伊藤隆太郎2022年11月14日 8時30分 福岡県うきは市の女性が15日から個展を開く。95歳で、初めてだ。場所は九州一の繁華街、福岡・天神のギャラリー。50代で始めた山水画や美人画など20点近くを披露する。地元の懐かしい農村風景もあり、「たくさんの人にご覧いただきたい」と楽しみにしている。 女性は足立葉子さん。16年前に亡くなった夫と果樹園などを営むかたわら、久留米市や大分県日田市の教室に通い、日本画を楽しんできた。 当初は忙しい農作業の息抜きだったが、次第に本格化し、60歳を過ぎると福岡県展などで入選を重ねた。 美人画などはお手本をもとに描くが、自分なりの工夫も。長女の上杉博美さん(69)は「好奇心が旺盛で、人まねが嫌い。自分だけの絵になるまでやめない」と話す。描いた地蔵像が近くの寺に奉納されるなど、地元では有名人だ。 ただ、最近はやや体力が落ちて絵筆を取る回数が減り、新作を描くのは難しくなった。家族は「最初で最後の個展になるかも」と思い立ち、初の個展開催へ足立さんの背中を押した。 20日まで、福岡市中央区天神2丁目の新天町商店街「ギャラリー風」で。期間中は毎日、在廊する予定だ。(伊藤隆太郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
モンベルの「ランドセル」3色、一般予約受付始まる 12月から販売
伊藤稔2022年11月14日 6時30分 「価格が高い」「重い」と言われるランドセルに代わる通学用リュックサックを開発したアウトドア用品大手のモンベル(大阪市)は、一般販売の予約受付を開始した。12月から販売するという。 もともとは、北アルプスのふもとの富山県立山町の依頼に応じて開発したもの。モンベルは当初、一般販売について、「他の地域からリクエストがあれば」と時期は未定としていたが、10月に同町での「完成お披露目」が報じられると、全国的に大きな反響を呼んだ。 年々高額化するランドセルについて、立山町は「保護者の負担を軽減したい」と通学用リュックの開発を公募し、モンベルが応じた。町は来年度から3年間、町内の新入生全員に来無償配布する。 開発した製品は、通学用バックパック「わんパック」。高さ35センチ、幅25センチ、奥行き16・5センチ。タブレットなどすべての教材をオールインワンで詰め込める。重さは約930グラムと皮革製ランドセルに比べ軽く、背面と底面はパネル入りで自立し、レインカバーや反射テープも付いている。 リュック上部には、テープを持って引くだけで簡単に広く開閉できるジッパーがつく。タブレットやノートパソコンが入れられる背面ポケットもある。ショルダーベルトは左右に自由に動き、体格や成長にあわせフィットするつくりになっている。各所にアウトドアメーカーのノウハウが詰め込まれているのも特徴だ。 一般販売の色はブルー、ブラウン、レッドの3色。価格は1万4850円(税込み)。モンベルストアやオンラインショップで予約を受け付けており、12月から受け取ることができるという。(伊藤稔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
天皇陛下、コスモス国際賞受賞者と面会へ 皇室11月14日~20日
天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などで多忙な日々を送っています。紙面では掲載しきれない公務も紹介します。 宮内庁は11月14~20日の予定を発表した。天皇陛下は16日、皇居・御所で2021年と22年のコスモス国際賞受賞者と面会する(表記は宮内庁発表に準じます。予定は変更されることがあります)。 天皇、皇后両陛下、愛子さま 11/16(水) 天皇陛下 皇居・御所(2021年《第28回》、22年《第29回》のコスモス国際賞受賞者と面会) 11/18(金) 天皇陛下 皇居・御所(神宮新嘗祭勅使につき十時和孝・宮内庁掌典のあいさつ) 皇嗣家(秋篠宮ご一家) 11/14(月) 秋篠宮ご夫妻 赤坂東邸(退任最高裁判所判事のあいさつ) 11/17(木) 秋篠宮さま 赤坂インターシティAIR(「令和4年度農事功績者表彰式」に出席) 11/18(金) 紀子さま リーガロイヤルホテル東京(結核予防会「令和4年度資金寄付者感謝状贈呈式」に出席) 常陸宮家 11/20(日) 華子さま 東京プリンスホテル(第63回動物愛護の作文コンテスト入賞者表彰式) 三笠宮家 11/14(月) 彬子さま 東京国立博物館平成館(東京国立博物館創立150年記念事業 高円宮殿下二十年式年祭記念「根付 高円宮コレクション」開会式典・内覧会) 11/17(木) 彬子さま 三笠宮東邸(日本ラグビーフットボール協会副会長ほかと面会) 彬子さま 三笠宮東邸(日本プロスキー教師協会専務理事ほかと面会) 高円宮家 11/14(月) 久子さま 東京国立博物館平成館(東京国立博物館創立150年記念事業 高円宮殿下二十年式年祭記念「根付 高円宮コレクション」開会式典) 11/18(金) 久子さま 有楽町よみうりホール(高円宮杯第74回全日本中学校英語弁論大会決勝大会) 久子さま 帝国ホテル(高円宮杯第74回全日本中学校英語弁論大会レセプション) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
浜松餃子だけではつまらない 入社2年目の思いつきが売り場を変えた
ギョーザの街として知られる浜松市。酒問屋として創業してから300年を超える老舗の「間渕商店」は5年ほど前、ギョーザで街を活性化しようと社内プロジェクトを立ち上げた。 今年春、直営の飲食店をリニューアル。店の前には「インスタ映え」を狙い、円盤状に並んだ浜松ギョーザをイメージしたモニュメントを飾った。自社で開発・製造し、ニンニクが利いた「おとよさん餃子(ぎょうざ)」をメインに、店のメニューも見直した。 いろいろなギョーザを売りたい 今年初夏にあったプロジェクト会議の場。間渕商店のリカーショップ「メルカート間渕」(浜松市中区肴町)で売り場を担当する沢木志穏さん(20)が口にした。 「もっといろいろなギョーザを売れば、面白いのでは」 入社2年目の思いつきに対し… この記事は有料記事です。残り899文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Could Roki Sasaki become the future face of Japanese baseball?
Some believe rising baseball star Roki Sasaki’s perfect game against the Orix Buffaloes at Zozo Marine Stadium on April 10 was the greatest game ever pitched. Sasaki didn’t just retire all 27 batters who came to the plate, he struck out 19 of them — the most in a perfect […]
炭鉱閉山、震災、コロナ 試練乗り越えた記憶受け継ぐフラガール
スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)のフラガール、ラウレア美咲さんには忘れられない光景がある。東日本大震災が起きた2011年の夏。高校生だったラウレアさんの地元・茨城県をフラガールが訪れた。市民祭りに参加した彼女たちは雨が降るなか、地元の人を前に笑顔で踊り続けていた。 「どんな状況でも、笑顔で踊り続けて格好いい」。フラダンス部で活動していたラウレアさんは、その姿に元気をもらった。震災で建物が壊れたハワイアンズは休館を余儀なくされ、フラガールは被災者の慰問や復興支援への感謝を込めた「きずなキャラバン」として、国内外125カ所を巡業中だった。 ハワイアンズを家族で訪れた幼い頃からフラガールが夢だった。中学2年生からフラダンス教室に通い始め、表現力を磨くため、震災当時は自宅から通え、演劇を学べる福島県いわき市内の高校に通っていた。 高校2年生の時、初代フラガ… この記事は有料記事です。残り716文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
張り込んでいたら、別の警察官が… 令状なしの「便乗捜索」は違法?
ある男が、拳銃を持っている――。 そんな情報を得て、大阪府警淀川署の捜査員2人は2019年7月、大阪市内のマンションで張り込んでいた。容疑者の男(55)の行動を確認するためだった。 しばらくすると、マンションに入っていく集団が目に入った。うち1人に職務質問をすると、意外な答えが返ってきた。 「京都府警だ」 京都府警と大阪府警 鉢合わせした捜査員 同じ男が恐喝未遂をした疑いがあるとして、京都府警もこのマンションを訪れていたのだという。 「自分たちも銃刀法違反の事件で捜査している」 京都府警のリーダー格の捜査員にそう説明し、拳銃を見つけたら確認させてほしいと依頼。上司を通じて了承を取り付けた。 室内に入った京都府警の捜査員は男を逮捕し、家宅捜索を続けた。 待つこと30分ほど。 「拳銃様のものを発見、押収した」 そう教えられ、了承を得たうえで室内へ。捜索で見つかった拳銃3丁を確認すると、このうち1丁が捜査中のものと同じだった。 両府警は翌8月、銃刀法違反(所持)の疑いで男を再逮捕した。男は恐喝未遂罪については不起訴(嫌疑不十分)となったが、銃刀法違反罪で起訴され、懲役9年の実刑判決が確定した。 だが、これで「一件落着」とはならなかった。 大阪府警の捜査員らがマンシ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
真っ白なままにしてほしいぜ…ボロボロのあしたのジョー、復活の技術
都内の一室。4畳ほどのスペースに、漫画家のちばてつやさん(83)は自身の原画を保管している。「数え切れない」(ちばさん)ほどの枚数が、壁際の棚にところ狭しと積まれている。 代表作「あしたのジョー」(高森朝雄さん原作)のあの名場面の原画もここにある。 「燃え尽きたぜ……真っ白にな」 リングのコーナーでいすに腰掛け、目を閉じてうなだれながらも笑みを浮かべる主人公の矢吹丈が描かれた一枚だ。 だが、何かがおかしい。ちばさんが説明した。 「この原稿は変色してボロボロになっています。今にも破れそうで危ない状態です」 ちばさんによると、ケント紙… この記事は有料記事です。残り1821文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Le Japon lance l’opération de la « dernière chance » pour rester dans la course aux semi-conducteurs
Yasutoshi Nishimura, ministre de l’économie, du commerce et de industrie, lors d’une conférence de presse, le 11 novembre à Tokyo. AP C’est l’opération de la « dernière chance » pour le Japon dans la guerre des semi-conducteurs. L’archipel a annoncé vendredi 11 novembre la création d’un champion national pouvant rivaliser avec les géants taïwanais […]
文科省が「図書館の自由」揺るがす依頼文 「拉致問題の本充実を」
文部科学省が全国の公立・学校図書館向けに出した1通の依頼文が波紋を呼んでいる。「拉致問題の関連本の充実」を求めるもので、内閣官房が文科省に依頼した。特定のテーマで国が図書館にこうした文書を送るのは初めてという。これに対し、公益社団法人・日本図書館協会は10月、「図書館の自由に関する宣言を脅かすものであると懸念する」などとする意見書を文科省に出した。 「北朝鮮当局による拉致問題に関する図書等の充実に係る御協力等について」 文科省が8月末、全国の公立・学校図書館あてに送った「事務連絡」だ。文書は、拉致問題の解決には「世論の一層の喚起が不可欠」だと指摘。12月10~16日の啓発週間に向けて関連本を充実させ、テーマ展示をするなどして、「児童生徒や住民が手にとりやすい環境の整備」に協力するよう求めている。 文科省地域学習推進課によると、図書館向けにこうした文書を出すのは初めて。「内閣官房拉致問題対策本部から頼まれたから」で、「図書館の自由を侵害する趣旨ではない。撤回予定はない」という。 拉致問題対策本部も「毎年力を入れている若者の啓発策だった。お願いにすぎず問題があるとは考えていない」との見解を示した。 図書館には戦前の反省から、独立や市民への責任をうたった「図書館の自由に関する宣言」がある。宣言では、「権力の介入または社会的圧力に左右されることなく、自らの責任に基づき資料の収集と提供を行う」などと明記している。 このため、図書館協会は依頼文について「外部からの圧力を容認し、主体的な取り組みを難しくする怖れがある」などとして「是認できない」としている。 現場の司書たちにも、危機感が広がっている。 千葉県の公立図書館で働く50代の男性司書は、9月、県から届いたメールで依頼文を知った。違和感を覚えた男性が司書の会議で議題にすると、戸惑いの声が上がった。 「国が依頼してくるのはどうなのか」「拉致問題は重要。本をそろえないということはないが……」 男性は「依頼文の通りに展示すれば『従った』ととられる。もう普通の展示はできない」と話す。 「国は『正しいこと』をやろうとしているのかもしれないが、協力を求めて当然という考え方は怖い」 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル