栃木県栃木市入舟町の栃木高校で3日、「栃高祭」が開かれ、一番の人気プログラム、水泳部の「栃高ウォーターボーイズ」が披露された。受験を控えた3年生7人も思いを込めた演技を見せ、3年間の活動に区切りをつけた。 コロナ禍の影響で栃高祭は2020、21年は学内だけの公開だった。今年は事前申込制で人数制限をし、体調確認を徹底したうえで、一般公開された。3年生には初めての「公演」だ。 「子供の頃から見にきていました。ここでウォーターボーイズをやるのが、栃高に進んで一番の夢だったんです。アイドルになれる瞬間ですから」と高久遥希(はるき)君は話す。3年生一人ひとりが選曲し、振り付けまで担当するのが伝統だ。 栃高は男子校。学園祭は女子高校生が校内に来てくれる数少ない機会だ。「近くの栃女(栃木女子高)や宇女(宇都宮女子高)からも来るんです」と高橋寛人君。「水上に舞う漢達(おとこたち)の姿をぜひご覧ください!」と書かれたポスターが校内に貼られた。約150人が集まったプールサイドには保護者のほかに、セーラー服姿もあった。 栃高ウォーターボーイズは今年で10回目。同校水泳部のOBで顧問の宮下諒教諭(33)は「僕らの時にはなかった企画」という。県南地域では旧・足利高校以来、2003年から続いている。3月まで足高で勤務していた宮下先生は「足高を離れてウォーターボーイズとも縁が切れたかと思ったのですが……」と笑顔を見せた。 足高のウォーターボーイズは… この記事は有料記事です。残り585文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
服のまま海に飛び込み男性救助 「うっすら覚えてた」救命講習生かす
【兵庫】夏真っ盛りの8月上旬。 神戸市灘区の会社員、崎山亮太さん(41)は仕事が休みだったこの日、午前中から趣味のランニングで汗を流していた。 午前11時ごろ、中央区のHAT神戸近くの海岸沿いを通りかかった時だった。 バタバタバタ。 海のほうから音がする。 目をやると、男性(18)がおぼれ、友人らしき数人が助けようとしていた。 「仲間が助けに入っているし大丈夫かな」。いったんは走りすぎようとしたが、横目でちらちらと見ていると、救助はてこずっている様子に見えた。 「やらなくて後悔するよりやって後悔したい」 海岸へ走り、ランニングウェアのまま海に飛び込んだ。 小学生のときに水泳を習っていて泳ぎは得意な方だったという崎山さん。おぼれる男性の下に入って体を持ち上げ、岸辺に引き揚げた。 男性は白目をむいて意識がなく、海水を飲んだ様子だった。崎山さんが心臓マッサージをし、人工呼吸を繰り返すと、男性は海水を吐き出した。 その後救急車で運ばれ、一命をとりとめた。 崎山さんは、数年前に会社で受けた市民救命士講習の経験をうっすら覚えていて、心臓マッサージと人工呼吸につながったという。 「男性が助かり元気だと知ってホッとしました。行動してよかった」。崎山さんには、人命救助への貢献をたたえる「のじぎく賞」が葺合署から贈られた。(熊谷姿慧) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Tsuyoshi Wada wins second straight start as Hawks preserve PL lead
Fukuoka – Former Chicago Cub Tsuyoshi Wada allowed two runs over five sharp innings to help pitch the Fukuoka SoftBank Hawks to a 4-2 win Tuesday over the Tohoku Rakuten Golden Eagles to preserve their slim Pacific League lead. At PayPay Dome, Wada (5-4) allowed just three hits and no […]
狩猟でも日常生活でも相棒だった? 手厚く葬られていた縄文犬
世界遺産 縄文遺跡をゆく⑫ 二ツ森貝塚 青森県七戸町の二ツ森貝塚は「縄文犬」が出土したことで知られる遺跡である。縄文時代の犬の骨は日本各地の遺跡で見つかっているが、二ツ森のそれは幼犬で、ていねいに埋葬されていたらしい。 遺跡までの最寄り駅は東北新幹線の七戸十和田駅で、そこから北東へ10キロほど。バスもあるが1日に数本のため、タクシーで行くことにした。 七戸町は北海道などと並んで、競馬に出場する子馬などを育成する牧場があることで知られる。車はそんな牧場を見ながら走っていく。20分ほどすると、二ツ森貝塚が見えてきた。 二ツ森貝塚は史跡指定面積11万平方メートル。総面積は47万平方メートルに及び、青森県の貝塚の中でも最大級の広さを誇る。 遺跡の東に案内所が建てられており、見学者はそこの駐車場に車をとめて遺跡を見て回る。しかし、所々にモニュメントらしい器物が見えるほかは一面の草っぱらだ。 縄文犬の出土地を探して、園… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3年前の高校生からの手紙 人生変えたレコード、思いもよらぬ恩返し
名古屋の新栄町駅近くにある「ラジオデイズ・レコード」。 5年前に店主の山田祐二さん(60)がひとりで始めた中古レコード店だ。 週末は開店直後から音楽好きでにぎわい、それぞれが思い思いにレコードを「掘る」姿が見られる。 3年前の11月1日、高校生くらいの男の子が祖父とともに来店した。 平日の昼間なのに、学校はどうしたんだろう? そんなことを思いながらも、山田さんは「おっ、若い子が来るなんてうれしいね」と声をかけた。 彼はやはり高校生で、はるばる金沢から祖父の車でやってきたという。 好みを尋ねたら、少し照れながら「ジャズが好きなんです」と言った。 ベースが好きだというので、それならばと入荷したてのLPレコードを勧めた。 サム・ジョーンズの「ザ・ソウル・ソサエティ」だ。 シティポップにも興味があるというので、山下達郎の「FOR YOU」も引っ張り出してきた。 話をしたのは20分ほどだったと思う。 彼は25枚、約8千円分のレコードを購入した。 帰り際に「必ずまた来ます」と言い残して。 3年後に届いた手紙 今年7月上旬、ラジオデイズ・レコードに簡易書留の封筒が届いた。 「こわれもの」のシールが貼られていて、中には手紙も入っている。 筆圧の弱い、たどたどしい字で「2019年11月1日に金沢から訪れた、当時高校生だったものです」とあった。 あぁ、あの時の高校生か。 そう思いながら読み進めると、驚くべき内容が書かれていた。 ◇ 買った20枚以上のレコード… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
500年の歴史で初…屋形船、ミドリムシ由来の燃料で動く 都がPR
江戸時代から500年の歴史を持つ東京・隅田川の屋形船をミドリムシで動かす――。そんな試みを6日、都などが1週間限定で始めた。昔は人力で動かし、最近は軽油が動力の源になっている屋形船。令和の時代はミドリムシが動かすことになるか。 6日午後。視察に訪れた小池百合子知事を乗せた屋形船が、浅草橋の船宿を出発した。船の関係者に速度を質問して「10キロほど」と教えられると、「(速すぎると)天ぷらも食べられないわね」。約1キロ離れた新大橋までを往復し、約15分間、隅田川を遊覧した。 ミドリムシや食用油・・・、ジェット機などに活用も 具体的には、微細藻類であるミドリムシから抽出した油脂や、使用済み食用油を原料とするバイオディーゼル燃料「サステオ」を使用する。バイオ企業の「ユーグレナ」(港区)が2020年に開発した次世代燃料だ。 燃焼時には温暖化の原因とな… この記事は有料記事です。残り459文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
500年の歴史で初…屋形船、ミドリムシ由来の燃料で動く 都がPR
江戸時代から500年の歴史を持つ東京・隅田川の屋形船をミドリムシで動かす――。そんな試みを6日、都などが1週間限定で始めた。昔は人力で動かし、最近は軽油が動力の源になっている屋形船。令和の時代はミドリムシが動かすことになるか。 6日午後。視察に訪れた小池百合子知事を乗せた屋形船が、浅草橋の船宿を出発した。船の関係者に速度を質問して「10キロほど」と教えられると、「(速すぎると)天ぷらも食べられないわね」。約1キロ離れた新大橋までを往復し、約15分間、隅田川を遊覧した。 ミドリムシや食用油・・・、ジェット機などに活用も 具体的には、微細藻類であるミドリムシから抽出した油脂や、使用済み食用油を原料とするバイオディーゼル燃料「サステオ」を使用する。バイオ企業の「ユーグレナ」(港区)が2020年に開発した次世代燃料だ。 燃焼時には温暖化の原因とな… この記事は有料記事です。残り459文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
一度は閉館したミニシアター 観客「ゼロ」の逆境からV字回復の秘策
猥雑(わいざつ)さと懐かしさが同居する横浜・伊勢佐木町エリアに、ミニシアター「横浜シネマ・ジャック&ベティ」はある。 開館から31年。一度は閉館に追い込まれながらも、劇場スタッフの地道な取り組みが実を結び、観客数もV字回復を果たした。動画サイトが興隆するミニシアター「冬の時代」。生き残りのひけつとは。 是枝裕和監督「支配人の顔が浮かぶ」 是枝監督も「支配人の顔が浮かぶ」 京急黄金町駅から大岡川を渡り、鎌倉街道へと向かう伊勢佐木町エリア。かつてこの地域に立ち並んでいた芝居小屋が映画館へと姿を変え、昭和40年前後には30軒以上が立ち並んでいたという。だが時代と共に次々と姿を消し、今では2軒が残るのみだ。 その一つ、「横浜シネマ・ジャック&ベティ」を8月下旬、映画監督の是枝裕和さんが訪れた。 最新作「ベイビー・ブローカー」の上映に合わせたトークイベントの冒頭、是枝さんは満員の客席に向かってこう語りかけた。「こういうご縁のある映画館、支配人の顔が思い浮かぶ映画館に来て客席のみなさんとお話をすることが、映画をお届けする一番の形だと思っています」 定員276人の客席にゼロの日も コロナ禍で一層厳しい状況に… この記事は有料記事です。残り1328文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「あと5点上がるなら…」過熱する中学受験、親が自分を保つには
夏休みも終わり、中学受験に向けて勉強している子どもたちは、模試などが本格化する季節を迎えます。子どもや保護者は、どんな心持ちで受験に向かえばいいのでしょうか。中学受験をテーマにした作品で知られる3人の作家に聞くシリーズの3回目は、佐野倫子さん。東京都港区在住の母親の目線で描かれた中学受験の小説「御三家ウォーズ」の作者です。都心で過熱する中学受験の実情と、それに挑む母の心構えを聞きました。 受験ってかわいそう? ――「御三家ウォーズ」は「東京カレンダーWEB」で2019~20年に連載され、中学受験に関心がある層の注目を集めていました。受験をテーマに書こうと思ったきっかけは。 11年前、出産を機に、夫の職場にも近い東京都港区に引っ越しました。 そうしたら、周囲の受験への関心が非常に高くて。当時はうちの子も小さく、小学校受験の話で周囲が盛り上がっていました。いろいろ調べ、様々な人の話を聞くなかで、多くのエピソードが集まってきました。 私自身、小学校受験も中学校受験も経験していたのですが、経験しなかった親御さんから「受験ってかわいそうだよね」というニュアンスで聞かれることが多かったんです。 ただ、私は一概にはそうとも… この記事は有料記事です。残り3863文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Au Japon, le souffle du Coca dans le « verre des Ryukyu »
Des verres Ryukyu dans une vitrine à Okinawa (Japon), en décembre 2011. FLICKR / K_T LETTRE D’OKINAWA Une puissante rafale fait trembler le toit de tôle ondulée noire. Le bruit couvre le ronflement du massif four du verrier, qui tourne à plein régime au cœur de l’atelier de forme hexagonale. […]