2022年7月21日 21時07分 在留期間を更新する目的で虚偽の申請を代行したとして、警視庁は、ネパール国籍で会社役員の男(43)=東京都新宿区=を出入国管理法違反(虚偽申請)の疑いで逮捕し、21日発表した。同庁は、男が同様の代行を繰り返して報酬を受け取る「ビジネス」としていたとみている。 国際犯罪対策課によると、男は昨年6~7月ごろ、ネパール人の男2人=同容疑で逮捕=について、知人の飲食店で料理人として雇用が継続されると偽って在留期間の更新を求める申請書類を提出し、東京出入国在留管理局から許可を受けた疑いがある。同課は2人がこの飲食店で働いていた実態はなく、男が店側に無断で申請したとみている。 男は調べに対し、「別のネパール人から虚偽申請の方法を教わった」と説明。口コミなどで国内にいるネパールやインド、パキスタン人から依頼を受け、1件あたり15万~30万円ほどの報酬を受け取っていたという。こうした申請が2009年以降で約100件確認されているといい、同課が関連を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
エコにひ~んやり 博多駅前で打ち水イベント
豊島鉄博2022年7月21日 21時17分 福岡市のJR博多駅周辺で21日夕、「博多ひ~んやり!打ち水」と銘打つイベントがあり、浴衣姿の約100人が雨水などを再利用した水を路上にまいた。 環境に配慮して暑さをしのごうと、博多まちづくり推進協議会が主催し、今年で14回目。初めて打ち水をしたという鶴彩未(あやみ)さん(23)は「夏っぽくて楽しい。ちょっと涼しくなった気がします」と笑顔だった。(豊島鉄博) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夏休みの子どもの食を支えたい 支援団体が食料品の発送作業
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
明治天皇百十年祭にあたり、皇室の方々が明治神宮参拝
多田晃子2022年7月21日 22時11分 天皇、皇后両陛下は21日、東京都渋谷区の明治神宮を訪れ、「明治天皇百十年祭」にあたって参拝した。両陛下がそろって明治神宮に参拝するのは2020年10月以来。モーニング姿の天皇陛下は、本殿に向かい、玉串を捧げて拝礼。続いて参拝服姿の皇后さまが玉串を捧げて拝礼した。秋篠宮ご夫妻も参拝した。 明治神宮には、明治天皇と昭憲皇太后が祭られている。今月30日は、明治天皇没後110年にあたる。 宮内庁によると、この日は上皇ご夫妻も参拝予定だったが、19日に上皇職の職員が新型コロナウイルスに感染したことが判明。ご夫妻への感染も懸念される状況となったことなどから参拝を取りやめた。同日にご夫妻がPCR検査をしたところ、お二人とも陰性だったという。(多田晃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿児島・鹿屋の米軍無人機展開で協定 「運用は1年限り」
海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)に米軍の無人偵察機MQ9を一時展開する計画をめぐり、中西茂市長と九州防衛局の伊藤哲也局長は21日、運用期間を1年限りとすることなどを確認する協定を同市役所で締結した。 協定では、運用期間の延長はしないとし、「米軍の基地使用の常態化は考えていない」と明記。国は騒音の状況の把握や、市民の安心・安全を確保するため事件・事故の防止に努めるとした。また、市が従来受けてきた交付金の根拠である防衛施設周辺生活環境整備法を活用し、国は地域振興に協力するとした。 計画をめぐっては、運用期間… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・秋葉原駅近くで「ナイフで刺された人」 成人男性が搬送
2022年7月21日 20時27分 21日午後6時40分ごろ、東京都千代田区神田和泉町で、「ナイフで刺された人がいる」との110番通報があった。警視庁万世橋署員が駆けつけたところ、路上で倒れている成人男性がおり、病院に運ばれた。男性は搬送時には意識があったという。署は付近にいた関係者とみられる男性3人から事情を聴いている。 現場はJR秋葉原駅から北へ約200メートル。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
九州・山口で初の線状降水帯予測 精度どれほど?避難対応は手探り
短時間で集中豪雨をもたらす「線状降水帯」の予測情報が、九州・山口に15、18日に相次いで発表された。気象庁が6月に予測情報を半日ほど前に発表する運用を始めてから初のケース。「精度は高くない」と認める同庁も、住民避難の準備などに生かす想定の自治体側も、手探りが続いた。 九州・山口では15日以降、中国大陸から東日本にのびた前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定になり各地で大雨が降った。 こうした気象状況を受け、気象庁は15日午前10時半、山口を含む九州北部と南部に「15日夜から16日午前中にかけて線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある」とし、線状降水帯の半日前予測を初めて発表した。 福岡管区気象台は発表直後の臨時会見で「線状降水帯が発生すると予想雨量以上の大雨になるおそれがある。事前の心構えを一段高めてください」と強調。住民にハザードマップや避難経路の確認、自治体に避難所開設手順などの確認を呼びかけたが、結果的に線状降水帯は発生しなかった。 一方、18日午後3時過ぎ、気象庁が予測情報を発表しなかった長崎で線状降水帯が発生。直後の同日午後4時46分、同庁は再び山口と九州北部・南部に19日午前にかけての予測情報を発表した。その後、18日深夜から19日未明にかけて、山口、福岡、佐賀、大分で相次いで線状降水帯が発生した。 福岡管区気象台の担当者は一連の予測について、「大雨が降るという状況はある程度『シナリオ通り』だったが、気象状況の変化は激しく、線状降水帯がいつどこで発生するか予測の難しさを改めて感じた」とした。 気象庁の長谷川直之長官は20日の定例会見で、予測した地方で実際に発生する的中率は4分の1程度とする精度について「向上に努めたい」とした上で「(予測が)空振りかもしれないと言って油断するのではなく、情報が出たときには早めの対応をお願いしたい」と改めて注意を呼びかけた。 予測情報の発表について、避… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性に睡眠作用ある薬物を点滴、性的暴行した疑い 美容外科医再逮捕
岩田恵実2022年7月21日 17時00分 院長を務めていたクリニックの女性スタッフに睡眠作用のある薬物を摂取させて性的暴行を加えたとして、警視庁は21日、美容外科医の竹沢章一容疑者(42)=東京都中央区=を準強制性交の疑いで再逮捕し、発表した。竹沢容疑者は同じ女性に対してこの前日にも同様の性的暴行を加えた疑いで逮捕されており、「女性に好意を持っていた」と容疑を認めているという。 捜査1課によると、竹沢容疑者は4月5日朝、当時院長を務めていた東京都江戸川区のクリニックで、薬物で意識がもうろうとした20代の女性スタッフに性的暴行を加えた疑いがある。竹沢容疑者がその様子を撮影した動画が見つかっているという。 女性は竹沢容疑者から「酔いざましのため」と言われて点滴を打たれた直後に意識が混濁したという。同課は点滴に睡眠作用のある薬物が混入されていた可能性があるとみている。 竹沢容疑者は前日にこの女性と食事をした際に飲食物に薬物を入れて意識をもうろうとさせて自宅に連れ込み、乱暴をしたとして逮捕されている。(岩田恵実) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
正しい人間像を疑う 生存しているだけで抵抗 女性たちがつくる潮流
現場へ! 新しいアナーキスト③ 五所純子(42)は、アナーキストを自称していない。しかし「アナーキストよりアナーキストらしい」と周囲に評される。文筆家であり、美術展でも活動する。 昨年出版された「薬を食う女たち」では、覚醒剤や睡眠薬など薬物使用にはまった女性たちの内面に迫った。クラブダンサー、派遣型売春ビジネスをたちあげた創業者、中学生で性犯罪の被害にあった知的障害者ら、女性たちが、ルポとも小説ともつかない文体で体験を語る。 「1980年代に、『覚醒剤やめますか? それとも人間やめますか?』という広告があった。標語を作る側には“正しい人間”像があったんでしょう。でも取材してわかったのは、覚醒剤をやったからといって、簡単に人間はやめられないこと」 クスリをやる側にも、その世界での正しい人間像はあった。義理人情や仲間うちの掟(おきて)。 「現実からの飛躍が欲しくて薬に手を出す。でもそれはアートや文学、音楽、政治運動だって同じ。正しい人間像を揺さぶるもの。アナーキストとは『正しい人間像に疑問をもち、思索を続ける人』であるならば、わたしもそうでありたい」 アナーキズムとは、標語や“正しさ”を壊すこと。自分が居ていい場所を作ること。 「彼女らは自分を薬漬けにした男を裏切らない。恋愛感情があるから。わたしはそんな支配関係をおかしいと思うが否定もしない。自問自答する。疑問がある以上、人は死ねないから」 あらゆる支配を否定するアナ… この記事は有料会員記事です。残り719文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
四日市公害にあらがい続けた人々描く 判決50年 市民団体伊藤さん
四日市公害訴訟の判決から50年を迎える24日、環境破壊にあらがい続けた人々の視点から公害の歴史をたどった本「青空のむこうがわ」が出版される。著者は公害を語り継ぐ活動に取り組む市民団体「四日市再生『公害市民塾』」の伊藤三男さん(76)。公害反対運動に関わった当事者として、「体験を次世代に継承したい」と筆を執った。 伊藤さんは高校の国語教師として勤務していた1971年、訴訟や患者を支援する団体「四日市公害と戦う市民兵の会」に参加。20代の若者が中心で、伊藤さんは訴訟の解説やぜんそく患者の声などを載せたミニコミ誌「公害トマレ」の発行などに携わった。 三重県四日市市磯津地区のぜんそく患者9人がコンビナート6社を訴えた四日市公害訴訟は72年、被告企業の共同不法行為を認め、原告の全面勝訴に終わった。 だが、伊藤さんが著書で扱っ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル