大山稜2022年10月2日 10時48分 首都高速道路環状線を高速周回する「ルーレット走行」中に追突事故を起こし相手の運転手に大けがを負わせたとして、警視庁は2日、住所不詳の30代の男を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。同庁は、男が事故当時、制限速度を約80キロ上回る時速130キロ近くで走行していた可能性があるとみている。 捜査関係者によると、男は昨年9月23日午前2時55分ごろ、東京都港区東麻布2丁目の首都高都心環状線外回りで乗用車を走行中、前方のごみ収集車に追突し、収集車の運転手の男性に3カ月以上の重傷を負わせた疑いがある。調べに対し、「事故を起こしたのは間違いないが、速度については納得できない」と話しているという。 現場は片側2車線の直線道路。男の乗用車とごみ収集車はいずれも右車線を走行しており、事故は男がごみ収集車を左側から追い越そうとした際に起きたとみられるという。ごみ収集車の男性は事故で右肩を脱臼して骨が突起したままとなるなどの障害が残ったという。 高速道路交通警察隊は当初、男を任意で調べていたが、聴取の呼び出しに応じなくなり行方をくらませていたことから、逮捕により身柄を拘束したとしている。(大山稜) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani signs MLB-record $30 million deal with Angels for 2023
Los Angeles – Two-way star Shohei Ohtani signed a one-year deal worth $30 million to remain with the Los Angeles Angels for the 2023 season, the club announced Saturday. The 28-year-old inked the largest-ever MLB deal for a player eligible for arbitration, surpassing the $27 million given to Mookie Betts […]
悠仁さま、お一人で伊勢神宮に参拝 「生きる正倉院」も見学
2022年10月1日 18時17分 秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さまが1日、三重県伊勢市の伊勢神宮に参拝した。宮内庁によると、今回は私的な訪問で、お一人での参拝は初めて。 悠仁さまはスーツ姿で1日午後、伊勢神宮の外宮と内宮にそれぞれ参拝。その後、市内の神宮美術館を訪れ、伊勢神宮の神宝と、正倉院宝物の精巧な模造品が展示された特別展「生きる正倉院―伊勢神宮と正倉院が紡ぐもの―」(11月9日まで)を見学した。 神宮司庁の関係者らの案内で展示品を一つひとつ見て回り、伊勢神宮の神宝の琴について、「(弦は)切れないものですか」「製造年はいつですか」と質問した。神宝と正倉院宝物との共通点、違いについて特に関心を示したという。 外宮から内宮へ移動するときには、沿道の人々に会釈する様子もみられた。 宮内庁によると、悠仁さまは2013年3月に秋篠宮ご夫妻、次女佳子さまと一緒に伊勢神宮に参拝している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
参院選に挑んだ「コリア系日本人」 金泰泳さんが探る在日の新しい姿
今年7月の参院選に、日本国籍を取得した在日コリアンが立候補した。東洋大学教授の金泰泳(キムテヨン)さん。これまで朝鮮籍、韓国籍、日本籍と変えてきた。「国籍はアイデンティティーの一部だが、着脱可能なもの」と語る金さんが考える、これからの在日の姿とは。 韓国籍でしたが、2009年に日本国籍を取得しました。「内側」から日本を変えたいとの思いが強くなったためです。落選はしましたが、金泰泳の名前で今年の参院選に立候補しました。 1963年、愛知県生まれ。専門は社会学。父は在日1世、母は2世。日本名は井沢泰樹。 生まれた時は朝鮮籍。高校まで通名で生活していました。生まれ育った町には在日が多く住んでいましたが、隠して暮らす人が大半でした。だから、誰が在日なのかわからず、仲間意識もなかった。 学校で在日への差別発言を聞いたり、同級生の出自が暴かれたりしても、周囲にあわせて笑ったり、逆に黙って知らぬふりをしたりしていました。「いつ自分が標的になるか」と怖かったからです。罪悪感より、自分を守ることが第一でした。被差別部落出身の青年を描いた島崎藤村の「破戒」を読んだ時、自分のことだと思いました。 転機は進学です。家計が苦しくて、選んだのは、大阪市立大学の夜間部でした。そこで知り合った在日たちは、本名を隠さずに生きていました。それが、まぶしかった。18歳の時、級友の前で「これからは金と呼んでほしい」と、本名を宣言しました。そこから、韓国語も学び始めました。 よかったことばかりではありません。本名を名乗ったら、アルバイトをクビになったこともありました。 本名で暮らす在日コリアンたちに出会い、民族意識にめざめた金泰泳さんですが、在日の子どもたちへの教育に関わる中で、自分に起きた変化にも疑問の目を向け始めます。また、民族教育の理念が抱える矛盾にも直面します。記事後半で語ります。 在日の子を対象にした民族学… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小さな油断が大きな事故 山岳救助隊が語る秋の登山で遭難を防ぐ5点
登山はちょっとした油断が大きな事故につながることがある。そして、ひとたび遭難をすれば、救助は簡単ではない。今夏は山岳遭難が増えた。秋山シーズンを迎え、山に入る人は注意が必要だ。 警察庁によると、全国で今年7~8月の山岳遭難者は786人で前年より189人増え、統計が残る1968年以降で2番目に多かった。コロナ禍3年目の夏で行動制限がなかったこともあり、全国で遭難が相次いだ。 今年に限らず、遭難で最も多い原因は道迷い。次いで、滑落や転倒が目立つ。その背景には、登山者の疲労もある。 ぬかるみで転倒、足首に激痛 2年前の夏、大阪府和泉市の会社員・守山忠志さん(60)と妻の晴江さん(57)は初めて訪れた尾瀬で遭難した。 尾瀬は福島、群馬、新潟の3県にまたがる人気エリア。夫妻は日本百名山で東北最高峰の燧ケ岳(ひうちがたけ)(標高2356メートル)に登ったが、選んだルートが巨岩の連続で体力を奪われた。 天候が悪くなりそうで、最終バスの時間も気にしながら下山。ぬかるみを避けて歩くときに晴江さんが転倒し、右足首が激痛で歩行困難になった。 携帯電話は「圏外」。忠志さんが人がいる場所まで1時間ほど下山し、救助を要請した。地元の消防から山岳救助隊が向かい、降り始めた大雨と暗闇の中で隊員が交代で背負って下山した。 晴江さんは右足首の骨が折れ、脱臼もする重傷だった。海外の山を登った経験があり、装備も備えて臨んだが、思わぬ大けがを負った。「疲れや時間的な焦り、ぬかるんだ山道もあったが、ふとした油断があった」と晴江さんは振り返る。 救助にあたったのは、尾瀬など福島県南西部の山岳地帯をエリアに持つ南会津地方広域市町村圏組合消防本部。全国の状況と同様に、この夏はあわただしかった。 8月下旬、福島と栃木の県境にある那須連山の三本槍岳(さんぼんやりだけ)(1917メートル)で、小学生と父親の親子を救助した。50メートル先が見えないような深い霧に包まれる中、疲労でともに動けなくなっていたという。 ゆとりを持った行動を 同消防本部は秋山シーズンの登山について、装備や登山計画書の提出、家族に行き先を伝えるといった基本的な対策に加え、次の点に注意を呼びかけている。 ①日没が早いので、時間にゆとりをもって計画する。日没に備え、ヘッドライトを携行する。ヘッドライトはヘリコプターから発見する時の手がかりにもなる。 ②寒暖の差が大きいので、重ね着の組み合わせを工夫し、着替えも準備する。体温が下がると、足が動かなくなるおそれがある。 ③気温差によってガスの発生が頻繁になり、進行方向を見誤る可能性が高くなるので、地図やコンパス、登山者向けの地図アプリ「YAMAP(ヤマップ)」などで細かく確認する。 ④体温を下げないために、温かいお湯を準備する。バーナーなどの野外用調理器具を携行する。 ⑤クマやイノシシなどの野生動物から身を守るために、熊鈴や笛、撃退スプレーを準備する。 登山だけでなく、秋は例年、キノコ採りで山に入った人の遭難も相次ぐ。特にキノコ採りでは場所を秘密にするために、行き先を知らせずに出かけることも少なくないという。そして、秋は日没も早く、救助は時間との戦いにもなる。 同消防本部で長く山岳救助隊長を務めてきた星竜平・警防課長補佐は「山を楽しむためにも、自分は大丈夫だと過信せずに安全への備えを再確認してほしい」と話す。(張春穎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
スッポンで闘魂「逆注入」した飲食店主 猪木氏の死を悼む
1日に亡くなったアントニオ猪木さんは、約15年前から大阪市福島区の飲食店「手料理 右近」を訪れていた。店主の岩本張男さん(55)によると、猪木さんは笑顔でギャグを言って周りを楽しませ、「みんなに元気を与え、自分自身もパワーをもらっているようだった」という。 猪木さんから「いろんな人からもらうけど、自分で食べるおせちは君のところのだよ」と言われ、年末によく、おせち料理を贈っていた。油性ペンで「闘魂」と書いた器を送り返してもらったこともあるという。 昨年9月には、病気療養中だ… この記事は有料記事です。残り205文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
両陛下、栃木国体に出席 笑顔で手を振る皇后雅子さま
多田晃子2022年10月1日 18時50分 天皇、皇后両陛下は1日、宇都宮市で開かれた第77回国民体育大会の総合開会式に出席した。両陛下の地方訪問は2020年1月以来で、新型コロナの感染拡大後初めて。 天皇陛下は「おことば」で、国体が新型コロナの影響で、3年ぶりの開催になったことについて触れ、「日頃の練習の成果を十分に発揮されるとともに、改めてスポーツのすばらしさを実感しつつ、お互いの友情を育み、地元栃木県の皆さんとの一期一会を大切にして、すばらしい思い出を作ってください」と述べた。今年の夏の大雨や台風による被害にも言及し、「被災され、様々な苦労をされている多くの方々のことを案じております」と語った。 この日の陛下は水色のネクタイを着け、皇后さまは上下青色のスーツ姿。炬火(きょか)台への点火や、ダンスパフォーマンスなどを見て、盛んに拍手を送っていた。 今回の訪問では、新型コロナの感染拡大を防ぐため、両陛下は皇居から車を使い、栃木県を訪れた。県によると、開会式の会場近くの沿道などで出迎えた人は約5千人。両陛下は車の速度を落とし、応えた。 国体は、両陛下の定例地方訪問「四大行幸啓」の一つ。今回の訪問は、新型コロナの感染状況などから日帰りとなり、競技の観戦や国体関係者との交流などは行われなかった。 開会式後、両陛下は鹿沼市で福田富一知事から県勢概要を聞いた。福田知事によると、陛下はコロナ禍での国体開催について「感染防止対策に相当気を使って今日の開会式を迎えたんでしょうね」と話したという。県の特産物のイチゴも話題になり、皇后さまは、長女愛子さまが「イチゴが大好きなんです」と語ったという。福田知事は、沿道で多くの県民が両陛下の出迎えや見送りをしたことに「お喜び頂けたのかなと感じた」「心に響くものがあったと思う」と話した。(多田晃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「かっぱ寿司」社長の不正容疑事件、鍵は知る人ぞ知る「パスワード」
回転ずし大手「かっぱ寿司」運営会社社長の田辺公己容疑者(46)らが競合大手「はま寿司」の仕入れ情報が記録されたデータを持ち出した容疑などで逮捕された事件で、このデータを閲覧するには限られた社員だけが持つパスワードが必要だった。警視庁はこうした状況などから、持ち出された情報が不正競争防止法が保護する「営業秘密」にあたると判断、同法違反容疑での逮捕に踏み切ったという。 捜査関係者によると、田辺社長が持ち出したとされるデータは二つのファイルに収められていた。一つには定番商品や検討中のフェア商品についての食材やその仕入れ価格が記録。もう一つには、はま寿司が過去に扱った食材の取引先や価格情報が載っていた。 田辺社長はこのデータを、はま寿司の親会社「ゼンショーホールディングス」グループ内で勤務していた2020年9月30日ごろに入手。カッパ社に移籍後の同年11月9日ごろ、同社商品企画部長の大友英昭容疑者(42)にメールで送ったと警視庁はみている。 ただ、このデータの閲覧には、ゼンショー内の限られた社員にしか共有されていないパスワードが必要だった。そこで田辺社長は、はま寿司経営企画部長(当時)の湯浅宜孝容疑者(43)からパスワードを教えてもらい、データを閲覧できるようにしたとされる。 切り替わった捜査方針 不正競争防止法は、①閲覧に… この記事は有料記事です。残り399文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラリーカーが名古屋の官庁街を疾走 「迫力あった」
小林圭2022年10月1日 20時30分 【動画】名古屋市の官庁街を疾走するラリーカーやクラシックカー=小林圭撮影 世界ラリー選手権(WRC)日本大会「ラリージャパン2022」が愛知、岐阜の両県で11月10~13日に開催されるのを前に1日、名古屋市中区の官庁街の公道をラリーカーが走るイベントがあった。 イベントは県庁や周辺で開かれた。公道を区切ったコースをラリーカー2台が疾走し、スピンや蛇行運転、旋回などを披露した。ほかにラリーカー6台がパレードし、沿道に集まった観客は写真や動画を撮って楽しんだ。 名古屋市南区の会社員清水康司さん(49)はクラシックカーが好きで訪れたといい、「車との距離が結構近くて、迫力があった」と話した。 イベントは入場無料。2日にも同じ場所で午前10時45分~午後6時に開催される。ラリーカーのデモ走行やパレードのほか、ドライバーのトークショーなどがある。(小林圭) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
思わぬトラブル発生も「これがスタート」 只見線再開に地元わきたつ
【動画】JR只見線が11年ぶりに全線運転再開=吉田耕一郎、熊倉隆広撮影 只見線はこの日、不通が続いていた会津川口(福島県金山町)―只見(同県只見町)間の27・6キロで列車の運行が再開し、全長135・2キロがつながった。 午前5時36分、上り一番列車が小出駅(新潟県魚沼市)を出発。午前7時11分には只見駅を通過し、11年ぶりに不通区間を乗客を乗せた列車が走った。沿線の撮影スポットでは全国からの鉄道ファンらがカメラを構え、地元住民らは全線再開を祝福する横断幕を掲げ、通過していく列車に手を振った。 一番列車は、午前8時過ぎに会津川口駅に到着。ホームでは地元住民が「おかえり只見線」の横断幕を掲げ、小旗を振って歓迎した。8歳の孫と出迎えた金山町の目黒敏子さん(73)は目に涙をため、「この日を待ち望んでいた。只見線は地域の宝。乗って応援したい」と話した。 一方、思わぬトラブルもあった。午前6時8分に会津若松駅を出発した下り一番列車は、午前7時ごろ塔寺(会津坂下町)―会津坂本(同)間で緊急停止。JR東日本によると、非常ブレーキが作動したという。 このため会津若松―会津川口間で一時運転を見合わせたが、午前11時過ぎに再開した。一番列車は運休となり、約210人の乗客は会津若松と只見方面に向かう代替バスに乗り換えた。 午後2時20分過ぎ、只見駅には全線再開を記念した臨時列車「再会、只見線号」が到着。駅周辺はカメラを持った鉄道ファンや地元住民らでごった返した。 只見町で美容院を営む羽染達子さん(74)は「只見駅がこんなににぎわうのは本当に久しぶり。今日からは町民も只見線を支えていくことになる。活用に知恵をしぼりたい」と話した。 「飲み鉄」として知られる俳優の六角精児さんらが出席した福島県主催のイベントの様子を紹介します。 只見町であった県主催の記念… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル