福岡地裁で一番広い101号法廷に5月16日、生協の組合員ら約30人が詰めかけた。初めて参加した幼い子連れの母親もいた。 「原発事故の賠償負担金を経済産業省の省令によって電気代に上乗せしたのはおかしい」。電力小売事業者「グリーンコープでんき」(福岡市)が、国を相手に起こした訴訟の7回目の口頭弁論だった。 「難しくて頭に入らなかった」「裁判官の理解も深まっているのでは」「なかなか進まない」。報告集会で思い思いに感想を述べあった。 「でんき」の母体は、九州など16府県で食料品の購買事業などを営むグリーンコープ生協(組合員約42万人)。東京電力福島第一原発事故の翌年、原発に頼らない電気を届けるため設立された。2016年から電力小売りにも参入した。 自分たちが使う電気がどんな電気なのか知りたい。それが出発点だった。 2.4兆円、薄く広く回収 野菜の産地や肥料、農薬を調… この記事は有料会員記事です。残り1462文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仕事の裏側紹介で人気、現役CAユーチューバー なぜ異国のCAに?
関西ゆかりのインフルエンサーはどんな人? どんなことを考えて投稿しているの? 最近、思っていることは? そんな、こんなを、関西弁の客室乗務員(CA)のユーチューバー、Ryucrew(リュークルー)さんにお聞きしました。 カナダの航空会社で働く現役の客室乗務員(CA)で、仕事の裏話を紹介し、人気を集めている。 大阪の下町生まれ。小さい頃、グアム旅行のために訪れた関西空港は日常と切り離された特別な空間に感じ、胸が高鳴った。 「全然違う世界。ここで働けたら、ほんまにかっこいいなあ」 漠然とした航空業界へのあこ… この記事は有料会員記事です。残り688文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「おとなしそうな人が」 女性行方不明事件、容疑者の関係者に驚き
5日から行方がわからなくなっていた東京都文京区の新野(あらの)りなさん(23)の遺体が、茨城県常陸太田市内の山中で見つかった。警視庁は19日に死体遺棄事件として捜査本部を設置し、新野さんを同市内の別荘で監禁したとして逮捕した男から経緯を詳しく聴いている。2人に何があったのか、周囲からは驚きの声が上がった。 逮捕監禁容疑で逮捕された男は会社員の三瓶博幸容疑者(33)。三瓶容疑者の別荘の近隣住民によると、1週間ほど前、別荘に警視庁の捜査員が集まり、物々しい雰囲気に包まれた。 近所の男性(79)はその際… この記事は有料会員記事です。残り442文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
消し炭のような遺体、「言い尽くせん」悲劇の記憶 福岡大空襲77年
1945年6月19日夜、米軍機が福岡市中心部に焼夷(しょうい)弾を投下し、1千人以上が死亡・行方不明になった福岡大空襲から77年を迎えた。18日には「平和のための福岡女性のつどい」が福岡市南区であり、空襲を体験した男性が当時のことを語った。 「空からどんどん焼夷弾が落ちてきて、逃げ道がない。その中を母と走り回った」 石橋義廣さん(82)=糸島市=は国民学校(現在の小学校)に入学したばかりで、現在の博多区冷泉町に暮らしていた。父や姉たちが仕事や疎開で不在の夜、空襲が始まった。炎が迫り、母に手を引かれて街に飛び出した。 あちこちで火柱が上がり、2… この記事は有料会員記事です。残り362文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
謎の地震続く能登地方、火山ないのになぜ? 「いつまで続くか不明」
19日に震度6弱の地震があった石川県の能登地方では、数年前から地震が頻発。気象庁は今後も地震が続くとして注意を呼びかけている。周辺では謎の地殻変動も続いてきたが、原因はなお不明だ。石川県内では1人が亡くなった2007年3月の能登半島地震(震度6強)以来の揺れとなった。 「数年前から続いていた群発地震の活動の一つではないか」 東京大地震研究所の古村孝志教授(地震学)は今回の地震についてこう話す。 「群発地震は始まりも終わり… この記事は有料会員記事です。残り1040文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男児を助けようとした男性、ダム湖でおぼれ死亡 大阪・泉南
2022年6月19日 23時57分 19日午前11時55分ごろ、大阪府泉南市信達童子畑の堀河(ほりご)ダムで、おぼれている人がいる、と釣り人から119番通報があった。府警などによると、京都市東山区のダンス講師、河内正樹さん(39)が救助されたが、約2時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。 泉南署によると、ダム湖を訪れた河内さんら4人のグループのうち12歳の男児がおぼれそうになり、先に泳いでいた河内さんが助けようとしたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鳥居が倒壊、宮司「目を疑った。気持ち整理つかない」 能登震度6弱
震度6弱の強い揺れに驚きと不安が広がった。石川県の能登半島で19日午後にあった地震。震源地に近い珠洲市を中心に住民たちは片付け作業に追われた。 同市飯田町の春日神社では鳥居が倒壊し、こま犬の足が折れた。宮司の葛原秀史さん(54)は地震発生時は同県七尾市におり、知人から鳥居が倒れた写真がLINEで送られて「目を疑った」という。鳥居は過去の地震で一部が落ちたり、ひびが入ったりしたが、「全部倒れるのは初めて。気持ちの整理がつかない」と話した。 珠洲市野々江町のスーパー「ダイマル」では、地震で酒など瓶類が割れたため、客を店外に避難させ、一時的に営業を取りやめた。店員の女性は「早く片付けて営業を再開したい」と話した。 市多目的ホール「ラポルトす… この記事は有料会員記事です。残り400文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
多摩川で少年2人流され死亡 中州で水遊び中
2022年6月19日 21時06分 19日午後4時10分ごろ、東京都日野市日野の多摩川で、「子ども2人が川に潜ったまま上がってこない」と通行人の男性から110番通報があった。警視庁によると、14歳と13歳の少年2人が約40分後に救出され、いずれも心肺停止の状態で病院搬送後に死亡が確認された。 日野署などによると、亡くなった少年2人は親戚で、事故直前に別の親戚の9歳男児と川の中州部分で水遊びをしていた。川底に沈んでいるところを救助隊が午後4時50分ごろに引き揚げたが、意識不明だった。2人とも海水浴用パンツを身につけていたという。同署が当時の状況を詳しく調べている。 現場はJR立川駅の南約1・5キロで、近くには日野、立川両市を結ぶ日野橋がある。通報を受け、消防車や救急車など計約20台が出動した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
石川県珠洲市で震度6弱 M5.4、一連の地震活動で最大
吉沢英将、山田健悟2022年6月19日 21時46分 19日午後3時8分、石川県能登地方を震源とする地震があり、同県珠洲(すず)市で最大震度6弱を観測した。気象庁によると震源の深さは13キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・4。津波は発生せず、北陸電力志賀原発(同県志賀町)に異常はなかった。県などによると、珠洲市と同県能登町で6人がけがをし、うち1人は手首を骨折し、5人は軽傷だという。 同県では他に能登町で震度5弱、輪島市で震度4を記録。新潟、富山、福井の3県でも震度3を観測した。 能登半島では、半島の先端部を震源とする地震が2018年ごろから増加傾向にあり、2020年12月から活発化。同年12月1日から今年6月19日午後3時までに、震度1以上を観測する地震が148回発生している。今回の地震は地殻内で発生したとみられる。 一連の活動では21年9月16日に起きた最大震度5弱(M5・1)の地震が規模、震度ともに最大だったが、それを上回った。石川県で震度6弱以上を観測したのは、07年3月25日の能登半島地震以来という。 19日夕、緊急の記者会見を開いた気象庁の鎌谷紀子・地震津波監視課長は一連の地震活動の一つとの認識を示した。この地域で活動が活発化している原因は「政府の地震調査委員会で検討が進められているが、確定していない。何か変わったことが起きたとは考えていない」と述べた。 同庁は、今後1週間程度は同程度の地震に注意を呼びかけるとともに、一連の活動が当面継続するとの見方を示して注意を促した。 県によると、珠洲市の市総合病院で断水が発生したが、夕方までに復旧した。県立飯田高校では窓ガラスが割れたり棚から物が落ちたりしたが、大きな被害は出ていないという。馳浩知事は「今後余震が予想される。県民の皆さんは引き続き警戒を」と注意を呼びかけた。(吉沢英将、山田健悟) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「数秒の強い縦揺れ」食器など散乱、歩道の隆起も 能登で震度6弱
19日午後3時8分ごろ、石川県能登地方であった地震で、震度6弱を観測した同県珠洲市では、強い揺れが数秒にわたって続き、食器が割れるなどの被害が各地で相次いでいる。 珠洲市役所の日直室にいた女性職員は「強い揺れでびっくりした。流しにあった洗剤が倒れた」と話した。同市高屋町の円龍寺の塚本詠子さんによると、台所で陶器の食器が落ちて割れ、散乱しているという。 同市野々江町の「道の駅 すずなり」では瓶の商品多数が床に落ちて割れた。地震の発生時に客数人がいたというが、女性職員は「店内は危険だと思って、外に避難してもらった」と話す。店舗に隣接した事務所では「棚が落ちた書類が散乱してひどい状態」という。 焼き物を販売している同市蛸島町の珠洲焼館でも、陳列しているつぼや花器が複数倒れ、破損している商品も出ている。同館で働く50代女性は、5秒ほどの強い縦揺れを感じたといい、「最近は地震が続いていたので、またか、と思ったが、今回の揺れは非常に強かった」と話していた。 珠洲市にある珠洲市総合病院に勤務する男性職員は地震当時、自宅にいたという。「突き上げがあって、横揺れが激しく、10秒ぐらい激しく揺れた」と語った。CDラックからCDなどが床に落ちたという。 その後、病院に車で駆けつけた。信号などは通常通り点灯していて、渋滞なども発生していなかったが、歩道で地面が隆起しているところを見たという。 病院に着いて事務室内に入る… この記事は有料会員記事です。残り408文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル