「漆桶」は2013~18年の作品の中から約500首の短歌と2首の長歌を収めた、大下さんの第7歌集だ。「漆桶」とは黒い漆を入れる桶のことで、転じて「真っ暗で何も分からないこと」や「仏法について何も分からない僧」などの意味があるという。 歌集の最初の一首は、境内の自然を描いた作品だ。 昼たけて大樹の椨(たぶ)に… この記事は有料会員記事です。残り1614文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で新たに2万828人がコロナ感染 15日連続で前週を下回る
新型コロナウイルスの国内感染者は29日午後7時半現在、新たに2万828人が確認された。1週間前の22日から1万620人減った。前週の同じ曜日を下回るのは15日連続。死者は19人だった。 東京都の感染者は2194人で、1週間前から1123人減少した。都では80~90代の女性4人の死亡が発表された。大阪府は1502人で、1週間前と比べ750人少なかった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
訓練中に雪の塊、自衛官2人負傷 下山できず救助 山形・飯豊連峰
武井風花2022年5月29日 21時58分 山形県小国町の飯豊連峰の石転び沢付近で29日午後0時15分ごろ、山地移動訓練などで同県を訪れていた陸上自衛隊真駒内駐屯地(札幌市)所属の男性自衛官7人の一隊に、上部の雪渓から雪の塊などが落ち、3人にぶつかった。うち2人が負傷し、自力で下山できなくなったが、陸自神町駐屯地(同県東根市)の自衛隊ヘリコプターで救助された。 山形県警小国署によると、訓練で飯豊連峰の北股岳に向かって登っていたところ、7人の左手の斜面から石や雪の塊などが落ちてきた。札幌市の35歳と46歳の自衛官2人が足や腰を打撲し、自力下山が難しくなった。同日午後0時半ごろ、他の隊員から119番通報があり、同県の防災ヘリが捜索したが、気流が悪く断念。自衛隊のヘリが出動し、同日午後6時ごろに2人を救助した。他の5人は自力で下山しているところだという。(武井風花) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
観光船乗船者の集中捜索をスタート なお12人不明、国後島の北側も
北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、海上保安庁などは29日、行方不明者の集中捜索を始めた。事故発生から1カ月以上たつが、なお12人の行方が確認できていない。広く流されている可能性があり、31日まで態勢を増強して広範囲で捜索にあたる。 海保によると、29日は海保や自衛隊などの船艇計11隻や航空機が出動したほか、潜水での捜索や陸上からの捜索も行われた。このうち北方領土の国後島の周辺には巡視船6隻が出て、島北側の海域も捜索した。荒天で民間船の参加は見送られた。午後7時までに行方不明者につながる手がかりは見つかっていない。 今回の事故では、4月28日… この記事は有料会員記事です。残り117文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ホタルの里」石木ダム建設予定地で輝き放つ 長崎・川棚町
【動画】石木ダム建設予定地はで今年もホタルが舞い光る様子を見せている =吉本美奈子撮影 「ホタルの里」として知られる長崎県川棚町の川原(こうばる)地区では、今年も石木川周辺でホタルが飛び交い、柔らかな光を放っている。 住宅や、もうすぐ田植えが始まる水田の後ろには木々が広がり、ホタルがイルミネーションのように点滅している。カエルの合唱が響く中、家族連れらが訪れ、星空の下に広がるホタルの舞いを見つめていた。 一帯は石木ダムの建設予定地で、近くでは住民らが座り込み行動などの反対運動を長年続けている。 川に向かう道沿いには「緑の… この記事は有料会員記事です。残り108文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
横田早紀江さん「早く腹を割って話を」 日朝トップ会談求める
全ての拉致被害者の即時一括帰国を求める「国民大集会」が29日、東京都内であった。北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)の横田拓也代表は「首相に強いリーダーシップを期待する。親世代の拉致被害者家族には時間がありません」と被害者の早期救出を訴えた。 家族会などが主催し、約80… この記事は有料会員記事です。残り166文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北里柴三郎、17歳の辞令 医学志すきっかけ 教師と役場の見習いに
破傷風菌の純粋培養に成功した細菌学者・北里柴三郎(1853~1931)が、17歳のときに生まれ故郷の小国郷(現在の熊本県小国町・南小国町)で教師と役所の見習いに採用されていたことを示す史料が、熊本大などの調査で見つかった。北里が医学の道を歩む人生の転機に関し、貴重な史料という。 同大によると、見つかったのは1870(明治3)年8月、17歳だった北里に小国郡が出した辞令の控え。「北里芝(柴)三郎」を、小国にあった学校の教師と役所の見習いに採用し、出勤中は飯米を支給するといった内容だ。 北里は元々軍人になりたいと… この記事は有料会員記事です。残り398文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府で新たに1502人感染 前週から750人減 新型コロナ
大阪府は29日、府内で新たに1502人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。前週の同じ日曜日(22日)より750人少ない。 また、2月12日~5月24日に、60~90代の男女4人が死亡していたことも新たに確認された。 府内の感染者は延べ97万1025人、死者は計5040人となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル