オリエンタルランドは18日、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーの店舗で販売している菓子商品「東京ばな奈キャラメルバナナ味」を自主回収すると発表した。一部商品で個別包装の密封が不完全だったためカビがあった。健康被害の報告はないという。 回収対象は計6782箱で、賞味期限が「22.08.20」「22.08.27」と記載されている。今月15日に購入した客から「カビが生えていた」という報告が2件あった。ミッキーマウスの絵柄がプリントされた包装紙の箱にスポンジケーキが8個入っている。価格は税込み1300円。 問い合わせは東京ディズニーリゾート特別対応窓口(0120・005・688)。(田幸香純) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
知床事故、新たに手提げバッグと骨?見つかる 沿岸を集中捜索
北海道・斜里町の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、北海道警は18日、半島沿岸の集中捜索を始めた。今月14日に捜索ボランティアが啓吉湾付近で、人の頭蓋骨(ずがいこつ)とみられる骨などを発見したことを受けた。 この日は骨が見つかった周辺を中心に、半島先端部の陸地を捜索した。ヒグマに襲われる危険があるためハンターが同行、約20人の警察官はクマよけの鈴やクマスプレーを携帯して歩いた。ヘリや警備艇も捜索に当たったが、道警によるとこの日、行方不明者の発見には至らなかったという。 集中捜索は20日まで行われる。 また、第1管区海上保安本部… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
天皇ご一家、静養見送りに 感染防止対策や地元への影響を考慮
多田晃子2022年8月18日 19時58分 天皇ご一家は、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、那須御用邸(栃木県那須町)での夏の静養を見送る。ご一家の夏の静養の見送りは3年連続となる。 宮内庁侍従職によると、ご一家は、新規感染者数が高止まりしている状況で、静養には御用邸内に職員が滞在することから感染防止対策を完全に講じるのが難しく、感染者が出れば地元にも迷惑をかけかねないことなどを十分考慮したと説明。両陛下は、感染拡大により様々な制約と不安を余儀なくされている国民が多数いることを案じ、全国各地で力を尽くす医療従事者や関係者に感謝と敬意のお気持ちがある中、自分たちの行動によって感染を発生させないようにとのお気持ちがあるという。また今月初旬から続く大雨被害で多くの人々が困難に直面していることも案じているという。(多田晃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
正体隠した勧誘、献金数千万円 旧統一教会の被害「今度こそ対応を」
「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」をめぐる問題に対応するため、関係省庁による初めての会合が18日に開かれた。 「今度こそきちんとした対応を望みたい」。教団の問題に国が取り組む姿勢を見せたことに対し、献金トラブルを抱えた元信者の裁判を担当した渡辺博弁護士は、そう注文する。 渡辺弁護士が担当した関東地方の80代女性は、1990年代に教団に入信し、2010年代後半に脱会するまで、数千万円を献金などにつぎ込んでいた。 女性は、自宅を訪ねてきた信者から正体を隠されたまま勧誘されて入信。勉強会や会合で「先祖に悪い因縁があり、子孫に不幸が降りかかる」などと不安や恐怖をあおられた。「因縁を断つため」などと印鑑セットや仏像など次々と購入させられ、夫の退職金も献金にあてたという。 高額な献金は、刑事事件をき… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本製鉄、シアンを39回検出も報告せず 千葉県君津市
田中久稔2022年8月18日 20時09分 千葉県君津市にある日本製鉄東日本製鉄所君津地区で2019年2月~22年4月、東京湾に面した排水口から有毒物質のシアンが計39回検出されたが、同社はいずれも県に報告せず、公表もしていなかったことが18日わかった。東日本製鉄所の谷潤一所長が同日会見して明らかにし、「不適切だった」と謝罪した。 同社と県によると、シアンは環境基準では1リットルあたり0・1ミリグラム未満の「不検出」が義務づけられているが、19年2月~22年4月に、特定の排水口での400回超の測定で39回検出されていた。いずれも県などの行政機関に報告していなかった。 検出されたシアンの最大値は、19年2月5日の同0・6ミリグラム。同社は同28日に採取し直し、県に「不検出」と報告していた。 同製鉄所では今年6月、生産工程で生じる「脱硫液」が敷地外に漏れるトラブルがあった。近くの川で大量の魚が死んでいるのが見つかり、県の調査で周辺の水路からシアンも検出された。県の行政指導を受け、同社が過去の検査結果を調べていた。 県によると、19年以降、近隣でのシアンによる健康被害は確認されていない。 谷所長は「ご心配とご迷惑をおかけしており、深くおわび申し上げます。原因究明と再発防止に徹底して取り組んで参ります」と陳謝した。(田中久稔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
外国人政策たどる映画「ワタシタチハニンゲンダ!」が吉祥寺で公開
日本の外国人政策の歴史や実態をたどったドキュメンタリー映画「ワタシタチハニンゲンダ!」(1時間54分)が19~25日、東京都武蔵野市のアップリンク吉祥寺で公開される。入管施設に長期収容されたり、技能実習生として労働者の権利が制限されたりした外国人たちが口々に「私たちは動物ではない。人間だ」と訴えた言葉を、タイトルにとった。 監督は大阪在住の在日朝鮮人2世、高賛侑(コチャニュウ)さん(75)。高校無償化制度から朝鮮学校が除外された経緯を2019年、映画「アイたちの学校」にまとめた。 外国人の人権問題の取材を始めた昨年2月、社会の関心は低かった。しかし翌3月、名古屋の入管施設でスリランカ人ウィシュマ・サンダマリさんが死亡すると急速に注目度が高まった。 今作では、戦後日本で在日韓… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鉄道廃線から36年、代替バスも廃止 赤字耐えきれず 地域任せ限界
現場へ! ローカル線のあした④ 7月下旬の夕方、路線バスに乗りこむと、乗客は1人もいなかった。 「蝦夷(えぞ)富士」と呼ばれる羊蹄山のふもとにある北海道南西部の喜茂別(きもべつ)町。ここから伊達市大滝までのバス路線は、過疎化による乗客の減少により、9月いっぱいで廃止が決まった。 「時代の流れ。利用者も減ったので仕方がない」。地元の喜茂別町商工会の堀浩和会長(53)は話す。「バスがなくなるのは寂しいが、実際不便を感じることはないと思う」 バス運行の歴史は古い。国鉄が分割民営化される前年の1986年、現在のJR倶知安(くっちゃん)駅から伊達紋別駅を結んでいた胆振(いぶり)線が全線廃止となった。その代わりに地元5市町とバス会社がバスを走らせている。 倶知安と伊達市を結ぶバス路… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
投票率アップのヒントはオーストラリアに? 国政選挙90%の国では
先月、投開票された参院選の投票率は52・05%と過去4番目の低さだった。海外に目を向けると、国政選挙の投票率がほぼ90%以上の国がある。オーストラリアだ。低投票率を改善するヒントを探ろうと、大阪市のオーストラリアンパブを訪ねた。 「投票を義務とは感じていない。自分の権利と責任だと思っている」。教育関連の仕事をするトッド・アレンさん(35)=兵庫県在住=はグラスを傾けながらそう話す。シドニー出身で、2017年から日本で暮らしている。 幼い頃から、選挙のたびに親に連れられて投票所に足を運んだ。小学校から国や地方の政治の仕組みや民主主義の意義などを教わり続けたため、投票への抵抗感はないという。 オーストラリアでは、理由なく棄権すると罰金が科される「義務投票制」が導入されている。罰金は20豪ドル(約1900円)、納付が滞ると50豪ドル(約4700円)に増額される。ただ、海外渡航や入院中など「正当かつ十分な理由」があれば免除される。 一部の投票所付近では、地域… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「FX投資スクール」違法勧誘容疑などで25人逮捕 19億円集金か
2022年8月18日 13時28分 「副業セミナー」と称して人を集め、有償の投資スクールに違法に勧誘したなどとして、大阪府警は、主催した会社の元代表の男ら25人を特定商取引法違反(目的隠匿勧誘、虚偽書面交付)や金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで逮捕し、18日に発表した。府警は全員の認否を明らかにしていない。 逮捕されたのはセミナーを開いていた「トップステージ」(大阪市北区)の元代表の横田健一容疑者(42)=兵庫県芦屋市船戸町=や、投資を助言する「Lien Richホールディングス」(横浜市都筑区)役員の鍋倉正嗣容疑者(32)=相模原市南区磯部=ら。 生活経済課によると、横田容疑者らは2021年12月~22年1月ごろ、副業セミナーの名目で大阪市や名古屋市の貸会議室などに人を集め、20~60代の男女3人にFX(外国為替証拠金取引)投資の有償のオンラインスクールの契約を迫るなどした疑いがある。 同課によると、スクールでは1人あたり約40万~60万円の入会金や、投資の助言を受ける追加の契約金として165万円を求めていたという。横田容疑者らが管理する口座には、21年5月~22年4月に計約19億円の入金があったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
扉を開けると「灰色の風の渦」 奈良で突風、民家半壊や倒木の被害も
富岡万葉、渡辺元史2022年8月18日 13時33分 奈良市水間町で17日午前11時半ごろ、突風によるとみられる建物などへの被害があった。市や県警によると、けが人はなかった。 市危機管理課によると、町内にある八幡神社付近の民家に隣接した木造倉庫のトタン屋根が飛ばされるなどして半壊。破片の一部は約150メートル離れた民家に突き刺さるなどした。地面に設置された太陽光パネル(縦20メートル×横30メートル)も破損し、一部がはがれて飛び散った。 周辺では複数の民家で突風などの影響により屋根瓦が破損したほか、倒木などの被害があった。 倉庫の持ち主の東村昇さん(73)は突風が吹いた当時は自宅にいて轟音(ごうおん)とともに地震のような揺れを感じたという。東村さんは「風が吹いていた3分間ほど家が小刻みに揺れて驚いた」と語った。近くの30代女性は「外に出ようと扉を開けると高さ50メートルくらいの灰色の風の渦を見た。飛行機の音に似た『ごーっ』という音がしていた」と話した。 奈良市には当時、大雨注意報と雷注意報が出ていた。奈良地方気象台によると、レーダーでは午前10時半ごろから午前11時ごろ、京都府南部から奈良市北部にかけて降水域が移動する様子を観測したという。担当者は「一般的に、突風や竜巻は積乱雲の周辺で起こることが多い」と話している。 17日午後に現地を調査した同気象台の杉岡成彦防災管理官は「当時は雷注意報が出ていて大気が不安定。突風が起きやすい気象条件だった。破損した建物などの一部があらゆる方向に飛び散っているが竜巻とは断定できない」と話した。(富岡万葉、渡辺元史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル