大阪市は25日、大阪・ミナミの中心部、南海なんば駅前を歩行者天国に整備するため、11月8日から駅周辺の一部の道路を通行止めにすると発表した。 通行止めになるのは、駅北側… この記事は有料記事です。残り256文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「全撤去は無理」 ホテル側の主張に憤る地元漁業 網走湖の重油問題
北海道東部の景勝地・網走湖のそばにある網走観光ホテル(網走市)から、推定8千リットルの重油が地中に漏れ出していた問題で、ホテルを運営するブリーズベイホテル(BBH、横浜市)の津田則忠社長が24日夕、網走漁協など6団体でつくる対策協議会と面談した。津田社長は、協議会側が求める「汚染土壌すべての撤去」は実施しない考えを示したという。 面談は非公開で行われ、協議会が終了後に記者会見を開いた。 協議会の説明によると、面談はホテル側からの説明会という位置づけで、津田社長は冒頭、地元に心配をかけていることや説明が遅れたことを謝罪。続いてホテル側の説明が始まったが、推定8千リットルとされている漏れ出した重油の量について、「6千リットル程度」と主張したという。 これに対し、協議会副会長の水谷洋一・網走市長が根拠をただしたが、回答はなかったという。水谷市長は面談後、「説明が二転三転している。現状認識が現場と大きく異なっているという印象を受けた」と話した。 また、ホテル側が面談で示し… この記事は有料記事です。残り648文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3児死亡の飲酒運転事故から16年 検挙減でも目立つ悪質ドライバー
板倉大地2022年8月25日 20時39分 福岡市東区の「海の中道大橋」で3児が犠牲となった飲酒運転事故から、25日で16年が経った。3人を供養する地蔵がある同区の妙徳寺では、近くの馬出(まいだし)保育所の園児約20人が花をたむけ、「(保護者に)お酒を飲んで車を運転しないでねって言う」と誓った。 事故は2006年8月25日夜に起きた。親子5人が乗った車が、福岡市職員(当時)が飲酒運転していた車に追突され、海中に転落。1~4歳のきょうだい3人が亡くなった。 事故後に施行された県飲酒運転撲滅条例では、20年6月から県民が飲酒運転を見かけた際の県警への通報を義務化。通報件数は増加傾向で昨年は1450件だった。さらに今年は7月末時点ですでに1119件と、過去最多ペースという。 運転や同乗、酒の提供など飲酒運転に関する検挙件数は昨年が1092件で、06年の5054件から大幅に減った。飲酒運転を避ける意識が高まる一方で、18年以降は呼気から1リットルあたり0・25ミリグラム以上の高濃度のアルコールが検出された運転手が、検挙者のうち8割以上を占め、悪質性の高さが目立つという。(板倉大地) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
デジタル教科書、24年度に英語から導入へ 算・数は25年度以降
文部科学省は小中学校用の「デジタル教科書」について、2024年度から小学5年~中学3年の英語で先行導入する方針を固めた。当面は、デジタル版に完全移行するのではなく紙の教科書と併用する。英語の活用状況を踏まえて、25年度以降の算数・数学での導入を検討する。 デジタル教科書は、紙と同じ内容をデータ化しパソコンやタブレット端末で利用する。このあり方について議論する中央教育審議会(文科相の諮問機関)の作業部会が25日に開かれ、導入初年度の24年度は英語で使うことなどを盛り込んだ中間報告案が大筋で了承された。 同案では、これ以外の教科について、25年度以降に算数・数学で導入する方向とした。また、通信への負荷を避けるため機能はシンプルなものとしつつ、障害がある児童生徒、外国籍の児童生徒も使えるよう、ルビが振られ、拡大や書き込みができるものが望ましい、とした。費用については、紙の教科書と同様、無償が望ましいとした。 委員からは大きな異論は出な… この記事は有料記事です。残り272文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
唯一の合同合唱団、逆境下で歌を選んだ3高校16人 福島県合唱コン
3年ぶりに観客を入れて開く第76回福島県合唱コンクール(県合唱連盟、朝日新聞社など主催)に出場する小中高校、一般など計98団体のなかで唯一、他校との合同合唱団として出場する高校がある。喜多方(喜多方市)、会津西陵(会津美里町)、会津若松ザベリオ学園(会津若松市)の3高校だ。コロナ禍で部員の確保に苦労するなか、熱意と工夫で練習を重ね、大会に臨む。 24日、ザベリオ学園であった合同練習。「隣の人との声の響き合いを感じて」「恐れずに思いっきり(声を)出しちゃって」。同校合唱部顧問の伊藤まき子講師(33)が、3校から集まった生徒を指導していた。 各校の合唱部員は喜多方1人… この記事は有料記事です。残り1177文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性と3歳娘に10カ所以上の刺し傷、夫は行方不明 堺の母子殺害
2022年8月25日 20時59分 堺市東区日置荘西町7丁のマンション2階の一室で24日、この部屋に住む荒牧愛美さん(29)と娘のリリィさん(3)が死亡しているのが見つかった事件で、遺体にそれぞれ10カ所以上の刺し傷があったことが捜査関係者への取材でわかった。傷は上半身に集中していたという。大阪府警が殺人事件とみて調べている。 黒山署によると、荒牧さんはブラジル国籍の夫(33)とリリィさんとの3人暮らし。夫と連絡が取れておらず、府警は何らかの事情を知っているとみて行方を調べている。 署によると、荒牧さんの父親から24日未明、「娘夫婦と22日夕方から連絡が取れない」と110番通報があった。署員がマンションを訪ねたが応答がなく、施錠されていたという。24日午前9時ごろに消防隊員らがガラスを割って室内に入り、ベランダに接する洋室で2人の遺体を発見した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
1分8秒間、誰も後方を見ていない 銃撃時の警護は「明らかな不備」
安倍晋三元首相の銃撃事件から約1カ月半を経て、警察庁が警護警備の検証結果と再発防止のための対策を公表した。警護対象者を守れなかった警察のどこに問題があり、どう変わるべきなのか。再発させないための課題も見えてきた。 「後方警戒の空白」が本件結果を阻止することができなかった主因だ――。警察庁の報告書は、今回の警護警備の最大の問題点をそう指摘した。 7月8日の安倍氏の演説会場は奈良市の近鉄大和西大寺駅北側のガードレールに囲まれたエリアだった。後方(南側)には道路があり、当時交通規制はされていなかった。その先にはバス・タクシーのロータリーが広がる。 安倍氏のそばには、奈良県警本部所属の警護員3人と警視庁から派遣されたSP1人の4人がいた。そのうち県警の1人(巡査部長)はガードレールの外側にいて主に後方を警戒していたが、上司である別の警護員(警部補)の指示で安倍氏の演説直前にガードレール内側に移動し、主な警戒方向も斜め前(北東側)や横(東側)に変わった。これにより、主に後方を警戒する要員はいなくなった。 不十分な指揮で生まれた「空白」 検証の結果、演説を聞いていた山上徹也容疑者(41)が動き始めて2発目を発砲するまでは1分8秒。歩道を出て1発目を発砲するまでの10秒間を含め、どの警護員の警戒方向からも山上容疑者が外れていた。 警察庁は、現場の上司が警戒方向の変更を指示したことは、前方や側方に聴衆が多く集まったことなどから「相当の理由がある」と判断。だが、後方の警戒を補強する配置を現場指揮官である県警本部警備課長(警視)に要請しなかったことや、変更を視認していた現場指揮官の指揮が不十分だったことなどから「空白」が生まれたとした。 防弾のついたてなどの配備も 現場での指揮が機能しなかっ… この記事は有料記事です。残り2705文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
メール返信なし、フリーズで使えぬ学校 デジタル教科書に課題山積
「デジタル教科書」について議論している中央教育審議会(文科相の諮問機関)の作業部会が25日に開かれ、デジタル教科書が2024年度、まずは小5~中3の英語から導入される見通しとなった。だが、通信環境の差など、まだ多くの課題が残る。 「日本語の読み書きでつまずく外国籍の児童や(障害の有無にかかわらずともに学ぶ)インクルーシブ教育の視点から、国語や社会も入れて欲しかった」。英語からの導入について東京学芸大付属小金井小学校の鈴木秀樹教諭はそう話す。 今年7月、同校でデジタル教科書の研究授業が開かれた。子どもたちは端末画面の背景色を変えたり、文字を拡大したり、マーカーで色分けしたりと各自で使い方を工夫。音声読み上げ機能で聞く子もいる。デジタルならではの利点だ。 だが、デジタル教科書は教科書会社によってまだ機能の差が大きい。英語も、英文をクリックすれば音声で読み上げる教科書がある一方、別ページに飛ばないとできない教科書もあるという。鈴木教諭は「デジタル教科書は機能やコンテンツの充実がカギ。アニメーションや動画など様々な教材が支障なく使えるインフラを整え、紙でもデジタルでも使いやすい方法を子ども自身が選べるようにしてほしい」と語る。 デジタル教科書が導入されようとするなか、アナログな学校現場が「壁」として立ちはだかる。 文部科学省では21年度に全… この記事は有料記事です。残り673文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高知・四万十の予土線で列車が落石と接触、脱線 乗客1人けが
2022年8月25日 21時11分 25日午後6時半過ぎ、高知県四万十市のJR予土線江川崎―半家間を走っていた、窪川発宇和島行き普通列車(1両編成)が落石と接触し、脱線した。 JR四国や国土交通省によると、運転士と乗客計6人のうち、乗客1人が軽いけがをして救急車で病院に運ばれた。 石は40~50センチの大きさで、車両の右前部に当たったとみられる。江川崎―窪川間で終日運転を見合わせ、復旧の見通しは立っていないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「カステラは売っていません」 夜空に浮かぶネオン文字、店の正体は
蜷川大介2022年8月25日 18時30分 高知市内に風変わりな看板がある。目に入るのは夜。赤字のネオンが「カステラは」と照らすと、続いて1文字ずつ点灯されていく。「売」「っ」「て」「い」「ま」「せ」「ん」。真相を確かめようと、看板が立つ店を訪ねた。 店の会長である長﨑慧郎(けいろう)さん(75)は「うちの屋号が『長﨑屋』。どうしてもカステラが頭に思い浮かぶでしょ? だから、ジョークを看板にしたんです」。お店は中古車屋だった。 看板は高さ約12メートル、幅約6メートルで設置に1千万円かかったという。 95年、店の敷地の一部が区画整理区域となったのを機に、大看板を新設することにした。知り合いにも後押しされ、ジョークを「採用」することにした。 「カステラの看板の店」として有名になった。長﨑さんは10年ほど前から、店で車検をした客にカステラを無料で配っている。(蜷川大介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル