川田惇史2022年10月3日 19時21分 プロ野球のパ・リーグでオリックスが2年連続で優勝したことを受け、大阪市の松井一郎市長は3日、記者団に、11月3日に市内の目抜き通り「御堂筋」で優勝パレードを開く準備を進めていると明らかにした。 パレードは11月3日に御堂筋を歩行者天国にして開くイベント「御堂筋オータムパーティー2022」に合わせて実施する予定。松井市長は「奇跡的な逆転優勝だった。大阪がこれでまた盛り上がる」と語り、以前からオリックス側に優勝した際のパレード開催を打診していたと明かした。 オリックスの御堂筋でのパレードは、昨年も計画されたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため見送りになっていた。オリックスは昨年、日本シリーズでヤクルトに敗れ、日本一を逃しており、松井市長は「これからクライマックスシリーズがあるんで、喜びすぎてもあれなんで。とにかく去年の借りを返す形を作ってもらいたい」と期待を述べた。(川田惇史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
社員の不正送金で大損害と思ったら…思わぬ利益50億円 使い道は
不正送金された会社の資金が50億円以上増えて戻ってきた――。ソニー生命保険の子会社の口座から約168億円を不正送金したとして、詐欺罪などに問われた元社員の裁判で、同社幹部が法廷に出廷し、こう証言した。被害金の回収の際、何があったのか。 起訴されているのはソニー生命の元社員・石井伶被告(33)。検察側によると、2021年5月、業務上の正規の資金移動を装い、英領バミューダ諸島にあった同社の子会社「SAリインシュアランス」(SA社)の口座から、別の米銀行の口座に約1億5493万米ドル(約168億円)を不正に送金し、全額を暗号資産「ビットコイン」に交換したとされる。 東京地裁で6月に始まった公判で石井被告は起訴内容を認め、「眠っている会社の資金を投資して有効活用し、利益が出た段階で会社に全額返還するつもりだった。その上で示談交渉し、利益の一部をもらいたいと思っていた」と動機を語った。 イーロン・マスク氏の発言で 被告は、ハワイ大学でファイナンスや国際ビジネスを専攻し、大学時代も株式投資をしていた。 13年にソニー生命に入社後… この記事は有料記事です。残り564文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
レンタカーのワーゲン乗り回し、組員が横領容疑 名義の知人も逮捕
岩田恵実2022年10月3日 19時29分 知人名義で借りたレンタカーを返却せずに乗り回していたとして、警視庁は指定暴力団稲川会系組員の一條大樹容疑者(26)=住居不詳=を横領容疑で逮捕し、3日発表した。同庁は同日、関係先として一條容疑者が所属する横浜市中区内の組事務所を家宅捜索した。 大崎署によると、一條容疑者は7月11日、東京都目黒区内のレンタカー店で、知人の男(25)=共謀容疑で逮捕=の名義で借りたフォルクス・ワーゲンの乗用車(150万円相当)を返却期限の同14日が過ぎても返却せず、横領した疑いがある。「返すつもりだった」と容疑を否認しているという。 返却期限を過ぎても車が戻されなかったことからレンタカー店側が同20日に署に相談。名義人となっている知人の男から署が事情を聴いたところ、男は「車を盗まれた」と虚偽の説明をしていたという。 署は一條容疑者が日常の足としてレンタカーを使っていたとみている。(岩田恵実) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
J2のロシア人選手に侮辱投稿 対戦相手のサポーター、炎上し削除
サッカーJ2のモンテディオ山形のサポーターが、J2・アルビレックス新潟のイッペイ・シノヅカ選手(27)=ロシア国籍=に対し、SNS上で侮辱する投稿をしていたことがわかった。山形は「投稿は到底看過できるものではない。発言者に然(しか)るべき対応を行う」などとするコメントを発表した。 山形がホームで新潟と対戦(1―1で引き分け)した1日午後、サポーターの一人がツイッターに、シノヅカ選手を人種的に差別する文章を投稿。両クラブのサポーターなどから批判が殺到した。約15年にわたって山形を応援している東根市の男性(48)は「多くのサポーターが多様性を大切にしている中、選手の心を傷つける悲しい投稿だった」と語った。 山形は試合後、ホームページに声明文を発表し、関係者らに謝罪。「個人や集団を攻撃、脅迫、侮辱する行為や発言については法的措置も辞さない強い態度で臨む」としたうえで、「全ての人たちが元気に暮らせる社会を創り上げていく」と強調した。差別発言を投稿したサポーターは翌2日までに、ツイッター上で謝罪し、投稿を削除した。 ■選手らへの人種差別相次ぐ… この記事は有料記事です。残り547文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3年ぶりの「さっぽろ雪まつり」、市が自衛隊に像作り支援要請
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秋篠宮ご一家、ブータン王女と王子と懇談 悠仁さまも王女と再会
多田晃子2022年10月3日 21時45分 秋篠宮ご一家は3日、東京・元赤坂の秋篠宮御仮寓所(ごかぐうしょ)で、来日中のブータンのソナム・デチェン・ワンチュク王女と、その息子の王子2人と懇談した。 宮内庁によると、王女は先月27日の安倍晋三元首相の国葬への参列と、前国王が受賞したブループラネット賞の表彰式に名代として出席するため来日した。ご一家と王女や王子らは、庭に咲いている金木犀(きんもくせい)や白萩を眺めた後、御仮寓所で1時間ほど懇談したという。 秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さまは2019年8月、ブータンを私的に旅行した。悠仁さまにとっては初の海外訪問で、滞在中は、ご夫妻と共にワンチュク国王夫妻を表敬訪問した。同庁によると、この時、王女とも対面したという。(多田晃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3歳児死亡から1カ月、川崎幼稚園が再開 保護者「信じるしかない」
有料記事 魚住あかり、山崎琢也、黒田壮吉2022年10月3日 20時59分 送迎バスに3歳の女児が取り残されて死亡した事件を受け、休園していた静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」が3日、約1カ月ぶりに保育を再開した。再発を防ぐために登園時の人数確認などのマニュアルを改定し、増田多朗理事長は「皆さんに安心安全だと納得していただけるような園をめざしていきたい」と話した。 園によると、再開されたのは保育部で、約60人が登園したという。幼稚部は6日から再開予定で、バスによる送迎はマニュアルなどが整備されるまで中止する方針だ。 3日夕、車で迎えにきた母親は「園を信頼して任せるしかない」と話した。別の保護者は「子どもがにっこり笑っていたから、うれしかったんだと思う。改めて園は必要な場所だと思った」と話す。一方で、「野外学習でバスに乗ることもあると思う。点呼をしっかりしてほしい」と安全対策の徹底を求めた。 理事長によると、担任らが午… この記事は有料記事です。残り539文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
学校は「いじめと思う感覚足りず」 調査委、不登校との関係認める
熊本県立東稜高校に通っていた男性(23)が在学中のいじめ被害を訴えている問題で、学校が設置した第三者委員会が3日、1年3カ月に及ぶ調査をまとめた調査報告書を公表した。いじめを認定し、不登校との因果関係も認めた。また、当時、男性が相談したのにいじめと認めず、県教育委員会に報告しなかった学校の対応は「問題」だと指摘した。 22ページにわたる報告書には、男性が入学直後から複数の同級生にいじめられ、不登校を余儀なくされた経緯が克明に書かれている。 7年間、いじめの被害を訴え続け、ようやく認められた男性はこの日会見を開き、報告書を「今までの苦しみを理解しようとする気持ちが伝わるものだった」と評価した。学校に対しては「違った対応があれば私も家族ももっと違う人生を送っていたでしょう」と述べた。 男性は2015年に同校に入学。複数の同級生からいじめを受けたと在学中に訴えたが学校はいじめを否定、不登校との因果関係も認めなかった。その後、男性は2年生だった17年2月に通信制高校に転学した。 男性の相談を受けた県弁護士会が、いじめ防止対策推進法上の「重大事態」として調査するよう求める要望書を20年に県教委に提出。男性自身も県教委に要望し、昨年7月に、第三者委員会の調査が始まった。 報告書では、1年生から2年… この記事は有料記事です。残り809文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「確信歩き」や座る位置は高校時代から 村上の三冠王に元相棒ら感激
有料記事 杉浦奈実、吉田啓2022年10月3日 21時03分 3日、史上最年少の三冠王に輝き、DeNA戦で王貞治氏を超えるシーズン56号本塁打を放ったヤクルトの村上宗隆選手(22)。かつて地元・熊本でともに汗を流した仲間たちの心に残っているのは、その才能以上に、ひたむきに努力する姿だった。 九州学院高校の1学年後輩で、捕手だった村上選手とバッテリーを組んでいた東洋大学4年の田尻裕昌さん(21)は「ムネさんなら絶対やってくれるだろうと思っていた」と喜んだ。王氏と並んだ55号以降、三冠王もあってプレッシャーがあっただろうが、高校時代からの練習態度を見てきたので、「応援したい」と、見られる試合は全部見てきた。本塁打を打てなくなった時期も、慌てる様子がなく、自分のペースでやっているように見えたという。ダイエーホークス(当時)で平成唯一の三冠王に輝いた、松中信彦氏に続く熊本県出身者の活躍がうれしい。「おめでとうございますとラインで伝えます」と言葉を弾ませた。 高校時代の村上選手は主軸・主将・捕手と、チームの大黒柱だった。内角をしつこく攻めたり、外角一辺倒にしてみたりと、大胆な配球をする捕手だったという。今季の活躍は配球を読む力に捕手の経験が生き、また、チームの勝利を第一に考える人間性や、結果に満足しない向上心がもたらしているのでは、と推し量る。 ベンチの中で監督の近くに座… この記事は有料記事です。残り1040文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
顧問、顔殴った翌日も生徒をたたいて蹴る 校長会見「心からおわび」
兵庫県姫路市の姫路女学院高校は3日、ソフトボール部顧問の40代男性教諭が部員の女子生徒(1年)の顔をたたいてけがを負わせていたとして、校長らが会見を開き謝罪した。保護者からは全治1カ月で、ショックで登校できない状態だと連絡があったという。男性教諭は自宅謹慎中で、同高は懲戒処分を検討している。 会見で摺河(するが)祐彦(まさひこ)校長は「生徒やご両親、その他の生徒にもショックや不安を与え申し訳ない。心からおわび申し上げます」と話した。 学校によると、男性教諭は、9月24日に兵庫県内であった地区大会で、女子生徒がユニホームを忘れたことに腹を立て、平手で生徒の左のほおを殴った。たたく前に生徒の母親と電話で話した際には「たたきますよ」などと言ったという。母親は学校に対して「まさか本当にたたくとは思わなかった」と話したという。 生徒はたたかれた後も試合会場に残っていたが、教諭は「帰れ、お前なんかいらん」などと話したという。生徒はたたかれた影響で口を開けにくい状態になり、保護者からの連絡によると、あごが外れた外傷性開口障害と診断された。 翌25日にも試合があり、男性教諭は生徒に対し「反省しているのか」などと声をかけながら、頭をたたいたり、腰のあたりを蹴ったりしたという。学校は「ふざけた感じでたたいたりしたようで、24日の行為よりは弱い力だったようだが、体罰にあたるとみている」と説明した。 学校によると、生徒は25日… この記事は有料記事です。残り279文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル