【動画】ブタを襲った?豚舎付近でクマ捕獲=遠藤和希撮影 長野県須坂市亀倉の山間部で、野生のクマが猟友会設置のわなにかかっているのが3日朝、見つかった。この場所では7月下旬、豚舎のブタが1匹ずつ計3匹、姿を消しており、「クマに襲われたのでは」と臆測が広がっていた。捕獲されたクマは成獣のツキノワグマ。このクマがブタを襲った可能性があるが、今回は保護の観点から殺さず山へかえされるという。 「クマが捕まったよ」 3日午前7時ごろ、地元猟友会の宮崎郁夫さん(80)からの一報を受け、記者は現地に向かった。 「ガン、ガン」。豚舎の隣には、わなにかかり、おりの中で暴れるクマの姿があった。中にはおびき出しに使われた大好物のハチミツも。「まさか2頭目がかかるとは。わなが無かったらまたブタがやられてたね」と宮崎さんは話す。 クマがブタを襲う? 豚舎からブタが相次いでいな… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「世界一美しいサル」動物園に仲間入り ベトナム戦争で激減の希少種
垣花昌弘2022年8月4日 11時37分 「世界一美しいサル」と言われる希少なアカアシドゥクラングール2匹が、山口県周南市徳山動物園に仲間入りした。国内での飼育は、よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)と徳山動物園の計11匹のみ。新しいサル舎で3日から公開されている。 オス「マニ」とメス「プク」でともに5歳。ズーラシアから7月20日に繁殖を目的に来園した。アカアシドゥクラングールはベトナムなどの熱帯雨林に生息。樹上に暮らし、木の葉や果物が主食。足が赤茶、顔が白など体の部位で毛色が異なる。ベトナム戦争で散布された枯れ葉剤で多くの生息地を失い、数が激減したとされる。 来園時の体重は、マニが6・3キロ、プクが5・3キロ。飼育員の小田原多衣子さん(42)は「だいぶ慣れて餌もよく食べてくれるようになった。繁殖には適齢期なので新しい命が誕生してご覧いただけるようになればと思います」。 新サル舎の床面積は約150平方メートル。事業費約1億円。ロープを枝のように張るなど樹上生活しやすいよう工夫している。このサル舎の完成で同園の「アジアの熱帯雨林ゾーン」の整備は完了する。(垣花昌弘) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
続く「宝」の密猟、水際対策に期待 規制対象外の大量採取に不安も
「ついに全部、盗まれてしまった……」 鹿児島県・奄美大島の森で6月末、奄美自然環境研究会の常田守会長(69)が指さした木に、植物を削り取ったとみられる跡があった。種の保存法で「国内希少野生動植物種」に指定されるランの仲間コゴメキノエランがあった場所。ここ数年で別の株も消え、周辺で最後の1株だったという。 奄美・沖縄は世界的に珍しい動植物の「宝庫」ゆえに世界自然遺産となったが、その宝が狙われ続けている。 2019年、「日本一美しいカエル」と呼ばれ、捕獲が禁止されている奄美大島の固有種アマミイシカワガエルなどを捕獲した男2人が同法違反などの疑いで逮捕された。 18年には香港の税関で、沖縄県だけに生息する希少種で、ワシントン条約で取引が規制されるリュウキュウヤマガメ60匹が見つかった。希少植物はほぼ毎年、被害の痕跡が確認されている。 各島で自然保護関係者がパトロールし、監視カメラの設置などを行うが、広い森では限界もあり、最後のとりでともいえる「水際」での監視に期待がかかる。 「捕獲禁止のアマミシカクワ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧奈良監獄から脱獄したみたい!? 気球でふわり、秋イベントで計画
富岡万葉2022年8月4日 12時00分 旧奈良監獄(旧奈良少年刑務所、奈良市般若寺町)が一般公開される今秋のイベントで、気球体験が目玉企画の一つに予定されている。脱獄気分を味わえるかもしれない? 旧奈良監獄は2024年に超高級ホテルに生まれ変わる。ホテル運営者の星野リゾート(長野県)が、11月にも改装工事を始める。1908(明治41)年に建てられ、重要文化財に指定された建造物は耐震工事を施され、内装がホテル仕様になる。 気球体験は年1回のイベント「奈良赤レンガフェスティバル」の企画として、初めて催される。フェスティバル実行委員会の一人、吉野泰司さん(62)は「朽ちた細部も含め、建てられた当時の姿をそのまま見られるのは今秋が最後の機会です」。 2日には、気球の試験飛行があった。 関係者に公開された気球は監獄の裏手にある運動場から飛び立った。目の前にある旧奈良監獄の収容棟が少しずつ遠ざかり、上空約20メートルの高さでストップ。「まさに大脱獄ですね」。参加者から声が上がった。 ただ4、5人乗りのかごのすぐ上では高度調整用のガスが燃えていて、かご内部の温度は操縦士の男性によると「80度くらい」。日光とガスの熱気で汗だくになり、華麗な脱出劇とはならなかったようだ。無風だと上空30メートルほどまで浮上でき、放射状に並ぶ建物の全景が見渡せるという。 フェスティバルは9、10月の週末を中心に約1カ月間、開かれる。元刑務官によるガイドやプロカメラマンが指導する撮影会、受刑者が作った製品の展示即売などが予定されている。 申し込み方法は公式ホームページ(http://former-nara-prison.com/)に順次公開される。(富岡万葉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Marines star Roki Sasaki loses in return to mound
Sendai – Roki Sasaki returned to league action for the first time in over a month, but was knocked out in the sixth inning and took the loss as the Tohoku Rakuten Golden Eagles beat the Chiba Lotte Marines 5-4 in the Pacific League on Wednesday. The 20-year-old Sasaki (6-2), […]
山形の大雨特別警報を警報に切り替え 新潟の解除はめど立たず
2022年8月4日 8時42分 山形、新潟両県の計10市町村に出している大雨特別警報について、気象庁は4日午前6時33分、山形県の7市町で大雨警報に切り替えた。大雨のピークは越えたとしている。 一方、新潟県内ではいまだ猛烈な雨が降っており、同県の3市村への特別警報を解除するめどは立っていないという。4日朝までは大雨となる見通し。 気象庁と国土交通省は山形県内での大雨警報への切り替えにあたり、同日に会見を開いた。上流で氾濫(はんらん)が発生するなど水位が上昇している最上川について、中下流では時間をかけて増水するとして「1日程度は警戒を続けてほしい」と呼びかけた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「窃盗容疑で違法取り調べ」奈良西署員が提訴へ 実弾5発「紛失」で
奈良県警奈良西署での実弾5発の「紛失」が実際は配分ミスだった問題で、無実にもかかわらず窃盗の疑いで違法な取り調べをうけたとして、男性署員が県を相手取り、慰謝料など700万円余りを求める国家賠償請求訴訟を起こす方針を固めたことがわかった。5日にも奈良地裁に提訴する。 県警は1月、同署で管理する拳銃の実弾5発の紛失が発覚したと発表した。だがその後、実弾は実際には紛失しておらず、県警の配分ミスでもともと同署に渡っていなかったことが判明。県警は7月15日、配分ミスを明かすと共に、確実な点検を怠ったなどとして、当時の副署長らを所属長訓戒などの処分としたと発表した。 この問題をめぐり、県警は実弾の行方を調べる過程で、窃盗の疑いで20代の男性署員を任意で取り調べていた。 代理人の松田真紀弁護士らによると、男性署員は今年2月28日から3月8日まで、1日を除いて連日にわたり長時間、県警本部で取り調べを受けた。 男性署員は発覚前の朝に業務として1人で拳銃庫に入り、教わった通りに点検をしていた。窃盗や紛失に心当たりはなかったが、取り調べでは「刑事から『もうお前しかおらへんやんか』『いろんな罪名を掘り下げて何度でも逮捕する』などと言われた」という。自宅に家宅捜索が入り、妻も聴取された。3月にうつ病と診断され、休職した。 その後、実弾の「紛失」が配分ミスによるものだったと判明し、県警は7月14日に男性署員に謝罪した。 松田弁護士は取り調べが、自白を強要したり人格を否定したりする内容だと指摘。「紛失か盗難なのか不明なのにもかかわらず、客観的な証拠なしに男性を犯人視している。任意捜査というが、労働者として従わざるをえない状況にあり、強制力があった」と話した。 国賠訴訟で男性署員側は、こうした取り調べは、刑事らが職務中に故意によってした違法行為であるとして、著しい精神的・身体的苦痛を受けたことに対する慰謝料を求める方針。 朝日新聞の取材に応じた男性署員は「疑いをかけられて以降、不眠などに悩まされている」と吐露。「取り調べでは『(同期が)みんなうそつきと言っている』『LINEも何人もブロックしている』などと言われた」という。 「疑われた半年間は戻らない。家族も不安な時間を過ごした。違法かどうか、第三者の目線で判断してほしい」と話した。 県警監察課は今回の取り調べに対する認識について、朝日新聞の問い合わせに、「取り調べを行った職員に対しては、県警として、個別に事情を説明し謝罪しており、引き続き丁寧かつ誠実に対応してまいります」と説明した。(渡辺七海) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
あの日、私は「幽霊」になった 77年後、記者に託したことばは
火曜日の午前9時半。最近の約束はもっぱらその時間だった。 広島市南区の高齢者施設。約束の時間、阿部静子さん(95)は決まってロビーの長いすにちょこんと座って待ってくれていた。 記者の私も並んで座る。 この施設に入ってから5年ほどになる。筆まめで、月に20通ほど手紙を書く。「忙しい」と笑う。新聞を読むのも好きだ。 昨年11月から、記者は新型コロナウイルスの感染拡大で施設が面会を中止した期間を挟んで、阿部さんのもとに通ってきた。 「第7波」のため、7月からは再び面会中止となり、会えなくなっている。 8月6日が近づくいま、伝えたい阿部さんの言葉がある。 「ちょっとこれは外しましょう」 昨年11月、初めて施設を訪れた記者の前で、阿部さんはマスクを取った。口元があらわになった。 のどもとはやけどの痕で引き… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍元首相銃撃現場の警察官、背後から近づく容疑者の動きに気づかず
2022年8月4日 5時00分 安倍晋三元首相が奈良市で演説中に銃撃され殺害された事件で、当時安倍氏の近くで警護にあたっていた警察官らは山上徹也容疑者(41)が歩道から移動して安倍氏の後方に近づく動きに気づいていなかったことが、警察関係者らへの取材でわかった。 安倍氏は7月8日、近鉄大和西大寺駅北側のガードレールに囲われた場所で演説。ガードレールの内側には、安倍氏の警護を任務とする警察官4人が配置されていた。安倍氏の左斜め後方に警視庁のSPと県警の警護員の計2人、右側に県警の警護員2人という態勢だった。 このうち、後方を警戒する役割を担っていたのは右側にいたうちの1人。ただこの警護員は、安倍氏の後方のエリアの向かって左(東)の方向に多数の聴衆が集まったため、主にそのあたりに目を向けていたという。このため、山上容疑者が歩道から安倍氏の後方まで移動するのに気づかず、ほかの警護員3人は主に前方を警戒していたため、容疑者の動きは目に入っていなかったという。 安倍氏の演説が始まったころに山上容疑者が立っていた歩道の角付近や、安倍氏の後方にあるバスターミナル付近にも少数の警察官がいたが、やはり山上容疑者の動きに気づかなかったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
前線、想定よりも停滞 気象庁「いつ終わるか明確に答えられない」
吉沢英将2022年8月4日 5時12分 東北や北陸での大雨で新たに新潟県にも大雨特別警報を発表したことを受け、気象庁は4日未明、緊急の記者会見を開いた。黒良龍太予報課長は「局地的に事態はかなり悪化している」としたうえで、「暗いので避難も危険。家の中の少しでも安全な場所に移る対応がとても重要だ」と呼びかけた。 前線などの影響で東北や北陸では3日から記録的な豪雨となっている。気象庁は3日夜に山形県の6市町に大雨特別警報(浸水害)を発表していた。 その後、4日未明になって局所的な降水域が新潟県北部にかかって停滞。同庁は新たに新潟県村上市と関川村、山形県小国町に大雨特別警報(土砂災害、浸水害)を発表した。 関川村では午前2時すぎまでの1時間に観測史上最多を更新する149・0ミリの猛烈な雨を観測した。8月1カ月の平年の降水量(207・3ミリ)の4分の3にあたる。 黒良予報課長は会見で「非常に危険な雨量で、経験したことのないような大雨となっている」と述べた。 記録的な大雨となっているのは、東北・北陸にかかる前線に暖かく湿った空気が流れこんでいるためだ。この前線は3日昼ごろから停滞。同庁は大雨の期間を4日明け方までと見込んでいたが、前線の南下が想定よりも遅く、4日朝までに延ばした。 ただ、「いつ終わるか、明確に答えられない」と黒良課長。「今後、他の市町村にも特別警報を発表する可能性がある。特別警報の発表を待つことなく、今いる場所の危険度を確認し、早めの避難を検討してほしい」と呼びかけた。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル