2022年8月12日 21時00分 大阪府内の民家で、高齢の男女2人が遺体で見つかる事例が相次いだ。 八尾市南本町5丁目では11日夕、80代の夫婦とみられる男女2人が、居間の布団の上で死亡しているのを警察官が見つけた。八尾署によると、司法解剖の結果、2人は熱中症で8~9日に死亡したとみられるという。発見当時、室内の扇風機は回っていたが、冷房は稼働していなかった。家主が新聞がたまっているのに気づき、署に通報した。 気象庁によると、八尾市内では8、9両日とも、最高気温は34度台を記録し、一日の平均気温は30度を超えていた。 富田林市青葉丘では12日夕、阪本輝雄さん(78)と妻の安代さん(同)が室内で死亡しているのが見つかった。富田林署によると2人暮らしで、輝雄さんは寝室前の廊下で、安代さんは寝室で倒れており、目立った外傷はなかった。 別居している次男から「朝から連絡がつかない」と110番通報があった。発見当時、寝室の冷房はコンセントから抜かれていた。9日以降の新聞が取り込まれずにたまっていたという。司法解剖して死因を調べる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
子どもの自撮り被害、アプリで防げ AIがわいせつ性判定→削除
自分の下着姿や裸の画像を他人に送信してしまう子どもが後を絶たない。こうした被害を防ぐため、藤田医科大学(愛知県豊明市)とIT企業「スマートブックス」(東京都世田谷区)が愛知県警と連携し、スマートフォン用のアプリ開発を進めている。年内に無料でダウンロードできるようにしたい考えだ。 警察庁によると、2021年に児童ポルノ事件の被害者となった18歳未満の子どもは1458人。このうち、だまされるなどして自分の裸体を撮影させられた上に画像をメールなどで送らされた子どもは3割強の514人と最も多い。統計を取り始めた12年と比べて倍増し、5年連続で500人台で推移している。被害者の9割前後は中高生だ。 SNSを通じて事件に巻き込まれるケースが多いなか、県警が昨秋に被害防止策について若手起業家を育成するプロジェクト団体に相談。参画していた藤田医科大学が名乗りを上げ、客員講師の冨田直人さん(25)が代表を務める「スマートブックス」で開発を担うことになった。 開発中のアプリ「コドマモ(… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都・明尊寺で火災 本堂と庫裏が全焼、境内の住宅も けが人はなし
2022年8月12日 18時02分 【動画】京都・八幡の寺で火災=朝日放送テレビ撮影 12日午後1時半ごろ、京都府八幡市岩田高木の明尊寺(みょうそんじ)付近から「煙と炎が出ている」と、近くの人から119番通報があった。八幡市消防本部によると、木造平屋の本堂と庫裏が全焼し、境内にある東弘道(ひがしひろみち)住職(65)の住宅も焼けた。けが人はいなかった。周囲の民家に被害はなかった。警察と消防が出火原因を調べている。 東住職によると、浄土真宗本願寺派の寺で17代目。この日は正午過ぎに寺で法事があり、使ったろうそくは消したが、午後1時過ぎに妻が法事の片付けで本堂に行くと火が上がっていたという。「父がきれいにしてくれた本堂が焼けて残念。再建に向けて頑張るしかない」と取材に話した。 現場は近鉄京都線の寺田駅から西へ約2・4キロ。寺は住宅街に隣接している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風8号、東海、関東甲信に13日上陸へ 東海では線状降水帯予想も
吉沢英将2022年8月12日 18時27分 台風8号は13日、東海、関東甲信に上陸する見通しだ。12日にも台風の影響ですでに激しい雨が降ったところがあり、気象庁は、13日の日中には東海で線状降水帯が発生する可能性があると発表した。短時間の集中豪雨で災害の危険度が急に高まるおそれもあり、同庁は土砂災害などに警戒するよう呼びかけている。 同庁によると、台風8号は12日午前、日本列島の南で熱帯低気圧の発達にともない発生。ゆっくりした速さで北北東へ進んだ。12日午後3時時点で、中心気圧は1002ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。暴風域はないが、周辺で風速15メートル以上の強い風が吹いているところもある。 台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、12日には東海を中心に発達した雨雲がかかった。午前中には、1時間の雨量が静岡市葵区で44・0ミリ、静岡県伊豆市で41・0ミリに達するなど激しい雨が降ったところもあった。暖かく湿った空気が13日日中も東海に流れ込むため、線状降水帯が発生する可能性が高まっているという。 14日にかけ、東日本の太平洋側を中心に大雨のおそれがある。13日午後6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで東海300ミリ▽関東甲信200ミリ▽東北100ミリ。その後の24時間では、東海100~200ミリ▽関東甲信100~150ミリ▽東北50~100ミリ。線状降水帯が発生すれば、局地的に雨量はさらに増えるおそれがある。 お盆の時期に重なることから、同庁の担当者は「台風が接近する地域では不要の外出を避け、危険な場所には近づかないでほしい。目的地の最新の気象情報に十分注意してほしい」と呼びかけている。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Seiya Suzuki drives in run to help Cubs win “Field of Dreams” game
DYERSVILLE, Iowa – Seiya Suzuki went 1-for-3 with an RBI double as the Chicago Cubs downed the Cincinnati Reds 4-2 on Thursday in a game played at the Field of Dreams ballpark, built at the location of the famous 1989 movie of the same name. Batting cleanup, Suzuki shone on […]
戦場で描いたビルマの日常と動物たち 妻に宛てた「異色」の軍事郵便
第2次大戦中、戦地に送り出された人と、日本の家族らとの唯一の連絡手段は軍事郵便だった。旧春日村(現揖斐川町)出身の芸術家藤原市三郎さん(1911~75)も、従軍先のビルマ(現ミャンマー)から多くの絵はがきを妻に送った。そこに描いたものは、戦争とは直接関係のない素朴な自然や現地の人たちの暮らしぶりだった。 ドリアンの木に登って自分の頭より大きな実を取る少年、民族衣装を身にまとった少女、長い鼻を器用に使って丸太を運ぶゾウ、梢(こずえ)に巣を営んで飛び回る鳥たち……。自らスケッチした絵だけでなく、チョウの羽根の模様をはがきに写し取ったものもある。 藤原さんが、岐阜市で帰郷を待つ妻裕子さんにあてた絵はがきの数々だ。表面には「軍事郵便」の印が押され、軍の検閲が済んだことがわかる。 裏面には「元気で働いている… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神社の境内に古書50万冊 古地図から「仁義なき戦い」の台本まで
屋代良樹2022年8月12日 13時36分 下鴨神社・糺(ただす)の森(京都市左京区)で11日、「下鴨納涼古本まつり」が始まった。高い木々が生い茂る境内の日陰で関西を中心に28の古書店が参加し、多くの来場者が目に留まった本を手に取った。16日まで。 京都の古書店が運営する京都古書研究会が主催し、今年で35回目。歴史書や美術書など50万冊以上が並ぶだけでなく、古地図や木版画などの品目も。 上京区の古書店「京都スターブックス」のコーナーでは映画「仁義なき戦い」(1973年)で使われたという台本(税込み22万円)が売られていた。 山の日でもあった初日、東大阪市から初めて訪れたという会社員の加藤啓さん(24)は「登山家の古典散歩」(新潮選書)など20冊弱を購入。「昔読んだ懐かしい本から、ここに来なければ出会えなかった本までたくさんあるので満足」と話した。 京都古書研究会の増田哲也事業部長(59)は「古本は各人の思い出と記憶を具現化したもの。そのことを実際に見て触れて感じてほしい」と話した。 午前10時~午後5時半。16日は午後4時まで。現地のイベント本部で出品目録を購入できる。(屋代良樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「私はまだ生きている」爆風の中、走った 77年目の今こそ語る決意
戦時中、学徒動員先の福島県郡山市の工場で空襲に遭った南相馬市の日高美奈子さん(92)は今、ウクライナへの空爆映像を目にするたびに当時の惨禍を思い出し、身を縮める。「戦争で女性や子ども、弱い者が犠牲になるのはもうたくさん」と、再び声を上げる。 戦火の中で青春を過ごした人たちは、百歳前後になろうとしています。その体験をいま、書き残しておきたい。戦後77年の夏、あらためて耳を傾けました。 原町高等女学校3年生だった1944年10月、同級生120人と郡山市の日東紡績富久山工場に学徒動員されたの。当時は戦争一色で楽しいこともなく、修学旅行のようにうきうき気分で郡山に向かったんです。「お国の役に立てる」と誇らしさもあったわね。 仕事は、耐火れんがの原料を一輪車で運んだり、できあがったれんがを窯の中に積んだり。過酷な労働で疲れはて、夜中は離れた両親を思い、みんな布団をかみしめて泣いていた。 「今から思えば負け戦」 疑問言えず 45年4月12日は、朝から… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「担任が女で不幸」 悔しかったあの春 それでも
教師になって10年目。新学期恒例の保護者面談がやってきた。高校2年のクラスを受け持っていた高橋みな子さんは、いつものように教室で保護者と向かい合った。 ある男子生徒の母親との面談が始まると、母親はこう言った。「息子は本当に不幸です。小学校からずっと、担任がほとんど女。それが、高2になってまで女ですから」。予期せぬ言葉にショックを受けた。 高橋さんにとって、教師はあこがれの仕事だった。小学5年のとき、担任の女性が情熱をもって生徒に向き合う姿勢に影響を受け、「こんな先生になりたい」と思った。 中堅になり、担任の経験も何度かしていた。保護者面談の場では、つとめて冷静に「校長の任命ですので」などと説明し、やり過ごした。ただ、「女だから」と言われてショックを受けたのは、初めてではなかった。 「女だから」 はね返してきた 高橋さんは1935年生まれ。大学進学を希望したとき、父からは「女だから大学に行かなくてもいい」と言われた。姉と妹は洋裁学校を出てすぐに結婚し、兄だけが大学に行った。 高橋さんは高校の修学旅行を… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「安倍は本来の敵ではないのです」 手紙に記された胸中、何を考え
応援演説中の安倍晋三元首相(67)が銃撃され、死亡した事件から5日経った7月13日。 松江市のフリーライター米本和広氏(71)は自宅のポストを数日ぶりに開けた。 たまった郵便物の中に、白い縦長の封筒があった。消印は「岡山中央、7月……」。インクが薄れ、94円切手の模様とも重なり、日付は読み取れなかった。表面には手書きで米本氏の住所と氏名。ブログで公表しているものだ。裏返してみる。差出人の名はなかった。 「ご無沙汰しております」差出人書かれていない手紙 封を開けると、A4サイズの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル