福岡県筑紫野市の住宅街に16日午後、計5頭のイノシシが出没した。成獣1頭と幼獣4頭とみられる。車や人に衝突するなどし、1人が軽いけがを負った。 筑紫野署によると、最初に目撃されたのは同日午後3時50分ごろ。同市原田5丁目で、「イノシシが車に衝突して走り去った」と通行人から110番通報があった。約1時間後には、近くの病院から出てきた男性(24)にイノシシが正面から突っ込んだ。男性は足を2カ所かまれ、軽いけがをした。 約1時間のあいだに計8件の… この記事は有料記事です。残り87文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風14号が九州直撃へ 3連休なのに…ホテルはキャンセル相次ぐ
大型で非常に強い台風14号は17日からの3連休中に九州を直撃する見通しだ。各地の観光地は秋の観光シーズンに期待を高めていたが、対応に追われている。 長崎市の観光名所、グラバー園は台風の接近を前に、営業時間の変更を決めた。18日は正午で営業を終え、19日についても午前中は休園の予定だ。北川啓太郎副園長(46)によると、連休中は普段の倍以上となる1日3千人の来場を想定していた。「9月最初の連休で、出ばなをくじかれた感はある。周辺の商店街にも影響が出てダメージは大きいが、最小限の被害で収まってほしい」と話した。 名物の砂蒸し風呂が楽しめる鹿児島県指宿市の砂むし会館「砂楽(さらく)」も17、18日の休館を決めた。担当者は「書き入れ時だが、海岸からほど近くて危険を伴う状況なので、仕方がない」。 18日午後6時までに予想される24時間降水量が最大600ミリと、とくに豪雨が予想される宮崎県。宮崎市の「ガーデンテラス宮崎ホテル&リゾート」は3連休中の予約は満室だったが、15日ごろからキャンセルが相次ぎ、半分ほどの部屋が空いたという。 福岡市の中洲地区で17~1… この記事は有料記事です。残り553文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風14号、列島縦断へ 3連休は九州に最接近 早めに備えを
宮野拓也2022年9月16日 23時14分 大型で非常に強い台風14号は16日午後、発達しながら日本の南を北上した。19日ごろにかけて九州地方周辺を北に進んだ後、東に進路を変えて日本列島を縦断する見通し。 17日から19日ごろにかけて西日本や東日本の太平洋側を中心に非常に激しい雨が予想されている。気象庁は台風が大型で、離れた地域でも風・波・雨が強まるとして、厳重に警戒するとともに早めの備えを呼びかけている。 同庁によると、16日午後10時時点で、台風は時速約15キロの速さで北西に進んでいる。中心気圧は925ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は50メートルで最大瞬間風速は70メートル。中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いている。 17日午後6時までに予想される24時間降水量はそれぞれ多い所で、九州南部、東海で200ミリ▽沖縄で180ミリ▽奄美、四国、近畿で150ミリ。18日午後6時までの24時間では、九州南部で400ミリから600ミリ▽九州北部で300ミリから400ミリ▽奄美、四国、近畿、東海で200ミリから300ミリ▽関東甲信で100ミリから200ミリ。 国土交通省は、台風の接近に伴いダムの水位を下げるための事前放流を16日午前8時時点で、広島、徳島、高知、宮崎、熊本の各県にある計25ダムで実施していると発表した。雨が降っていなくても放流に伴う川の水位の上昇に注意するよう呼びかけた。(宮野拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「経験、次世代に」 紛争地撮ったジャーナリスト、地元・釧路で特集
世界の紛争地や辺境の地で生きる人々の姿を撮り続けているフォトジャーナリスト長倉洋海さん(69)=北海道釧路市出身=の写真集や著作を集めた特集コーナーが、釧路市中央図書館に開設されている。9月29日まで。 長倉さんは通信社のカメラマンを経てフリーになり、エルサルバドルやアフガニスタン、コソボなど世界各地で取材してきた。中でも1983年、アフガニスタンで出会った若き指導者マスードとは単なる取材対象を超え、2001年にマスードが自爆テロで暗殺されるまで交流し、その後は息子とも付き合いが続いている。 「自らの経験を次世代に伝え… この記事は有料記事です。残り209文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿児島の無人販売所に赤ちゃん置き去り 出産直後か
2022年9月16日 20時38分 16日午後5時15分ごろ、鹿児島市西別府町にある無人販売所に「赤ちゃんが置いてある」と110番通報があった。警察や消防が駆けつけて乳児(男児)を保護し病院に運んだ。生まれて間もないとみられるが、けがはなく命に別条はないという。 鹿児島西署によると、放置されていたのは花や苗を売っている道路沿いにある無人販売所。台の上に置かれたかごの中に、毛布のようなものにくるまれ、裸のまま入れられていた。親が出産直後に置き去りにした可能性があるとみて保護責任者遺棄の疑いで調べる予定。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ビールにスマホ、出院後に10万円…「立場が逆転」少年院教官を停職
中川史2022年9月16日 20時40分 愛知少年院(愛知県豊田市)は16日、収容中の少年に私物のスマートフォンを使わせたり、ビールなどの飲食物を与えたりするなど不適切な処遇をしたとして、法務教官の男性専門官(25)を停職6カ月の懲戒処分にし発表した。専門官は同日付で依願退職した。 専門官は「(少年が)徐々に反抗的になり、立場が逆転した。スマホを使わせたのが公になると考え、(別の少年にも)使わせてしまった」と説明しているという。 同院によると、専門官は昨年10月~今年5月ごろ、少年の求めに応じて禁止決定が出ていた本人宛ての手紙2通を閲覧させた。私物のスマホを使わせたり、缶ビールやジュース、菓子などを複数回与えたりするなどした。出院後には連絡を取り合って現金10万円を渡したという。収容中の別の少年にもスマホを3回ほど使わせるなどした。 谷村昌昭院長は「矯正行政に対する信頼を失墜させ、遺憾極まりなく、深くおわび申し上げます」などとするコメントを出した。(中川史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
列島縦断見通しの台風 進路変更の時期がカギ 広範囲で大雨に警戒
台風14号は、日本に近づくにつれて勢力がどんどん強まっている。なぜなのか。気象庁の担当者が指摘するのが、台風が通る海域の海面水温の高さだ。九州地方に接近するまでに通る海域は海面水温が28度以上と高い。そのため台風の勢力が弱まらず、逆に強い勢力を維持した状態で九州地方に接近すると予想されている。 日本近海では過去最高の海面水温 今年の日本近海の平均海面水温は統計を取り始めた1982年以降、2001年、2016年と並んで最も高くなっている。日本の南の海上で太平洋高気圧の張り出しが強かったことが主な要因とされ、台風の発達に影響している可能性がある。 台風14号について、気象庁の岸本賢司主任予報官は「大型で目がくっきりしている。風・波・雨全てに警戒が必要」と特徴を挙げた。 「目がくっきり」 予想以上の発達 14号は台風に発達する前… この記事は有料記事です。残り326文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千葉県野田市で民家火災「2階に取り残された」 搬送の4人軽傷
鳥尾祐太、上保晃平2022年9月16日 17時30分 【動画】千葉・野田市の住宅火災=近隣住民提供 16日午前4時10分ごろ、千葉県野田市東宝珠花の2階建て住宅に住む50代の女性から「1階キッチンから出火し、2階に人が取り残されている」などと119番通報があった。 県警野田署によると、この50代女性と20代の男性2人、10歳未満の女児の計4人が搬送されたが、いずれも軽傷という。この家に住む50代と70代の男性は外出中で無事だった。同署は出火原因を調べている。 同署などによると、この住宅は5人暮らしで、当日は親戚の女児が泊まりに来ていたという。 現場は野田市立関宿中央小学校から西に約300メートルの住宅街。近くに住む女性は、ガラスが割れる「パン」という音で火災に気づいたという。「黒い煙と火の粉がすごく、庭に水をまいて避難した。こわかった」と話した。(鳥尾祐太、上保晃平) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
科学で説明できない不思議体験 「なんですか、そんなこと!」
記者コラム 多事奏論 天草支局長・近藤康太郎 もう20年以上も前の話だ。 ある日、右耳に異音を感じた。ジリジリと小さな耳鳴り。生活に支障はないが、これでも音楽評論家なのでとても気になった。落ち込んだ。数カ月は暗い顔をして仕事していた。心配した雑誌編集長に病院を紹介されたり。いろんな治療をし、薬を飲んだが、いっこうよくならない。 そんなとき偶然、近所の町医者が不思議な治療をするといううわさを聞いた。秋の夜、小さな医院を訪れた。きちんと白衣で出てきた先生は、わたしの右耳をおおうように手のひらをかざした。だんだん熱を帯びてきた。かすかに電気が走った。 それでも耳鳴りは止まらない… この記事は有料記事です。残り1270文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
入管収容のカメルーン人男性死亡、国側に賠償165万円 地裁判決
【動画】カメルーン人男性は亡くなる前日の夜、「I’m dying」と叫んでいた=茨城県牛久市の東日本入国管理センター、児玉晃一弁護士提供 東日本入国管理センター(茨城県牛久市)で2014年に収容中のカメルーン人男性(当時43)が死亡したのは、入管の対応に不備があったからだとして、男性の母親が国と当時の同センターの所長に1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が16日、水戸地裁であった。阿部雅彦裁判長は、国側の責任を認め、約165万円の賠償を命じた。 判決では、遅くとも男性が死亡する前夜の段階で、入管に救急搬送を要請する注意義務があったのに怠ったと判断した。 訴状などによると、男性は13年10月に成田空港に到着し、入国が認められず、同センターに収容された。当初から糖尿病などを患っており、施設の医師に診察や薬の処方を受けたが、14年3月下旬には「気分が悪くて立てない」などと容体の悪化を訴え、同月30日朝に死亡が確認された。 原告側は、亡くなる前夜に職… この記事は有料記事です。残り242文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル