岩田恵実2022年9月26日 20時23分 東京都中央区で25日夜、会社役員の男性(52)=東京都港区=が電動キックボードを運転中に転倒し、死亡する事故があった。警視庁が26日発表した。同庁によると、電動キックボードが絡む事故で死亡者が出るのは初めてという。 月島署によると、事故があったのは25日午後10時45分ごろ。男性が中央区勝どき6丁目のマンション駐車場内で電動キックボードを運転中、方向転換して走り出そうとした際に車止めに衝突。前から倒れて頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。飲酒運転の可能性があるという。 男性が乗っていた電動キックボードは、国の実証実験の一環で、認可を受けた事業者から貸し出されたものだった。キックボードは本来、道路交通法上の「原付き」という扱いになりヘルメットの着用が義務づけられるが、実証実験の場合はトラクターなどと同様の「小型特殊自動車」に分類され、特例でヘルメットの着用が任意となる。男性はヘルメットを着用していなかったという。(岩田恵実) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
過失認めた元園長「他の子に気をとられた」 福岡・園児バス熱中症死
福岡県中間市の双葉保育園で昨年7月、園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5)が送迎バス内に取り残されて死亡した事件で、業務上過失致死の罪に問われている当時の園長、浦上陽子被告(45)と、園児を降車させる係だった保育士の鳥羽詞子(のりこ)被告(59)の初公判が26日、福岡地裁(冨田敦史裁判長)であった。2人は起訴内容を認め、「申し訳ない」と謝罪した。 起訴状によると、2人は昨年7月29日朝、冬生ちゃんら園児7人が乗った送迎バスが保育園に到着した際、冬生ちゃんを車内に残したまま施錠。冬生ちゃんを炎天下のバスに約9時間にわたって放置し、熱中症で死なせたとされる。 裁判では、事件当日の様子も明らかになりました。発生から裁判までの動きを記事後半で詳しく紹介しています。 検察側は冒頭陳述で、中間市では最高気温が30度を超える日が続き、事件当日も晴天で、園児をバスに放置すれば危険なことを2人が認識していたのに、人数の確認などを怠ったと主張。冬生ちゃんが座っていた席付近の温度が再現実験で55度にのぼったことや、搬送時の体温が39・1度だったことも示した。 この日は2人の被告人質問もあり、事件当日の詳しい様子が明らかになった。 双葉保育園は、2020年春から保護者の要望で2台目の送迎バスを追加したが、職員不足で火、水、木曜日は園長が運転し、同乗の職員はいなかった。 当日の車内確認について浦上被告は「1歳の園児が車内で大声で泣いていて、そちらに気をとられた」と説明。近隣住民らからの苦情を恐れて園児が降りた後の車内を確認せず、園児たちを急いで園に連れて行こうとしたという。降車を手伝っていた鳥羽被告は「車内の確認は、浦上被告がやっていると思い込んでいた」と述べた。 浦上被告はまた、バスに乗り… この記事は有料記事です。残り652文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「身バレ」懸念受け、個人名をサイトから削除 インボイスで国税庁
堀之内健史2022年9月26日 21時00分 消費税の「インボイス制度」に登録した個人事業主の名前の一覧が国税庁のウェブサイトから取得できる状態になっていた問題で、同庁は26日、個人名のデータを削除した形での掲載に切り替えた。声優や作家など本名を明かさずに仕事をしている人たちから「身バレにつながる」と批判する声があがっていた。 インボイスとは請求書や領収書のことで、来年10月から、消費税の税額控除に必要となる。制度を利用するには事前登録が必要で、ウェブサイトでは昨年11月から、登録した個人事業主の名前や登録番号などを一つにまとめたファイルを掲載してきた。誰でもダウンロードでき、国税庁は「個人事業主が制度に登録しているか、取引先が確認できるようにするために必要な措置だ」と説明してきた。 26日に新たに掲載したファイルには、インボイスの登録番号(13桁)、登録日、登録の失効・取り消し日の3種類を掲載している。これまでは個人事業主が希望すれば、事務所のほか、ペンネームや芸名などの屋号も掲載できたが、できないようにした。 サイト内には、登録番号を入力すれば個人事業主の名前が検索できる機能があるため、ファイルから個人名を削除しても制度の運営には問題がないという。 国税庁によると、現在掲載されているのは8月末までにインボイス制度に登録した個人事業主の約20万件。制度開始時から登録を受けるには、原則来年3月までに申請する必要があるといい、今後も掲載件数は増えていく見通しだ。(堀之内健史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡・園バス熱中症死「ルーズさ分かった」 傍聴の祖父ら遺族が会見
福岡県中間市の双葉保育園で昨年7月、園児(当時5)が送迎バス内に取り残されて死亡した事件。業務上過失致死の罪に問われている当時の園長(45)と、園児を降車させる係だった保育士(59)は、26日に福岡地裁であった初公判で起訴内容を認めた。 事件で亡くなった倉掛冬生(とうま)ちゃんの祖父ら遺族は裁判の傍聴後、記者会見を開いた。 ――裁判が始まったことをどう受け止めていますか。また、この裁判で明らかにしてほしいことは 今日の裁判で、園長が言っていることは信用できない。コミュニケーションが園で取れていないことを、ものすごく感じた。冬生が亡くなった保育園のルーズさが分かったというか、点呼にしてもバスの中の確認もしていない。 確認の取りようがない。だいたい分かっていたが、これじゃだめだと思った。これをどうにかしないとまた続くんじゃないか。 ――法廷で当時の園長や保育士を前にして率直に感じたことはありますか 2人とも法廷にいた母親にあ… この記事は有料記事です。残り474文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
来年1月の大学入学共通テスト、出願書類受け付け始まる
来年1月に行われる大学入学共通テストの出願書類受け付けが26日、始まった。東京都目黒区の大学入試センターでは、職員が送られてきた封筒を開け、書類の不足や誤記入がないかを点検していた。 初日は6495人の出願を受け付けた。受け付けは10月6日(消印有効)まで。国公私立大学など870校以上が利用する見込み。 共通テストは来年1月14… この記事は有料記事です。残り140文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東大院入試で出題ミス、合否への影響はなし 採点時に出題者が気づく
東京大学は26日、9月13日に行った大学院教育学研究科の入学試験で、問題に誤りがあったと発表した。受験者は8人で、全員を正答とした。合否への影響はないという。 同大によると、出題ミスがあったのは総合教育科学専攻身体教育学コース(修士課程)の専門科目の筆記試験。採点時に出題者がミスに気づいたという。 同大では、試験問題は複数の… この記事は有料記事です。残り116文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Les obsèques nationales de Shinzo Abe divisent les Japonais
Manifestation, le 25 septembre 2022, contre les funérailles nationales de l’ancien premier ministre Shinzo Abe qui se tiendront le 27 septembre, à Tokyo, au Japon. KIM KYUNG-HOON / REUTERS Les obsèques de la reine Elizabeth II n’ont fait qu’accentuer le contraste avec celles organisées mardi 27 septembre à Tokyo de l’ancien […]
「残酷な法律を作った責任を」 強制不妊、車いすで裁判所を訪れ提訴
有料記事 村上友里、平川仁、仲川明里2022年9月26日 21時26分 筆舌に尽くしがたい苦痛を味わった――。旧優生保護法の下で不妊手術を強いられたのは憲法違反だとして、新たに6人が東京、名古屋、仙台の3地裁で国を訴えた。背中を押したのは、先に提訴した人たちの思いや、勝ち取った判決。より広く被害を知ってほしいと実名で会見に臨んだ人もいた。 「障害者にとって残酷な法律を作った国には、きちんと責任をとってほしい」 東京で提訴した西スミ子さん(75)は26日、顔と名前を出して会見に臨み、思いを記した紙をゆっくりと読み上げた。 手足に重度の障害があり、ふだんはベッドで寝たきりの状態だ。この日は「被害を全国の人に知ってほしい」と、ヘルパーの助けを借りて東京都日野市の自宅から車イスに乗り、福祉タクシーで自ら裁判所を訪れた。 結婚考え、子どもを望んだが・・・ 生後6カ月ではしかにかかり、脳性まひで手足に障害が残った。 14歳になる年に、入所していた医療施設から「生理がなくなる手術がある」と言われ、子宮を摘出する手術を受けた。 東京で、仙台で、名古屋で。法律で手術を強いられた人らが、今裁判に踏み切った思いを語りました。 生理用品の交換を頼んでいた… この記事は有料記事です。残り1948文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道から、山形から「どうしても献花したい」 国葬前日の武道館は
安倍晋三元首相の国葬が行われる日本武道館(東京都千代田区)の周辺を26日歩くと、急ピッチで準備が進んでいた。厳戒態勢に入った都心の真ん中には、前日にもかかわらず、弔問の人たちが集まっていた。武道館のある北の丸公園は26日夕に閉鎖され、当日を迎える。 26日昼過ぎ、北の丸公園の入り口にあたる田安門の手前に、葬儀で使う白黒の「鯨幕」が巻かれた受付用テントが設営されていた。武道館の近くでは、警察官や自衛隊員が隊列を組んで歩いていた。記者が見てきたこの数日より明らかに多い。武道館の入り口には新たに「故安倍晋三国葬儀場」と書かれた看板が掲げられていた。 周辺には見学に訪れた人たちも目立った。スマートフォンで武道館や看板の文字の写真を撮る人の姿も。 4人の女性が集まっていた。みな初対面で、1人は北海道から来ていた。当日の規制についてなど、情報交換していたという。 山形県酒田市から来た主婦(60)は、取材に「まさかここまで国葬の会場に近づけるとは思わなかった」と話した。首相辞任後も安倍氏の活躍を期待していたといい、「銃撃事件はショックだった。どうしても献花したいと思って駆けつけた」。27日の一般献花に改めて足を運ぶという。 北の丸公園北側の九段坂公園… この記事は有料記事です。残り562文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山上容疑者モデルの映画、反対意見寄せられ鹿児島で上映中止
2022年9月26日 22時30分 安倍晋三元首相を殺害した容疑で送検された山上徹也容疑者をモデルにした映画「REVOLUTION+1」(足立正生監督)の上映について、鹿児島市のミニシアター「ガーデンズシネマ」は25日、公式ホームページで中止を発表した。 上映は29日に予定していた。詳細は明らかにしていないが、作品が事件の容疑者をたたえるような内容だとして上映に反対する意見が数件寄せられたという。 同館は「上映すると何が起きるか分からない。関係者とも協議し、お客様の安全第一を考え中止を決めた」と説明している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル