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元寇船の木製いかり、時を超え浮上 長崎沖 CF参加者も見守る
元寇(げんこう)の舞台として知られる長崎県の鷹島沖で、地元の松浦市は1日、13世紀の日本に侵攻したモンゴル軍船の木製いかりを引き揚げた。 鷹島沖では鎌倉時代、集結したモンゴル軍船の多くが暴風を受けて沈み、その一部が確認されている。 いかりの残存部分は1・7メートルほど。空気の浮力を利用して約20メートルの海底から浮上させ、クレーンで地上に引き揚げた。 歴史的な沈没船の部材が、保… この記事は有料記事です。残り197文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
すべて忘れてしまった時、心に残るものは… 1冊の絵本から教わった
今から6年前、中川ちひろさん(40)は出版社を退職して、フリーの編集者になった。 写真家やデザイナーの本など、これまで手がけた本は70冊以上。 「横尾忠則全装幀(そうてい)集」(パイ インターナショナル)を出版したときは、美術家である横尾さんのアトリエに通いつめた。 掲載する約900点の装丁すべてにコメントがほしいと求め、あまりの量に断られても、毎日のように詰め寄って「中川さんって、クレージーだよね」と笑われた。 昨年、長男を出産する2時間前に横尾さんから送られてきた「しっかり、元気な赤ちゃんを産んで下さい。そのあとに本を産んで下さい」というメールは、今も大切に保存している。 そんな中川さんが、あえて手がけてこなかったのが絵本だった。理由は「子どもは一番怖い読者」だから。 まっさらな心に届いたものが、その後の人生を大きく左右するかもしれないという不安。 「読者の気持ちが想像できないものは作れない」とも思っていた。 でも、出産を経て、毎日のように子どもに読み聞かせをするようになると、違った思いが芽生えた。 「今なら作れるし、今しかない」 そんな気持ちが、あっという間に大きくなった。 ふいに訪れた出会い 昨年11月、小学館の編集者らとのオンライン会議に参加していて、出会いが訪れた。 海外の作家や出版社に取り次いでくれるエージェント会社とのミーティングだった。画面に映ったカタログの中から、1冊の絵本に目がとまった。 タイトルは「I Remem… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】秘境の鉄路を空から地上から 11年ぶり再開への道
川村直子2022年10月1日 22時00分 2011年の豪雨災害から11年ぶりに全線再開したJR只見線(福島県会津若松市―新潟県魚沼市)。只見線は1971年に全線が開通し、深い山あいを走る「秘境路線」として知られています。 きょう一日とこれまでの道のりを写真で振り返ります。(川村直子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「この本に旅をさせて」17年間人から人へ 星野道夫さん名著の軌跡
北極海に浮かぶ氷原の上を、ブリザードが何日も吹き荒れていた。 テントの中にいても、氷がぶつかりあう音が聞こえてきた。 2012年3月、荻田泰永さん(45)は「無補給単独徒歩による北極点到達」に挑んでいた。 時には零下50度に冷え込む中でソリをひき、氷の上を進む。 だが、視界が真っ白になるほどの強い風雪に襲われ、テントの中で身動きがとれなくなっていた。 寝袋を出て、一冊の文庫本を手にした。紙の柔らかい手触りが、温かく、心地良かった。 文春文庫の「旅をする木」。カバーはなく、黄ばみ、角はとれて丸みを帯びている。 タイトルの「木」には「一」が書き足され、「旅をする本」となっていた。 この本に旅をさせてやってください 表紙の裏に、黒いペンでそう書かれている。 アラスカに根ざして活動した写真家の星野道夫さんが書いた「旅をする木」。その文庫本が旅をする人から人の手に渡り、約17年にわたって世界を巡っています。「最後の旅」の行き先も決まったそうです。「旅をする本」の軌跡を追いました。 著者は、写真家の星野道夫さん(1952~96)。アラスカで旅を続け、風景、生き物、人々の生と死を見つめた33編の文章が収められている。 荻田さんは、何度も繰り返し… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
思い出した亡き妻への「約束」 川沿いの土手全部にヒガンバナを
刈り取り前の稲穂が揺れる田んぼに沿って続く土手が、約500メートルにわたって朱色に染まっている。 鹿児島県伊佐市の川沿いに咲き誇るヒガンバナ。近くに住む上田(かんだ)篤さん(91)が14年前からたった一人で育てている。 コメやネギはつくってきたが、「花なんて興味なかった」という上田さんがヒガンバナにのめり込んだのは、長年連れ添った妻の死がきっかけだった。 上田さんが語る、妻・咲子さんとのなれそめは、ちょっと普通ではない。 1965(昭和40)年のことだ。別の女性との間で進んでいた縁談を一方的に断られた。 初対面で「あんたをもらいに来た」 「あんたのような男と結婚する女はいない」と相手に言われ、「今日のうちに嫁をもらうぞ!」と啖呵(たんか)を切ったその帰り道、農協の知り合いのところに寄り、やけ酒を飲んだ。 そのとき知り合いが紹介して… この記事は有料記事です。残り1436文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北九州市の密集商店街で火災、けが人なし 木造10店舗ほどに延焼か
遠山武、西岡矩毅2022年10月1日 20時00分 1日午後3時20分ごろ、北九州市八幡東区枝光本町の商店街で「木造家屋の2階が燃えている」と通行人から119番通報があった。八幡東署などによると、枝光本町商店街内の複数店舗が焼け、午後5時25分ごろに鎮圧した。午後6時時点で負傷者はいない。 現場は、スペースワールド跡地に今春開業した大型商業施設「ジ アウトレット北九州」の近くで、木造の店舗十数軒が密集している。商店街関係者によると、10店舗前後に延焼した可能性があるという。一帯は消火活動を見守る人らで一時騒然となった。 北九州市では、小倉北区の旦過(たんが)市場一帯で4月と8月に大規模火災があった。4月の火災では42店舗(1924平方メートル)、8月は45店舗(3324平方メートル)が焼損した。 市消防局は旦過市場の火災を受けて、枝光本町商店街でも防火点検を実施。「古い家屋が多く、一度火が出ると燃え広がる可能性がある」と注意を呼びかけていたという。 商店街で焼き鳥店を営む女性(54)は「商店街の裏の方から火の手が上がったようだ。旦過の火事を受けて多くの店が消火器を取り換えたばかりだったが、みんな逃げるのが精いっぱいだった」と話した。 商店街でリサイクルショップを営む松崎茂光さん(73)は、「旦過市場の火災のあと、消防とともに注意していたのに」と肩を落とした。(遠山武、西岡矩毅) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カンカン、ランランから50年 上野に「パンダバルーン」が復活へ
ジャイアントパンダが東京・上野動物園(台東区)にやってきて半世紀。これを記念して10月下旬、上野公園に巨大な「パンダバルーン」がお目見えする。50年前にパンダを見に訪れる人を出迎えたバルーンを復活させたもので、歓迎ムードで街を盛り上げる。 1972年10月28日。日中国交正常化の象徴として中国から2頭のパンダ、オスのカンカンとメスのランランが来日した。当時の上野では巨大なパンダバルーンが設置され、パンダのお面を配布するなど街全体が歓迎ムードに包まれた。 それから半世紀。リーリー、シンシンらが来日するなど、パンダは日中親善の架け橋役を担ってきた。昨年6月には双子のシャオシャオとレイレイが生まれ、現在、同園には5頭のパンダがいる。 上野観光連盟名誉会長の二木… この記事は有料記事です。残り440文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR大阪駅にヒョウ現る 迫力ある立体映像 行き交う人も釘付け
白井伸洋2022年10月1日 17時00分 【動画】大阪駅にヒョウ現る 3D立体広告=白井伸洋撮影 大阪市北区のJR大阪駅で、コンコースにある大型ビジョンに立体映像のヒョウが登場した。3メートルほどのヒョウが画面から飛び出してあたりを見回すかのような映像に、行き交う人々もスマホで撮影しながら、驚きの声を上げていた。 「JR西日本コミュニケーションズ」などが制作し、9月28日から放映を始めた。平面の画面に映し出した場合の実際の見え方などを検証したり、ビジョン自体の存在を知ってもらったりする狙いがある。 同社によると、2日までは約3分に1度、ヒョウが登場する。3日以降は、不定期で放映される予定。(白井伸洋) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3年ぶりに大漁旗掲げてパレード 世界文化遺産・宗像大社のみあれ祭
堀英治2022年10月1日 17時00分 【動画】100隻以上の漁船が玄界灘をパレードした=堀英治撮影 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録されている宗像大社(福岡県宗像市)の秋季大祭が1日、玄界灘の海上神幸「みあれ祭」で始まった。 沖ノ島の沖津宮(おきつみや)と大島の中津宮(なかつみや)のご神体を年に1度、本土の辺津宮(へつみや)に迎える祭り。 ご神体を乗せた2隻の「御座船」が大島を出発、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに参加した漁船100隻以上が大漁旗を掲げ、勇壮なパレードをした。例大祭は3日まで。感染防止に注意しながら行われる。(堀英治) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル