第61回中国合唱コンクール(全日本合唱連盟中国支部、岡山県合唱連盟、朝日新聞社主催)が24日、岡山市北区の岡山シンフォニーホールで開幕した。新型コロナウイルスの影響で2020年の大会は中止、21年は録音による審査だった。今年は3年ぶりに観客を迎えての開催となった。 初日は高校部門と大学職場一般部門(大学ユースの部)があり、中国5県の代表計25団体が歌声を披露。審査の結果、高校は松江北、出雲北陵中・高(島根)、岡山城東が、大学ユースの部は酢だこ(広島)が全国大会への出場を決めた。 全国大会は、高校部門が10月29日に青森市のリンクステーションホール青森で、大学職場一般部門が11月19、20日に津市の県文化会館である。 25日は中学部門の混声と同声、大学職場一般部門の室内、同声、混声が予定されている。 初日の結果は次の通り(◎は全国大会出場)。 【高校A】金賞=◎松江北、◎出雲北陵中・高(島根)、萩(山口)、米子東(鳥取)▽銀賞=岡山白陵中・高、ノートルダム清心(広島)、広島なぎさ、広島女学院、益田(島根)▽銅賞=大社(島根)、防府(山口)、岡山学芸館、鳥取西 【高校B】金賞=◎岡山城東、野田学園(山口)▽銀賞=呉港(広島)、山口 【大学職場一般・大学ユース】金賞=◎酢だこ(広島)▽銀賞=米子北斗・メグレス合唱団(鳥取)、トゥジュール・アンサンブル・KUMANO(山口)、合唱団すうおん(広島)、島根大混声合唱団、OHISAMA NOTE(岡山)▽銅賞=山口大混声合唱団、岡山大男声合唱団コール・ロータス 岡山白陵中・高、通学電車でイメージ共有 高校B部門で全国への切符を… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道・ゴーカート事故「原因究明を」 2歳児死亡、発生1週間
北海道森町のゴーカート体験イベントで、暴走したカートがぶつかって函館市の吉田成那(せな)ちゃん(2)が死亡した事故から、25日で1週間が経った。この週末には、知人や親子連れが事故現場を訪れ、花や線香を手向けて手を合わせた。 「どうか安らかに眠ってほしい。天国では、いっぱい遊んでね」。吉田さん親子と一緒に遊ぶ仲という七飯町の30代夫婦は、1歳の長男を連れて献花した。 「幼くてかわいい成那ちゃんに似合うように」と、小さな花束を供えた。母親は「40キロもスピードが出るゴーカートなんて、子どもが遊ぶものじゃない。悲惨な事故がなぜ起きたのか、主催者はちゃんと原因究明をしてほしい」と望む。 現場近くの遊園施設を親子3… この記事は有料記事です。残り404文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
まさか復活するとは…国葬で博士号とった研究者 当日はここに注目
「まさか復活してしまうとは。歴史上のできごととして終わったものだと思っていた。国葬の研究者として、ちょっと油断していました」 上智福岡中高(福岡市)教諭の前田修輔さん(32)は言う。 日本における国葬研究の第一人者だ。 九州大学で近代史研究をしていたときのこと。 偶然「国葬」という記述を見つけた。 「全然知らなかったので、そもそも国葬って何?といった感じでした」 先行研究がほとんどない国葬。関心を持ち、卒論のテーマに選んだ。 社会科教諭を務めながら、母校の大学院に通い、博士号を取得した。 「国葬で博士になった人は、日本ではいないのでは。ニッチな分野で、ネットで調べても『国総』と、国家公務員総合職の略が出てきました。まさか日の目を見るとは思いませんでした」 研究の第一人者ですら、復活を予想できなかった国葬。その理由とは。 前田さんは「国葬は日本を映し出す鏡」といいます。吉田茂国葬との決定的な違い、当日の注目点などを語り、今後の政治家らの国葬は3パターンになると分析します。 「先例と照らし合わせると、該当する人物はいないのではないかと。現代であれば、日本が戦争に巻き込まれたうえで勝利した首相とか、そのレベルでないとできないだろうなと考えていました」 … Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佳子さま、手話甲子園に3年ぶり出席 高校生の熱演たたえる
高校生が手話の表現力を競う第9回全国高校生手話パフォーマンス甲子園(朝日新聞厚生文化事業団、朝日新聞社など後援)が25日、鳥取県倉吉市で開かれ、秋篠宮家の次女佳子さま(27)が3年ぶりに出席した。 開会式で佳子さまは手話を交えてあいさつ。「コロナ禍の影響によるさまざまな制約のもとでの練習には大変なこともあったかと思います」とこれまでの苦労を思いやり、「さまざまな工夫をしながらパフォーマンスを作り上げたことや、目標に向かって励んだことは貴重な経験になったことと思います。最高のパフォーマンスができるように私も応援しております」と笑顔でエールを送った。 大会には予選を通過した12県の15チームが参加。手話に演劇やダンスなどを交え、多彩なパフォーマンスを披露した。審査の結果、坂戸ろう学園・大宮ろう学園の合同チーム(埼玉県)が優勝した。準優勝に奈良県立ろう学校(奈良県)、3位に松山聾(ろう)学校(愛媛県)がそれぞれ選ばれた。 佳子さまは2019年に出席した後、20、21年はいずれもビデオメッセージでの参加となった。3年ぶりの現地開催の大会に臨んだ佳子さまは、演技が終わるたびに拍手を意味する手話を交えながら、穏やかな笑みで熱演をたたえた。 表彰式の後、佳子さまは優勝チームの大宮ろう学園2年の成塚元香さん(16)と、坂戸ろう学園2年の吉瀬千咲さん(16)と懇談。「優勝おめでとうございます」「緊張していましたか」などと話しかけ、2人が「緊張しました」と答えると、「緊張しているように見えませんでしたよ」とほほ笑んだ。 さらに「お二人は別々の学校なのですよね。どのように練習されたのですか。(2校同士は)遠いんですよね」「今回(大会)のために初めて会ったのですか」などと質問。2人が幼なじみであることを知ると、「前から仲が良かったんですね」と述べた。 佳子さまは終始、スムーズな手話を交えた穏やかな話しぶりで、「本当にたくさん話し合って、いろいろと頑張って練習してきたんですね。今日は本当に素晴らしいパフォーマンスを見させていただいてうれしかったです、楽しかったです」とねぎらった。 成塚さんは「佳子さまは魅力的な手話で積極的に質問してくださった。お会いできてうれしかった」。吉瀬さんは「佳子さまの手話はとてもお上手で、スムーズに会話できた」と話した。 吉瀬さんは今月開かれた手話のスピーチコンテストでも佳子さまに会ったことがあるといい、「私のことを覚えていてくださった。今回またお会いできて本当にうれしい」と笑った。(大久保直樹) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
オホーツク海と約260万本の満開ヒマワリ 3年ぶりの網走マラソン
北海道網走市で25日、オホーツク網走マラソンが開催された。約2千人のランナーが、国内最大級のヒマワリ畑に設けられたゴールゲートを駆け抜けた。コロナ禍で2020年と21年はスマートフォンアプリでのウェブ開催のみだった。 3年ぶりのリアル大会にはフルマラソン、5キロ、3キロの3部門に全国から計2220人がエントリー。1954人が出走し、1836人が完走した。 フルは、網走刑務所正門前を… この記事は有料記事です。残り274文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高速道路でプロ選手が自転車レース「疾走感あった」 高知で日本初
羽賀和紀2022年9月25日 19時30分 自動車専用道路(高速道路)を使った自転車競技のプロ選手による日本で初めてのロードレースが25日、高知県宿毛市で開かれた。自転車の国内プロリーグ「ジャパンサイクルリーグ」(JCL)の公式戦で、高速道路を疾駆する選手を見ようと、大勢のファンが詰めかけた。 「高知県宿毛市ロードレース」は、宿毛市の高知西南中核工業団地を起点とする周回コース。自動車専用道路「中村宿毛道路」の平田インターチェンジ(IC)~宿毛和田ICを含む12・5キロを10周した。中村宿毛道路は25日午前7時から全面通行止めとした。 高速道路が見渡せる沿道には、多くの自転車ファンがカメラを手に集まった。同県四万十市から夫婦で来た坂本修二さん(60)は「普段はユーチューブでしか見られないプロの走りが間近で見られて興奮した。スピードがあって迫力があった」と話していた。 レースには10チームから48人が参加し、30人が完走した。優勝した孫崎大樹選手(スパークルおおいた)は「日本で初めて高速道路を走れると言うことでワクワクしていた。(実際に走ると)路面がきれいで走りやすく疾走感があった」と振り返った。 JCLは2021年に発足し、元F1レーサーの片山右京氏がチェアマンを務める。今季(4~11月)は10チームが参戦し、レースごとに与えられるポイントで順位を決める。(羽賀和紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五十鈴中、高針台中、志賀中、桜山中など全国へ 中部合唱コン
第75回中部合唱コンクール(全日本合唱連盟中部支部、富山県合唱連盟、朝日新聞社主催)の2日目が25日、富山県魚津市の新川文化ホールで開かれた。中学校部門と大学職場一般部門に7県の代表32団体が出場した。 審査の結果、中学校は混声の部の名古屋市立高針台と名古屋市立志賀、同声の部の名古屋市立桜山と伊勢市立五十鈴(三重)、大学職場一般は室内(6~24人)のエシュコル(愛知)、同声のVOCI BRILLANTI(愛知)、混声の岡崎混声合唱団(愛知)が、全日本合唱コンクールの代表に選ばれた。また、2日間の全部門を通じた最優秀団体として、伊勢市立五十鈴中(三重)に全日本合唱連盟理事長賞が贈られた。 全日本の中学校部門は10月30日に青森市で、大学職場一般部門は11月19日と20日に津市で開かれる。 結果は以下の通り。(演奏順、☆は特別賞、◎は中部代表) 【中学・混声】 ◇金賞 ◎名古屋市立高針台、☆◎名古屋市立志賀、箕輪町立箕輪(長野) ◇銀賞 大垣市立興文(岐阜) 【中学・同声】 ◇金賞 砺波市立出町(富山)、◎名古屋市立桜山、☆◎伊勢市立五十鈴(三重) ◇銀賞 金城学院(愛知)、名古屋市立萩山、岡崎市立六ツ美北(愛知)、鯖江市中央(福井) ◇銅賞 暁(三重)、白山市立松任(石川)、野々市市立布水(石川)、福井市明道、辰野町立辰野(長野) 【大学職場一般・室内】 ◇金賞 ☆◎エシュコル(愛知) ◇銀賞 アンサンブル舞歌(富山)、合唱団あじろべー(三重)、岐阜高校音楽部OB混声合唱団、アンサンブルTONICA(石川) ◇銅賞 ぅちらズッ友こぉらす(石川)、コーロ・カンパーニャ(長野) 【大学職場一般・同声】 ◇金賞 ☆◎VOCI BRILLANTI(愛知) ◇銀賞 女声合唱団pure harmony(岐阜) ◇銅賞 SUONO・CONBRIO(長野)、女声合唱団Sorciére(三重) 【大学職場一般・混声】 ◇金賞 ヴォーカルアンサンブル《EST》(三重)、ベーレンコール(長野)、☆◎岡崎混声合唱団(愛知) ◇銀賞 合唱団うぃろう(愛知) ◇銅賞 三重ヴォークス ボーナ 全国大会、ライブ配信します 全日本合唱コンクール全国大会は全部門の演奏が有料でライブ配信されます。詳細は特設サイト(http://t.asahi.com/clive)で。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ばかと言われカッと」 特養ホーム入所者殺害容疑の男、札幌で逮捕
2022年9月25日 20時36分 東京都北区の特別養護老人ホームで入所者の高齢女性が殺害された事件で、警視庁は25日、殺人容疑で公開手配していたこの施設の職員、菊池隆容疑者(50)を逮捕し、発表した。菊池容疑者は容疑を認め、「(女性に)『ばか』などと言われてカッとなった」と供述しているという。 捜査1課によると、菊池容疑者の逮捕容疑は今月15日深夜~16日未明、東京都北区浮間2丁目の「浮間こひつじ園」で、入所者の山野辺陽子さん(92)に暴行を加えて殺害したというもの。「山野辺さんの顔を殴ったり、髪の毛をつかんだりした」「反応がなくなったので、気付けのためにポットの湯をかけた」などと話しているという。 菊池容疑者は事件直後から連絡が取れなかったが、25日午後1時ごろ、札幌市白石区のマンションで「非常階段に不審な男がいる」との110番通報があり、駆けつけた北海道警の警察官が身柄を拘束した。現金約50万円と刃渡り約10センチのナイフなどを所持しており、「北海道で自殺したかった」と話したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安田女子中、斐川西中、倉敷少年少女合唱団など全国へ 中国合唱コン
第61回中国合唱コンクール(全日本合唱連盟中国支部、岡山県合唱連盟、朝日新聞社主催)は25日、岡山市北区の岡山シンフォニーホールで2日間の日程を終え、閉幕した。 この日は、中学(混声、同声)と大学職場一般(室内、同声、混声)の各部門に計28団体が出場。中学は出雲市立斐川西(島根)の混声、安田女子(広島)が、大学職場一般は倉敷少年少女合唱団(岡山)、コール・ビビッド(広島)、合唱団ある(広島)が全国大会出場を決めた。また、中学の同声部門に出場した安田女子は、今大会最高賞の全日本合唱連盟理事長賞にも選ばれた。 全国大会は、中学が10月30日に青森市のリンクステーションホール青森で、大学職場一般は11月19、20の両日、津市の県文化会館で開かれる。 2日目の結果は次の通り(◎は全国大会出場)。 【中学混声】金賞=◎出雲市立斐川西(島根)、島根大付▽銀賞=総社市立総社西(岡山)、山口大山口、広島なぎさ▽銅賞=三朝町立三朝(鳥取) 【中学同声】金賞=◎安田女子(広島)、総社市立総社東(岡山)、出雲市立一(島根)、出雲市立斐川西(島根)▽銀賞=松江市立一、広島女学院、山口市立湯田 【大学職場一般・室内】金賞=◎倉敷少年少女合唱団(岡山)、Fiore Hagi(山口)▽銀賞=合唱団 優喜(鳥取)、男声合唱団FREIE KUNST(島根)、女声合唱団のはら(広島) 【大学職場一般・同声】金賞=◎コール・ビビッド(広島)、Coro Piace(岡山)、女声合唱ふみコール(山口)、女声合唱団フィオーリ(島根)▽銀賞=IL MAGAZZINO(岡山)▽銅賞=鳥取市少年少女合唱団 【大学職場一般・混声】金賞=◎合唱団ある(広島)、合唱団こぶ(岡山)▽銀賞=合唱団そうなそ(山口)、Chor Polaris(島根) 全国大会、ライブ配信します 全日本合唱コンクール全国大会は全部門の演奏が有料でライブ配信されます。詳細は特設サイト(http://t.asahi.com/clive)で。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「サザエさん」に見る国葬 歴史学者が注目するマスオの行動とは?
漫画家の長谷川町子さんは新聞連載「サザエさん」で時事ネタをよく描いた。吉田茂元首相の国葬が行われた1967年10月31日の朝日新聞朝刊を見ると、やっぱりあった、国葬を描いた漫画が。これを、国葬を研究する2人の歴史学者に見てもらった。 国葬の様子を撮影しようと、カメラを抱えて会場の日本武道館近くの電柱にのぼったマスオ。和服にベレー帽、ステッキという吉田元首相さながらの格好をした頑固そうなおじいさんに「よさんかッ!」と水をぶっかけられた――。 この漫画のオチがわかる人は今や少ないかもしれない。カメラに追われるのを嫌った吉田元首相が在任中、演説会でカメラマンにコップの水をぶっかけたというエピソードに基づいている。少し描かれた屋根のカーブから建物は日本武道館だとわかる。 掲載は吉田元首相の国葬が行われた当日の朝刊だから、漫画は「予定稿」だった。夕刊などを見ると、この漫画そっくりの光景が繰り広げられた。長谷川さんの想像力はすごい。 ■まるで記念イベントのように… この記事は有料記事です。残り1929文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル