高木文子2022年7月2日 9時15分 通学の荷物を軽くしてリュックなどの利用を勧める「ノーランドセル登下校」が1日、岐阜県本巣市の小学校などで始まった。夏に身軽に通学できるように、2年前から市教育委員会が呼びかける。暑い日はマスクも外すように指導するが、慣れてしまったマスクを外すのは簡単ではなく、試行錯誤が続いている。 市立一色小学校では午前8時前、児童が班ごとに並んで登校した。日傘や帽子で日差しをしのぎ、リュックや手提げかばんを持つ子が目立つ。マスクをしていない子が多いが、班でそろってつけている子も。3年生の男児は「熱中症も怖いし、コロナも怖い。でもしゃべりたい」と話した。暑いときはマスクを少しずらして涼むという。 文部科学省は5月下旬、気温、湿度、熱中症のなりやすさを示す「暑さ指数」(WBGT)が高い日は、マスク不要とする通知を出した。一色小でも6月上旬から登下校でマスクを外すよう指導したが、その後も9割以上の子がマスクをつけて登校したという。 「コロナ下でマスクが生活習慣になった。悩ましい」と堀内寿幸校長(58)。通学の見守りで「声に出してあいさつを」と呼びかけるプラカードを掲げていたが、マスクを外すのに伴い「目であいさつ」のカードに替えてみた。「子どもたちはどうしていいか分からなくなった」と、現在はどちらのカードも掲げていない。 現在は「暑さ指数」が28以上の「厳重警戒」になる場合に、マスクを外すよう指導している。登校班で子どもが声をかけ合って水分を取り、家で使わない教材は学校に置いて身軽に通学することも教えた。「子どもが自分で状況を考え、命を守れるようになってほしい」(高木文子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
首都高内で初の飲酒検問 「飲んでもばれない」意識一掃へ
警視庁は1日深夜、東京都内で初めてとなる高速道路内での飲酒検問を実施した。飲酒運転が原因の交通事故が首都高速で相次いでおり、「検問のない高速道路なら飲酒運転してもばれない」といったドライバーを一掃するのが狙いだ。 検問をしたのは、首都高9号線の辰巳第1パーキングエリア(PA)=江東区。高速道路交通警察隊の隊員が本線を封鎖して全車をPA内に誘導し、アルコール検知器を使って運転手の呼気を一人ずつチェックした。周辺は改造車両に乗って都心環状線を高速で周回する「ルーレット族」のスポットにもなっているため、違法な改造車両がないかにも目を光らせた。 飲酒検問は通常、安全の観点から道幅にゆとりのある一般道で行っている。高速道路は本線上で車を止めてしまうと後続車に追突される危険があるため、かつては料金所で停止する車両に対して行われていた。しかしETCの普及によって停車のタイミングが少なくなり、検問の機会が減っていた。 その一方、警視庁は今年、都… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
正当な異議申立か、行きすぎた排除か キャンセルカルチャーを考える
耕論 キャンセルカルチャー考 著名人が過去の言動を強く非難され、社会的地位を失う。昨年来、国内でも目につくようになった。これは行きすぎた「キャンセルカルチャー」なのか。正当な抗議申し立てなのか。 「常に正義」の人々 対話を否定 辻田真佐憲さん(近現代史研究家) 2021年は日本のキャンセルカルチャー元年でした。東京五輪開会式の小山田圭吾さんが典型ですが、過去の発言を掘り返し、現在の基準で判断した上で抗議する。場合によっては職を失わせるまで追い込んでいくといったことが多く起こりました。 そうしたことは以前にもありましたが、去年、特に広がった一因はコロナ禍だと思います。キャンセルを推進するうちに、自分は正義と一体化しているという感覚に陥りがちです。さらにコロナで家に閉じこもり、SNSの狭い世界に入り浸っていると、「正義」が暴走しやすい。 辻田真佐憲さんは、正義をふりかざす人々がキャンセルカルチャーの発火点になっていると指摘します。記事後半では、法哲学者の住吉雅美さんがネット社会で暴走する処罰感情について、同志社大学大学院教授の南川文里さんは異議申立てを「行きすぎだ」と批判する風潮への違和感について、それぞれ語ります。 ネットでの炎上は昔からあり… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長男が一人暮らし、空の巣症候群に 北斗晶さん「甘く見ちゃダメ」
ウチのお悩み相談室 相談者(50代 女性) 仕事をしながら、必死に3人の子育てをしてきました。大学生の長男が、通学に時間がかかるため一人暮らしをしたいと前々から言っており、若い頃、10年近く一人暮らしを満喫していた私は、「一度は家を出た方がいいよ」と、気楽に背を押しました。 でも今年の春、実際に長男が都内で一人暮らしをすることが決まった瞬間、寂しさが一気に膨れ上がり、気分が落ち込んでしまいました。小さかった頃の思い出が走馬灯のように駆け巡り、涙があふれたり、食欲も落ちたり…。 まだ下の子2人は家にいるし、長男に依存していた意識はなかったので、こんな気持ちになるとは夢にも思いませんでした。確かに長男は、夫より私の話を誰よりもよく聞いてくれる優しい性格です。知らず知らずのうちに頼りにしていたんだなあ、と今さらながら痛感しています。既に同じ経験をしている友人は、「1週間経てば慣れるものよ」と励ましてくれますが、正直不安です。 たまたま今仕事をしていないため、あれこれ余計なことを考えてしまいます。時間が解決してくれるのでしょうか?(50代 女性) 回答者 タレント・北斗晶さん 質問者の方のような「空の巣症候群」は、私も経験があります。長男が18歳で海外の大学に進学しました。家を出て行く時、空港で見送った時……。 特に、空っぽになった長男の… この記事は有料会員記事です。残り832文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真】梅雨 雨上がりが待ち遠しい
朝日新聞写真館 敗戦から4年。梅雨時、小学校の教室は授業を妨げる雨漏り対策に大忙しの様子。児童たちは雨上がりを待ち望んだにちがいない。 日差しのありがたみをひときわ強く感じる季節だ。 青く突き抜けるような夏の空を待ちわびながら人々は傘を干し、ビアガーデンに集った。 傘ではねる雨音に耳を澄まし… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
祖母は内縁夫の子と3人でUSJへ 養育放棄常態化か 2歳熱中症死
2022年7月1日 21時30分 大阪府富田林市の団地で2歳の女児が熱中症で死亡した事件で、逮捕された祖母の小野真由美容疑者(46)と内縁の夫の桃田貴徳容疑者(50)は、小野優陽ちゃん(2)が死亡した6月29日、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)に遊びに行った」と供述している。USJには、2人の実子で小野容疑者の五男の5歳児を連れて行ったという。 大阪府警によると、優陽ちゃんは逮捕された2人のほか、叔父にあたる小野容疑者の四男(15)、五男の計5人で暮らしていた。 優陽ちゃんの父親は小野容疑者の三男で、優陽ちゃんと桃田容疑者との間に血縁関係はなかった。小野容疑者の長男から四男までは元夫との間に生まれた子で、五男の父親は桃田容疑者だという。 関係者によると、優陽ちゃんの両親は離婚し、祖母の小野容疑者らが引き取って養育していた。桃田容疑者は府警に「これまでも何度か1人にして外出した」「育児のストレスがたまっていた」と供述しているという。府警は、2人が養育放棄を常態化させていた可能性があるとみて調べる。 捜査1課によると、両容疑者は五男を連れ、6月29日午前5時ごろに車で家を出て、USJに行った。優陽ちゃんは午前7時40分ごろに1人になり、昼ごろ死亡したとみられる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熱中症死の女児、2年前風呂で溺れ一時心肺停止 虐待リスク最重度に
大阪府富田林市の団地で2歳の女児が熱中症で死亡し、祖母(46)と内縁の夫(50)が保護責任者遺棄容疑で逮捕された事件で、女児が2年前、この部屋で祖母が入浴させている際におぼれ、一時心肺停止になっていたことが捜査関係者らへの取材でわかった。 大阪府富田林子ども家庭センター(児童相談所)はネグレクト(育児放棄)と認定し、虐待リスクを「最重度」と判断。その後リスク判断を下げ、富田林市に引き継いでいた。 死亡したのは小野優陽(ゆうは)ちゃん。府警や児相によると、2020年1月、優陽ちゃんの目の前で実父(20)が実母(19)に暴力を振るう「心理的虐待」を確認。優陽ちゃんはその後、祖母で無職の小野真由美容疑者(46)の自宅に引き取られた。生後11カ月の20年6月、「入浴中におぼれ、心肺停止状態だ」と病院から児相に通告があった。 児相の調査に対し、小野容疑者は「一緒に入浴していた際に目を離した」と説明。優陽ちゃんは数日で退院したが、児相は安全配慮不足だったとして小野容疑者を指導。ネグレクトと認定し、虐待リスクを最重度とした。 ■「保育園に通っている」虐待… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR中央線・総武線で一時運転見合わせ 小岩駅での不審物情報で点検
2022年7月2日 1時49分 JR中央・総武線は1日午後10時20分ごろから、小岩駅での車内点検の影響で上下線で運転を見合わせていたが、2日午前1時20分ごろ運転を再開した。 警視庁によると、1日午後10時半ごろ、「車内に不審物がある」と同駅員から警察官に訴えがあった。総武線上りの東京方面へ向かう先頭車両の車内の座席の上に持ち主不明の紙袋があり、中を確認したところコード線のようなものが見えたという。同庁の爆発物処理班が中身を確認したところ、同日0時40分ごろまでに爆発物ではないことを確認した。この間、車内の乗客はすべて降りてもらい、けが人はいないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Le rugby japonais lancé dans un sprint pour préparer la Coupe du monde 2023
Le soleil va taper fort samedi 2 juillet à 15 heures, au Toyota Stadium, au moment du coup d’envoi du match de rugby Japon-France. L’enceinte au cœur de la ville éponyme, bastion du constructeur automobile japonais, va accueillir dans d’étouffantes conditions climatiques la première des deux rencontres entre les Bleus et les […]
小倉祇園太鼓、人数制限して打ち初め式 3年ぶりの音色に包まれる
城真弓2022年7月1日 22時00分 北九州市小倉北区のJR小倉駅前で1日夜、小倉祇園太鼓の打ち初め式が開かれた。 国指定の重要無形民俗文化財・小倉祇園太鼓。打ち初め式は3年ぶりで、新型コロナウイルスの感染対策のため、25の町内会・団体が人数や太鼓の数を制限して参加した。独特の三拍子のリズムに、観客からは拍手が上がった。 この日から太鼓の練習が解禁され、祭り本番の15~17日に向け、小倉の街は久しぶりの太鼓の音色に包まれる。(城真弓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル