井石栄司2022年7月7日 19時43分 堺市立中学校で6月末に男性教諭が、中学3年の男子生徒にひざ蹴りをしたり、髪の毛を引っ張ったりする体罰をしていたことが、市教育委員会への取材でわかった。市教委は「体罰はあってはならない。調査して処分を検討する」としている。 市教委によると、6月30日の放課後、中3の男子生徒数人が校舎3階の廊下で騒いでいたのを、20代の男性教諭が注意した。注意を聞かなかった2人のうち、1人の生徒の尻を蹴ったり、ひざ蹴りをしたりした。 さらに首の後ろをつかんでおでこを廊下に押しつけ、ひざでおなかを押さえつけた後、髪の毛を引っ張りながら1階にあるげた箱まで連れて行った。 生徒は頭やおなか、ひざにけがをしたといい、もう1人の生徒は尻を蹴られるなどした。その場に30代の学年主任の男性教諭もいたが、止めなかったという。 市教委の調査に、20代の教諭は「何度注意しても伝わらず、カッとなった」と説明し、学年主任は「とっさのことで判断できなかった。体罰を止めるべきだった」と話した。2人とも謹慎中という。(井石栄司) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ベビーサークルにふたか、取っ手付きの手製の板を発見 2歳熱中症死
2022年7月7日 19時46分 大阪府富田林市の団地で2歳の女児が死亡した事件で、保護責任者遺棄容疑で府警に逮捕された祖母の小野真由美容疑者(46)らの自宅から、小野優陽ちゃん(2)が倒れていたベビーサークルの天井部分とほぼ同じ大きさの板が見つかったことが捜査関係者への取材でわかった。板には取っ手やちょうつがいが付いており、府警はサークルのふたとして使われていたとみて調べている。 府警によると、優陽ちゃんが入れられていたのは、自宅の約8畳の洋室に置かれたベビーサークル。タテ91センチ、ヨコ124センチの広さで柵の高さは優陽ちゃんの身長より高い88センチだった。 捜査関係者によると、板はこの洋室とは別の部屋で見つかった。木製で手作りされたとみられ、サークルの上に置くとふたになるサイズだった。2カ所にちょうつがいがあり、二つ折りできるようになっており、取っ手もあるという。 柵の四方は板で覆われていた。元はベビーベッドだったとみられ、柵の中ほどの高さに付いていた寝台は外されていた。フローリングの床には何も敷かれておらず、府警が確認した際、内側に飲み物や食べ物はなかったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小5男児が教室で転び顔面骨折、救急搬送せず 市教委が陳謝
名古屋市教育委員会は7日、同市昭和区の小学校で5年生の男子児童(10)が顔の骨が折れる大けがをしたのに、救急車を呼んでいなかったと発表した。学校に呼ばれた母親が119番通報し、手術を受け入院したが、命に別条はないという。市教委は会見で「速やかに救急搬送することが適切だった」と陳謝した。 市教委によると、男児は5日午後1時10分ごろ、休み時間に教室で友人をおんぶして遊んでいて転び、顔を床で強く打った。男児は担任教諭に「ものが二重に見える」と伝え、保健室で左目の痛みなどを訴え、吐いた。 養護教諭は、目の腫れや変色が見られなかったことなどから、保冷剤で目を冷やす処置をし、同1時半ごろ、母親に迎えに来るよう連絡。母親からは「学校から病院へ連れて行ってくれないのか」と尋ねられたが、来校を求めた。この際に校長も事故を知り、男児に横になるよう指示した。 母親が到着後、男児は再び吐き、気持ち悪さを訴えたため、母親が同1時50分ごろ119番通報。眼窩(がんか)底骨折と診断されて手術を受け、7日現在も入院している。全治約3カ月の見込みという。 市教委は「迷ったら、大事を… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「カーテンで区切り照明暗く」は名古屋発祥? 風俗店経営者ら逮捕
名古屋の繁華街「錦三」を中心に展開される独特な形態の風俗店の摘発を進めていた愛知県警は7日、新たに3店を摘発し、経営者の男ら6人を風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕したと発表した。これまでに12店を摘発しており、これで一掃したという。 問題の店舗は、カーテンで区切った個室にろうそくをともし、バスローブや水着などを着た女性が接客する形態。捜査関係者は「カーテンで区切るなどの形態は名古屋発祥とみられ、それが他県にも広まった」とみる。県警は、店の売り上げの一部が暴力団に流れていたとみて摘発を強化していた。 逮捕された6人は、いずれも風俗店経営の坂上拓也(42)=愛知県清須市=、加藤正和(51)=名古屋市中区=、伊藤雅史(37)=同市北区=、嶋本成一(42)=自称同市中区=ら6容疑者。 保安課によると、坂上容疑者… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「戦争が早く終わりますように」 七夕の夜、今、星に願うのは
林敏行2022年7月7日 22時00分 七夕の7日、京都市左京区の貴船神社本宮の境内で、ササ飾りのライトアップがあった。参拝客は願い事を書いた短冊をササに結び、祈りを託していた。 同神社は鴨川の水源地にあり、水の神様をまつる。縁結びにも御利益があるとされ、七夕との縁も深い。 ライトアップは8月15日まで毎日あり、夕暮れから午後8時まで。願い事を書く短冊は100円で購入できる。(林敏行) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
当時15歳少年被告人質問 検察遺族に態度一変「クズはクズのまま」
福岡地裁(武林仁美裁判長)で7日に開かれた、福岡市の商業施設で2020年8月、同市の当時21歳の女性を刺殺したなどとして、殺人などの罪に問われた少年(17)の裁判員裁判。午前中の弁護側による被告人質問に続いて、午後からは検察側や被害者参加制度を利用した遺族側弁護士による被告人質問があった。 弁護人の質問に対して反省の態度を見せていた少年だが、検察側や裁判官らの質問が始まると、態度は一変した。投げやりな発言も目立ち、傍聴席からは時折ため息が漏れた。 起訴状などによると、少年は20年8月28日夜、福岡市中央区の「MARK IS(マーク・イズ) 福岡ももち」内で包丁を盗み、その後、被害女性と友人が1階女子トイレに入るのを見かけて追跡。トイレ内で女性の首などを包丁で刺して殺害したなどとされる。 検察側から女性を殺害した際… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内で4万7977人感染 前週の2倍以上に 続く再拡大
新型コロナウイルスの国内の感染者は7日午後7時半現在、新たに4万7977人が確認された。前週の同じ木曜日(6月30日)より2万4535人多く、2倍以上に増え、感染再拡大が続いている。4万人を超えたのは2日連続で、死者も15人が確認された。 新規感染者数の都道府県別では、東京都が8529人で最も多く、2日連続で8千人を上回った。九州など西日本での増加が目立ち、佐賀県は694人で過去最多、熊本県(1578人)と大分県(557人)はいずれも過去2番目だった。 また大阪府は4615人で、3日連続の4千人超え。鳥取県(219人)は前日の215人を上回り、2日連続で過去最多を更新した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
民家に銃弾らしきもの、近くに米軍演習場、流れ弾か 沖縄・金武町
2022年7月7日 20時35分 沖縄県金武町の伊芸区の住宅街にある民家で7日午後、窓ガラスが割れ、敷地内に銃弾のようなものが落ちているのが見つかった。住民から通報を受けた町役場職員が確認した。けが人の情報はない。 伊芸区は米海兵隊キャンプ・ハンセンに隣接し、基地内には実弾を使う施設がある。県基地対策課によると、今月4~10日、キャンプ・ハンセン内で実弾射撃訓練をするとの連絡が入っていた。防衛省沖縄防衛局は、米軍からの流れ弾の可能性もあるとみて職員を現場に派遣した。 現場は住宅地。数百メートルの距離に、沖縄自動車道をはさんでキャンプ・ハンセンの演習場が広がり、実弾を使う施設がある。伊芸区では1988年、沖縄自動車道の伊芸サービスエリアや住宅地など9カ所で銃弾が見つかったほか、復帰前の56年には3歳の女児、64年には自宅にいた19歳の女性が、それぞれ足に被弾しけがを負っている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
割れた窓ガラス、下には銃弾のようなもの 銃声響いた米軍基地で何が
7日に銃弾のようなものが見つかった沖縄県金武町の民家周辺では、米軍の訓練の銃声とみられる音が頻繁に聞かれていた。県警は隣接する米海兵隊基地「キャンプ・ハンセン」からの流れ弾の可能性もあるとみて、捜査を始めた。 県警によると、銃弾のようなものの長さは約5センチ、直径約1センチ。窓ガラスに拳1個分ほどの損傷があり、銃弾とみられるものは、その窓ガラスのあるドアの下枠に落ちていた。家人の男性が6日午後10~11時ごろにガラスが割れているのに気づき、7日午前11時ごろ、銃弾のようなものが落ちているのを見つけた。 被害が確認された住宅のすぐ近くに住む金城成次さん(82)は7日午前8時ごろに農作業をしている時、キャンプ・ハンセンがある方向から「バンバン」と銃声のような音が聞こえたという。金城さんは「今回も米軍の銃弾ならとても恐ろしい。住民の命が脅かされ続けている」と語った。 銃弾のようなものが見つかった民家から徒歩数分ほどのところに住む女性(59)によると、7日午後8時半ごろにも「バババババ」という銃の連射音のような音が聞こえた。ここ数日は同様に耳にしているといい、「今年は復帰50年なのに、沖縄がどんなに言っても何も変わらないのかと思う」と嘆いた。 「過去にも流れ弾の事件があった」 近くの土木会社で働く女性(… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「アンニョンハセヨ!」 韓国からのツアー、2年ぶり関空に
関西空港に7日、韓国の団体ツアー客が約2年4カ月ぶりに到着した。新型コロナウイルスの水際対策緩和で訪日外国人客(インバウンド)の受け入れ手続きが再開されてからでは初めて。地元の観光関係者らは「にぎわいを取り戻せたら」と期待する。 韓国の格安航空会社(LCC)、ティーウェイ航空の便で7日午前に着いたのは客18人と添乗員1人。関空では同社や大阪観光局の職員らが「Welcome to OSAKA」の横断幕を掲げ、「アンニョンハセヨ!」と出迎えた。 政府は6月10日、新型コロナの感染リスクが低いとみられる国・地域について、添乗員付きツアーに限って受け入れ手続きを再開した。 今回のツアー客は同日ビザを申請したといい、2泊3日の日程で京阪神を訪ねる。韓国の若者に人気がある大阪・道頓堀に泊まる予定だ。添乗員の李唯美(リユイミ)さんは「2年間仕事がなくて苦労した。関空に来られてうれしい。自由に観光したい人は韓国にはいっぱいいる。韓国と日本が観光を通じて発展していってほしい」と話した。 大阪観光局によると、7日以… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル