有料記事 小川崇、角詠之、高絢実、松永和彦、板倉大地2022年10月15日 15時00分 鉄道車両への防犯カメラの設置状況について、朝日新聞が全国の主な26鉄道事業者にアンケートしたところ、この1年間で設置車両が少なくとも17事業者で計約1130両増えていたことがわかった。近年、乗客が無差別に刃物などで襲われる事件が相次ぎ、鉄道各社は対策を強化している。国はカメラの設置を義務化する方向で議論を進めている。(小川崇、角詠之、高絢実、松永和彦、板倉大地) 京王電鉄は13日、東京都内の車両基地で、安全対策のため導入した設備を報道陣に公開した。昨年10月、京王線を走行中の車両内で男が刃物を振り回して火を放つ事件が発生し、17人が重軽傷を負った。 事件を機に、京王電鉄は映像をリアルタイムで指令所などから見られる新型のカメラの導入を決めた。8月から全約860両のうち180両に取り付け、2023年度末までに全車両に整備する予定という。現場と本社などを音声や映像でつなぐコミュニケーションシステムも導入した。 京王の鉄道テロ・災害対策担当課の重岡剛雄課長は「昨年の事件の一番の課題だった、早期に車内状況を把握する設備を整備させていただいた」と話す。 鉄道開業から14日で150年の節目を迎えるのを機に、朝日新聞は安全性が一層問われている鉄道の主要26事業者に防犯カメラの設置状況を尋ねた。その結果、昨年秋に少なくとも2907両だった設置車両が、4034両となり、急速に増えていることがわかった。 最近、通勤車両でもよく見かける防犯カメラ。主な26鉄道事業者にアンケートをすると、様々な事情や導入理由があることがわかりました。導入のきっかけは「つり革の窃盗」と答えた社も。記事後半では、設置状況をまとめた26事業者分の回答結果を掲載しています。 事件受け、配備計画を6年前倒し 東京メトロは京王線での事件… この記事は有料記事です。残り2783文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ツイッター「いいね」きっかけか、9月にも接触 札幌・死体遺棄事件
有料記事 角拓哉、平岡春人、石垣明真2022年10月15日 18時00分 札幌市のアパートで8日、北海道小樽市に住む大学生の女性(22)が遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職小野勇容疑者(53)が9月27日に女性とJR札幌駅で会っていたことが、道警への取材でわかった。事件は15日で発覚から1週間。道警は、容疑者のものとみられるツイッターの投稿などを解析し、女性が死亡した経緯を慎重に調べている。 道警によると、小野容疑者は「女性とは事件前に1度会った」と供述。道警は、2人が9月27日昼に札幌駅の改札口で会っているのを防犯カメラ映像で確認した。 捜査関係者によると、2人が知り合ったきっかけは、被害女性のツイッターの投稿に小野容疑者が「いいね」をすると、女性からメッセージが届いたことだったという。 女性は札幌の駅で下車、容疑者と合流 その後は 女性は10月3日午前10時… この記事は有料記事です。残り1254文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍元首相の県民葬、山口県内各地で反対集会「弔意の強制にあたる」
安倍晋三元首相の県民葬に反対する市民団体の集会が15日、山口県内の8地区で開かれ、計336人(主催者発表)が参加した。「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動やまぐち実行委員会」が呼びかけた。 県民葬の主会場がある下関市では、市役所前に約80人が集まり、「県民葬に反対」と書かれたプラカードや横断幕を掲げた。 「私たちの税金が原資である公金を使って県民葬を行うことは、それを望まない県民にとっては弔意の強制にあたる」とする集会宣言を拍手で採択した。 主催した「総がかり行動しも… この記事は有料記事です。残り229文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
祭りの山車がUターン中に突然後退、ひかれた男性死亡 愛知県豊田
2022年10月15日 18時25分 15日午前9時50分ごろ、愛知県豊田市十塚町1丁目の市道交差点で、同市喜多町3丁目、自営業河合武さん(48)が挙母祭りでひき回し中の山車にひかれ、搬送先の病院で死亡した。 豊田署によると、河合さんは山車後方の棒で方向などを調整する8人の担当の1人。山車をUターンさせる最中に山車が突然後退し、ひかれたという。 主催の保存会のホームページなどによると、江戸時代初期にさかのぼる同市中心部の伝統の祭り。8両の山車のうち、事故を起こしたのは西町の山車だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3基の神輿が激突 「灘のけんか祭り」で最大の見せ場の神輿合わせ
2022年10月15日 18時30分 「灘のけんか祭り」として知られる松原八幡神社(兵庫県姫路市)の秋季例大祭の本宮が15日にあった。 最大の見せ場は、神社から800メートルほど離れた御旅山(おたびやま)のふもとの練り場で、3基の神輿(みこし)をぶつけ合う「神輿合わせ」。締め込み姿の担ぎ手たちが「ヨーイヤサー」のかけ声で神輿を激しくぶつけ合った。 新型コロナウイルスの影響で、昨年と一昨年は神輿合わせなどが中止された。3年ぶりの通常開催となった「けんか祭り」に、多くの観客が集まった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋晴れに信長、秀吉、家康が勢ぞろい 名古屋まつり、3年ぶりの盛況
三宅梨紗子2022年10月15日 18時30分 名古屋の秋を彩る「名古屋まつり」が15日から始まった。コロナ禍で2年連続で中止となっており、3年ぶりの開催となる。秋晴れのもと、多くの観客が詰めかけ、パレードなどに見入っていた。16日まで。 まつりの見せ場は、愛知ゆかりの織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑と三姫らによる「郷土英傑行列」。沿道では観客が行列に手を振っていた。 初めて訪れたという名古屋市守山区の中世古純子さん(34)は「祭り自体も久しぶり。日常が戻りつつあってよかった」。息子の光騎君(4)は行列が通ると手を振り、「おもしろかった」と笑顔だった。 感染防止策として、一部イベントは中止。行列の様子などは公式ウェブサイト(https://www.nagoya-festival.jp)で視聴できる。(三宅梨紗子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
曽我さん「めぐみさんと歌いたい」 拉致被害者それぞれの帰国20年
拉致被害者5人が2002年に北朝鮮から帰国して、15日で20年。新たな被害者の帰国が実現しないなか、帰国した被害者たちは心境を語り、政府に対し積極的な取り組みを求めた。 新潟県佐渡市の曽我ひとみさん(63)は15日、新潟市中央区で開かれたコンサートに参加し、北朝鮮で一時期、一緒に暮らした横田めぐみさん(拉致当時13)について「笑顔が素敵で、妹のようでした」などと思い出を語った。曽我さんは1978年8月に佐渡市で母ミヨシさんと一緒にいたとき拉致された。北朝鮮到着直後から80年ごろまで通算1年ほど、めぐみさんと同じ招待所で暮らしたという。 コンサートは、めぐみさんが77年11月に拉致されるまで新潟市の小中学校で同級生だった友人らが、めぐみさんとの再会を願って2010年から開いてきた。同級生らからめぐみさんとの思い出を聞かれた曽我さんは「めぐみさんと私の共通点は、学校の合唱部ではソプラノで、スポーツはバドミントンをしていたことです。北朝鮮では2人だけに聞こえる小さな声で一緒に日本の歌を歌いました。めぐみさんが帰ってきたら、手をつないで大きな声で合唱したい」と語った。 曽我さんは朝日新聞の取材に… この記事は有料記事です。残り1249文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「東京五輪の反省を」「札幌の起爆剤に」招致めぐりメダリストが議論
札幌市が招致をめざす2030年冬季五輪・パラリンピックは、市民に望まれているのか――。 15日にイオンモール札幌平岡(札幌市清田区)で開かれた大会招致のPRイベントでは、過去のメダリストが論戦を繰り広げた。 イベントは、招致に向けた機運を盛り上げようと同市が開いた。トークセッションに臨んだのはともに五輪メダリストの太田雄貴さん、清水宏保さんと、パラメダリストの狩野亮さん。 「東京大会の反省が必要だ。望まない五輪ならやる意味はない」 そう厳しい意見をぶつけたのは太田さんだ。 太田さんは08年北京、12… この記事は有料記事です。残り662文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
同じ滑走路に離陸機と着陸機 能登空港で重大インシデント
角詠之2022年10月15日 23時25分 15日午前10時10分ごろ、石川県の能登空港で、海上保安庁の航空機が滑走路を走行中、民間のヘリコプター1機が同じ滑走路から離陸した。国土交通省は深刻な事故につながりかねない「重大インシデント」と認定し、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を指名した。けが人や機体の損傷はなかった。 国交省によると、仙台空港から来た海上保安庁の測量機が着陸し、駐機場に向かって滑走路を移動していたところ、民間の航空会社のヘリコプターが離陸したという。運航情報官が「滑走路はクリア(他の航空機などはいない)」などと誤った情報を伝えていたという。能登空港には管制官がおらず、国交省大阪空港事務所から遠隔で業務をしている。(角詠之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
立教大が箱根駅伝へ 55年ぶりの出場決定 地元・池袋で喜びの声
来年1月の箱根駅伝の予選会が15日、東京都立川市内であり、立教大学が55年ぶりの本大会出場を決めた。ツタのからまるレンガ造りの校舎がある池袋キャンパス(豊島区)周辺では、学生や地元商店街の人たちから喜びの声があがった。 文学部2年の女子学生は、授業が終わった直後に出場決定を知った。スマートフォンで大会の様子をチェックし続けていた友人が知らせてきた。「みんなで、ものすごく盛り上がりました」。自身の伯母は強豪・青山学院大の出身。そのため、毎年家族そろって青山学院大を応援し続けていたが、「来年は思い切り、母校を応援します」。 急きょ作成した「おめでとう」のポスター 《立教大学 箱根駅伝 出場決定!! おめでとう!!》 地元の「立教通り商店街振興… この記事は有料記事です。残り321文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル