張り出した太平洋高気圧の影響で、26日も東日本や九州を中心に記録的な暑さとなった。気象庁によると、午後3時時点で、全国914の観測地点のうち29地点で35度以上となり、このうち東京都内の3地点(千代田区、練馬区、青梅市)では1975年の統計開始以降初めて、6月に2日連続で猛暑日を記録した。27日以降も続くとみられる猛暑に備え、政府は東京電力管内に電力需給逼迫(ひっぱく)注意報を発令して節電を呼びかけた。 気象庁によると、千代田区では午後0時15分に36・2度を観測し、2005年6月に記録した過去最高を更新。ほかにも練馬区で36・4度となるなど、都内5地点で35度以上の猛暑日となった。また、茨城県土浦市(36度)、千葉県鴨川市(35・2度)、東京都大田区(34・7度)など東日本や九州の18地点で6月の最高気温を更新した。30度以上の真夏日も491地点に上った。 27日も都内で最高気温が35度と予想されるなど、1週間程度は各地で35度前後の猛暑となる見通し。 東京消防庁によると、都内(… この記事は有料会員記事です。残り189文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サザエさんの博多人形できた! 原作者・長谷川町子さんゆかりの地で
国民的アニメ「サザエさん」の博多人形が初めて作られた。 原作者・長谷川町子さん(1920―1992)がかつて暮らした福岡市早良区の旧西新町が市に編入されて100年を迎えた記念として、制作された。 人形ができるまでには、企画者の熱い思いと、地域の力があった。 長谷川さんは、西新近くの百道浜(現・早良区)の海岸を散歩しながら、サザエやカツオといった登場人物について考えたという。 早良区は「サザエさん通り」を設けるなど、「サザエさん一家」をモチーフとしたまちづくりを進めている。 博多人形に合う「サザエさん」って? 「西新町100年記念事業実行委員会」の会長、鳥巣勲さん(71)は、5年前からサザエさんの博多人形を作りたいと考えていた。 そこで、著作権をもつ長谷川… この記事は有料会員記事です。残り728文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
観光船事故の犠牲者慰霊 法隆寺、京都仏教会が知床三堂で法要
作家の故・立松和平さんが建立に携わった知床三堂(北海道斜里町)で26日、例祭があり、奈良・法隆寺や京都仏教会、東京・法昌寺(ほうしょうじ)の僧侶らが法要を営んだ。住民ら約400人が参加し、4月に起きた観光船事故の犠牲者の追悼と行方不明者の早期発見を祈った。コロナ禍で2020、21年は法隆寺、京都仏教会が参加できず、3者がそろうのは3年ぶり。 知床三堂は1995年、立松さんや地元で自然に親しむ活動をする佐野博さん(75)、法昌寺の福島泰樹(やすき)住職(79)が北方の守り神の毘沙門天像をまつる毘沙門堂を建てたのが始まり。法隆寺から移した聖徳太子像と観音菩薩(ぼさつ)像もまつる。立松さんとの縁で、毎年6月の例祭には、法隆寺や京都仏教会も参加してきた。 この日は京都の聖護院(しょうごいん)、清水寺、大覚寺(だいかくじ)、泉涌寺(せんにゅうじ)、奈良の朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)、和歌山の高野山恵光院(えこういん)なども含む約15人の僧侶が訪れた。福島住職と、聖護院の宮城泰年(たいねん)門主(90)が犠牲者を供養する塔婆をそれぞれ事前に作り、祭壇に立てて祈った。 法隆寺の古谷正覚(しょうか… この記事は有料会員記事です。残り379文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自宅で産んだばかりの男児を殺害した疑い 23歳母親を再逮捕
増山祐史2022年6月26日 16時39分 自宅で出産したばかりの男児を殺害したとして、警視庁は26日、東京都日野市神明2丁目、アルバイト福島千尋容疑者(23)を殺人の疑いで再逮捕し、発表した。調べに対し、「黙秘します」と話しているという。福島容疑者は今月5日、男児への死体遺棄容疑で逮捕されていた。 日野署によると、福島容疑者は5月23日ごろ、自宅マンションの自室で出産したばかりの男児の顔などにふくらはぎを乗せて圧迫するなどの暴行を加え、殺害した疑いがある。 福島容疑者は両親と同居しており、今月5日正午すぎ、異臭に気付いた母親が「娘のクローゼットから赤ちゃんの遺体が出てきた」と110番通報していた。 福島容疑者は死体遺棄容疑で逮捕された当初は容疑を認め、「妊娠を家族に隠していて、出産したことを知られたくなかった」と説明。妊娠後も病院には行かず、出産後は動画を大音量で流すなどして、男児の泣き声が両親に聞こえないようにしていたという。(増山祐史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
政府、初の「電力需給逼迫注意報」発令 27日の節電呼びかけ
政府は26日、東京電力管内の電力需給が27日夕に厳しくなるとして、「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」を初めて出した。27日午後3~6時に節電に協力するよう企業や家庭に呼びかけた。厳しい暑さにより、電力供給の余裕を示す「予備率」が5%を下回る見通しのため。 資源エネルギー庁によると… この記事は有料会員記事です。残り154文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
兵庫・揖保川で中学生流される、川遊び中か 下流で発見も死亡確認
2022年6月26日 17時53分 26日午後0時半ごろ、兵庫県たつの市龍野町北龍野付近の揖保(いぼ)川で、「友人が川に流された」と中学生から119番通報があった。捜索した県警や消防によると、約3時間後に200メートル下流の川の中でたつの市の男子中学生(13)が見つかり、病院に運ばれたが、死亡が確認された。 県警たつの署によると、友人ら約10人で揖保川を訪れ、泳いだり遊んだりしていたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Struggling Yusei Kikuchi knocked out early in loss to Brewers
Yusei Kikuchi made an early exit following another difficult start Saturday, lasting just two-plus innings of the Toronto Blue Jays’ 5-4 loss to the Milwaukee Brewers. The left-hander was charged with the loss after giving up five runs, two earned, and leaving with none out in the third at Milwaukee’s […]
マサカリ投法・村田が驚いたマウンド 下町を照らす「光の球場」は今
千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希投手が完全試合を達成するなど、2022年シーズンもプロ野球は盛り上がりを見せる。朝日新聞フォトアーカイブに残る写真で、かつてにぎわいを見せた球場の雄姿をたどった。その千葉ロッテの前身となるチームが使った球場は東京の下町にあった。 60年前にオープンした「東京スタジアム」 町工場や民家がひしめき合う東京都荒川区に60年前、「光の球場」が出現した。東京スタジアムだ。「明るいライトの下、下町唯一の球場とあって人気も上々」(1962年6月3日付朝日新聞) 大毎オリオンズ(現・千葉ロッテ)の本拠地として、オーナー永田雅一氏が30億円の私財を投じて、わずか11カ月で完成させた。 2本の鉄の柱に支えられた照明灯が6基。「バッテリー間の明るさは後楽園より数等明るい感じである」(同年7月22日付朝日新聞) 「マサカリ投法」で知られた村田兆治氏(72)も明るさに驚いた一人だ。「広島から東京に出てきて、ナイターの灯をまぶしく感じた」。68年にドラフト1位でオリオンズに入団し、東京スタジアムでは15勝をあげた。 スタジアム完成時、中学2年生だった青木健志さん(73)は「まわりに高い建物がなかったから、試合のある日は高架の南千住駅から光がぼうっと浮き出しているように見えた」。実家はコロッケパンが地元で人気の「青木屋」。店先に牛乳を並べると、試合帰りの観客に飛ぶように売れた。試合が終わり、照明が消えると、「カナブンやガがいっせいに民家の方に飛んできた」。 そば屋「おおもり」の大森啓市さん(73)は、「学校から帰ると、選手に出前を届けに球場に入った」と振り返る。アルトマン選手はいつも「たぬきそば」だった。「最初にたぬきそばを食べた時に本塁打を2本打ったから、験担ぎでね」。出前を届けた後は、ブルペンの隙間や記者席から、観戦した。 両翼90メートル、中堅120メートルと広さは十分だったが、左中間、右中間の膨らみがなく、本塁打が出やすかった。実家がスタジアム近くでおもちゃ屋を経営していたという小林敏男さん(75)は「場外に硬球が飛んでくることも多くて、よく拾いに行ったなあ」。 ガラガラだった客席 3人に共通する記憶は「いつ行ってもガラガラ」。初年度こそ73万人の観客を動員したが、67年度は28万人とリーグ最少になった。 65年からシーズンオフに外野席の上にやぐらを組んで氷を張り、スケート場としても利用したが、赤字が膨らんだ。70年はロッテのリーグ優勝や日本シリーズでにぎわいを取り戻したものの、71年に永田氏が経営から手を引いた。72年10月に閉鎖され、77年に取り壊された。「あっという間にでき、あっという間になくなった球場だったなあ」(大森さん) 跡地には今、荒川総合スポーツセンターと市民が使う南千住野球場がある。グラウンドから、東京スタジアムの本塁があった方角を見た。ビルの間に下町の新たなランドマーク、東京スカイツリーが立っていた。(阿久沢悦子) 「煙突の見える球場」「げた履きで通える球場」として、下町の人たちに親しまれた東京スタジアム。赤字が重なり、わずか10年でその歴史を閉じました。記事後半では「マサカリ投法」で知られる村田兆治さんが球場の思い出を語ります。 村田兆治さん「投手泣かせの球場だった」 ――1968年、ドラフト1… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「隠したって抗議は消えない」 ハンストの男性、訴え妨げた「人垣」
沖縄県と政府が共催する復帰50周年記念式典は、県庁から10キロほどの沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)で開かれていた。 「さとうきび畑」がラジオから流れるタクシーを降りて、わたしはある男性を探した。 元山仁士郎さん(30)。宜野湾市出身の一橋大学院生だ。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設断念などを政府に求め、ハンガーストライキ中だった。 式典会場前にいると聞き、元山さんの目に「復帰50年」はどう映るのかたずねてみたいと考えた。 「式典反対」を訴えるデモ隊の声が、太鼓のリズムにのって聞こえてくる。交通規制中のバイパスをぐるっと大回りした先で見つけた元山さんは、すでに報道陣に囲まれ、取材が始まっていた。 ――スケジュールや計画は? 「岸田(文雄)首相が帰られるので、少しでもわたしの姿が目に入ればいいなという思いで、動線近くにいます」 ――玉城(デニー)知事の式辞はどのように受けとめましたか? 「沖縄の人たちが普通に暮ら… この記事は有料会員記事です。残り1270文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「屋上のバイオリニスト」ら出演 コンサートを企画した男性の思いは
コロナ禍や戦争、自然災害などによって脅かされた人々の心の平穏を祈りたい――。そんな思いで企画されたチャリティーコンサートが9月30日、大阪府豊中市で開かれる。イタリア在住のバイオリニストで、2020年に病院の屋上で演奏して話題になった横山令奈(れな)さん(35)=同府箕面市出身=らが出演する。 イタリア北部のクレモナを拠点に活動する横山さんは20年4月、クレモナの病院から依頼を受けて屋上から音色を届けた。コロナ感染者の治療にあたる医療従事者らに感謝の気持ちと、祈りの気持ちを込めたもので、演奏は動画配信されて世界中に広がった。 「あなたの演奏で平和を祈るチャリティーコンサートをしたい」。昨年夏ごろ、横山さんにこう提案をしたのが、豊中市在住の大矢寛治さん(87)。ザ・フェニックスホール(大阪市)の初代支配人を務めた人物だ。 横山さんに提案をした大矢さんには、戦争の非情を知ったある経験がありました。 横山さんの母・玲子さんもバ… この記事は有料会員記事です。残り1135文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル