高知県は16日、新型コロナウイルス対策として政府が新設した「BA.5対策強化宣言」を出した。31日まで、高齢者や基礎疾患のある人に不要不急の外出自粛などを要請する。 宣言は、確保病床の占有率が50%を超えた場合などに都道府県が出すことができる。高知県内の占有率は46・6%(15日現在)だが、直近1週間の重症者が前週の3人から10人に増えるなど、医療負担が増大したと判断したという。 四国では香川県と愛媛県も強化宣言を出している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本海側、雨雲発達で猛烈な雨も 18日にかけて災害警戒呼びかけ
前線や低気圧の影響で、北海道南部を中心に16日は大雨となり、道内では鉄道の運休や道路の通行止めが相次いだ。北日本に雨をもたらした前線は南下して17日にかけて東日本から西日本に停滞するといい、18日にかけて日本海側を中心に大雨になるところがある。気象庁は土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけている。 同庁によると、16日午前までの12時間で、北海道今金(いまかね)町で190・5ミリ、奥尻町162・0ミリを観測した。いずれも平年の8月1カ月分の降水量を上回っており、観測史上最多を更新した。 北海道によると、16日午後1時現在、この大雨による人的被害は確認されていない。道南の洞爺湖町と道央の厚真町では、住宅の床下への浸水が計2件確認された。 午後5時現在、道南の八雲町、今金町、長万部町、道央の伊達市、新冠町、道東の帯広市など2市10町では、洪水や土砂災害の恐れがあるとして計約1万1400世帯約2万1600人に避難指示(警戒レベル4)が出され、最大で346人が避難した。 お盆休みを取る人が多いなか… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
都の時短命令「違法」判決が確定 グローバルダイニング控訴取り下げ
新型コロナウイルス対応の改正特別措置法に基づき、東京都から営業時間の短縮命令を受けた飲食チェーン運営会社「グローバルダイニング」(東京)が、「営業の自由を保障した憲法に違反する」などとして都に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、原告側が16日、控訴を取り下げた。都の命令を違法とした一審・東京地裁判決が確定した。 原告側は、この日の控訴審の第1回口頭弁論で判決までに時間がかかることがわかり、「早期に地裁判決を確定させ、行政実務に影響を与える必要があると考えた」としている。 今年5月の地裁判決は、同社店舗でのクラスター発生リスクは高くなかったなどとして、時短命令は「『特に必要だった』とは言えず、違法だった」と認定した。一方、都に過失まではなかったとして賠償請求は棄却し、命令の違憲性も否定していた。 都の反論提出に「2カ月」、取り下げ決断 原告側は控訴を取り下げた後に会見した。代理人の倉持麟太郎弁護士によると、控訴審で小池百合子知事らの証人尋問を求めていたが、この日の弁論では証人採用の判断がなされず、控訴に対する都側の反論提出に2カ月を要することも判明。判決は遅くとも来年になるとみて、閉廷後に取り下げを決めたという。 倉持弁護士は地裁判決につい… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
萩生田氏、旧統一教会関連施設を訪問 参院選直前、生稲晃子氏と
自民党政調会長の萩生田光一衆院議員が、今年の参議院選挙(7月10日投開票)の公示直前に、自民党から東京選挙区に立候補を予定していた生稲晃子・現参院議員とともに「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の関連施設を訪れていたことがわかった。ニュースサイト「デイリー新潮」が16日に報じ、萩生田氏の事務所が朝日新聞の取材に認めた。 萩生田氏の事務所によると、萩生田氏は今年6月18日、東京都八王子市内にある教団関連施設を生稲氏とともに訪れ、集まった人に演説を行った。直前にあった生稲氏の街頭演説終了後、聴衆の一人から「ここにいない人が集まっている場所で話を聴かせてもらえないか」と依頼を受けて応じたという。 教団との接点をめぐっては、萩生田氏は2014年10月、同市内で開かれた教団主催のイベントに参加しあいさつしたことを認めている。萩生田氏は2日の記者会見で「(教団側だと)承知の上でお付き合いしているのではなく、地元の皆さんの中に関係者がいたのかもしれないという認識です」と説明した。 また、政治資金収支報告書に… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
裸にした男児を撮影した疑い、学童保育アルバイト逮捕 被害者多数か
2022年8月16日 22時05分 勤務する学童保育施設で男児の裸を撮影したなどとして、兵庫県警は16日、兵庫県尼崎市大島3丁目の学童保育アルバイト坂田義昭容疑者(34)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(ポルノ製造)容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 自宅などからは小学生とみられる男児の裸の写真が二十数枚見つかっており、撮影されたのは20人以上に上るとみて県警は調べる。 尼崎南署によると、逮捕容疑は昨年1~7月、兵庫県伊丹市内の学童保育施設で、通っていた小学生男児を裸にして動画を撮影し、今年7月までの間に画像1枚を印刷したというもの。 7月24日夜、パトロール中のパトカーを避けるような動きをした坂田容疑者を警察官が職務質問。所持品検査で、今回の被害男児を含む裸の写真数枚が見つかり、事件が発覚した。 坂田容疑者はこの学童保育施設で子どもと接し、世話をする仕事をしていたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海水浴で流された男児と助けようとした祖父、死亡 新潟・柏崎
2022年8月17日 0時00分 16日午後2時20分ごろ、新潟県柏崎市東港町の柏崎中央海水浴場で男性が海上に浮いているのが見つかり、海の家から119番があった。男性は病院に搬送され、死亡が確認された。県警によると、遊泳中に沖合に流された孫の男児を助けようと海に入ったという。男児は同5時半ごろ、約400メートル南西の海岸に打ち上げられているのが発見され、まもなく死亡が確認された。 県警によると、亡くなったのは埼玉県川越市の中村隆さん(69)と中村櫂斗君(8)。もう1人の孫と3人で遊びに来ていた。隆さんは海に入ってまもなく岸から10メートルほどの地点でうつぶせの状態で動かなくなり、近くにいた人に救助された。当時、一帯には波浪や強風の注意報が出ていた。 柏崎市によると、この海水浴場では15日までの1カ月間を「監視期間」としてライフセーバーが巡回。16日は海の家が代わって注意を呼びかけており、午後0時半ごろには市役所に「波が高いので遊泳禁止にする」と連絡があったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
かえってきた「大」や「妙法」 京都五山送り火、3年ぶりに全面点火
古都のお盆を締めくくる伝統行事「京都五山(ござん)送り火」が16日夜、京都市であった。送り火は、現世に迎えた祖先の霊を再びあの世に送るためのもの。新型コロナウイルス感染症対策のため、過去2年間は火をともす「火床(ひどこ)」の数を大幅に減らして行ったが、3年ぶりに全面点火で実施した。 天候が一時崩れた影響で、予定より遅れて午後8時10分、京都市左京区の如意ケ嶽(にょいがたけ)に「大」の字が浮かび上がった。主催する京都五山送り火連合会によると、点火する保存会員らの密集を避けるため、「大文字」は、2年続けて火床を6カ所に減らしていたが、今年は本来の75カ所すべてに火を付けた。 そのほか、東から西へ「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」も点火され、例年通りの文字や図形が描かれた。(西田健作) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿児島・馬毛島の港周辺で浚渫工事 環境影響評価対象外に反発も
【動画】馬毛島にある葉山港で始まった浚渫工事=堀英治撮影 米軍機訓練移転と自衛隊基地整備が計画される馬毛島(鹿児島県西之表市)をめぐり、防衛省は16日、島の東側にある葉山港周辺の水深を深くする浚渫(しゅんせつ)工事を始めた。反対派の地元市民団体などが「海岸の自然環境に大きな影響を及ぼすのは明らかなのに、環境影響評価の対象になっていない」などと反発していた。 防衛省によると、港に基地関連工事の物資を運び込むなどとし、約300メートル沖まで、幅34メートルの航路の水深が3メートルになるよう掘り下げる。16日は早朝から大型作業船や、工事業者らを乗せた漁船数隻が現場へ向かい、作業をした。工期は9カ月程度としている。 浚渫工事は、漁船が大型化し… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サザン名曲の稲村ガ崎、無残な光景に 名前どころか砂も消した温暖化
開発に加え、地球温暖化により、各地で砂浜が消えていく――。ツバルやモルディブなど南の島だけのできごとではない。国内でも心配されていることだ。あの映画の舞台となった砂浜では今、見るも無残な光景が広がっている。 ♪砂に書いた名前消して 波はどこへ帰るのか 桑田佳祐さんがメガホンをとった映画「稲村ジェーン」(1990年公開)の主題歌、「真夏の果実」の一節だ。 7月上旬、映画の舞台となった神奈川県鎌倉市の稲村ガ崎を訪れると、岬西側の七里ガ浜の所々で「砂」が消え、むき出しになった岩々を「波」が洗っていた。 閉鎖された稲村ガ崎海水浴場、住民の生活にも影響 「以前は、砂鉄を多く含む黒… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
消防隊員も救急車に 第7波で逼迫、仮眠なく20時間働きっぱなしも
7月中に東京都内(稲城市と島嶼(とうしょ)部を除く)で救急車が出動してから現場に到着するまでにかかった時間の平均は12分超となり、8分半を切っていた前月の6月と比べて40%以上長かったことが東京消防庁のまとめでわかった。新型コロナウイルスの「第7波」と、猛暑による熱中症の増加が重なったことが背景にあるとみられる。同庁職員の感染も相次ぎ、人繰りも厳しくなっているという。 同庁によると、今年7月の到着時間の平均は12分6秒で、6月の8分24秒と比べて約44%にあたる3分42秒長くかかっていた。昨年1年間平均の7分20秒からは65%、一昨年の6分29秒からは約87%長かった。救急要請が多すぎて対応しきれていないといい、最寄りの消防署では足りず、遠方の署からの応援車両を待たざるを得ないような事態が多発しているという。 「非常編成」で臨むも…… 1日当たりの救急車の出動件数は一昨年、昨年とも平均2千件ほどだったが、今年7月1日は3274件、同2日は3188件を記録。過去最多の3382件(2018年7月23日)に次ぐ件数だったほか、18、19両日も3066件、3069件となるなど3千件前後の日が相次いだ。 同庁はこうした事態に対し、稼働する救急車の台数を増やす「非常編成」を組み、通常の275台に予備用の車両も追加で出動。それでも出動可能な救急車のうち、実際に出動中の台数の割合を示す稼働率が95%を超えることがしばしば起きている。7月中には99%を記録した日もあった。 コロナと熱中症の「ダブルパンチ」に職員自身の感染拡大という、過去にない事態に直面している消防庁。記事後半では現場の救急隊員の声も取り上げています。 その非常編成も組むのは容易… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル