戸村登2022年6月1日 20時00分 愛知県新城市豊岡のJR飯田線の三河槙原―湯谷温泉間で5月31日午後11時50分ごろ、線路を点検していたJR東海の社員が、線路付近に散乱する複数の石を見つけた。同社によると、落石は約13メートル×約4メートルの範囲に散乱しており、最大の石は約2メートル四方で約25トンと推定されるという。撤去作業を進めている。 同日午後8時52分から三河大野駅(新城市)構内の信号機が「赤」の表示から変わらず列車の運行を見合わせたため、列車や乗客への被害はなかった。 1日午後4時50分の時点で、本長篠(新城市)―中部天竜(浜松市)間で運行を中止しており、当分の間運転を見合わせるという。 現場から8キロほど離れた新城市立鳳来中学校(生徒数194人)によると、飯田線を利用する生徒は51人おり、学校は1日朝、市に通学用バスを急きょ依頼し市が対応したため、登校できない生徒はいなかった。運行再開までは通学バスが運行される見通し。(戸村登) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
直木賞作家米澤穂信さん、後輩に「天職にめぐりあって」 母校で講演
岐阜県飛驒地方で生まれ育った直木賞作家の米澤穂信(ほのぶ)さん(44)が1日、母校の県立斐太高校(高山市)で講演した。作家という仕事や専業作家を選んだ理由などについて語り、後輩に「天職にめぐりあえることを祈っている」とエールを送った。 米澤さんは大学卒業後、高山市内の書店で働きながら作家としてデビュー。今年1月にミステリー小説「黒牢城」で直木賞を受賞した。市内で講演するため、10年以上ぶりに故郷に帰ってきたという。 米澤さんは高校3年生のとき… この記事は有料会員記事です。残り211文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
5年前、父を失った知床の海 不明者捜索に参加した漁師の特別な思い
北海道・知床半島沖で、26人を乗せた観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故。地元漁協による31日の大規模捜索に特別な思いで臨んだ漁師がいる。「第八豊照丸」船長の熊谷憲雄さん(45)。事故後、行方不明者の捜索に初めて参加した。 午後4時すぎ。強風が吹く中、ウトロ漁港(斜里町)に漁船が一斉に戻ってきた。「波が高かった」。捜索から戻った熊谷さんは、仲間の漁師たちにそう話した。 熊谷さんも5年前、同じ知床沖で漁師だった父親を失った。行方不明になった父はいまも、見つかっていない。 父親は、カズワンが出港したウトロ漁港を拠点とする小型観光船の船長だった。漁師を一度やめた後、再び海の仕事がしたくて選んだ道だった。幼い頃に母親が離婚した熊谷さんにとって、義理の父親だった。優しかったが、漁の仕事を手伝うと厳しく怒られることもあった。 2017年6月14日。この日はウトロ漁港で開かれる祭りの前日だった。いつも通り、父は午前10時ごろ、観光客を船に乗せて漁港を出発した。熊谷さんも会社の漁船を迎えに港に向かった。 午後1時ごろ、熊谷さんが勤める会社の漁船が漁港に戻ってきたのが見えた。だが、何かがあったのか、突然進行方向を変えて、そのまま海へ引き返していった。 「クルーザーから人が落ちたらしい」 漁船に電話すると、救助要請が入ったと伝えられた。そのまま待っていると、「船長だったようだ」「お前の父が海に落ちたらしいぞ」。矢継ぎ早に連絡が入った。 「どういうことだ」。問わずにはいられなかった。 父が操船する観光船は午後1… この記事は有料会員記事です。残り2420文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
社員の奨学金を肩代わり JASSOの新制度、300社超が導入
学生のときに社員が借りた奨学金を、企業が肩代わりする奨学金返還支援。日本学生支援機構(JASSO)は昨年4月、企業から直接、奨学金の返還を受け付ける代理返還制度を始めた。JASSOによると全国で348社(5月1日現在)が導入し、今後も増える見通しという。 これまでの企業による奨学金の返還支援は、企業が社員の給与に返還分を上乗せして支給し、社員がJASSOに返還する仕組みだった。この場合、上乗せ分は給与の一部と見なされ、所得税の課税対象になる。 これに対し、企業がJASSOに返還する制度では、社員の所得にならず課税されないほか、企業は損金算入でき、法人税額を減らせるメリットがある。 JASSOによると、企業の… この記事は有料会員記事です。残り334文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
泡盛の器を探して 「カラカラ」に「ダチビン」 やちむんに古酒注ぐ
イチャリバチョーデー。 そんな言い方が沖縄にある。「一度会ったらみんな兄弟」という意味である。たしかに酒場で泡盛を飲んでいると、その言葉の意味がしみじみ分かる。飲み過ぎも、飲めない人に勧めるのもNGだが、人との垣根を作らない不思議な力を泡盛は秘めているのかもしれない。 「釜ケ崎人情」「花街の母」など大阪の風土に根ざした曲を数々発表してきた作詞家、もず唱平(83)も「泡盛に魅せられた」と語る。大阪が仕事や生活の拠点だったが、現在は事務所のマネジャーや弟子と一緒に沖縄で暮らしている。 「音楽が聴覚の芸術であるのと同様に、泡盛は味覚、嗅覚(きゅうかく)の芸術品」と言う。元々酒はあまり飲まなかったが、沖縄で泡盛に出会ってからはグラス1杯の水割りをじっくり時間をかけて飲んでいるそうだ。 そもそも酒とは祭事のときに造られる神聖な飲み物だった。陶然とした気持ちになることで神との交流を図ろうとしたのである。英語で「スピリット」。この言葉には「霊」や「精神」の意味もある。 さて「泡盛」という言葉が記録上、初めて記載されたのは江戸時代前期の1671年。将軍家への献上品目だった。幕末、米海軍のペリー提督ら一行が那覇に寄港した際には、琉球王府は晩餐(ばんさん)会で古酒を供し、もてなした。同行した秘書官テイラーは手記に書いている。 「まろやかに熟しており、きつくて甘みのあるドロッとした舌触りで、いくらかフランス製のリキュール酒に似ていた」 ペリー一行が帰ったあとには事件も起きた。したたかに酔った残留兵が民家に押し入り、女性を暴行したのである。彼は住民に追われ、港から落ちて水死したという。 私は泡盛を入れる容器が見た… この記事は有料会員記事です。残り581文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Cubs’ Seiya Suzuki frustrated with first trip to injured list
Chicago – Chicago Cubs rookie Seiya Suzuki’s hot start to his MLB career has been derailed by a finger injury, but the slugging outfielder said Tuesday he will aim to miss as few games as possible and return better for the break. Suzuki jammed his left ring finger sliding into […]
特産スイカの盗難相次ぐ 「大切に育てたのに」対策に限界、悩む農家
出荷最盛期を迎えている群馬県太田市の特産物「藪塚こだま西瓜(すいか)」の盗難が相次いでいる。JA太田市によると、今年の被害はすでに100玉超え。農家は見回りなど対策を強化しているが、家から離れた場所が狙われることも。「どうやってスイカを守ろうか……」。農家は頭を悩ます。 「また泥棒か」。群馬県太田市の農家の男性(45)は、嫌な予感がした。 4月下旬の早朝。地元の特産物「藪塚こだま西瓜」は出荷の最盛期を迎えていた。温度調節のため、家から1キロほど離れたビニールハウスに向かった。 すると、ハウスの入り口には無数の人の足跡が。確認すると、スイカが10個ほど盗まれていた。収穫間際のものばかり。 あわてて盗んだのか、強引に茎から引きちぎられていた。残ったスイカも踏みつぶされており、予定していた出荷ができなかった。「誰が何のために盗んだのか。許せない」 「金銭的な被害より、精神的ダメージ大きい」 その後も被害は続いた。5月… この記事は有料会員記事です。残り987文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カレー屋が生んだ高級ビール 開発者の心は複雑「本当は必要ない?」
箔米ビール=ジパングカリーカフェ提供 このビール、「原材料不足」でつくることができない方が本当は良いのかもしれません。そして、生産にコストがかかっていて、はっきり言って、値段はお高い。そんなビールが今年、大阪市に誕生、市内の飲食店やネット通販で提供されていて人気です。 ビールの名は「箔米(はくまい)ビール」。 原材料は、麦芽、ホップ、米。アルコール分は6%。 ふつうのビールと変わりないようですが……、じつは、米に秘密があります。このビールを開発したカレー屋さんが、炊いたけれど余ってしまった米なのです。 そのカレー屋さん、新型コロナの影響で、昼間だけの営業を強いられています。外出自粛で、お客さんが何人来るか読むのが難しくなりました。いろいろ工夫しても、どうしても炊飯米が余ってしまいます。 余った炊飯米は飼料になるか、肥料になるか、廃棄してしまうか。 もったいないな~。 そう考えたカレー屋の社長さんが、あるビール会社と開発したのです。 社長の名は、安藤育敏(いくとし)さん、40歳。大阪市北区など4カ所でカレー店「ジパングカリーカフェ」を展開する社長です。 安藤さんが、このビールをつくったいきさつ、そして、「箔米ビール」と名づけた思いのストーリーをお届けします。 祖母のおしえ 大阪市に生まれ、母子家庭だ… この記事は有料会員記事です。残り2072文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 #KANSAI 近畿の魅力を再発見する新企画。社会・経済から文化・スポーツまで、地元愛あふれるコンテンツをお届けします。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「クロ現+」制作NHK子会社の元社員逮捕 1・8億円分不正購入か
山口啓太2022年6月1日 13時01分 取材の移動のためだと偽って旅行会社から新幹線の乗車券などを詐取したとして、警視庁は1日、NHK子会社「NHKグローバルメディアサービス」(東京都渋谷区)の元社員川崎健治容疑者(44)=東京都日野市南平6丁目=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているという。 捜査2課によると、川崎容疑者は同社スポーツセンターの庶務・経理を担当していた昨年10月ごろ、東京都渋谷区の旅行会社に虚偽の申込書を提出し、同社から乗車券と特急券計120枚(販売価格計約105万円)をだまし取った疑いがある。Jリーグや大相撲九州場所などの取材で大阪や博多にスタッフが移動するためだと偽り、その日のうちにすべて換金して約101万円を得たという。 同課は、川崎容疑者が同様の手口を繰り返し、2017年7月~21年10月に計780回、総額約1億8千万円の不正な購入をしていたとみている。換金して得た現金の一部は新たな購入代金に充てていたが、約1億8千万円のうち約2800万円が未払いになっており、川崎容疑者の住宅ローンの支払いや遊興費に使われたとみられるという。 川崎容疑者は21年11月に渋谷署に出頭。NHKグローバルメディアサービスは同年12月に川崎容疑者を懲戒解雇とし、今年5月に警視庁に刑事告発していた。同社は「深くおわびします。今後このようなことがないよう再発防止策を徹底して参ります」とコメントした。 同社は「クローズアップ現代+」や「NHKスペシャル」などの番組制作に携わるNHK子会社。(山口啓太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Hawks get past Giants bullpen to seize first place in PL
Kenji Akashi hit a tie-breaking eighth-inning pinch-hit RBI triple as the Fukuoka SoftBank Hawks came from a run down in a 3-1 interleague win over the Yomiuri Giants that lifted them into first place in the Pacific League on Tuesday. The Giants’ loss at Tokyo Dome dropped them three games […]