2022年11月2日 22時00分 環境省は2日、広島県の福山港から岡山県井原市の民間企業の敷地内に運ばれたコンテナで、強い毒を持つ外来種のヒアリ約1万匹以上を発見したと発表した。見つかったのは働きアリのほか、女王アリ4匹以上と複数の雄アリ、サナギ。2017年に国内で初めて確認して以降、18都道府県で92例目で、一度に確認した数としては最多となる。殺虫処理し、同省は「定着はしていない」とする。 コンテナはベトナムのホーチミン港から香港港、福山港を経て先月25日、井原市に搬入。コンテナに大量のアリがみつかったことから福山港へ返送され、専門家が31日にヒアリと確認した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佐賀空港オスプレイ配備計画 佐賀市長「住民に寄り添った対応を」
佐賀空港への陸上自衛隊の輸送機オスプレイ配備計画を佐賀県有明海漁協が容認することになり、県と漁協による公害防止協定の付属資料が改定された。県は2日、空港が立地する佐賀市の坂井英隆市長に、空港を自衛隊と共用することを認める改定内容について説明した。 佐賀市長は公害防止協定の当事者で、立会人でもある。佐賀市役所を訪れた進龍太郎・県政策部長によると、漁協との協議の中で問題となった点や、その解決策を説明。特に漁協側が懸念を示した排水対策について、防衛省側の対応策を説明した。佐賀市側からは住民説明会の開催について言及があったといい、進部長は「これから佐賀市や事業主体の防衛省と、開催方法や時期を相談する」と話した。 説明を受けた坂井市長は「安全性や環境への影響、米軍の利用など、様々な懸念が出ており、県や防衛省に説明を求め、住民に寄り添った対応をお願いすると伝えた」という。 坂井市長はこれまで、市議会… この記事は有料記事です。残り305文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋の叙勲 4118人が受章 コシノジュンコさん、萩尾望都さんら
2022年11月3日 5時00分 政府は3日付で、2022年秋の叙勲受章者3999人と、外国人叙勲の受章者119人を発表した。旭日章は政治家や民間人、瑞宝章は公務員らに贈られる。日本人受章者のうち、旭日章は920人、瑞宝章は3079人だった。 旭日大綬章は、旧姓を使った初の最高裁判事を務めた宮崎裕子さん(71)、元参院副議長の小川敏夫さん(74)、同じく郡司彰さん(72)ら6人。瑞宝大綬章は元駐米大使の藤崎一郎さん(75)ら3人が受ける。旭日中綬章には、ファッションデザイナーのコシノジュンコさん(83)、漫画家の萩尾望都さん(73)らが選ばれた。 外国人では、米オバマ政権で大統領補佐官を務めたドニロンさん(67)らに旭日大綬章が贈られる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「仮放免」の外国人の困窮 支える側も「限界」と、国に対応求める
在留資格が認められず、入管の収容施設に収容されながら、病気などを理由に一時的に収容を解かれた「仮放免」状態にある外国人らについて、就労や医療など「生きるために必要な権利を認めるべきだ」と訴える集会が2日、東京都内であった。主催者によると、新型コロナや物価高などの影響で支援団体の経済状態は悪化。仮放免の当事者からは「就労を認めて欲しい」などの声が出た。 集会は在日外国人を支援するNPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」(移住連)などが主催。省庁側に状況の改善を訴える交渉も併せて行われた。出入国在留管理庁によると、6月末時点で日本に暮らす外国人は約296万人。支援団体によると、このうち約6千人が仮放免者とされる。仮放免者は就労や医療保険への加入が認められておらず、病気の治療ができなかったり、生活に困窮したりする人が多いという。 仮放免者への対応について、省庁交渉では「国のするべきことで、我々に丸投げにすべきではない」との意見が支援者から出た。主催者らによると、団体は助成金や支援者からの寄付などで外国人たちへの支援の原資を賄ってきた。しかし、新型コロナの流行以降、支援者も経済状態が悪化したり活動が鈍くなったりして、以前のような寄付は受けられていない。昨今の物価高も痛手で、主催者たちは「支援する側も限界だ」と訴えた。解決には仮放免者に就労などの権利を認めることに加え、国が積極的に支援することが必要だとし、省庁との交渉でも訴えた。 集会では、日本でシェフとし… この記事は有料記事です。残り336文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今秋入隊の機動隊員490人、訓練の成果披露 鉄パイプ攻撃を制する
吉沢英将2022年11月2日 23時24分 警視庁の機動隊にこの秋入隊した隊員ら約490人が2日、東京都江東区の夢の島総合警備訓練場で、訓練の成果を同庁幹部らに披露した。 訓練では、鉄パイプによる攻撃を制して取り押さえたり、デモ行進の隊列とデモ反対派グループとの接触を防いだり。見守った千代延晃平警備部長は「来年にはG7広島サミットなど、大きな警備も予定されている。与えられた任務の完遂に向け、力を合わせて取り組んでいただきたい」と激励した。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・池袋駅近くのビルで火災 けが人の情報も
2022年11月3日 1時03分 東京消防庁によると、3日午前0時5分ごろ、東京都豊島区東池袋1丁目の4階建てビルから出火した。同45分現在、3階部分の飲食店で火災が続いている。店員や客らの多くは避難したが、けが人がいるとの情報もある。 現場はJR池袋駅から東へ約250メートルにある繁華街の一角。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ感染拡大、全国最悪ペースの北海道 第8波の備えは
新型コロナウイルスの感染拡大が、北海道内で全国で最悪の水準で進んでいる。2日の新規感染者数は7895人にのぼり、2日連続で7千人超。ともに東京都の感染者数を超えて、全国最多となっている。季節性インフルエンザとの同時流行も懸念されており、「第8波」を前に道は医療提供体制の強化を急ぐ。 2日の新規感染者数は前週の同じ曜日より2323人増え、13日連続で前週を上回っている。10万人あたりの感染者数(週合計)は689・6人で前週と比べて1・42倍。10万人あたりの感染者数は、10月26日から8日連続で全国最多となっている。 道によると、道内で感染者数が増加に転じたとみられるのが10月13日。要因には、秋の行楽シーズンや夜間滞留人口の増加などで人の動きが活発化していることが指摘されている。2日時点で30代以下の若年層が約6割を占め、10代が約2割に増えている。 とりわけ北海道は早く気温が… この記事は有料記事です。残り939文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
プリン界の天下統一をめざす ぎふ信長まつりで決定戦初開催
松永佳伸2022年11月2日 22時38分 プリン界の天下統一じゃ――。「プリンの街」を掲げて岐阜でのろしが上がる。「ぎふ信長まつり」が開催される5、6日、岐阜市のJR岐阜駅前で、関連イベント「日本プリンアワード2022」が開かれる。天下人の信長にあやかり、プリンの日本一に名乗りを上げようと北海道から九州までの20店が集まる。 出品されるのは、蒸しや焼き、硬めや軟らかめなど製法が様々なこだわりの逸品。サクラ、氷、砂……などといったご当地のイメージを重ねたプリンもある。 順位は2日間の販売個数を基礎点とし、審査員10人の得点合計で決まる。上位3店には来年の大会への優先出場権が与えられる。 今回のイベント向けに用意された「野菜の苦手な子どもたちのために作ったAI(愛)プリン」や「地産地消プリン」も販売する。 岐阜市で洋菓子店「プルシック」を営む所浩史さん(62)がイベントを企画した。同店は「パステルのなめらかプリン」で知られる。「プリンを活用した食育や地産地消を進めながら、岐阜を日本一のプリンの街にしていきたい」(松永佳伸) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警棒を右目にぶつけ高校生が失明 容疑の巡査を書類送検 沖縄県警
沖縄県沖縄市の路上で今年1月、バイクに乗っていた高校生が警察官と接触し失明した事件で、県警は2日、バイクを止めようとつかみかかり警棒をぶつけたとして、沖縄署地域課の男性巡査(30)=同日、警務課付=を特別公務員暴行陵虐致傷の疑いで那覇地検に書類送検し、発表した。県警は警察官に故意があったことを立証できると判断した。送検にあたっては起訴を求める意見を付けた。認否は明らかにしていない。 県警監察課によると、男性巡査は1月27日午前1時15分ごろ、沖縄市宮里1丁目の路上でバイクを運転していた男子高校生に対し、職務質問のために停車させようとつかみかかり、右手に持っていた警棒を右目付近にぶつける暴行を加えた疑いがある。高校生は右眼球破裂などの重傷を負い、失明。医療関係者からは、回復は難しいと説明を受けているという。 県警のこれまでの調べでは、巡査は同日午前1時ごろ、バイクが暴走しているという通報を受け、1人でパトロール中で、警棒は伸ばした状態だった。当時SNS上では高校生が暴走行為をしていたといった情報も広まったが、違法行為は確認されなかった。 捜査関係者によると、巡査は… この記事は有料記事です。残り514文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
娘を自殺に追いやった責任を 母親が投資勧誘者に賠償求め提訴
社会人になったばかりの女性(22)を自殺に追いやった男らに責任を取ってほしい――。高配当が得られると誘われて投資をし、返金を受けられなくなった末に自殺した女性の母親が、勧誘者ら3人に慰謝料など計1265万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。母親が2日、会見で明らかにした。 亡くなったのは川上穂野香さん。母親の佐永子さん(55)=大阪府豊中市=や訴状などによると、穂野香さんは2020年8~9月、知人の男らに「ジェンコ」という会社の事業への出資を勧誘された。 「マルチなどではない」と言われ、計150万円を消費者金融から借り入れて出資した。出資後に疑問を持つようになり、返金を求めたが拒否された。 穂野香さんは同年10月、相談に乗っていた佐永子さん宛ての遺書を残して自殺。「投資詐欺の件でたくさん迷惑を掛け、心配をかけてしまってごめんなさい」と書かれていたという。 650億円集めたか ジェンコへの投資は「ジュビリーグループ」という投資グループが「多額の配当が得られる」とうたって手広く勧誘していた。国内の「最上位出資者」とされた男らが21年11月、警視庁に金融商品取引法違反の疑いで逮捕された。 国内で計約650億円相当の… この記事は有料記事です。残り307文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル