Toronto – The Toronto Blue Jays designated infielder Gosuke Katoh for assignment as one of their moves to trim the active roster from 28 to 26, the team announced Wednesday. Katoh, who got his first-ever big league hit in a game against the Boston Red Sox last week, was immediately […]
終活であふれる収蔵庫「まるでテトリス」 博物館本来の役割に危機感
高齢化に伴う過疎化や相次ぐ災害などを背景に、多くの博物館が収蔵庫不足の問題を抱えている。資料の収集と保存は、博物館の重要な役割。だが、年々増える寄贈で資料を保管するスペースが埋まり、学芸員は「博物館の本来の役割が果たせなくなってしまう」と頭を悩ませている。 日本博物館協会が全国の博物館を対象に実施した調査によると、収蔵庫がほぼ満杯状態、または入りきらない資料があると回答した館は2004年から増加傾向にあり、19年には5割以上に達した。協会は、展示室の面積を広く取る一方、収蔵庫などバックヤードの面積を抑える設計をしていたり、収集計画を明確にしないまま設立したりした結果、満杯状態になった博物館も多いと分析する。 記事の後半では、収蔵庫の逼迫(ひっぱく)に悩む各地の博物館の状況を紹介します。スペースの確保や対応策にはどんな課題があるのか、迫ります。 熊本城の敷地内に立つ熊本博物館(熊本市)は1952年の設立以来、12万点以上の文化財などを収集してきた。近年は世帯主の死亡増や遺品を事前整理する終活に伴い、家に眠っていた文化財の寄贈の相談が増えた。県内に大きな被害をもたらした熊本地震も申し出の急増を後押しした。 発売初期のテープレコーダーなども寄贈相談 同館では寄贈の相談を受けれ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
慣らし保育→慣れ保育 変わる子ども観、では「読み聞かせ」は?
保育園に入園したての子どもたちが短時間から保育に慣れていく「慣らし保育」を、「慣れ保育」と呼ぶ園が増えています。 いつごろから、どんな理由で広がったのでしょうか。 起源を探っていくと、「子ども観」の変化が見えてきました。 記者が「慣らし保育」の取材を始めた4月の前半。SNS上で「慣れ保育」という言葉をよく目にした。 なぜ、言い換えるのだろう。 「保育園を考える親の会」顧問の普光院亜紀さんに聞いてみると、「特に都市部では、何年も前から、子どもを尊重する意識が高い園で『慣らし保育』を『慣れ保育』と呼び替えることが始まっていたと思います」という答えが。ただ、はっきりとした理由や起源はわからないという。 そこで、東京都大田区の未来のツリー保育園の園長でもある河合清美さんに聞いた。 「大人が主導の『慣らしていくための保育』という考え方から、子どもに主体をおいた『慣れていくための保育』という考え方への変化を反映しています」 河合さんが、保育の現場で「子ども主体」が強く意識されるようになった最初のきっかけと考えるのは、「子どもの権利条約」(1989年に国連で締結され、18歳未満の子どもも権利をもつ主体と位置付けた)だ。 ただ、日本の批准は1994年と随分と前になる。その後、保育所保育指針にもその考え方が徐々に反映され、前々回(2018年)の改定あたりから、「昔は一部の保育者しか持っていなかった、子どもに何かを『させる』という意識は違うよねという思いが、保育業界のポピュラーな意識になってきているように感じます」。 記事後半では、日本保育学会前会長の汐見稔幸・東京大名誉教授に、乳幼児にも浸透する「根性論」について聞きました。 実は河合さんは、言い換えの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
子どもが口に入れても安心 未使用野菜からクレヨン開発
野菜の芯や切れ端が原料で、子どもが口に入れても安全な「にしみの おやさいクレヨン」を岐阜県大垣市の就労継続支援A型事業所「シュシュ」が開発した。ニンジンや紫キャベツなど野菜そのものの色を生かした10色。野菜メーカーがカット野菜の未使用部分を提供するなど、西濃地方で集めた野菜でつくられた地域発の製品だ。 「小さな子どもは、なんでも口に入れたがる。食べ物と同じ成分のクレヨンなら安心して使えるはず」 「シュシュ」の運営会社「セスタ」の社長で、1歳半の子どもを育てる北倉慎也さんの思いが、開発のきっかけになった。「おやさいクレヨン」の商品企画を手がける「mizuiro」(青森市)の協力で製品化に取りかかった。 原料の野菜は、障害者雇用を… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
TOKIO「トキオバ」始動、福島で新プロジェクト アイデア募集へ
酒本友紀子2022年5月5日 4時00分 人気アイドルグループTOKIOが、福島県西郷村の広大な土地で、新たなプロジェクト「TOKIO―BA(トキオバ)」を始める。将来的には一般公開やイベントの開催などを想定しているが、現時点では全て未定で“白紙状態”。全国からアイデアを募るといい、TOKIOの3人は「この場を一緒に作っていくことに参加してもらうことがプロジェクトの最大の目的」としている。 3人の会社によると、プロジェクトは西郷村小田倉にある約8万平方メートルの敷地で平地、傾斜地、林が含まれる。東北新幹線の新白河駅から車で約20分、東北道の白河ICから約15分の距離だ。これまでに下見などで1年間の準備を進めてきており、現在は、電気や水といったインフラ整備工事を進めている。 トキオバは福島の現場だけではなく、オンライン上にも存在するという。近日中にスマホの無料アプリを公開し、その中で現場の様子を伝えるほか、アイデアを募って何をするかを決めていく。 27年の経験と学びを形に プロジェクトの運営会社長に就いた国分太一さんは「TOKIO27年の経験と学びをこの場所で形にします。アイデアを持ち寄り、広くつながり、チームになって、輪になって育む喜びを分かち合い、ワクワクの種をこどもたちへ託したい」。城島茂さんは「この場所からたくさんの子どもたちの笑顔が生まれれば」、松岡昌宏さんは「大好きな福島で一緒に成長していきたい」とコメントを寄せた。 TOKIOは約20年前から、日本テレビ系番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の企画で浪江町につくった「DASH村」の活動で福島に縁がある。原発事故後は県が県産品の不安払拭(ふっしょく)のためにTOKIOをCMに起用し、昨年度からは県庁にバーチャルの「TOKIO課」を設けるなど、交流が続いている。(酒本友紀子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
あの日「カズワン」に何が起きたのか カズスリー甲板員の混乱と後悔
「カムイワッカの滝の上にクマが横になっていた」 北海道・知床半島沖をめぐる観光船「KAZUⅠ(カズワン)」から無線で連絡が入ると、同船の30分後に出航した観光船「KAZUⅢ(カズスリー)」の船長は「了解」と返した。 4月23日午前11時ごろのことだ。このとき、カズワンは半島先端の知床岬までの往復3時間コースを航行中。後方のカズスリーは、途中で折り返す往復1時間のコースを航行していた。 「カムイワッカの滝」は、船上から野生のヒグマを見ることができる絶好のスポットだ。しかし、カズスリーが到着した時にはクマは姿を消していた。 カズワンの出航準備を手伝い、同じ会社が運航する後続のカズスリーで船上ガイドをした60代の男性が朝日新聞の取材に応じた。その話から、当日の状況が新たに判明した。 その直後、カズスリーの甲板員で船上ガイドの男性は天候の変化に気づいた。 新たに判明した当日の状況 折り返し地点の滝付近でUターンしたとき、大量の水滴が突然、降りかかった。普段は見られない現象だった。北西の強風にあおられて舞い上がったしぶきが、雨のように降ってきたのだ。波は穏やかだったが、知床連山の上には雲がかかっていた。 カズスリーは予定通り、午前11時40分ごろにウトロ漁港(斜里町)に戻った。男性は十数人の乗客を降ろし、船の窓にかかったしぶきの跡を掃除した後、事務所に戻った。 風が次第に強くなっていた。正午過ぎ、男性は事務所にいた従業員らと話し合い、午後の便を欠航することにした。予約客に電話したり、集まり始めた客に欠航を伝えたりした。 気がかりは、まだ航行中のカズワンだった。荒天の予報が出ていたことから、男性は23日の朝、カズワンの豊田徳幸船長に「午後から波が高くなるから気をつけろ」と忠告していた。 「港に戻るまでに相当時間が… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
子連れ専用車両、「歓迎」だけでない理由 子育て世帯が少数派の今に
子どもと気がねなくお出かけできるよう、子連れ専用のスペースを設ける鉄道会社が増えてきた。子連れで利用する人たちの声に後押しされた形で、選択肢が増えたことは歓迎されている。一方で、前向きな受け止めばかりでもないよう。何が変わりつつあるのか。 「『泣いたらどうしよう』という心配がいらない!」。こんなうたい文句で販売中のJR東海の「お子さま連れ専用車両」を巡り、ツイッターで3月、ちょっとした論争が起きた。「迷惑をかけないかと気がねをしないで済む」と歓迎の声の一方、子連れの側が「隔離」されているようだ、と疑問の声があがったのだ。 同社によると、長期休暇に合わせて「ファミリー車両」などの類似サービスを始めたのは2010年から。アンケートでは「気がねなく利用できる」と好評で、コロナ禍前は、利用客・本数ともに、年々増えていたという。 公共交通で、子連れの人向けのスペースを確保する動きは広がっている。 この大型連休で3年ぶりに、子連れでのお出かけをした方も多かったと思います。公共の場で、子連れ向けスペースを作るところも増えています。ご意見や体験を、dkh@asahi.comへお寄せください。いただいたご意見は、朝日新聞に掲載させていただくことがあります。 小田急電鉄は今春から「子育て応援車」として、通勤車両の3号車に「お子さま連れのお客さまに、安心してご乗車いただける車両です」とステッカーを貼った。車両ごとに利用客の「すみ分け」はできないものの、泣く子やベビーカー利用者への理解を広げるのが狙いだという。 都営地下鉄大江戸線では19年、優先席の壁をアニメ「きかんしゃトーマス」で装飾した「子育て応援スペース」を導入した。ベビーカーでの通勤で肩身が狭いという市民団体の要望に応えた形だった。 記事後半では、交通経済学者や社会学者や当事者団体の見方、「寂しい感じがする」というも紹介します。 こうした動きに、当事者が果たしてきた役割は大きい。1970年代には、国鉄(現JR)、私鉄、地下鉄が、ベビーカーは「危険でほかの客の迷惑になる」という理由で、「ベビーカーの乗り入れ禁止」というポスターを各駅に貼り、当事者らが抗議する「ベビーカー論争」が起きた。子育て関連団体と交通事業者が協議会を設置し、ベビーカー使用の理解を広げ始めたのはここ10年。電車やバスでもベビーカーを折りたたまずに乗れるようになった。 ■過去には「ベビーカー論争」… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「シイタケが語る原発問題」福島の農家描く映画、国際映像祭で受賞
東京都立川市では7日に、ドキュメンタリー映画「失われた春 シイタケの教え」の上映会がある。東京電力福島第一原子力発電所の事故で苦しむシイタケ農家の暮らしを追った作品で、環境をテーマにした「第9回グリーンイメージ国際環境映像祭」で大賞に次ぐ審査員特別賞を受賞した。 舞台は福島県の阿武隈山地の里山。2011年の事故後、原木シイタケの生産者はどんな思いで事故と向き合ったのか。写真家の田嶋雅己監督(68)が撮り重ね、19年に完成させた。 コナラやクヌギなどの雑木林が豊かな阿武隈山地は長い間、薪や炭を作る里山として人の手が入り、維持されてきた。薪や炭が使われなくなると、人々はシイタケの原木生産に転換し、国内有数の供給地となった。ただ原発事故後、露地栽培の原木シイタケは放射性物質の数値が安全基準を下回らず、出荷制限や自粛が今も続く。 田嶋さんは事故翌年に茨城県鉾田市のシイタケ農家を取材した。そこで原発に近い阿武隈山地が良質な原木供給地だと知った。「シイタケに原発問題を語ってもらおう」と考え、13年に八王子市から福島県郡山市に移住して撮影を開始。1年ほどの予定は延び、5年間住み続けて撮影した。 上映会は立川市女性総合センター・アイムで7日午後1時50分から。上映協力券は千円で事前予約が必要。問い合わせは実行委員会・細田さん(090・6504・3287、katarai8@yahoo.co.jp)へ。 生産をやめる人、原木を洗浄… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サメの餌食になった気分? 福岡の水族館がスリル満点の入浴剤開発
福岡市のマリンワールド海の中道がプロデュースした入浴剤「サメボム」が話題だ。「自宅でも水族館のドキドキを感じてほしい」と開発された。 お風呂に入れるとみるみるお湯が真っ赤になり、本物のサメの歯まで入っている。でも香りはローズを基調にした癒やし系だという。 応援購入サイト「Makuake」で5月16日まで購入できる。「ゆったりと疲れを癒やすバスタイムに、あえてスリルをお届けします」と担当者。(小川詩織) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
祇園祭の鷹山、200年ぶり復帰へ着々と 本番さながら試し曳き
北村有樹子2022年5月4日 19時00分 今年7月の京都・祇園祭の山鉾(やまほこ)巡行に約200年ぶりに本格復帰する「鷹山(たかやま)」の保存会が4日、曳山(ひきやま)を製作してきた京都府京丹波町で試し曳きをした。 鷹山は応仁の乱(1467~77)の以前から山鉾巡行に参加していた記録が残るが、江戸時代の1826年に暴風雨で壊れ、翌年から巡行に出ない「休み山」になっていた。復帰に向け、懸装品(けそうひん)を飾り付けて動かしたのは初めて。「エンヤラヤー」のかけ声で綱を曳き、竹を車輪下に敷いて方向転換する「辻回し」も練習した。 山鉾巡行はコロナ禍で2年連続で中止され、実施は3年ぶり。鷹山保存会の山田純司理事長(67)は「本番をしっかりイメージした練習ができた。巡行では特に疫病退散をしっかり祈りたい」と話した。(北村有樹子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル