携帯電話大手KDDIの大規模な通信障害は、発生から丸2日以上が過ぎた4日午前も、音声通話がしにくい状態が続いている。KDDIは4日午前7時時点でデータ通信が全国的におおむね回復したと発表したが、全面復旧のめどはまだ見えていない。 KDDIによると、復旧に向けた作業は3日午前11時に西日本で、同午後5時半に東日本で完了した。だが、作業を終えても、ネットワークの状況を見ながら通信サービスを徐々に再開させているため、音声通話などの全面復旧には遅れが出ている。 通信障害は2日午前1時半ごろに発生。auやUQモバイルの携帯電話の通信のほか、KDDIの回線を使う楽天モバイルや、格安スマホ(MVNO)などがつながりにくくなった。全体で最大約3915万回線に影響し、過去最大規模の通信障害となった。影響は物流や銀行など生活を支えるサービスにも広がった。 総務省は「重大な事故」に当たるとみて、KDDIへの行政指導も検討する方針だ。 通信障害の発端は、メンテナ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「里帰りテレワーク」導入 きっかけは30歳女性部長の言葉
コロナ禍と働き方改革で注目が集まるテレワーク。NTTがグループ会社の約3万人を「原則在宅勤務」とする新制度の導入を発表するなど拡大が続く一方、セキュリティー対策などの課題も浮かぶ。コロナ下でいち早く、実家に帰省して勤務する「里帰りテレワーク」を導入したベンチャー企業は、どんな対策を取ったのか。 プライバシーマーク(Pマーク)取得支援コンサルティング会社「ユーピーエフ」(本部・東京)は、2020年4月に「里帰りテレワーク制度」を導入した。東京本部の社員が、実家がある大阪に帰省し、大阪営業所に2カ月間出社して仕事をするという利用の仕方も出てきたという。 社員数40人ほどのベンチャー企業が導入したきっかけは、コロナ禍最初の緊急事態宣言が出た20年4月、セールス部門の部長赤間萌さん(30)が「宮城県の実家に戻って仕事がしたい」と仲手川啓社長(43)に伝えたことだった。 営業の仕事なので、最初のう… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
若手アスリートよ、地元から世界へ羽ばたけ CFで支援募る
世界を目指す地元選手を応援しよう――。全国各地の若手選手と地域をつなぐ「地元アスリート応援プログラム」(明治安田生命主催)がクラウドファンディング(CF)を開設し、支援を呼びかけている。13歳の中学生2人も後押しを受け、夢の舞台を目指す。(松田果穂、森田博志) 夢はマスターズ優勝 父の練習場で技磨く 6月のある平日の夕方。千葉県野田市のゴルフ練習場に、鋭い打球音が響いた。クラブで勢いよく風を切るのは、中学2年生の香川友さん(13)。大きな弧を描いて飛んでゆくボールを見送ると、またすぐにクラブを振った。 物心ついた時から、毎日のようにクラブを握っていた。父が経営する練習場に行くと、いつも地元のゴルフ好きが寄ってきて、一緒にクラブを握って打ち方を教えてくれた。レッスンに通ったこともない。そのうち、上手な客のスイングを見てまねるようになった。 保育園に通っていた6歳の時、全国大会の未就学児の部で2大会連続で優勝。小学6年生で、フィリピンのアマチュア選手権の予選を史上最年少で通過した。今年4月、全ての年代の選手が出場する関西オープンで予選通過を果たし、注目を浴びた。 現在は、格上選手が多く出場するアマチュア大会や海外の大会に参加し、練習場に来ているプロ選手らとラウンドを回る。 それでも地元とのつながりは… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
20分だけの結婚式、35年分のありがとう 難病で寝たきりのパパへ
5月28日、神奈川県内のマンションの一室で「結婚式」があった。 新婦は都内在住の会社員みかんさん(35)。 難病で寝たきりの父(65)のため、実家で挙げた手作りの式だ。 プログラムは、新郎新婦入場、誓いの言葉、指輪交換、ケーキ入刀、感謝の手紙、の順。 9月に控えている本番に近い内容だが、挙式の時間は20分だけ。 父の体調を考えると、どんなに長くてもそれが限界だった。 ◇ 列席者は父、母、そして司会とカメラマンを頼んだ姉の3人。 普段は寝たきりの父も、スーツに着替えさせてもらって車椅子から見守った。 花束は前夜に、ケーキは近くの不二家で当日に買った。バタバタの中で実現した結婚式だった。 20分の間に、みかんさんにとって忘れられない瞬間があった。 誓いの言葉を終えて、司会の姉が「2人は晴れて夫婦となることができました」と言った時のことだ。 記事後半では、忘れられない瞬間のこと、式当日の詳細や実現までの経緯、父との思い出や「感謝の手紙」について書かれています。 ほとんど体を動かせない父が… この記事は有料会員記事です。残り2346文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Les Japonais et la tentation du repli sur soi
Coucher de soleil sur Tokyo, le 1er juillet 2022. ISSEI KATO / REUTERS LETTRE DE TOKYO A la traîne des pays du G7, le Japon a commencé à rouvrir au compte-gouttes ses frontières aux visiteurs étrangers après avoir pris des mesures drastiques de fermeture du pays à la suite du […]
KDDIの通信、利用しづらい状況続く 東日本も復旧作業完了と発表
杉山歩2022年7月3日 18時46分 大規模な通信障害を起こしているKDDIは、3日午後5時半に東日本で復旧作業が完了したと発表した。西日本は午前11時に終わっていた。復旧作業には発生から約40時間かかった。 ネットワークの状況を監視しながら徐々に通信サービスを再開するため、利用しづらい状況が続いているという。完全な正常化には時間がかかる可能性がある。KDDIは本格再開時間は決まり次第案内するとしている。 音声やデータ通信がつながりにくくなる通信障害は2日午前1時半ごろに発生した。最大約3915万回線に影響が出たとみられる。(杉山歩) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
住宅で2人の白骨遺体見つかる、高齢夫婦が居住 大阪・寝屋川
2022年7月3日 19時51分 3日午後5時すぎ、大阪府寝屋川市初町の住宅で、両親が死亡していると、男性から119番通報があった。枚方寝屋川消防組合によると、室内で白骨化した2人の遺体が見つかった。 大阪府警寝屋川署によると、男性の父(91)と母(86)が住んでおり、息子は数年ぶりに訪れたという。1人は1階玄関先の廊下で、もう1人は2階和室で倒れていた。署が身元や死因を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「弥生人ペアにしたら?」 そっくりさんでバズった鳥取県の回答は?
鳥取市の国史跡・青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で出土した頭蓋骨(ずがいこつ)から顔を復元した弥生人「青谷上寺朗(あおやかみじろう)」。そのそっくりさんグランプリで最終選考に残った関西在住の4人が参加するイベントが3日、大阪府立弥生文化博物館(和泉市)で開かれた。 青谷の遺跡をPRしたい鳥取県が初めて「上寺朗」の像を県外で展示。展示最終日に合わせ、関西在住の4人を招いた。参加したのはグランプリに輝いた大阪府の吉田昌弘さんのほか、服部学さん(奈良県)、中川剛さん(兵庫県)、春日連太郎さん(大阪府)。 話題になったグランプリには215人から応募があったが、「なぜか鳥取、島根からの応募は少なかった」(鳥取県の担当者)という。最終選考の結果、10人は「僅差(きんさ)」。誰がグランプリに選ばれてもおかしくなかったという。応募が多かった関西からは4人が選ばれた。 4人はグランプリを振り返り、「10人みんないい人で仲良くなれた」(春日さん)、「この縁を大事にしたい」(中川さん)と語った。服部さんは「鳥取県では、ただ似ているというだけで温泉にも入れてもらえ、だんだん申し訳なくなってきた」と話し、会場の笑いを誘った。 「選ばれたことで人生が変わった」と語ったのは吉田さん。子どもの学校に行くと、「弥生人、弥生人」と子どもたちが寄ってくるという。ニュースで知っていても、ふだんのマスク姿ではピンと来ていない周囲の人に「あれはぼくです」とマスクを外すと、「ウソやろ」と驚かれたという。「弥生時代の知識が全くなかったのに、今は『弥生』という言葉に非常に敏感。私をきっかけとして弥生時代に興味を持ってもらえたらありがたい」 一方、司会を務めた府立博物館の禰宜田(ねぎた)佳男館長はこう質問した。 「男女ペアの復顔が(青谷上寺地遺跡に新しくできる)博物館に鎮座していたらいいと思うが」 鳥取県の担当者からはこんな答えが返ってきた。 「女性の顔が見られればと、今検討を始めたところ。上寺朗は保存状態が良かった。なぜか男性に比べると、女性人骨は保存状態がいいものが少ない。もしできそうな個体があればDNA分析などをしながらやっていきたい」 4人はそれぞれ、鳥取県から… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名古屋の「風俗王」、豪州から不正送金容疑で再逮捕 計6億円
指定暴力団山口組の中核組織「弘道会」と関係が深いとみられる男の海外資産の国内への不正送金事件で、愛知県警は3日、風俗店グループ「ブルー」の実質的経営者、佐藤義徳容疑者(64)ら男3人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の仮装)と詐欺の疑いで再逮捕し、発表した。 不正送金の総額は再逮捕分も含め約6億円にのぼる。警察当局が実態把握が難しい海外資産に絡み暴力団側を摘発するのは異例。 捜査4課によると、佐藤容疑者は知人の不動産管理会社役員渡辺浩司(50)と無職の高成田淳(49)の両容疑者らと共謀し、昨年11月、オーストラリアの金融機関にあった佐藤容疑者の資産約2億5千万円を知人女性の銀行口座に不正に送金させた疑いがある。県警は3人の認否を明らかにしていない。知人女性も共犯容疑で任意で調べている。 問題となった資金は、佐藤容疑者がオーストラリアに保有していたリゾートマンションの売却金などとみられ、現地の法律事務所が管理していたという。佐藤容疑者は「名古屋の風俗王」と呼ばれ、警察当局は売り上げの一部が弘道会の資金源になっているとみて「反社会的勢力」と認定。そのため、国内の複数の金融機関で口座開設や国際送金を断られていたという。 暴力団の資金源を根絶するために警察当局は金融機関などとの連携を強めている。とりわけ、犯罪収益を海外などで浄化して新たに活動資金とする「マネー・ロンダリング(マネロン)」には目を光らせる。 今回の事件もその過程で発覚した。指定暴力団山口組の中核組織「弘道会」トップの「金庫番」とされる佐藤義徳容疑者について愛知県警は長年、資産の流れを注視していた。 捜査関係者によると、佐藤容疑者は1990年代に風俗店経営に乗り出した。最盛期には1日の売り上げが1千万円を超える日もあり、「名古屋の風俗王」と呼ばれた。資金力が増すにつれ弘道会との関係も深まっていったとみられる。 県警は2010年、弘道会特… この記事は有料会員記事です。残り551文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名古屋の「ドン横キッズ」も出入り? 違法カフェの経営者ら逮捕
少女が出入りできるようにカフェの看板を掲げながら、実質的にホストクラブを営業していた――。こんな風営法違反(無許可営業)の疑いで、愛知県警は3日、会社役員、伴拓磨(35)=名古屋市中区新栄2丁目=と、部下で風俗店長加藤直人(31)=同区新栄3丁目=の両容疑者を逮捕したと発表した。 客の中には、名古屋・栄の商業施設付近をたまり場とする「ドン横キッズ」と呼ばれる少年少女もいたという。少女らは「推しメン」というお気に入りの男性店員の売り上げを伸ばすため、高額シャンパンなどを注文。県警は、少女たちが援助交際や風俗店で働くなどして金を用立てていた可能性もあるとみている。 少年課によると、伴容疑者ら… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル