栃木県は6月28日、県出身の人気お笑いコンビU字工事から、クイズ番組で獲得した賞金300万円の寄付を受けたと公表した。2人から「災害対策に役立てて欲しい」と伝えられたといい、県は、非常時の電源として活用できる電気自動車などを購入する予定だ。 福田富一知事が同日の定例会見で明らかにした。「とちぎ未来大使」を務めるU字工事は、5月20日に放送された日テレ系番組「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」で全問正解し、獲得した賞金を全額寄付したという。 県が購入するのは、電気自動車の日産「リーフ」(約330万円)と、車から電気を取り出すための外部給電器(約80万円)。災害時の避難所の非常用電源として使うことなどを想定している。不足金額は国の補助金を申請してまかなう方針。福田知事は「2人のふるさとへの思いに改めて感謝する」と話した。(中野渉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
SMAPファン、愛を込めた七夕まつり 中居正広さんの地元・湘南で
足立朋子2022年7月7日 9時04分 8日から3年ぶりに神奈川県平塚市で開催される日本有数の七夕「湘南ひらつか七夕まつり」を前に、祭りを彩る七夕飾りの製作が大詰めを迎えている。市民有志が思い思いの願いを込めて作る「市民飾り」も3年ぶりに復活し、中には解散したあのアイドルグループに熱い思いをぶつけるものもある。 市民飾りは、不況などで数が減った「商店飾り」を補うため、約20年前に始まった。実行委員会から製作場所と木材やテープなどの提供を受け、ベテラン製作者の指導のもと、約3カ月かけて作業を進めて大通りに掲げる。参加者の減少も心配されたが、コロナ前と同規模の約30団体が名乗りを上げた。 同市の藤崎みどりさんは、「SMAP」のファン、20~60代の29人が全国から集うグループの一員。湘南がリーダーの中居正広さんの地元であることなどにちなみ、4年前に有志が発案し続いている。遠方のメンバーにはくす玉の花を折って送ってもらうなどし、「ずっと大好き、待っているよ」というファンの願いを結集させた。ここで出会った横浜市の川口裕加さんとは、今や大親友といい、「高校時代の文化祭のよう。みんなの思いが形になってうれしい」と顔をほころばせた。(足立朋子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
顔面骨折した児童を救急搬送せず 名古屋の小学校、教室で転倒
2022年7月7日 9時29分 名古屋市昭和区の小学校で5日、5年生の男子児童が転んで顔の骨が折れるけがをしたのに、救急車を呼んでいなかったことが市教育委員会への取材でわかった。学校に呼ばれた保護者が119番通報し、病院に搬送され手術を受けた。命に別条はないという。 市教委によると、男児は5日、教室内で友人をおんぶして遊んでいたところ、転倒。床に顔を強く打ち、その後吐いた。学校は救急搬送せず、学校の連絡で男児を迎えに来た母親が119番通報。男児は顔面骨折と診断されて病院で手術を受け、6日時点で入院しているという。 市教委は「経緯を聞き取るなどして状況を確認し、必要に応じて指導する」としている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学校向けPCの入札、11社が談合 公取委が排除措置命令へ
米田優人2022年7月7日 6時00分 自治体が発注する学校向けのパソコンなどの入札で談合をしたとして、公正取引委員会は、NTT西日本(大阪市)など11社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)で再発防止を求める排除措置命令を出す方針を固めた。このうち大半の社について、総額約5千万円の課徴金納付命令も出す。関係者への取材でわかった。 公取委は、各社に処分案を通知しており、各社の意見を聴いたうえで最終的な結論を出す。 関係者によると、通知を受けたのは、NTT西のほか、大塚商会(東京都千代田区)、ソルコム(広島市)など。公取委が2020年10月に立ち入り検査を実施し、調査を続けていた。 関係者によると、各社は数年前から、広島県や広島市が発注する小中高校向けのパソコン機器やタブレット端末などの一般競争入札や見積もり合わせで、事前に価格などを調整して受注する業者を決めていた疑いが持たれている。ソルコムなど数社が協議し、合意した内容を入札に参加する他社に伝えていたという。 NTT西は取材に「回答は差し控える。引き続き調査に協力する」、大塚商会は「コメントは一切差し控える」、ソルコムは「通知が行われたのは事実。詳しいコメントは差し控える」としている。 教育現場では近年、小学校で必修化されたプログラミング教育の推進や、児童・生徒向けのタブレット端末の整備を背景に、情報通信技術の活用が進んでいる。公取委は今回の談合により、納入コストが高止まりしているおそれがあるとみて受注実態の解明を進めていた。(米田優人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
かつてここにアメリカがあった 基地の記憶、米軍ハウスとともに
福岡にあった米軍板付基地の大半の返還から半世紀を迎えた。基地の記憶が薄れるなか、かつての基地周辺にいまも点在する旧米軍ハウスを、レストランや宿泊施設に活用する動きが広がっている。福岡県大野城市は市内に残るハウスの全戸調査に取り組み、返還50年を記念し、秋に展示イベントを開催する。 JR大野城駅のそばに、隠れ家風レストラン「炭と葡萄(ぶどう)」がある。約70年前の旧米軍ハウスを改装して2019年にオープンしたイタリア料理店だ。店主の服部敏也さん(40)は店の造りを気に入っている。 「周りは大きなマンションばかり。だからレトロな一戸建てが際立つと思って、ここを借りました」 あえてれんがの基礎部分を露… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
レシートの1行、気づいた母は泣き出した 7歳息子初めてのおつかい
東北地方で複数の美容院を経営する女性(42)には、忘れられない1枚のレシートがある。 6年前の2016年7月下旬、当時7歳だった長男が初めて1人でおつかいに行った時のものだ。 夫と一緒にオープンさせた1店舗目が、ようやく軌道に乗り始めたころ。 それまでは家計が苦しく、家族4人の1食の食費が、1人あたり176円だった時期もある。 長男の6歳の誕生日プレゼントは100円ショップの商品だった。「好きなものを買いなさい」と言ったら、車と恐竜、カエルとおもちゃを三つ持ってきた。 その時の申し訳なさもあって、初めてのおつかいでは千円を渡した。何か買うものを頼んだわけではなく、「好きなものを買ってきていいよ」と伝えた。 帰宅した長男が買い物袋の中から出したものを見て驚いた。 カツオの刺し身、韓国のり、イカの燻製(くんせい)、炭酸水。 確かにカツオとイカは長男の好物だが、お菓子やジュースを選ばないなんてシブいな。 「ママと一緒に食べようと思って選んだんだ」 韓国のりと炭酸水は母が好きだと思って買ってきたのだという。 その笑顔を見て、思わず抱きしめたくなった。 ところが、渡されたレシートに記されていた1行に気づいた瞬間、今度はぶわっと涙があふれてきた。 合計金額983円の個別の項… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佐賀県で634人が新型コロナ感染 過去2番目の多さ 7月から急増
佐賀県は6日、新たに634人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日あたりの県内の新規感染者数としては、4月19日の680人に次ぐ過去2番目。7月に入って感染者数が拡大傾向にある。 1日あたりの県内の新規感染者数は5月中旬から300人を下回っていたが、7月に入り300人を超える日が続く。県は5日、592人の感染を確認したと発表。70日ぶりに500人を超えていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
島根で感染増加が止まらないなぜ 知事「本県の拡大が隣県に…」
島根県では6月下旬以降、1日あたりの感染者数が連日のように過去最多を更新。感染拡大に歯止めがかからない状況が続いている。 6月中旬に同県出雲市の事業所で発生したクラスター(感染者集団)などが発端となり、感染が急拡大した。5月下旬から2桁が続いていた新規感染者数は6月23日に128人となり、約1カ月ぶりに3桁に。7月5日には、3日前に更新したばかりの過去最多(424人)を大幅に上回る755人が確認され、6日も前日に次ぐ690人となった。 県では、これまで濃厚接触者… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡県が独自の「コロナ警報」を1カ月ぶりに発動 感染者は2千人超
福岡県は6日、新型コロナウイルスの新規感染者数が再び急増していることなどから、県独自の「福岡コロナ警報」を発動した。警報は、県民や事業者に対して感染防止策の徹底を促すもので、発動は5月31日以来、約1カ月ぶり。この日の感染者数は2366人で、5月21日以来の2千人超となった。 新規感染者数は6月下旬以降、増加傾向にある。直近7日間の感染者数の平均でみると、6月18日には642人だったが、7月5日には1313人まで増えた。 病床使用率は警報発動の基準となる15%を超え(7月5日時点で16・2%)、今後の感染拡大状況によっては医療提供体制の逼迫(ひっぱく)が懸念される。 服部誠太郎知事は6日、臨時の記者会見を開き、「夏休みを控え、人と人の接触機会が増えることが見込まれる。感染防止策の徹底をお願いするため発動した」と説明した。ただ、感染拡大の機会が職場や学校など多岐にわたるとして、飲食店に対象を絞った営業時間の短縮要請や、移動の自粛などの行動制限は行わない。 県は6日、オミクロン株変異系統「BA.4」の感染者1人が、県内で初めて確認されたと発表した。10代女性で入院はしていないという。海外渡航歴はなく市中感染の可能性が高いとみられる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
17歳少年、初公判で女性刺殺認める 逮捕後につづった将来の「夢」
福岡市の商業施設で2020年8月、当時21歳の女性を刺殺したなどとして、殺人などの罪に問われた少年(17)の裁判員裁判が6日、福岡地裁(武林仁美裁判長)で始まった。少年は事件当時15歳の中学生で、起訴内容について「間違いありません」と認めた。 法廷には、少年が傍聴席から見えないよう、囲むように仕切りが立てられた。 起訴状などによると、少年は20年8月28日夜、福岡市中央区の商業施設「MARK(マーク) IS(イズ) 福岡ももち」内の店舗で包丁2本を盗み、その後1階女子トイレで、同市の女性の首などを包丁で刺して殺害。さらに逃げる際の盾にしようと、施設内にいた女児(当時6)を包丁で脅したなどとされる。 検察側は冒頭陳述で、少年が更生保護施設から抜け出して事件を起こしたことなどから、「保護処分での更生可能性が乏しい」として、成人と同等の刑事処分が相当だと主張。一方、弁護側は「少年院での教育や更生が望ましい」として保護処分を求めた。 双方の冒頭陳述によると、少… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル