神戸市中央区の中華街「南京町」で4日、コロナ禍で中止されていた中国獅子舞の披露が、約2年ぶりに再開された。 この日始まったイベント「端午節 春節祭リターンズ」で、地元の団体が披露。にぎやかな太鼓や鐘の音が響く中、踏み台の上でジャンプする熟練の技や、獅子が観衆の頭にかみつき、無病息災を願うしぐさに歓声が上がった。 南京町では、旧正月を祝う春… この記事は有料会員記事です。残り145文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
まいごのサン、店の名に 知らない元の名前「33番」になる前のこと
京都市中心部の河原町通。路地を入ったところにある町家の軒先に、お座りをした小麦色の雑種犬の写真が飾られている。 「サンの店 SAN Cafe」 佐藤研二さん(70)が11年前、自宅の一角に開いた喫茶店だ。 サンは開店の直前、ここへやってきて、店の人気者になった。 正式な店名は別にあったのに、常連客たちはいつのまにか「サンの店」と呼ぶようになった。 鴨川沿いや京都御苑を通り、サンと散歩するのが佐藤さんの日課だった。サンに愛想はないのに、なぜか人や犬が寄ってくる。マイペースな性格で、他の犬にほえられても動じない。 「出会う前も、かわいがられていたんだろうな」と、佐藤さんは思う。 サンがこの世を去ってから、まもなく3年。 元の飼い主はだれだったのか。 探し出して、伝えたい。「サンは京都で楽しく生きたよ」 夢中で逃げたら、ひとりぼっち 佐藤さんは昨年2月、サンが主人公の絵本をつくり、自費出版した。 物語は次のように始まる。 東北に、春の雪がふったある日、とつぜん、じめんがゴォーという音をたててゆれた。ぼくは、むちゅうでにげて、にげて、気がついたら知らない場所でひとりぼっち。ぼくは「まいご」になっていた――。 2011年3月11日の東日本大震災。 被災地で飼い主とはぐれたペ… この記事は有料会員記事です。残り1340文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
90代女性が線路に転落、男性が間一髪で救助 JR吉祥寺駅
島崎周2022年6月4日 19時54分 4日午後2時ごろ、東京都武蔵野市吉祥寺南町のJR吉祥寺駅で、90代女性がホームから線路に転落した。間もなく電車が入ってきたが、線路に飛び降りた40代男性に助けられ、顔に軽傷を負っただけで命に別条はなかった。男性も無傷だった。 武蔵野署によると、女性は体調不良だったとみられ、ホームの端をふらふら歩いている最中にバランスを崩して線路に転落した。女性とは面識がない男性がその様子を見て線路に降り、緊急避難場所であるホーム下の空間に女性を移したという。女性の転落から電車の到着までの時間は1分以内だったとみられる。 署の担当者は「危ないところだったので、男性の行為はありがたく思う」と話した。(島崎周) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北方領土・貝殻島周辺のコンブ漁ようやく開始へ 日ロ交渉妥結に安堵
ウクライナ情勢を受け…北方領土・貝殻島のコンブ漁 ようやく妥結=HTB提供 北方領土・貝殻島周辺水域でのコンブ漁について、北海道水産会は3日夜、操業条件をめぐる交渉でロシア連邦漁業庁と妥結した、と発表した。ロシアのウクライナ侵攻の影響で交渉が遅れ、例年の漁解禁日の6月1日を過ぎても日本漁船の出漁ができずにいた。地元・根室市の漁業者からは、約60年の歴史を持つ漁の継続に安堵(あんど)の声が聞かれた。 昨年の交渉は4月中に1日で終えていたが、今年はウクライナ侵攻で日本や欧米各国が対ロ経済制裁を発動する中、交渉開始が遅れた。解禁日直前の5月27日にようやく交渉を開始。道水産会の山崎峰男副会長ら日本側とロシア漁業庁のシマコフ船団・港湾・国際協力局長らロシア側がオンラインで協議を続けた。 合意内容は、操業期間は昨年… この記事は有料会員記事です。残り1048文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】天皇陛下、5日は植樹祭に 皇室との関わり振り返る
2022年6月4日 21時55分 天皇陛下は5日、滋賀県で開かれる第72回全国植樹祭にオンラインで出席します。皇后さまも体調に支障がなければ同席します。全国植樹祭は天皇、皇后両陛下の定例地方訪問の一つで、国民と触れ合う機会にもなっています。皇室と植樹祭との関わりを貴重な写真で振り返ります。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
誰も知らない本当の名前、33番札のミミ 「父」がつかんだ手かがり
京都市中心部の河原町通。路地を入ったところにある町家の軒先に、お座りをした小麦色の雑種犬の写真が飾られている。 「サンの店 SAN Cafe」 佐藤研二さん(70)が11年前、自宅の一角に開いた喫茶店だ。 サンは開店の直前、ここへやってきて、店の人気者になった。 正式な店名は別にあったのに、常連客たちはいつのまにか「サンの店」と呼ぶようになった。 鴨川沿いや京都御苑を通り、サンと散歩するのが佐藤さんの日課だった。サンに愛想はないのに、なぜか人や犬が寄ってくる。マイペースな性格で、他の犬にほえられても動じない。 「出会う前も、かわいがられていたんだろうな」と、佐藤さんは思う。 サンがこの世を去ってから、まもなく3年。 元の飼い主はだれだったのか。 探し出して、伝えたい。「サンは京都で楽しく生きたよ」 夢中で逃げたら、ひとりぼっち 佐藤さんは昨年2月、サンが主人公の絵本をつくり、自費出版した。 物語は次のように始まる。 東北に、春の雪がふったある日、とつぜん、じめんがゴォーという音をたててゆれた。ぼくは、むちゅうでにげて、にげて、気がついたら知らない場所でひとりぼっち。ぼくは「まいご」になっていた――。 2011年3月11日の東日本大震災。 被災地で飼い主とはぐれたペ… この記事は有料会員記事です。残り1340文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
89歳の三浦雄一郎さん「素晴らしい記録」 堀江さんゴールを喜ぶ
浅倉拓也2022年6月4日 18時30分 83歳の堀江謙一さんが単独無寄港太平洋横断を達成したことについて、89歳の冒険家、三浦雄一郎さんは開口一番「良かった」と、大きな声で喜んだ。「60年前の『太平洋ひとりぼっち』は人類初の壮挙だったが、それからいくつもの冒険航海をやって、80代になってもまだ夢を持ち続けて、今回また素晴らしい記録を作ってくれた」 80歳でエベレストに登頂するなど山に挑んできた三浦さん。冒険のフィールドは異なるが「嵐もあれば、なぎで動かないこともあっただろう。想像もつかない苦難を乗り越えての到達。壮大なスケールのロマンで、人類の冒険史上に立派な足跡を加えた」とたたえた。 三浦さんは2年前に首の後ろの血管が切れる大きな病気を患った。まだ足にしびれが残っているといい、リハビリに励んでいる。「思ったより時間がかかっている」と言いつつも、「できれば来年くらいに富士山に登りたい」と目標を明かした。(浅倉拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カエル寺 シャボン玉舞う 風鈴まつり 6月6日はカエル記念日
カエル寺として知られる福岡県小郡市の如意輪寺で、「風鈴まつり」が始まり、約4千個の風鈴が涼しげな音色を奏でている。 如意輪寺の原口元秀(げんしゅう)住職(73)は「寺を楽しい場所にし、多くの人に来てもらいたい」と、カエルの置物を集め始め、今年で30年。境内や本堂横の「カエル部屋」には大小様々なカエルが1万体以上ある。鳴き声の「ケロケロ」から、6月6日は「カエル記念日」とされ、「カエルまつり」が開催される。 風鈴は15年前から境内の階… この記事は有料会員記事です。残り253文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ベンチがかまど?クッションが寝袋に 進化する防災、日常も非常時も
「フェーズフリー」と呼ばれる、防災の新たな考え方に注目が集まっている。災害が起きた非常時と日常を切り分けず、双方の場面で使えるサービスや商品を充実させることで、防災力を高める考え方だ。本格的な梅雨時期を前に最新のサービスや商品を探った。 福岡市博多区に今春オープンした大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」。入り口から徒歩1分ほどの遊歩道に設置されているのが「かまどベンチ」だ。 普段はベンチとして使い、災害時は煮炊きできるかまどに変わる。45リットルの大鍋が2個設置でき、約300人分の汁物が調理できる。 ららぽーと福岡では、地震や水害などが発生した場合、施設の一部を、帰宅が難しい利用者の一時待機場所に想定するなど、災害対策に取り組む。マンホールのふたを外して簡易便器を置けば直接用を足せる「マンホールトイレ」も設ける。担当者は「大きな災害が発生した際、重要な社会インフラとしてお客さまの安全を引き受ける責任がある。行政や地域と密着し、防災活動に取り組みたい」と語る。 アイデアグッズ続々 従来の防災グッズや非常食にも、フェーズフリーの考え方が広がる。 健康や美容グッズを販売する… この記事は有料会員記事です。残り1168文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ドン横の王」ら男2人逮捕 知名度利用、少女にみだらな行為容疑
名古屋市中心部の「ドン・キホーテ栄本店」近くの広場で待ち合わせた少女(16)にみだらな行為をしたとして、愛知県警は、いずれも住所不定で自称自営業の尾島壮太郎容疑者(20)と浜田祐摩容疑者(24)を県青少年保護育成条例違反容疑で逮捕し、4日発表した。2人は容疑を認めているという。 同店周辺は「ドン横」と呼ばれ、家庭や学校に居場所のない少年少女のたまり場になっている。 中署によると、尾島容疑者は日常的に「ドン横」に出没し、「ドン横の王」と自称していた。尾島容疑者らは動画アプリ「TikTok」で動画配信するなどして生計を立てていたという。 逮捕容疑は、2人は共謀して3日昼ごろ、名古屋市中区のホテルで18歳未満と知りながら、少女にみだらな行為をしたというもの。 少女は2人の「TikTok… この記事は有料会員記事です。残り283文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル