2022年8月26日 9時40分 26日午前8時48分ごろ、天草灘を震源とする地震があり、鹿児島県長島町で震度4を観測した。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4・6と推定される。津波の心配はないという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラム酒づくり、ひらめきの2年後に社長 50歳で気づく沖縄の危うさ
8月下旬、那覇港に近い市街地にある倉庫で、金城祐子さん(50)は出荷作業に汗を流していた。 ラム酒製造会社「グレイス・ラム」の社長。製造工場は、那覇市から東に350キロ離れた南大東島にある。県内有数のサトウキビの産地だ。 社員は自分も含めて4人。年約2万6千本を出荷する。島と那覇の自宅を空路で行き来し、月に1度は全国の沖縄物産展にも出かける。 創業は2004年。事業は順調だった。コロナ禍に沖縄がつまずくまでは。 沖縄が日本に復帰した1972年に那覇で生まれた「復帰っ子」だ。この年に生まれた子どもたちは、沖縄でそう呼ばれる。 「復帰っ子の入学式」「復帰っ子が成人」。自分たちの成長は、ことあるごとに沖縄の歩みと重ねられて新聞やテレビで報じられた。「自分たちは特別な世代」という意識をどこかに持って育った。 地元企業で働き、27歳で結婚。変化を感じたのは復帰30年の頃だ。安室奈美恵さんらの活躍や、ちゅらさんブーム。沖縄への注目が高まる中、同級生の復帰っ子が次々と店を開いたり、会社を起こしたりしていた。 「期待の象徴としてもてはやされた私たちは、ラッキーな世代。大好きな沖縄のために、自分もいつか何かできたら」。ぼんやりと、そんな思いがあった。 目を付けたのはサトウキビだ。きっかけはひょんなこと。友人のバーで飲んでいたとき、居合わせた客から「沖縄にはこんなにサトウキビがあるのに、なぜラム酒をつくらないのか」と尋ねられたことだった。 沖縄の主要作物なのに目立った特産品は少なく、農家の高齢化や担い手不足が悩み。調べてみると、南大東島で一度ラム酒による地域おこしが発案され、その後断念していたことを知った。 絶海に浮かぶ孤島。行ったこ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中村格警察庁長官、30日に辞職 後任に露木康浩次長 閣議で承認
安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件に絡み、辞意を表明した警察庁の中村格(いたる)長官(59)の辞職が26日の閣議で承認された。30日付で辞職する。後任の第30代長官には露木康浩・警察庁次長(59)が就任する。 安倍氏の事件で警察庁は25日、警護の問題点の検証結果と再発防止策をまとめた報告書を公表。警察の警護の不備が事件を招いたとして、警察庁は都道府県警による警護への関与を強める対策を決めた。中村氏は同日の記者会見で、「長官としての責任は重い。新たな取り組みを始めるにあたり、人心を一新して新たな体制で警護に臨むべきと考えた」として、国家公安委員会に辞職を願い出たことを明らかにしていた。事件に対する引責辞任と言える。 新しい長官となる露木氏は京大卒で、1986年に警察庁に入った。刑事部門の経験が豊富で、警視庁刑事部長、警察庁組織犯罪対策部長、刑事局長、長官官房長などを経て、昨年9月に次長に就いた。 中村氏と同じ年の入庁で、現行の警察制度になって以降、同期の2人が長官を務めるのは初めて。露木氏は、今回の失態で失墜した警察の信頼回復に努めることになる。 中村氏は昨年9月に長官に就… この記事は有料記事です。残り245文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
29歳女性と3歳娘、死因は心臓や肺に達する刺し傷 堺の殺人事件
2022年8月26日 7時00分 堺市東区日置荘西町7丁のマンションの一室で24日、この部屋に住む荒牧愛美さん(29)と娘のリリィさん(3)が死亡しているのが見つかった事件で、大阪府警は25日夜、司法解剖の結果、2人の死因は心臓に達する刺し傷などによるものと発表した。死亡したのは22日の夜ごろという。 府警によると、2人は胸や首を刺されており、肺に達する傷もあった。荒牧さんの傷は多数で、リリィさんにも十数カ所あった。府警が殺人事件とみて調べている。 府警によると、同居するブラジル国籍の夫(33)と連絡が取れておらず、府警は何らかの事情を知っているとみて行方を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「やらなければ不適格教員」 残業代訴訟判決、現役教員が抱く違和感
東京高裁で25日にあった教員の残業代を巡る訴訟の控訴審判決で、原告の請求が一審と同様に退けられた。訴訟に注目してきた現役の教員からは落胆する声が上がった。原告側は「不当判決」として上告する方針を示した。 「絶望的な気持ちになった」。現役教員として訴訟に注目してきた50代の女性教諭は、判決についてそう話した。関東地方の小学校に勤めている。 自身も少し前までは家族への対応より仕事を優先し、遅ければ午後10時まで学校でテストの採点、宿題のチェック、不登校の子どもの家族対応などの仕事をしていた。 振り返ると、校長からの明確な職務命令や指示はなかったが、強く推奨され、やらなければ「不適格教員」扱いされかねない怖さも感じていた。「指示はなくても事実上やらなくてはならない状況の中で、教員たちは長時間労働を続けている」 教員や原告が控訴審判決を問題視する一方で、専門家は今後の改善につながる材料もあると指摘します。記事の後半で紹介しています。 「給特法がある限り…」 公立小中学校の教員の勤務は… この記事は有料記事です。残り1465文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
一足早く秋の味覚 ホクホク「栗きんとん」作り始まる 岐阜・中津川
溝脇正2022年8月26日 7時30分 秋の味覚「栗きんとん」作りが25日、岐阜県中津川市の老舗和菓子店「川上屋」で始まった。蒸して裏ごした栗に砂糖を加えて炊きあげ、従業員が1個ずつ木綿の布で茶巾(ちゃきん)絞りにし、形を整えていた。 栗は主に熊本、宮崎県産を使用。ほくほく感があり色もきれいで「栗きんとん」に適しているという。初日のこの日は、熊本県産の早生(わせ)品種「丹沢」1・5トンを使い、5500個を製造した。 9月中旬から10月中旬までが製造のピークで、多い日には1日に5万個作るという。店頭やネット販売のほか、名古屋や東京の百貨店に出荷される。12月27日まで作業が続く。 原潤一郎社長は「風味のある栗が届いたので、いい栗きんとんができました」と胸を張っていた。(溝脇正) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪・ミナミの「歩道化」 なんば駅前、御堂筋側道が車両進入禁止に
大阪市は25日、大阪・ミナミの中心部、南海なんば駅前を歩行者天国に整備するため、11月8日から駅周辺の一部の道路を通行止めにすると発表した。 通行止めになるのは、駅北側… この記事は有料記事です。残り256文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「全撤去は無理」 ホテル側の主張に憤る地元漁業 網走湖の重油問題
北海道東部の景勝地・網走湖のそばにある網走観光ホテル(網走市)から、推定8千リットルの重油が地中に漏れ出していた問題で、ホテルを運営するブリーズベイホテル(BBH、横浜市)の津田則忠社長が24日夕、網走漁協など6団体でつくる対策協議会と面談した。津田社長は、協議会側が求める「汚染土壌すべての撤去」は実施しない考えを示したという。 面談は非公開で行われ、協議会が終了後に記者会見を開いた。 協議会の説明によると、面談はホテル側からの説明会という位置づけで、津田社長は冒頭、地元に心配をかけていることや説明が遅れたことを謝罪。続いてホテル側の説明が始まったが、推定8千リットルとされている漏れ出した重油の量について、「6千リットル程度」と主張したという。 これに対し、協議会副会長の水谷洋一・網走市長が根拠をただしたが、回答はなかったという。水谷市長は面談後、「説明が二転三転している。現状認識が現場と大きく異なっているという印象を受けた」と話した。 また、ホテル側が面談で示し… この記事は有料記事です。残り648文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3児死亡の飲酒運転事故から16年 検挙減でも目立つ悪質ドライバー
板倉大地2022年8月25日 20時39分 福岡市東区の「海の中道大橋」で3児が犠牲となった飲酒運転事故から、25日で16年が経った。3人を供養する地蔵がある同区の妙徳寺では、近くの馬出(まいだし)保育所の園児約20人が花をたむけ、「(保護者に)お酒を飲んで車を運転しないでねって言う」と誓った。 事故は2006年8月25日夜に起きた。親子5人が乗った車が、福岡市職員(当時)が飲酒運転していた車に追突され、海中に転落。1~4歳のきょうだい3人が亡くなった。 事故後に施行された県飲酒運転撲滅条例では、20年6月から県民が飲酒運転を見かけた際の県警への通報を義務化。通報件数は増加傾向で昨年は1450件だった。さらに今年は7月末時点ですでに1119件と、過去最多ペースという。 運転や同乗、酒の提供など飲酒運転に関する検挙件数は昨年が1092件で、06年の5054件から大幅に減った。飲酒運転を避ける意識が高まる一方で、18年以降は呼気から1リットルあたり0・25ミリグラム以上の高濃度のアルコールが検出された運転手が、検挙者のうち8割以上を占め、悪質性の高さが目立つという。(板倉大地) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
デジタル教科書、24年度に英語から導入へ 算・数は25年度以降
文部科学省は小中学校用の「デジタル教科書」について、2024年度から小学5年~中学3年の英語で先行導入する方針を固めた。当面は、デジタル版に完全移行するのではなく紙の教科書と併用する。英語の活用状況を踏まえて、25年度以降の算数・数学での導入を検討する。 デジタル教科書は、紙と同じ内容をデータ化しパソコンやタブレット端末で利用する。このあり方について議論する中央教育審議会(文科相の諮問機関)の作業部会が25日に開かれ、導入初年度の24年度は英語で使うことなどを盛り込んだ中間報告案が大筋で了承された。 同案では、これ以外の教科について、25年度以降に算数・数学で導入する方向とした。また、通信への負荷を避けるため機能はシンプルなものとしつつ、障害がある児童生徒、外国籍の児童生徒も使えるよう、ルビが振られ、拡大や書き込みができるものが望ましい、とした。費用については、紙の教科書と同様、無償が望ましいとした。 委員からは大きな異論は出な… この記事は有料記事です。残り272文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル