池田拓哉2022年9月21日 17時00分 2019年に山梨県道志村のキャンプ場で行方不明となり、今年5月に死亡が確認された千葉県成田市の小倉美咲さん(不明当時7)が行方不明になって3年になった。母のとも子さん(39)が21日、情報提供を呼びかけるホームページ(HP)を更新した。「美咲が天国で神様に守られて平安に過ごしていられるように」と祈りの言葉を述べるとともに、捜索協力者への感謝をつづっている。 とも子さんは「皆様への感謝の気持ちを忘れずに、天国で美咲に会える日まで神様からいただいたこの命を大切にし、美咲の分も長女と一緒に精一杯、このご恩をお返しできるように生きていきたいと思います。この3年間本当に本当にありがとうございました」と心情をつづった。 家族らはこれまで美咲さんの消息をつかもうと、チラシ約70万枚を配るなど情報提供を求めてきた。山梨県警には4800件以上の情報が寄せられた。県警の捜索は終わったが、現在も捜査は続いており、山中で見つかった衣服など遺品はまだ家族の元に戻っていない。 とも子さんは「手元に戻ってきたときには、『守ってあげられなくて本当にごめんなさい。帰ってきてくれてありがとう。おかえりなさい。』と伝えたいです」と記した。 2019年、キャンプ場で途絶えた足取り 美咲さんは19年9月21日に道志村のキャンプ場で、ほかの子どもたちがいた近くの遊び場へ向かった後、足取りが途絶えた。警察や消防、自衛隊などが16日間、周辺の山中や沢、ダムなどを捜索したが、見つからなかった。捜索はその後も断続的に続いた。 捜査が難航する中、4月23日に事態が急変。ボランティアで捜索を続けていた男性がキャンプ場から東に約600メートルの枯れ沢で人の頭の骨の一部を見つけ、2日後に通報した。 県警は40~50人態勢で周辺の捜索を続け、複数の人骨や靴、衣類などを発見。見つかった肩甲骨のDNA型鑑定によって、県警は「美咲さんは亡くなっている」と判断した。捜索は7月1日まで続いた。(池田拓哉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「納体袋」年10枚→1日300枚、それでもコロナ第7波で足りない
新型コロナウイルスに感染して亡くなった人の遺体を納める袋を「納体袋(のうたいぶくろ)」という。ウイルスを通さない特殊な構造の納体袋を製造する会社は全国で数社しかないとされる。感染拡大の「第7波」で9月2日には全国の1日あたりに公表された死者数が過去最多の347人となり、納体袋の生産が追いつかない状況だ。 納体袋は元々、検視や司法解剖の対象となる遺体の保管などに使われてきた。コロナ禍に見舞われた2020年、国は新型コロナに感染して死亡した人の遺体の処置に関するガイドラインを公表。感染防止の観点から「(ウイルスや液体を密封できる)非透過性の納体袋に収容すること」を推奨し、遺族が死者の顔を見られるように顔の部分が透明な袋がよいとした。 札幌市の医療器具販売「川尻工業」も納体袋を製造する会社の一つ。同社が納体袋を開発したのはコロナ禍前の10年。きっかけは警察関係者からの依頼だった。 遺体をポリエチレン製の透明… この記事は有料記事です。残り303文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
交通安全協会長の男性はねられ死亡 秋の運動初日 のぼり旗点検後?
2022年9月21日 19時07分 21日午前10時半ごろ、長崎県佐世保市吉井町前岳の県道で、近くに住む無職杉本和紀さん(81)が同市の自動車整備販売業の男性(39)の軽乗用車にはねられた。杉本さんは頭などを強く打って病院に搬送されたが、死亡が確認された。 県警江迎署によると、杉本さんは同市の江迎地区の交通安全協会会長。 署によると、事故があった道路脇には、この日から始まった秋の全国交通安全運動ののぼり旗が立っていた。署は、杉本さんがのぼり旗の点検などをした後、反対車線脇の駐車スペースにとめていた自分の車に戻ろうとして道路を渡る際、はねられたとみている。 現場は片側一車線のほぼ直線で、見通しはいいという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪大、元留学生の博士学位を取り消し 論文28カ所に盗用
浅倉拓也2022年9月21日 20時00分 大阪大は21日、大学院工学研究科の元留学生が博士の学位を取得するために提出した論文に盗用があったため、同日付で元留学生の学位を取り消したと発表した。 大学によると、元留学生は中国籍。「アルミニウム合金のレーザ溶接時におけるキーホールとポロシティの形成挙動に関する数値解析」と題した論文で、2020年3月に博士号を取得した。その後、不正の疑いに関する申し立てがあり、学内の委員会で調査したところ、他人の論文の盗用が28カ所あることを確認したという。 大学は今後、研究倫理教育やコンピューターソフトを使った盗用チェックの徹底など、再発防止に取り組むとしている。(浅倉拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
天王寺ミオプラザ館が開業60周年 「還暦」で記念の催し始まる
2022年9月21日 20時00分 JR天王寺駅(大阪市)の商業施設「天王寺ミオプラザ館」が21日、60周年を迎えた。記念の催しが22日から同館や隣接する本館で11月末まで開かれる。 1962年、「天王寺ステーションデパート」が近代的な駅ビルとして開業。2011年には東にあった「天王寺ミオ」と合併し、現在の名称になった。 催しは「6」にこだわり、60年前の写真展示や、「660円」メニューなども。ちなみに当時屋上にあったビアガーデンの席数も「600席」だったとか。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
7500万円の加重収賄容疑 奈良・御所市議ら逮捕 大阪地検特捜部
奈良県御所市発注の火葬場の新設工事を巡り、特定の業者側に便宜を図るため、市議会で関連議案に賛成し、見返りに計7500万円の賄賂を受け取ったとして、大阪地検特捜部は21日、同市議の小松久展容疑者(70)と、おいで会社役員の小松隆浩容疑者(47)を加重収賄の容疑で逮捕し、発表した。 特捜部は2人の認否を明らかにしていない。贈賄側の業者の役員らについては在宅のまま調べるという。 特捜部によると、共同企業体(JV)の代表を務める業者の役員と他社の役員らの間で、新設工事をこのJVに受注させる合意があると知りながら、久展容疑者が2020年7月の市議会で、請負契約に関する議案に異議を唱えずに賛成。便宜を図った謝礼として21年に2回、JVの役員らから計7500万円の賄賂を受け取った疑いがある。 市によると、火葬場の新設工… この記事は有料記事です。残り171文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Des mangas aux kanjis, l’empreinte japonaise sur le graphisme français
Le Mont Fuji vu par Vahram Muratyan, dans son ouvrage « Va au Japon » (éditions Les Arènes) VAHRAM MURATYAN / LES ARÈNES / KOMON « En arrivant pour la première fois à Tokyo, je me suis demandé pourquoi j’avais attendu autant de temps pour y aller », lance Vahram Muratyan, artiste et designer […]
46万人の情報紛失、再発防止を 個人情報保護委が行政指導
兵庫県尼崎市で今年6月、全市民約46万人分の個人情報が入ったUSBメモリーが一時紛失した問題で、政府の個人情報保護委員会は21日、市から業務委託を受けていた情報システム大手「BIPROGY(ビプロジー)」(旧日本ユニシス)に行政指導を行ったと発表した。個人情報保護法に基づき、データを適切に管理する体制を整え、再発防止策を確実に実施するよう求めた。 同社は住民税非課税世帯などへの臨時特別給付金の支給事務を市から請け負い、システム間でデータを持ち運ぶため、全市民の住民基本台帳上の情報をUSBメモリーに入れて取り扱った。同社から業務を再々委託された会社の社員が酒に酔ってかばんごと紛失し、後に発見された。 委員会は7月にBIPROGYへの立ち入り検査を実施。同社には個人データの取り扱いに関する規律はあったが、運用のための組織的な措置が講じられていなかったという。このため、許可を得ずにUSBにデータを保存したり、施錠できないかばんで持ち運んだり、持参したまま飲食したりするなどの規律違反が生じた、と同委は指摘。適切な安全管理措置を講じるための組織体制の整備や、委託先の会社の監督強化を求めた。 一方、結果的に情報漏洩(ろ… この記事は有料記事です。残り138文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
関電金品受領問題、県職員らの調査回答「非公開」は違法 福井地裁
柳川迅、堀川敬部2022年9月21日 20時42分 関西電力の元役員らが福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から金品を受領していた問題で、市民団体「市民オンブズマン福井」のメンバーが県を相手取り、県職員も受領していたとする調査報告書の関連資料を非公開とした処分の取り消しを求めた訴訟の判決が21日、福井地裁であった。上杉英司裁判長は「非公開部分に違法がある」として、処分を取り消した。 原告の伊東晴美さん(69)は、県職員12人と退職者97人も金品などを受領していたとする報告書が発表されたため、根拠とされた資料一式の公開を求めた。だが、調査対象者の回答内容などが非公開とされたため、昨年8月に提訴した。 判決は、調査結果が県議会に説明されることが表明されていたうえ、調査で使われた文書にも、回答結果を非公開にするとは明記されていなかったと指摘。開示することが特定の公務員に取って不利なものだとしても「不利益は公務の公正を確保するために正当なものだ」とし、非公開にする理由はないと結論づけた。 判決を受け、杉本達治知事は「誠に遺憾。判決内容を十分精査した上で、今後の対応を検討する」との談話を出した。(柳川迅、堀川敬部) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
漫画「五等分の花嫁」のスマホケース複製 著作権法違反容疑で男逮捕
2022年9月21日 21時26分 アニメ化され映画にもなった人気漫画「五等分の花嫁」(作者・春場ねぎ)のキャラクターが描かれたスマホケースの複製品を販売したとして、福島県警いわき東署は21日、川崎市宮前区馬絹5丁目の職業不詳の男(30)を著作権法違反の容疑で逮捕し、発表した。フリーマーケットのアプリで販売されているのを、署員がサイバーパトロールで発見したという。 署によると、男は2~6月ごろ、著作権者の許諾を得ずに、複製スマホケース3個を20~50代の女性3人に計6800円で販売した疑いがある。 映画製作委員会のホームページなどによると、「五等分の花嫁」は、男子高校生が勉強嫌いの女子高校生5人姉妹の家庭教師をするラブコメ。「週刊少年マガジン」(講談社)に連載され、単行本の累計発行部数は1600万部を超える。アニメ化されてテレビで放映され、今年は映画にもなった。 署によると、TBSやポニーキャニオンなど9社で構成され著作権をもつ「製作委員会」を代表した講談社からの告訴を受けたとしている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル