有料記事 渡辺七海、浅田朋範2022年8月25日 15時50分 安倍晋三元首相が奈良市で銃で撃たれて殺害された事件を受け、奈良県警監察課は25日、県警本部の4人を同日付で減給などの懲戒処分にしたと発表した。適切な警護計画の作成を徹底しなかったことなどが理由としている。 内訳は、現場の最上位の幹部だった警備課長の男性警視(54)がもっとも重い減給10分の1(3カ月)。指揮のため警護連絡室のトップを務めていた警備部警衛警護・危機管理対策参事官の男性警視(60)を減給10分の1(1カ月)に。警備課次席の男性警部(44)と警備計画の立案者で身辺警護員として従事していた同課係長の男性警部補(45)をそれぞれ戒告とした。 参事官は辞職する考えを示しているという。 そのほか、同課長補佐と奈良… この記事は有料記事です。残り126文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Japon : démission du chef de la police nationale après l’assassinat de Shinzo Abe
Le chef de la police nationale japonaise, Itaru Nakamura, a annoncé jeudi 25 août avoir présenté sa démission, après avoir reconnu des défaillances dans la protection de l’ancien premier ministre Shinzo Abe, assassiné le 8 juillet lors d’un meeting électoral. « Nous avons décidé de réorganiser notre équipe et de repartir sur de […]
マイナス→ゼロ→プラスに 広がる障害者への「良かったこと調査」
障害者の不便さを知ることでそれを解消してきたけれど、よりよくするにはどうしたらいいか――。そんな解決策を模索する手段として「良かったこと調査」が広がっている。ささいな配慮に助けられたり、心が温かくなったり。障害者の日常から、ヒントを探る取り組みだ。(井上恵一朗) 良かったこと調査を始めたのは、公益財団法人・共用品推進機構(東京都千代田区)。元は、障害があっても使いやすい製品を考えようと、企業の企画・開発関係者と障害のある当事者らの勉強会として約30年前に発足した。 全盲の人が朝起きて寝るまでの生活を実際に見たり、障害がある当事者からアンケートを集めたりして、日常にある不便さを知ることから始まった。 手で触ってシャンプーかリンスかを区別できるギザギザが入った容器などが登場しつつあった時代だ。同機構も、プリペイドカードの用途や表裏がわかる切り込みの形状など、多くの規格づくりに携わった。 「不便」の把握に努める一方、星川安之事務局長(65)は限界を感じることもあった。道にあいた穴を平らにするのは、ゼロに戻すだけのこと。歩きやすい道にするために、前向きな評価ができないか――。 悩みのなか、2013年度に始めたのが「良かったこと調査」だった。障害者団体などの協力を得て、旅行やコンビニ、医療機関のほか、多機能化した家電製品について、利用して良かったことを聞いていった。 18年度からは「地域」も対象に加わった。東京都杉並区では、同機構と区障害者団体連合会が区の協力を得て実施。身体障害や知的障害など様々な障害を持つ347人が「我が街で見つけた良かったこと」を回答した。「井の頭線で社員が息子と手話で会話してくれた」(聴覚障害者)、「飲食店で、店員がメニューを読み上げてくれる」(視覚障害者)などの答え以外にも、「前は苦情しか思いつかなかったが、この調査で『良いこと』も発見できた」との声もあった。 「杉並区の良かったこと調査」の事例から 店員が手話で「ありがとう」。これだけでもうれしい。聞こえないと伝えると、すぐにメモで記入してくれた(聴覚障害者)▽子ども1人で通学の訓練をした時、商店街の方々が「あの子は通ったよ」「あの子はまだだよ」と見守ってくれていた(知的障害児の母親)▽スーパーのレジでは、なるべく店員の目を見るようにしているが、店員も必ずこちらの目を見返し、親切に対応してくれる(聴覚障害者)▽店員さんが、スーパーでカゴを持って移動してくれて助かっている(肢体不自由者)▽昔よりも点字ブロックをふさぐ路上駐輪が減った。視覚障害者に対する配慮が増えた 推進役となった同連合会の高橋博・前会長(76)は「差別はだめと言うだけでなく、うれしかったこと、助けられたことを共有して相互理解を広げたい」。 区は今年度、試みを一歩進める。障害者が区のスポーツ施設を回り、気づいた「困りごと」を施設職員と共有。「良かったこと」に転換するアイデア集をつくる。区障害者施策課は「こんな風にしてみたら、というのを広げていきたい」という。 我が街の「良かったこと調査」は各地に広がる。沖縄県と那覇市、岡山市でNPO法人が実施。今年度も愛知、熊本、大阪の3府県で障害者団体が同機構との調査に取り組む。星川さんは「ゼロからプラスへ。『良かったこと』を共有することで、この土俵がみんなの社会になっていく。日本中の底上げをしていきたい」と話す。 ■カプセルコーヒーの箱にはっ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
源流で飲んだ「一滴との出会い」 中学生が河川事務所の一日所長に
東孝司2022年8月25日 12時01分 今年度の「全日本中学生水の作文コンクール」(水循環政策本部など主催)で、最優秀の内閣総理大臣賞を受賞した徳島県阿南市立那賀川中学校3年の笠江駿(はやと)さん(15)が23日、国土交通省那賀川河川事務所の一日所長を委嘱され、治水・利水の取り組みを学んだ。 笠江さんの作文の題は「一滴との出会い」。小学5年のときに那賀川源流探検ツアーに参加し、水源の一滴をすくって口に流し込んだ経験をきっかけに、河川を守る清掃活動を続けていることを書いた。作品は全国約9千通の応募作の中で最上位賞に輝いた。 那賀川を管轄する阿南市の同事務所は、笠江さんに流域の安心・安全などについてさらに見識を深めてもらおうと、この日、事務所に招待。一日所長の委嘱状を受け取った笠江さんはさっそく所内のオンライン会議に出席し、河川の水位監視モニターをチェックし、洪水時の浸水予測図も確認した。河川の現場へ出て水質検査や不法投棄などのパトロールもした。 笠江さんは「浸水予測は多くの人が知っておくべきだと思った。将来は常に防災を意識する建築士になりたい」と話した。(東孝司) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
楽天本拠地、売店にウーバーイーツ導入 もうホームラン見逃さない?
スタジアムの座席で野球観戦しながらスマホアプリで飲み物やおつまみを注文し、できあがってから店に取りに行けば、試合の決定的瞬間を見逃さない? プロ野球「東北楽天ゴールデンイーグルス」の本拠地・楽天生命パーク宮城(仙台市宮城野区)で、国内のスタジアム初のサービスが23日、始まった。 飲食宅配代行サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」を同スタジアム内の40店舗以上で使えるようにした。ビールやピザ、ラーメン、焼きそば、唐揚げ、牛タンなど様々なメニューから注文し、決済できる。座席までは配達してくれず、各店の専用窓口まで取りに行く必要はあるが、商品の準備完了の通知が来てから離席すればOKで、店頭の行列にはまり、長い時間、試合を見逃す恐れがなくなる。商品の値段は店頭と同じ、配達手数料はかからない。 サービスを以前から使う記者… この記事は有料記事です。残り219文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Onze ans après Fukushima, le Japon renoue avec les projets de construction de réacteurs nucléaires
Vue sur des réacteurs et réservoirs de stockage d’eau contaminée, à la centrale nucléaire de Fukushima Dai-ichi, à Okuma (Japon), le 5 mars 2022. CHARLY TRIBALLEAU / AFP Des déclarations jugées « encourageantes » par la principale confédération patronale japonaise, Keidanren, mais critiquées par le Centre d’information des citoyens sur le nucléaire […]
BayStars closer Yasuaki Yamasaki becomes youngest to reach 200 saves
Osaka – Yasuaki Yamasaki, whose career has rebounded this year, became the youngest pitcher to save 200 games in Japan as the DeNA BayStars won their eighth-straight game, downing the Hanshin Tigers 4-0 on Wednesday. Yamasaki entered the game at Kyocera Dome Osaka with two on and two out in […]
お台場の顔もあとわずか 「パレットタウン大観覧車」で特別イルミ
【動画】お台場の顔もあとわずか「パレットタウン大観覧車」で特別イルミネーション=諫山卓弥撮影 東京・お台場で長年親しまれてきた「パレットタウン大観覧車」が8月31日の営業終了に向け、特別なイルミネーションを点灯させている。 日没から営業終了までの間、約15分間のイルミネーションが繰り返し点灯する。後半部分に、順次営業を終えつつあるパレットタウンの各施設をテーマにした特別映像が映し出される。 ライブハウス「Zepp Tokyo」は「音符」、トヨタのショールーム「メガウェブ」は「車」、商業施設の「ヴィーナスフォート」は「噴水」で表現され、観覧車の映像もある。 通りかかった人たちは足を止め、スマホで撮影する人もいた。 最終日に向けて混雑が予想されるほか、ゴンドラ内が高温になった場合は一部のゴンドラを除き乗れなくなることもあるため、大観覧車の広報担当は、ホームページやツイッターで運行状況を確認するよう呼びかけている。(諫山卓弥) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2カ月で帰国→夏には→見通し立たず、戦況振り回され ひらがな覚え
有料記事 畑宗太郎 渡辺洋介2022年8月25日 9時00分 たちつてとなにぬねの、たちつてとなにぬねの……。 東京都新宿区にある都営住宅の一室。 クリャチコ・マーヤさん(45)が区の日本語教室でもらったプリントに、鉛筆で黙々とひらがなを練習していた。日本語の絵本も見て勉強する。 「全部覚えるには、すごく時間がかかりました」 ウクライナ中部ドニプロ近郊の街から3月中旬、次女(7)と長男(4)と逃れてきた。長女(22)が日本人の夫と結婚して東京で暮らしていた。日本政府がウクライナからの避難者向けに発給した短期滞在ビザを利用した。 避難生活がこんなに長引くとは思ってもいなかった。 ■次男はイライラ 義母は兄の… この記事は有料記事です。残り1245文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道へのひとり旅、駅弁の箸袋に意外な文字 66年後に到着した先
列車は北へ北へと進み、ある村の駅で止まった。ホームに降り立つと、駅弁を買い、再び列車に乗り込んだ――。高校生のひとり旅だった。 国鉄・JRに乗った距離が36万キロを超え、「旅の達人」として講演もしてきた広島市の原田浩さん(83)にとって、特に忘れられない旅がある。その旅路は、いまも続いている。 1956年3月、広島駅を出た列車は東へ。東京まで17時間かかった。そこから青森まで。青函連絡船で北海道へ渡り、函館、小樽、札幌、旭川。さらに北へと向かう途中、音威子府駅で列車は止まった。 まだ見ぬ土地にひかれた原田さんは、中学生を卒業したばかりの時からひとり旅を始めた。3度目の北海道への旅で、最北端の稚内をめざしていた。 音威子府駅で買った弁当を車中で広げ、食べ終えた。弁当がらを捨てようと思った時、ふと箸袋にこう書いてあるのが目に入った。 「広島市衛生試験所検定済 信義納」 食品の容器の販売・製造を手がける広島市の会社、信義商会(現・シンギ)がつくっていた箸袋だった。約1400キロ離れた北の地で見た「広島」の文字。「なんでこんなところに」。好奇心がわき上がり、音威子府の名が原田さんの脳裏に刻まれた。 その駅弁を売っていたのは「常盤軒」という地元の店だった。 北の大地で思いがけず目にした「広島」の文字。音威子府とのつながりを深めた原田さんは、あることを思い立ちます。「旅の達人」のもう一つの顔とは――。 列車が音威子府駅に到着する… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル