富山市のTBS系列「チューリップテレビ」は1日、同社が主催するイベントでの国の補助金をめぐり、約3300万円分の不適切な申請をしていたと発表した。適切だった分も含めた約3500万円を国に返金するという。 チューリップテレビの山野昌道社長は「報道機関としての認識が甘かった。深くおわびする」とコメントを発表した。 同社によると、不適切な申請… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR中央線・総武線で運転見合わせ 小岩駅での不審物情報で車内点検
2022年7月1日 22時59分 JR中央・総武線は1日午後10時40分現在、小岩駅での車内点検の影響で、各駅停車の上下線で運転を見合わせている。再開は2日午前0時半ごろを見込んでいるという。 警視庁によると、同日午後10時半ごろ、「車内に不審物がある」と同駅員から警察官に訴えがあった。総武線上りの東京方面へ向かう先頭車両の車内の座席の上に持ち主不明の紙袋があり、中を確認したところコード線のようなものが見えたという。車内の乗客はすべて降りてもらい、けが人はいないという。爆発物処理班が不審物を詳しく調べる方針。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
炎天下での取材、両陛下の気遣いに驚いた記者 かけられた言葉とは
連日の猛暑で、政府が節電への協力を呼びかけているが、天皇ご一家もお住まいで節電に取り組むなど、皇室も例外ではない。そんななか、炎天下で取材する報道陣に対し、天皇、皇后両陛下が見せた気遣いに記者が驚く場面があった。 ご一家のお住まいである皇居・御所。側近によると、電力需給逼迫(ひっぱく)注意報が出ていることもあり、両陛下の意向で、昼間は廊下の照明をすべて消灯している。加えて一日中、可能な限り照明を落とし、冷房の設定温度も少し上げて生活しているという。 また、上皇ご夫妻は、側近に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ワクワクいたずら、ピンチに野性味 ピーターラビット展が2日に開幕
田中ゑれ奈2022年7月1日 20時33分 いたずらっ子のウサギと仲間の動物たちの物語を美しい彩色画で描き、世界中で愛されてきた絵本「ピーターラビット」シリーズ。出版120周年を記念した「ピーターラビット展」(朝日新聞社など主催)が2日、大阪市阿倍野区のあべのハルカス美術館で始まる。1日に内覧会があり、貴重な原画や絵本のもとになった直筆絵手紙など、約170点が公開された。 いたずらをたくらむワクワク顔、怖い人間に追いかけられて泣きべそ顔。洋服を着て後ろ脚2本で走るピーターだが、いよいよ追い詰められる場面では恐怖に毛を逆立て、野生の目つきで辺りを警戒する。 横山志野学芸員は「擬人化した姿ではあるが表情はあまりデフォルメされず、動物本来のしぐさや動きの中で、喜怒哀楽が巧みに描き分けられている」と話す。 作者のビアトリクス・ポターが自ら監修したぬいぐるみや、ゲームや食器などのキャラクターグッズも展示。絵本の場面を再現したオブジェが点在する空間は、まるでファンタジーの世界に迷い込んだようだ。 9月4日まで。7月4日、11日休館。一般1600円など。問い合わせは同館(06・4399・9050)へ。(田中ゑれ奈) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
5歳児餓死事件で母親判決に検察が控訴せず 10年求刑が5年に
中山直樹2022年7月1日 21時00分 三男の翔士郎ちゃん(当時5)を母親の碇(いかり)利恵被告(40)らが餓死させたとされる事件で、福岡地検は1日、碇被告を保護責任者遺棄致死罪で懲役5年(求刑懲役10年)とした福岡地裁判決について、控訴しないことを明らかにした。加藤雄三次席検事名で「判決内容を精査した結果、控訴しないこととした」とコメントを出した。 一方、碇被告の弁護人は1日午後7時時点で「碇被告の親族などと協議をしており、結論は出ていない」とした。 判決によると、碇被告は2020年4月、福岡県篠栗町の自宅で、三男の翔士郎ちゃんの食事を長期間にわたって制限し、餓死させた。 碇被告は当時、「ママ友」の赤堀恵美子被告(49)=同罪などで起訴=から生活を支配されていたとされる。検察側は、碇被告が携帯電話に赤堀被告への反抗的なメモを残していたことなどから、自由な意思は十分あり、「母親として、子どもの命を守る義務を果たさなかった」と主張し、懲役10年を求刑していた。 弁護側は「社会での回復が必要だ」などとして執行猶予付きの判決を求めていた。(中山直樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
同性カップルに「解」を示さぬ大阪地裁判決 専門家はどう見た?
同性婚を認めていない民法や戸籍法の規定を「合憲」とした6月20日の大阪地裁判決。「違憲」とした昨年3月の札幌地裁判決と判断が分かれた。ネット上では「同性婚の制度化には改憲が必要だ」「(考え方が)古い」といった声も出た。どう考えたらいいのか。憲法学者でジェンダー法学を専門とする東北大学の辻村みよ子名誉教授、同じく憲法学者で京大大学院の曽我部真裕教授、社会課題の解決をめざす「公共訴訟」に取り組む井桁(いげた)大介弁護士に聞いた。(文中敬称略。3人へのインタビューを再構成しました) 憲法上の争点は、同性どうしの結婚が認められないのは、 ①「婚姻の自由」を保障した憲法24条に違反しているか ②「法の下の平等」を定めた憲法14条に違反するか の二つだ。憲法24条について、大阪、札幌判決とも「違反しない」とした。一方、憲法14条について、大阪判決は「違反しない」、札幌判決は「違反する」と判断が分かれた。 そもそも憲法24条の「両性」とは? ――憲法24条の「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」という部分の「両性」とは、何を意味するのでしょうか。 辻村 「両性」は憲法学上、以前は「男女」と考えられていた。現在は、親などの意思とは関係なく、結婚をする「両当事者」という意味だと考えられる。 曽我部 憲法制定当時の趣旨から離れ、現在の社会情勢に応じた解釈をすることは一般的には可能だが、この条文が同性婚を保障していると読むには、高いハードルがあると思う。憲法24条は、戦前における女性の地位の低さに対する問題意識が根底にあった。条文の続きには「夫婦が同等の権利を有する」と明記されており、家制度の否定や男女の平等を定めた規定と読むべきだろう。 同性婚の法制化には、改憲が必要? ――大阪判決が「合憲」としたことを受け、「同性婚の制度化には改憲が必要だ」との声も上がりました。 曽我部 それは違う。同性婚を認める立法が違憲になるならば、憲法改正は必要だ。でも、大阪判決はそうは言っていない。「異性間の婚姻のみを定めているからといって、同性間の婚姻制度の構築を禁止する趣旨であるとまで解するべきではない」と述べている。ただ、憲法は同性婚を保障していないので、法律婚との間に法的保護の差があっても、「著しい不平等とまではいえない」としたのが大阪判決の立場だ。 ――大阪判決が言及した「婚姻は、男女が子を産み育てながら家族として共同生活を送り、次世代に承継していく関係」といった部分について、ネット上では「古い」「人権意識のかけらもない」などと批判されています。 辻村 国側の主張をなぞって… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日大の理事長に林真理子氏が就任 理事会メンバー、4割女性
不祥事に揺れた日本大学の新しい理事長に1日、同大芸術学部出身で作家の林真理子氏(68)が就任した。脱税事件で逮捕され、昨年12月に辞任した田中英寿・元理事長(75)に代わって理事長を兼任してきた加藤直人・前学長(71)を含め、理事28人が6月末までに総辞職。林氏以外に新たに21人の理事も選任され、新体制が発足した。 就任後の会見で林氏は、一連の不祥事について謝罪。「二度とこのようなことが起こらないよう全力を注ぐ」と誓った。また、林氏を含めた22人の理事のうち9人が女性であることを挙げ、「新しい風が吹いている。新しい日大をつくるキャンペーンをしていく」と語った。 日大をめぐってはこれまで、さまざまな問題が明らかになってきた。2018年5月、アメリカンフットボール部の悪質タックル問題が起きて批判を浴びたが、08年から理事長を務めていた田中氏は一度も記者会見を開かず、書面で謝罪するだけだった。同年12月には、医学部の入試で卒業生の子を優遇していたことも明らかになった。 21年9月には、東京地検特捜部が日大付属病院をめぐる背任事件で、日大本部や田中氏の自宅などを家宅捜索。田中氏の「側近」とされた元理事らが逮捕される刑事事件に発展した。同11月には、所得税法違反容疑で田中氏が逮捕された。取引業者から受け取ったリベートなど約1億2千万円を税務申告せずに約5千万円を脱税したとされ、今年4月に執行猶予付きの有罪判決が確定した。 日大が一連の事件を受けて初… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「同性愛は精神の障害か依存症」 自民会合で配布の文書に差別的内容
自民 2022年7月1日 17時38分 自民党の衆参議員が参加した会合で、性的マイノリティー(LGBTなど)に差別的な内容が書かれた冊子が配布されていたことが、関係者への取材で分かった。「同性愛は先天的なものではなく後天的な精神の障害、または依存症」などと記されていた。 会合は6月13日に東京都内のホテルで開かれた「神道政治連盟国会議員懇談会」。冊子はA5判で約90ページあり、封筒に入れて出席者に配布されたという。神道政治連盟の研修会で大学教授らが夫婦別姓や同性婚について講演した内容などがまとめられている。 その中で「同性愛は先天的なものではなく後天的な精神の障害、または依存症」と表記。ギャンブルの依存症などと同じように「個人の強い意志で依存症から抜け出すことは可能」、「同性愛からの回復治療の効果が期待できる」などと書かれていた。 LGBTの当事者からは批判の声が上がる。同性愛者だと明かし、同性どうしの結婚が認められないのは憲法違反だとする集団訴訟の原告代理人をつとめる加藤丈晴弁護士は「同性愛者の存在を否定する内容で人権感覚が欠如している。同性愛が病気だという考え方はすでに否定されたものであり、あえてそうした内容を明記することに差別意図と悪意を感じる」と話した。 会合に出席した自民党議員は「資料は配られたが、読んでいない」「中身は見ていないが、非常に問題ある内容だ」などと語った。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「極めてUFOの可能性高い」→実はチョウ? 政府も巻き込む論争に
「極めてUFOの可能性が高い」。国際未確認飛行物体研究所(通称・UFO研究所、福島市)がこう認定した写真と映像が、各方面に話題を巻き起こしている。SNS上で「チョウでは?」との指摘が相次ぎ、政府も「空中での識別不能物体の報告はない」と説明する事態に。真相はいかに――。 研究所は、福島市飯野町にある町おこし施設「UFOふれあい館」に2021年6月開所。国内外からUFO目撃情報を集めて分析し、発信する施設だ。 UFO研究所、真偽判定に独自の評価基準 目撃情報の真偽を確かめるため、研究所は独自の評価基準を策定した。画像や映像の鮮明度で測る「クリアレベル」と、科学や自然現象では説明困難な「ミステリーレベル」によって評価する仕組みだ。 この1年間に寄せられた目撃情報は国内外から452件。うち149件を独自基準を用いて分析し、合成など手が加えられていないことも確認したという。 その結果、UFOの可能性が「極めて高い」と判定した写真2枚と動画2本を6月25日、ホームページで公開した。 問題の写真は、研究所のおひざ元で撮影された。昔からUFOが目撃されてきた福島市飯野町の円錐(えんすい)形の山「千貫森(せんがんもり)」(標高462メートル)で21年8月、小学1年生の男児が円盤状の物体を捉えた。この写真がSNSで広がると、「アゲハチョウではないか」と話題になった。 チョウ飼育専門家の見立ては 東京都の足立区生物園のチョ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
奈良のPR、鹿しかない?しかたない? しかし脱却へ確かな仕掛けも
奈良といえば鹿。その揺るぎないイメージ通り、公的機関や企業のキャラクターやイベント宣伝など、あらゆるPRの場に登場する。ただ、鹿まみれの現状から抜け出そうという試みもでてきた。 鹿がいる奈良公園周辺には、官公庁が立ち並ぶ。県庁正面では、県のマスコットキャラクターで鹿の角を持つ「せんとくん」像が、地検では雄鹿「なっち」の着ぐるみが出迎える。 「鹿のように愛され、親しまれるようにした」という県警の「ナポくん」、奈良市消防局の「なっぴぃ」、奈良市観光協会の「しかまろくん」――。鹿をモチーフにしたキャラばかり目立つ。 民間もしかり。奈良信用金庫は2009年に「ならっきー」を誕生させた。すでにあちこちで「鹿キャラ」が登場し、せんとくんも出たばかりの時期。だが、「奈良といえば鹿。かわいさのあるキャラにしよう」と名付けた。奈良交通はICカード乗車券の愛称が「CI―CA(シーカ)」。その名に合わせて、「シーカくん」が生まれた。 宣伝にもよく採用される。近鉄は観光キャンペーン「わたしは、奈良派。」のメインビジュアルに、17年の開始当初から鹿を採用する。「四季と一緒に撮影ができ、首都圏や近畿・東海圏で『奈良ならでは』の風景を分かりやすくPRできる」と担当者はいう。 奈良でPRに使われるのは鹿ばかり。そんな現状に一石投じる人たちがいました。その真意は?記事後半で紹介します。 一方、鹿ばかりが目に入る現… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル