2022年8月27日 20時00分 第70回全日本吹奏楽コンクール四国支部大会(四国吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)は2日目の27日、高知市の県立県民文化ホールで中学校Aと大学の部門があり、4県から21団体が出場した。 全国大会に出場する四国代表には中学校Aから松山市立西と四国中央市立三島東(愛媛)、大学からは四国(徳島)が選ばれた。全国大会は中学校は10月22日に名古屋市で、大学は同29日に北九州市で開かれる。 結果は次の通り(◎は四国代表)。 【中学A】金賞=◎松山市立西、◎四国中央市立三島東(愛媛)、松山市立拓南、愛媛大付、徳島市城東、同市国府▽銀賞=徳島市八万、香美市立鏡野(高知)、高知大付、さぬき市立長尾(香川)、松山市立勝山、阿南市立阿南(徳島)、高松市立古高松、高知市立愛宕、松山市立三津浜、宇多津町立宇多津(香川)▽銅賞=丸亀市立綾歌(香川)、高松市立牟礼、同市立龍雲、高知学芸 【大学】金賞=◎四国(徳島) 全日本吹奏楽コンをライブ配信 ◇ 全日本吹奏楽コンクールのすべての部門の演奏を全日本吹奏楽連盟と朝日新聞社は有料でライブ配信します。詳細は特設サイト(http://t.asahi.com/clive)で。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不登校の長女はあの日、大人になった 五味太郎さんから子どもたちへ
夏休み明けは、学校に行くのが苦しくなる子どもが多くいます。絵本作家の五味太郎さんは、長女が不登校になり、夏休み明けに学校に行かなくなったとき、大きな成長を感じたといいます。「学校に行っても行かなくても、どちらにしても大変かもしれないけど」と前置きして送るメッセージとは。 夏休み明けに「気づいてしまった」時 ――夏休みの終わりや9月は、学校に行くのが苦しくなる子がいます。 コロナ禍で、授業も仕事もリモートでもいいという選択肢がせっかくできたのに、戻そう戻そうという力が働くんだよね。 俺から見ると不思議で、なんでそんなに無駄でマイナスなエネルギーを使わされているのかな、と思う。 何十年も前からゴールデンウィークや夏休み明けに「学校に行きたくない」と訴える子どもはたくさんいるのに、国としての反応が本当に鈍いと思う。 ――五味さんの娘さんも不登校だったとお聞きしました。 そうそう。夏休み明けに、高… この記事は有料記事です。残り1895文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
貝塚はごみ捨て場じゃない?! 食料も道具も一緒に葬った縄文人
■世界遺産 縄文遺跡をゆく② 北黄金貝塚 北海道伊達市の北黄金貝塚は、道内で最も美しい貝塚の一つと言われている。 世界文化遺産の登録直前の昨年5月、北海道・北東北の縄文遺跡群を本社機で空から観察した際も、噴火湾に臨む高台のあちこちに白い貝塚が見え、コントラストが絶妙だった。 JRの札幌駅から特急北斗に2時間ほど乗って、伊達紋別駅で降りる。駅前に1台だけとまっていたタクシーで20分ほど走ると、北黄金貝塚に着いた。 眼前に広がるのは、高低差10メートルほどの丘陵だ。丘の上の方に復元された貝層が白っぽく見える。A’地点貝塚だ。 急な坂をゆっくりと上る。数十メートルの幅でホタテ貝などの貝がびっしりと敷き詰められている。中央にエゾジカの角が突きささっている。いずれも現代のものだが、シカの骨はこの遺跡で動物に関わる儀礼が行われたことを示しているらしい。 A’地点貝塚は長さ80メートル、幅30メートルで、貝層の厚さは80センチに及んだという。カキやウニのからに混じって、オットセイなどの海獣類の骨が出土している。 貝塚というと、一昔前には「… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大分・中津で3年ぶりに花傘鉾が巡行 豊作願い、人柱の母子も悼む
大分県中津市で27日、夏の風物詩「鶴市花傘鉾(はなかさぼこ)祭り」の巡行が3年ぶりにあり、高さ3~4メートルの華やかな傘鉾19基がそれぞれの地区を回った。例年のような勢ぞろいの行列とはならなかったが、笛や太鼓などを奏でながら練り歩いた。 平安時代、山国川に築いた堰(せき)の決壊を防ぐため、人柱になったという母子を慰霊し、豊作を願い、水に感謝する祭り。中津には昭和初期の最盛期に70軒近くの和傘屋があったといわれ、伝統文化が息づいている。鶴市花傘鉾保存振興会会長代理の古森三千年(みちとし)さん(77)は「おはやしの音色に心がうきうきする。来年は盛大に開催できることを願う」。例年は祭り2日目にある花火大会やみこしの川渡りは中止する。(貞松慎二郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本初の気象観測現場を見学 北海道・函館地方気象台
日本初の気象観測所がルーツの函館地方気象台(北海道函館市)で27日、創立150周年を記念した施設見学会があった。参加者たちは気象台の歩みや災害と気象、様々な観測機器などについて学んだ。 日本における観測所での最初の気象観測は1872(明治5)年。開拓使函館支庁に勤める福士成豊が、いち早く開港した箱館(函館)の在留外国人から先進技術を継承し、自宅を「函館気候測量所」として行ったのが始まりとされる。 函館地方気象台の屋内会場に… この記事は有料記事です。残り181文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
なにわ淀川花火大会の観覧船、防波堤に衝突 乗客ら3人がけが
2022年8月28日 1時05分 27日午後9時ごろ、大阪市の淀川河川敷で開かれていた「なにわ淀川花火大会」の観覧船が同市此花区常吉2丁目付近の防波堤に衝突したと大阪海上保安監部に通報があった。海保によると、乗客ら3人がすり傷などのけがをした。観覧船は花火大会の終了後、帰港中だったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
音色で聴かせる中学生の「マ・メール・ロワ」、際立つ木管の色彩感
有料記事 熊谷姿慧、河原田慎一2022年8月27日 21時00分 兵庫県姫路市のアクリエひめじで27日開かれた第72回関西吹奏楽コンクール(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の中学校の部Aに出場した各府県の代表は、全日本大会出場をかけた舞台で、それぞれが抱えた「目標」に果敢に挑戦し、レベルの高い演奏を聴かせた。 フランスの作曲家ラベルを思わせる和音の進行と、日本の伝統音楽の要素が融合した真島俊夫の作品で、ともに銀賞を受賞した関西創価(大阪府代表)と西宮市立上甲子園(兵庫県代表)が印象的な演奏を聴かせた。上甲子園は、オーボエが情感豊かにソロを歌い上げた。関西創価はホルンに存在感があり、自由曲「富士山」で沸き立つ雲から富士山が威容をのぞかせる様子を鮮やかに描き出した。 銀賞を受賞した加古川市立浜の宮(兵庫県代表)は、「どう余韻を残して曲を終われるか」をテーマに、練習に取り組んできた。何度も話し合いと練習を重ね、最後の1音に集中することを意識して臨んだという。 部員は約30人で、大編成のA部門の中では少ない。それだけに、一人ひとりがしっかりとした大きな音を出すことも、目標に掲げた。防音機能のある音楽室ではなく別の教室で、窓を開けてより楽器を響かせる練習をした。部長でホルンの竹中桃子さん(3年)は「県大会の時よりもホールいっぱいに響かせることができました」とやり切った表情だった。 筆者の一人、河原田慎一記者は東京芸術大大学院の音楽学専攻を修了。記事後半では、宝塚市立宝梅、精華町立精華西、長岡京市立長岡第二、宇治市立東宇治の演奏について取り上げています。 宝塚市立宝梅(兵庫県代表)… この記事は有料記事です。残り785文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
450年以上の歴史 夜空に映える歴史絵巻の大提灯
2022年8月27日 21時00分 愛知県西尾市の諏訪神社で27日、「三河一色大提灯(ぢょうちん)まつり」が始まった。450年以上の歴史があるとされる祭り。 神社の境内に掲げられた6組、計12張りの大ぢょうちんは、最大で長さ約10メートル、直径約5・6メートルにもなるという。 周囲が暗くなりはじめた午後7時過ぎ、大ぢょうちんには次々とろうそくの灯がともされた。浮かび上がる歴史絵巻が夜空に映え、訪れた人はその姿に魅了されていた。大ぢょうちんは28日午後5時まで掲げられている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夜空に3年ぶりの大輪が返り咲き なにわ淀川花火大会 大阪
田辺拓也2022年8月27日 22時30分 【動画】なにわ淀川花火大会が3年ぶりに開催=佐々木崇暢撮影 大阪の夏の風物詩のひとつ「なにわ淀川花火大会」が27日、大阪市の淀川河川敷で行われた。新型コロナウイルスの影響による中止を経て、3年ぶりの開催となった。会場には多くの観客が足を運び、夜空に返り咲いた大輪を眺めた。 今年で34回を迎えた同大会は、地元のボランティアなどでつくられた委員会が、企業や住民らから寄付を募って運営。大会前日までに有料観覧席は完売した。委員会は人混みでのマスクの着用や、会場付近に設置された手指消毒液の利用など、観客に感染対策を呼びかけて開催した。(田辺拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
豪雨災害から2年 球磨川流域のダム復活と遊水池計画、住民どうみる
有料記事 大貫聡子 長妻昭明 今村建二 安田朋起2022年8月27日 20時00分 球磨川水系の河川整備計画が8月上旬にまとまった。計画に盛り込まれた球磨川最大の支流・川辺川へのダム建設に向けた動きが今後本格化する。豪雨被害への対応を理由に「ダムありき」で進んだ計画に対し、流域からは丁寧な合意形成や検証を求める声が上がっている。 計画策定を受け、熊本県の蒲島郁夫知事は「国や市町村、流域住民とより一層連携しながら、命と環境を守る『緑の流域治水』を推進していく」との談話を出し、ダムの早期実現に強い意欲を見せる。 2年前の豪雨で被害を受けた流域市町村は、計画に基づき治水対策が進むこと自体は評価する。 ダム本体が建設される相良村の吉松啓一村長は朝日新聞の取材に「堤防や遊水地の整備など、要望してきたことが決まったことは歓迎する」。ダム整備で村内の一部が水没する五木村の木下丈二村長も「一日も早く村民の安心安全を確保してほしい」と語り、ダムによる水没予定地より上流域の宅地のかさ上げや河道整備などに期待する。 だが、長年地元を翻弄(ほんろう)してきたダム計画の是非は慎重に見極める考えだ。「全容が見えず、議論する段階に至っていない」(吉松村長)とし、両村長とも国や県に「住民への丁寧な説明」を求めている。 市民団体「県民の声を無視した計画」(大貫聡子) 豪雨被害後に蒲島知事が「ダ… この記事は有料記事です。残り1603文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル