2022年6月22日 3時44分 埼玉県川越市脇田新町のインターネットカフェ「快活CLUB川越脇田新町店」で21日夜、40代の男が女性店員を人質に客用の個室に立てこもった事件があり、県警は22日午前3時過ぎ、男を逮捕監禁容疑で現行犯逮捕した。捜査員が個室に突入し、取り押さえた。県警によると、女性のけがの有無ははっきりしていないが、命に別条はないという。 事件が起きたのは21日午後10時過ぎ。店から「女性店員が客のいる個室に向かい、戻ってこない」と110番通報があった。その後、客の男が20代の女性アルバイト店員を人質に客用の個室に立てこもったことがわかり、県警が女性を解放するよう説得していた。ほかの客や店員は直後に避難しており、無事だった。 現場はJR川越駅から西に約1・1キロの国道16号沿い。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
シートベルトで首を締め殺害か 高校教諭殺害容疑、元同僚を再逮捕へ
北海道帯広市の雑木林で女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された帯広農業高校教諭の片桐朱璃(しゅり)容疑者(35)が道警の調べに「車の中でシートベルトで首を絞めて殺した」と供述していることがわかった。女性の首にシートベルトで絞められたような痕があることなどから、道警は22日にも片桐容疑者を殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者が取材に明らかにした。 道警によると、遺体で見つかったのは道内の高校教諭、宮田麻子さん(47)。 片桐容疑者は5月30日午後8時ごろ、帯広市内の雑木林に宮田さんの遺体を埋めたとして、死体遺棄容疑で今月2日に逮捕された。2人は3月までの6年間、道内の同じ高校で勤務していたが、4月に別々の高校に転勤した。 宮田さんは5月29日午後… この記事は有料会員記事です。残り330文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
捜査で浮かんだ「エデン」とは 反ワクチン団体が進める「移住計画」
新型コロナウイルスのワクチン接種に反対を訴えようと、接種会場に無断で立ち入った疑いでメンバー8人が逮捕された「神真都(やまと)Q会」。警視庁の一連の捜査で、この団体が組織化され、地方への「移住計画」のために寄付金を集めていた活動実態が浮かび上がってきた。 同会はホームページで、「コロナウイルス自体が存在しない」「ワクチンの中身は身体に悪影響を及ぼす病の種、感染源が入っている」などと主張。接種反対のデモでは「ワクチンで子どもの命が失われている」と訴えたほか、メンバーの逮捕を受けて警察署前で行った抗議活動の際には「警察官はゴム人間。松ヤニで退治できる」などと独自の訴えを展開していた。 先鋭化を警戒する警視庁が捜査を進めたところ、組織の実態がわかってきた。 「エデン」と称するコミュニティー 捜査関係者によると、同会は元俳優の男(43)を含む幹部数人でつくる「執行管理部」が中心となって組織の活動方針を決定。その下には、ワクチン接種への抗議計画や反対デモを企画する部署のほか、地方で「村おこし」をする部署も設けていた。 村おこしの対象となったエリ… この記事は有料会員記事です。残り429文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都・ウトロ放火事件、被告に懲役4年求刑 検察側「身勝手な動機」
在日コリアンらが多く暮らす京都府宇治市のウトロ地区の空き家に放火したなどとして、非現住建造物等放火罪などに問われた奈良県桜井市の無職有本匠吾被告(22)の公判が21日、京都地裁であった。検察側は「偏見や思い込み、憂さを晴らしたいという身勝手な動機で犯行に及んだ」として懲役4年を求刑し、弁護側は「更生を考慮した判決」を求めて結審した。判決は8月30日。 動機について、検察側は論告で「在日韓国人に一方的に抱いていた嫌悪感などから火を付けた」とし、社会から注目を浴びたいとも考えていたと主張した。弁護側は最終弁論で「家庭や社会で孤立しがちで自暴自棄に陥っていた」と述べ、情状酌量を求めた。 ウトロ地区には戦時中、国策… この記事は有料会員記事です。残り501文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
消費増税で値上げしたはずが……条文改正忘れ、「過大徴収」で返還へ
消費増税に伴う条例改正で体育館の利用料を値上げしたはずが、条文を変え忘れており、値上げ分を利用者に返金する――。そんなミスが愛知県小牧市で起きた。市のチェックが不十分で、条例案を審議した市議会も気づかずに可決していた。 体育館は小牧勤労センターで、バドミントンや卓球などのスポーツで使用されている。利用料を定めた条例を所管する同市商工振興課によると、2019年10月に消費税率が8%から10%へと引き上げられることを控え、同年6月に利用料を値上げする条例改正案を市議会に提出し、可決された。 バドミントン利用では、1時… この記事は有料会員記事です。残り373文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ネットカフェで男が立てこもり 女性従業員人質に 埼玉・川越
2022年6月22日 1時29分 埼玉県川越市脇田新町のインターネットカフェ「快活CLUB川越脇田新町店」から21日午後10時ごろ、「女性店員が客のいる個室に向かい、戻ってこない」と110番通報があった。40代の男が20代の女性店員を人質に店内に立てこもったといい、22日午前2時10分現在、県警が女性を解放するよう説得している。女性の安否はわかっていない。ほかの客や店員は店外に避難し、無事だという。 捜査関係者によると、男が立てこもっているのは店内の客用の個室。具体的な要求などがないため、動機や女性との関係はわかっていないという。 現場はJR川越駅から西に約1・1キロの国道16号沿い。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
取水口での自然取水を再開へ 明治用水頭首工の大規模漏水で 愛知
愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工(とうしゅこう)」で起きた大規模漏水で、東海農政局は21日、右岸側取水口での本格的な自然取水がまもなく可能になるとの見通しを発表した。金属板などを打ち込み、取水口に川の水を流し込むための工事が完了したという。 東海農政局によると、水位が上がり、安定的に取水できるようになるのは24日になる見通し。ただ、その場合でも水量は毎秒約13立方メートルにとどまり、通常の6~7月の取水量の目安である毎秒約20立方メートルを確保するためには、さらに水位を上げる必要があるという。上流側の漏水箇所周辺を金属板で囲う工事が完了する7月下旬をめどとしている。 農林水産省の緒方和之水資源… この記事は有料会員記事です。残り102文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ゴミ袋から人の頭骨やあごの骨 火葬の形跡なし 東京・足立
2022年6月21日 20時51分 21日午前10時40分ごろ、東京都足立区入谷8丁目のゴミ処理業者の従業員から「ポリ袋の中に人の頭蓋骨(ずがいこつ)のような物が入っていた」と110番通報があった。警視庁によると、ゴミ袋の中から頭骨とあごの骨の一部が見つかり、いずれも人のものとわかったという。同庁が身元の確認を進めるとともに、事件性の有無を調べている。 竹の塚署や捜査関係者によると、骨は成人のものとみられ、火葬した形跡はなく、腐敗臭がしていた。ゴミを分別する作業をしていた職員が骨を見つけたといい、ゴミ袋の中には骨以外は何も入っていなかったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
消防到着時には死に至るCO濃度 写真を公開 大阪・クリニック放火
大阪市北区のクリニックで昨年12月、26人が犠牲になった放火殺人事件で、総務省消防庁は21日、調査結果報告書を公表した。出火場所の待合室は天井まで焼け落ちたが、被害者が倒れていた奥の廊下や診察室は焼損していなかった。消防隊が着いた出火5分後には最も奥の診察室まで、数分で死に至る一酸化炭素(CO)濃度になっていた。 事件は昨年12月17日午前10時16分、雑居ビル4階のクリニックで発生。大阪府警は今年3月、谷本盛雄容疑者(当時61)を殺人などの疑いで書類送検した(死亡のため不起訴処分)。谷本容疑者はエレベーター前にガソリンを流して火を付け、非常口にもガソリン入りの紙袋を投げて火を放ち、クリニックの出入り口2カ所を塞いだとされる。 総務省消防庁は、事件発生当日から今年1月13日まで現地調査を実施。クリニック内を撮影し、写真を報告書内で公表した。 出入り口近くにあって火が放たれた待合室では、ソファや壁は一部焼失し、天井は崩落していた。げた箱やスリッパ入れは塗装が焼けて白くなり、受付の棚は側面が焼け落ちていた。 待合室奥の扉の向こう、焼損でなく煙で 一方で、待合室の奥は焼損は確認されなかった。奥へと続く廊下の天井や、職場復帰を目指す人が集った「リワークルーム」と廊下を仕切るカーテン、診察室内はすすけていた。 待合室と廊下の間には扉があ… この記事は有料会員記事です。残り1186文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
気象衛星「ひまわり」後継機で線状降水帯を予測へ 水蒸気、丸裸に
吉沢英将2022年6月21日 20時00分 2029年度からの運用を予定している気象衛星「ひまわり」の後継機について、気象庁は21日、大気の状態を立体的に観測できる最新のセンサーを搭載する方針を明らかにした。短時間で集中豪雨をもたらす「線状降水帯」の発生を的確に予測できるようになるという。 同庁によると、ひまわりの後継機に搭載される方針なのは「赤外サウンダ」と呼ばれる観測装置。現在は水蒸気などの分布を上空から面的にしか捉えることができないが、新しい衛星はこのセンサーを用いることで、水蒸気などを立体的に捉えることが可能になるという。 線状降水帯は、水蒸気を大量にふくんだ空気が狭い範囲に流れ込むことでできる。観測した立体的な水蒸気の分布データをスーパーコンピューターで分析することで、線状降水帯ができる過程が正確に予測できるようになるという。このほか、台風の進路予報で暴風警戒域を絞ることもできるようになるとしている。 現行のひまわり8号と9号は、いずれも29年度までに設計寿命を迎える。このため政府は20年に閣議決定した宇宙基本計画で、23年度をめどに後継機の製造を始め、29年度には運用を始めると決めている。19年から新しい気象衛星のあり方を検討してきた同庁の有識者懇談会はこの日、センサー搭載を求める中間とりまとめを同庁に提言。同庁は来年度の予算に製造費を盛り込む方針だ。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル