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地方紙1面トップに載った赤福の「里帰り」 心待ちにする名寄の歴史
【動画】赤福と名寄、もち米が取り持つ縁=戸田拓撮影 「赤福」 地方紙の1面トップ記事に、そんな2文字が見出しに載った。赤福といえば三重県伊勢市の銘菓だが、その新聞が配られたのは、約1200キロ離れた北海道北部の名寄市。どうして、この地で。なぜ、大ニュース扱いなのか。 赤福餅とも呼ばれる赤福は、白く柔らかい餅をこしあんで覆った生和菓子だ。その原材料に、名寄とのつながりがあるという。 赤福に使われるもち米「はくちょうもち」を供給するのは、道北なよろ農業協同組合(JA道北なよろ)。このため、赤福は名寄市民の誇りともいえる存在だ。 地元紙「名寄新聞」に赤福の見出しが載ったのは6月18日付で、8月28日にある地元の祭りで赤福が販売されることを伝える記事だった。 赤福の記事が1面トップに載ったのは、製造地から遠く離れた北海道名寄市でした。人口2万8千人の小さな自治体と赤福の関係を深掘りすると、もち米にまつわる長い歴史と関係者の思いが見えてきました。 なぜ、この記事が1面トップ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不老不死の地元愛、徐福伝説の地にまさかの仙境?
紀元前、不老不死の仙薬を求めて中国から徐福(じょふく)なる男がたどり着いたという。ここ、和歌山県新宮市は桃源郷か、はたまた……。 紀伊半島の南東岸、熊野信仰で知られる和歌山県新宮市に不思議な墓がある。紀元前の昔、不老不死の仙薬を求めて中国からたどり着いた男が眠るという。その名は徐福(じょふく)。てことは、この関西に仙人の住む桃源郷でもあったのか。よくある伝説のたぐいか、それとも――。 傾国の美女、唐の楊貴妃が山口にやって来たとか、大陸に逃れた源義経がチンギス・ハーンになったとか、はたまたイエス・キリストは青森で亡くなったとか、全国にはいろんなトンデモ(?)伝承があるけれど、新宮だって負けていない。 ここがまさか徐福上陸の地? ときは中国・秦の世、日本でいえば弥生時代。不老不死を渇望する始皇帝の命を受け、徐福は3千人の童男童女を連れて船出した。東の海に浮かぶという仙境をめざした彼が上陸した地こそ、ここ新宮だったというのだけれど……。 話の出どころは大歴史家、か… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍元首相を狙った銃弾、選挙カー突き抜ける?入手写真で「穴」確認
安倍晋三元首相(67)が奈良市で8日、演説中に銃で撃たれて殺害された事件で、無職の山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が手製の銃を発砲した現場から約20メートル離れた場所にあった選挙カーの前後に、弾丸が入って突き抜けたような痕があることが、朝日新聞が関係者から入手した写真でわかった。 選挙カーは当時、安倍氏の前方約20メートルの近鉄大和西大寺駅近くの路上に、後ろ向きで止められていた。車の上部には「参議院議員候補者」などと書かれた看板がつけられ、後部から撮影した写真では、少なくとも看板に2カ所、看板外枠の金属に1カ所、弾丸が入ったような穴が開いている。 演説会場とは反対側を向いて… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
江の島の謎クラゲ、新種だった 学名は「8本のこん棒を持つ踊り子」
足立朋子2022年7月14日 11時20分 新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)は12日、江の島近海などで採集した小型のクラゲが新種であることが分かり、スイスの学術雑誌「Animals」に掲載されたと発表した。すでに知られているウラシマクラゲに似ており、やや小さいことから、和名を「オトヒメクラゲ」(乙姫水母)と名付けた。同日からクラゲコーナーで標本の展示を始めた。 同館と黒潮生物研究所(高知県)、アクアワールド茨城県大洗水族館の共同研究。オトヒメクラゲは、傘の直径が1センチほどで、触手と放射管(体の中心にある胃から放射状に伸びる栄養を送る管)が8本ずつある特徴を持つ。ウラシマクラゲは共に4本。以前から一部の研究者の間で存在が知られていたが、「なぞのクラゲ」とされ、ウラシマクラゲの奇形などと考えられていたという。 しかし2015年、当時学生で後に新江ノ島水族館クラゲ担当になる山本岳さんが江の島で採集したことをきっかけに、08年に茨城県大洗漁港でも同種のクラゲが採集されていたことが分かり、今回、クラゲの分類学者である黒潮生物研究所の戸篠(としの)祥主任研究員に協力を依頼。高知県土佐湾でも見つかり、3県16個体の標本のDNA分析などを行い、ウラシマクラゲ科の新種であることを突き止めたという。 学名は、「オクトロパロナ・サルタットリクス」で、ギリシャ語で「8本のこん棒を持つ踊り子」の意味という。(足立朋子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
防犯カメラの映像に記録された音 所有者の男性「こんな近所で物騒」
高井里佳子2022年7月14日 11時30分 【動画】防犯カメラの映像に発砲音のような音が残されていた=読者提供 安倍晋三元首相(67)が街頭演説中に撃たれて殺害された事件で、殺人容疑で送検された無職山上徹也容疑者(41)が「事件前日に銃弾を撃ち込んだ」と供述している奈良市内の宗教団体関連施設付近の民家の防犯カメラに、発砲音のような音が記録されていたことが分かった。近くの別の防犯カメラには同時刻ごろ、山上容疑者の車と似た車両が映っており、奈良県警は山上容疑者による発砲音の可能性があるとみて調べている。 防犯カメラは、宗教法人「世界平和統一家庭連合」(旧・世界基督教統一神霊協会=統一教会)の関連施設が入る奈良市三条大路1丁目の建物から約130メートル離れた民家に3台設置されていた。映像にはいずれも事件前日の7日午前4時2分、「バーン」という音が記録されていた。県警も内容を把握しているという。 この民家に住む男性(86)は「聞いたことのないような大きな音だった。発砲音ではないか。近所で撃っていたのだとすると、物騒でこわい」と話した。(高井里佳子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Richard Sunagawa lifts Hawks with two home runs against Buffaloes
Fukuoka – Richard Sunagawa homered in back-to-back at-bats for the first time in his career to help the Pacific League-leading Fukuoka SoftBank Hawks snap a five-game losing streak with a 4-2 victory over the Orix Buffaloes on Wednesday. Sunagawa, who was called up to the top team on Sunday due […]
桃900個を害虫検査せずに輸出した疑い 食品輸出会社の社長ら逮捕
2022年7月14日 7時20分 国産の桃を台湾に輸出する際に必要な害虫検査をしなかったとして、大阪府警は13日、食料品輸出会社「日祥」(大阪市福島区野田2丁目)の社長で、台湾籍の朱清宏容疑者(57)ら4人を植物防疫法違反の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し、朱容疑者は容疑を認めているという。 生活環境課によると、朱容疑者らは昨年9月、山形県産の桃約900個を台湾に輸出する際、害虫検査をしたように偽った書類を神戸植物防疫所関西空港支所に提出し、検査を受けた疑いがある。 台湾は日本側に対し、桃の厳しい検疫を求めており、輸出業者は害虫検査の施設名などを記した報告書を提出するよう義務づけられているという。同社の過去の報告書に、桃の検査ができない施設名が記されていたため、植物防疫所から府警に情報提供があり発覚した。約900個の桃は実際に輸出されたが、害虫が見つかった報告はないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「今しかない」とっさにつかんだ盗撮犯の腕、警官志望の女子大学生
屋代良樹2022年7月14日 8時00分 盗撮の容疑者をつかまえた女子大学生(22)に、京都府警東山署から感謝状が贈られた。過去の悔しさが果敢な行動を後押しした。 6月4日夜、大学生は京都市営地下鉄・三条京阪駅で電車を待っていた。 約1メートル先で男がしゃがみこんでいた。男の前には長いスカートをはいた女性がいた。男はスカートをめくり、スマホを差し入れていた。男はしばらくすると立ち上がり、エスカレーターに向かって歩き出した。 「盗撮だ」。大学生は男を追った。 中学生の時の痴漢被害が心に引っかかっていた。バイクに乗った男に体を触られた。警察に相談したが、犯人は捕まらなかった。悔しくて、同じ場面に遭遇した時のためにイメージトレーニングをしてきた。 大学生は男に追いつき、腕をつかんで言った。「盗撮していましたよね」。スマホの画像や動画が消されないよう、男からスマホを取り上げた。 通報で駆けつけた東山署員が男を逮捕した。署によると、大津市の会社員(28)で、容疑を認めたという。スマホからは盗撮とみられる動画が見つかった。 福見竜也・東山署長は「勇気のある行動。感謝している」とたたえた。 大学生の夢は刑事になること。今回のことでなりたい思いがさらに強くなった。大学生は言う。「被害に遭って怖い思いをしている女性は多くいる。そんな女性たちに寄り添いたい」(屋代良樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ワンオペ育児、動物行動学では不合理? 「アロマザリング」に再注目
核家族化が進み、「ワンオペ育児」に苦しむ母親は少なくない。「1人で子育てをするのは当たり前」という社会風潮も根強いなか、動物行動学の考えではそんなことはないという。母親以外が子育てにかかわることは「アロマザリング」と呼ばれ、様々な生きものの繁殖に役立ってきたとされる。近年、人間の子育てにおいても改めて注目されているという。 北九州市の西南女学院大で7月2日、「中高生のための絵本講座」が開かれた。短期大学部保育科の学生が絵本の読み聞かせをデモンストレーションしたあと、参加者は絵本を手に取って読み聞かせに挑戦した。小中学生や男性の姿もあった。 講座は6月18日とこの日、地域公開講座として中高生に子育てに参加するきっかけにしてもらおうと開かれた。企画した同大短期大学部保育科の命婦恭子准教授(臨床心理学)はアロマザリングがテーマという。「子育て世代の悩みのなかには、経験不足によるものも多い。次に親になる世代が子育てに参加して経験を増やすことにつながれば」と話す。 長年研究してきた早稲田大の根ケ山光一名誉教授(発達行動学)によると、「アロ」は「他の」「他者」を意味する接頭語で、アロマザリングは、母親以外が子育てをすることを指す。1970年代に米ハーバード大の社会生物学者らを中心に論じられたことにさかのぼる。 たとえばミツバチ。女王バチ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル