2022年9月13日 19時35分 キャッシュカードをだまし取って現金100万円を引き出したとして、大阪府警は13日、航空自衛隊見島分屯基地(山口県萩市)の自衛官、広瀬諒容疑者(34)=住居不定=を詐欺と窃盗の疑いで逮捕し、発表した。府警は認否を明らかにしていない。池田署は、特殊詐欺グループ内で現金の「回収役」だったとみている。 署によると、逮捕容疑はほかの人物らと共謀して6月24日、池田市内の80代女性宅に市役所の職員などを名乗って電話し、「還付金がある」などとうそを言ってキャッシュカード2枚を詐取し、コンビニのATMで現金を引き出したというもの。別の人物が引き出した現金を受け取っていたとみている。見島分屯基地によると、容疑者は当時、健康上の理由で長期休暇中だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
閘門のワイヤ20本破断 船舶の通行を制限 愛知の日光川
小林圭2022年9月13日 20時00分 愛知県は13日、飛島村の日光川の河口付近にある閘門(こうもん)のワイヤロープが破損し、船舶の通行を制限すると発表した。 閘門は門と門の間で水位を調整することで、高低差がある川などで船舶が行き来できるようにするためのもの。ワイヤロープが破損したため、門が常時閉じられている。現在、船舶は干潮時のみしか通行できず、復旧のめどは立っていない。県によると、通行している船舶は1日5隻程度だという。 県が12日に実施した定期点検でロープのワイヤ36本のうち20本程度が破断していることがわかった。この門は2018年3月に完成し、ワイヤロープは20年10月ごろに取り換えられていたという。(小林圭) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元学生ら「重過失でなく過失」 禁錮刑の一審を破棄 神宮外苑火災
明治神宮外苑(東京都新宿区)で2016年、ジャングルジム形の木製展示作品が燃え、中で遊んでいた男児(当時5)が死亡するなどした火災で、重過失致死傷の罪に問われた元男子大学生2人(当時18、19歳)の控訴審判決が13日、東京高裁であった。大善文男裁判長は「重過失までは認定できず、過失致死傷罪にとどまる」と述べ、禁錮10カ月執行猶予3年とした一審・東京地裁判決を破棄し、審理を東京簡裁に移送した。 過失致死傷罪の法定刑は50万円以下の罰金で、罰金以下の罪の一審は簡裁で審理される。高裁は「地裁は管轄違いと判断するべきだった」として、簡裁で審理するのが相当と判断した。 高裁判決によると、作品は日本工業大(埼玉県)の学生グループが芸術イベントで展示した。内部に置かれた投光器が作品の飾りに使われた木くずに触れて火災が発生し、男児を助けようとした父親も重傷を負った。起訴された2人は、当日の監視当番だった。 高裁は、重過失の認定には「わずかな注意を払えば火災を予見できた、と言える必要がある」と指摘。2人は初めての当番で危険性の説明も受けていなかった▽投光器は火災前から使われていた▽投光器から一定の距離があった2人が体感した熱は温かいという程度だった、などの点を踏まえると「重過失を認めるのは困難」と判断した。 こうした事情を考慮せず、投光器の熱を体感した時点で火災の危険性を認識できたと認めた地裁判決は「不合理で、破棄を免れない」とした。 火災をめぐっては、同大の指導教員らも業務上過失致死傷の疑いで書類送検されたが、東京地検は不起訴とした。教員については東京第五検察審査会が20年に「不起訴不当」と議決したが、地検が再び不起訴とした。 両親、元大学生2人のコメント全文 判決を受けて、男児の両親と… この記事は有料記事です。残り515文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
乗船者の9割超「安心して楽しんだ」 知床、小型観光船アンケート
北海道斜里町のウトロ漁港を拠点に観光船を運航する3業者で作る「知床小型観光船協議会」による乗船客へのアンケートで、回答者の9割以上が「安心して楽しめた」と回答していることがわかった。協議会では、結果を今後の安全対策や情報提供に役立てるとしている。 調査は8月6日から実施。乗船後にインターネットで質問に答えてもらい、これまでに498人から回答を得た(文中の数値はいずれも13日時点)。 アンケート結果によると、予… この記事は有料記事です。残り499文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍無人偵察機、10月下旬以降に運用開始へ 鹿児島・鹿屋基地
鹿児島県鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地に米軍の無人偵察機MQ9を一時展開する計画で、防衛省は県と市に対し、部隊の一部が近く現地入りを始め、10月下旬以降に機体の運用を開始すると通知した。県と市が13日に発表した。 市によると、部隊の到着は「9月中旬ごろ」とされ、具体的な日時の説明はなかった。通知では、10月上旬ごろから機体などの機材を搬入し、基地内で組み立てる。下旬ごろに部隊全体の現地入りを終え、試験飛行を経て運用を始めるとしている。 これまでの防衛省の説明によ… この記事は有料記事です。残り270文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ヤクルト村上宗隆の55号本塁打 恩師らが語る、成長の「源」とは
有料記事 長妻昭明、杉浦奈実2022年9月13日 22時57分 神宮球場で13日、55号本塁打を放った、ヤクルトの村上宗隆選手。母校・九州学院高校(熊本市)野球部の恩師たちは、「偉業を成し遂げた」と村上選手の目を見張る成長ぶりに感慨もひとしおで、さらなる活躍を願った。 同校の平井誠也監督(50)は、高校時代の村上選手を部長として見守っていた。「とにかく負けず嫌いで、試合に負けた時などは人一倍悔しそうにしていた。向上心が結果につながったのかな」 高校通算52本塁打を記録し、当時から強打者として注目されていた村上選手。プロ入りしてから、さらに体格が「二、三回り」大きくなり、柔軟性も身についたように見えるという。それでも「こんな早い段階で、これまで何十年も破られなかった記録を達成するとまでは思っていなかった。進化するスピードが速い」と驚く。「本人が一番わかっていると思うけれど、これからが大切だと思います」と、さらなる飛躍への期待を語った。 前監督で、村上選手を3年間… この記事は有料記事です。残り720文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
札幌五輪、全国では北海道のみ「反対」上回る 朝日新聞世論調査
2030年冬季五輪・パラリンピックの札幌市での開催について、朝日新聞社は10、11日の全国世論調査(電話)で賛否を尋ねた。 全国では「賛成」が55%、「反対」が38%と賛成の方が多かった。ただ地域別でみると、地元の北海道だけは「反対」が「賛成」を上回った。 全国の男女別では、男性が賛成55%、反対40%、女性が賛成56%、反対35%。年齢別では、30代以下では賛成が7割前後と多かったが、年代が上がるごとに反対の割合が増え、70歳以上では反対が賛成を上回った。 支持政党別でみると、自民支… この記事は有料記事です。残り228文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
乗船者の9割超「安心して楽しんだ」 知床、小型観光船アンケート
北海道斜里町のウトロ漁港を拠点に観光船を運航する3業者で作る「知床小型観光船協議会」による乗船客へのアンケートで、回答者の9割以上が「安心して楽しめた」と回答していることがわかった。協議会では、結果を今後の安全対策や情報提供に役立てるとしている。 調査は8月6日から実施。乗船後にインターネットで質問に答えてもらい、これまでに498人から回答を得た(文中の数値はいずれも13日時点)。 アンケート結果によると、予… この記事は有料記事です。残り499文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
路上の男性ひき逃げの疑い、60歳男逮捕 650メートル引きずりか
2022年9月13日 21時12分 無免許で車を運転し、男性に重傷を負わせて逃げたとして、大阪府警は13日、無職の米倉敏之容疑者(60)=大阪市東住吉区桑津1丁目=を殺人未遂と道路交通法違反(無免許、ひき逃げ)の疑いで逮捕し、発表した。府警によると、約650メートルにわたって男性を引きずっていた。米倉容疑者は「無免許で運転したが、何かを引きずっているとは思わなかった」と容疑を一部否認しているという。 西成署によると、米倉容疑者は8日午後6時25分ごろ、同市西成区内の路上で無免許で軽乗用車を運転中に男性をはね、その後、車底部に巻き込み、引きずったまま走行。男性に急性硬膜下血腫や胸や腰の骨折などの重傷を負わせて逃げた疑いがある。男性は70代とみられ、路面に尻をつけた姿勢で道路を横断していたという。 米倉容疑者は13日午前4時過ぎに同署へ出頭。「事故のニュースを見た。同じ時間、場所で無免許で車を運転した」などと話したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
意表つく北朝鮮のゲリラ外交 出発直前まで拉致被害者の子たち現れず
外務省で朝鮮半島を担当する北東アジア課の首席事務官だった山本栄二氏(65)が初めて北朝鮮を訪れたのは、1990年9月。金丸信元副総理や田辺誠社会党副委員長ら自民、社会両党国会議員の訪朝団に、川島裕・アジア局審議官(80)とともにオブザーバー(お目付け)役として同行した。国交のない北朝鮮に外務省職員が訪問するのは戦後初めてのことだった。 金丸氏ら一行は平壌から約160キロ離れた妙香山(ミョヒャンサン)で金日成(キムイルソン)主席と会談した。会談を終え、平壌に戻る列車が出発した後、訪朝団事務局の武村正義議員(88)が「大変だ。金丸先生が拉致された」と言った。金主席が「2人だけで話がしたい」と言い出し、金丸氏ら4人だけが現地に残ったということだった。 平壌に戻った山本氏らは、日朝の外務省同士の実務者協議に臨んだ。北朝鮮側は「国交正常化(交渉)をやろう」と言い出した。川島氏が驚き、「今までは南北分断につながるから反対と言ってきたではないか」と確認すると、相手は「変わりました」という。日朝の正常化交渉は翌91年1月から始まった。 交渉の経験を著書「北朝鮮外交回顧録」にまとめた山本氏は、北朝鮮側の意表をつく行動についてこう分析する。「重要な日程を直前に伝えるのは、日本側に対応する余裕を与えず、自分たちのペースで事を運ぼうという思惑があるのだろう。金日成氏は戦争中、抗日パルチザンとしてゲリラ活動をした。北朝鮮は外交もゲリラ的だった」 2002年と04年の2回、小泉純一郎首相(80)が訪朝したときも、山本氏は平壌入りした。02年は先遣隊の現地準備本部副本部長として、また04年は本部長として宿舎の手配や通信面などの準備を取り仕切った。 東京の外務省からの指示は「… この記事は有料記事です。残り705文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル