2025年大阪・関西万博の機運を盛り上げようと、大阪府と大阪市は、開幕まで残り1千日となる7月18日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、同市此花区)で記念イベントを開く。万博アンバサダーの人気デュオ「コブクロ」による記念ライブやタレントらによるトークショーなどがある。 大阪・関西万博は25年4月13日~10月13日に、大阪湾の人工島・夢洲(同区)で開かれる。「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマで、現在世界120カ国・地域、7国際機関が参加を表明している。 記念イベントでは、万博テー… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ボ-ルペンを机にたたきつける 野洲市長のパワハラ認定 第三者委
松浦和夫2022年6月30日 21時01分 滋賀県野洲市の栢木(かやき)進市長からパワーハラスメントを受けたとする職員の訴えを受け、事実関係を調べていた市の第三者委員会が30日、調査結果を公表した。第三者委は、栢木市長が職員と議論中、机にボールペンをたたきつけた行為などをパワハラと認めた。栢木市長は「一連の言動で市民の皆様や多くの方々にご迷惑、ご心配をおかけしたことをおわび申し上げる」とするコメントを出した。 第三者委は、栢木市長が昨年5月、机にボールペンをたたきつけた行為のほか、職員らに「3日話しても同じや」と発言した▽市議会の一般質問終了後、議場で職員に対し「ええかげんにせえよ」「ちゃんと言えよ」などと叱責(しっせき)した――こともパワハラと認定。優越的な関係を背景に、業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動で、職員の勤務環境を害したと結論づけた。 再発防止策として、特別職と一般職の行為規範を定めることや、外部の相談窓口の設置なども提言した。パワハラを訴えた職員は「このことを教訓にして、市長を含めた市組織が、再びハラスメントが起こらない働きやすい職場になって欲しい」とのコメントを出した。(松浦和夫) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
せめぎあう国民国家と帝国の原理、試される己の矜持 佐伯啓思さん
異論のススメ・スペシャル ロシア・ウクライナ戦争が膠着(こうちゃく)状態に陥っている。さてこの戦争は、日本人にとってどういう意味をもっているのであろうか。 さえき・けいし 1949年生まれ。京都大学名誉教授。保守の立場から様々な事象を論じる。著書に「さらば、欲望」など。思想誌「ひらく」の監修も務める。 もともとこの戦争は、NATO(北大西洋条約機構)加盟をもくろむウクライナのゼレンスキー政権の崩壊と、ウクライナ東部の占拠を意図するロシア軍の侵略から始まった。そこには、われわれには容易には理解しがたいロシアとウクライナの複雑な歴史的背景があり、当初は、いわば壮烈な兄弟げんかのようなものと思われた。 ところが、ゼレンスキー大統領の国際世論への訴えや、メディアが報じるウクライナ市民の悲惨な映像により、「西側」は即座にウクライナ支援を表明し、次のように主張した。「これは、自由や民主主義、人権や法の支配を奉じる国際社会に対する攻撃である」と。ロシアが侵略したのはウクライナだけではなく「秩序ある国際社会」だというのである。 「普遍的価値」は真に普遍的か 日本も「西側」の一員としてウクライナを支援している。「西側」とは、冷戦時代を彷彿(ほうふつ)とさせるいい方だが、ここでは、今日のグローバリズムを支える、自由、民主主義、法の支配、主権国家体制、市場経済等の「普遍的価値」を共有する国家群をさす。日本も米国とともにこの普遍的価値の共有を常々主張してきたからには、ウクライナ支援を表明するのは当然ともいえよう。さらに、戦後日本は「秩序ある国際社会」の多大な受益者であり、この秩序を守るのは日本の国益でもある。つまり、「普遍的価値」を守ることが日本の「国益」でもある、というのだ。 日本がウクライナを支援する理屈に「少し躊躇する」と話す佐伯さん。論考の後段では、グローバリズムを先導する「普遍的価値観」をひも解き、著しく不安定な世界にあって日本はどのように国を守ればよいのか。そもそも何を守るのか、について論じています。 この理屈はわからなくはない… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「性風俗はまともでない」裁判所まで セックスワーカーから憤りの声
性風俗業者をコロナ給付金の対象から除外するのは妥当だと判断した30日の東京地裁判決について、原告や同業者からは憤りの声が上がった。 「性風俗業はまともな職業ではない、裁判所までもがそう言った。『世の中から後ろ指をさされている、だからあきらめろ』と。職業をおとしめる判決だ」。判決後の会見で、原告のコメントが読み上げられた。 判決が「大多数の国民の道義観念」や「国民の理解」を理由に不支給を肯定したことに、代理人の平裕介弁護士は「大多数の国民とは誰なのか。証拠に基づかない判断だ」と批判した。亀石倫子弁護士も「性風俗事業者を差別してもかまわないというメッセージで、到底容認できない」と述べた。 性風俗業者は、災害支援などでも公的な金融支援や国の補助制度の対象外とされてきた。 デリヘルと同じく除外対象のラブホテルを北関東で6店経営する市東剛さん(63)は「明らかに職業差別だ」と憤る。コロナ禍で年間の売り上げは約3割減り、事業の縮小や従業員の解雇を検討している。ホテルなのに「Go To トラベル」や持続化給付金の対象でもない。「届け出をして納税し、真面目に営業してきたのに、『支援の対象外』と繰り返されて助けてもらえず、悔しい」と語った。 セックスワーカーの支援団体「SWASH(スウォッシュ)」のメンバーで、自身も元セックスワーカーの宮田りりぃさん(41)は「性風俗の仕事をしている人はたくさんいる。『不健全』だから困った時に見捨てるのか」と話した。「判決で差別が広がり、今後、困った時に助けも求められなくなる」(根岸拓朗、村上友里) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神戸駅地下街の傷害事件、容疑者を逮捕 「にらまれた気がした」供述
30日午後0時半ごろ、神戸市中央区東川崎町1丁目の地下街「デュオ神戸」で、「男性が切りつけられた」と現場にいた人から110番通報があった。会社員男性(58)が右肩に軽いけがをした。 兵庫県警生田署は同日午後11時ごろ、住所不定、無職の田尾寿(ひさし)容疑者(65)を傷害容疑で逮捕した。 署によると、容疑を認め「(男性に)にらまれた気がした。かっとなった」と供述している。2人に面識はないという。 現場はJR神戸駅からハーバ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
MBS男性社員、男子大学生酔わせて性的暴行の疑い 京都府警が逮捕
2022年7月1日 1時13分 男子大学生(22)を酒に酔わせて性的暴行を加えたとして、京都府警は30日、毎日放送(MBS)社員の男(25)を準強制性交等容疑で逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めているという。 毎日放送は同日、男は制作スポーツ局所属だと明らかにした。 上京署の発表によると、男は5月21日午前3時ごろ、京都市上京区の自宅で、大学生に酒を飲ませて酔わせ、性的暴行を加えた疑いがある。2人はSNSで知り合い、前日の夜に飲食店などで会っていたという。大学生が5月末、同署に相談していた。 毎日放送広報部は「事実関係を確認したうえで、厳正に処分します」とのコメントを出した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「性風俗は不健全」が独り歩き 研究者が判決に疑問を投げかける点は
「性風俗関連特殊営業」が新型コロナウイルス対策の持続化給付金の対象外なのは憲法違反か――。この点が争われた訴訟で30日、「性風俗は大多数の国民が共有する性的道義観念に反する」として、違憲ではないとの判決が言い渡された。性風俗規制の研究もしている岩切大地・立正大教授(憲法)に話を聞いた。 「『性風俗は不健全』という言葉が独り歩きしていたと思う」。岩切教授は裁判を振り返ってこう話す。 裁判で国側はデリバリーヘルス(無店舗の派遣型風俗店)などの性風俗関連特殊営業について「本質的に不健全な営業で、合理的な区別だ」と主張した。 根拠としたのが、風俗営業法で、性風俗とその他で区別を設けた理由を説明した、1998年の国会答弁などだった。風営法上、ゲームセンターなどは許可制だが、性風俗は「届け出制」とされるなど、異なる規制を受けている。 岩切教授は「風営法はもとも… この記事は有料会員記事です。残り1092文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「IR事業者との交渉記録を開示して」都内の男性が大阪府・市を提訴
安井健悟2022年6月30日 21時25分 カジノを含む統合型リゾート(IR)を推進する大阪府、市に事業者との交渉記録などを開示するよう求めたところ、不開示とされたのは不当だとして、東京都内の男性(49)が30日、府と市を相手取り、不開示決定の取り消しを求めて大阪地裁に提訴した。 訴状などによると、男性は今年2月と4月、府と市に対し、交渉記録のほか、事業者の提案書の審査に関する文書を開示するよう求めた。だが、府は一部の文書を、市は全ての文書を不開示とした。 府と市は、不開示の理由として「事業者のノウハウに基づくもので、非公開を前提に提出された。公にすると、競争上の地位を害する恐れがある」などを挙げている。 男性側は「莫大(ばくだい)な公金投入に見合う効果があるのか。府と市は、文書を積極的に公開して判断を仰ぐ責務を負う」と主張している。(安井健悟) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
渋谷駅で「女性が頭から血を流している」 一緒にいた男が暴行か
2022年6月30日 21時35分 30日午後8時半ごろ、東京都渋谷区の東急渋谷駅の駅員から「女性と男性がけんかしている。女性は頭から出血している」と110番通報があった。警察官が駆けつけたところ、駅構内でけがをしている女性を発見。命に別条はないという。 渋谷署によると、女性は一緒にいた男から素手で暴行を受けたとみられる。署は男の身柄を確保したうえで、経緯を詳しく調べている。 現場は東急東横線の改札付近。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高島屋の女性トイレで異臭騒ぎ 4人を救急搬送、軽症 大阪・難波
2022年6月30日 19時37分 30日午後4時5分ごろ、大阪市中央区難波5丁目の高島屋大阪店の従業員から「7階のトイレで異臭がして、のどの痛みを訴えている人がいる」と大阪府警に通報があった。府警によると、女性トイレを利用した50~70代の女性客4人が気分不良などを訴えて搬送され、4人とも軽症という。 府警は何者かがスプレーなどを噴霧した可能性があるとみて調べている。 南署によると、同日午後3時半ごろ、7階の女性トイレの個室を利用中の女性(60)が顔に異変を感じ、近くにいた従業員に気分不良を訴えたという。女性を含め、このトイレを利用した計4人が気分不良を訴え、救急搬送された。現場のトイレはレストランが集まる7階の一角にある。 消防車両17台が出動し、高島屋大阪店がある南海なんば駅前は一時騒然とした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル