三島庸孝2022年11月10日 21時00分 聖カタリナ学園高校(松山市)の野球部寮で部員による集団暴行があり、同校は、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」があったと愛媛県に報告した。部員のけがの程度や経緯については調査中といい、同校は追加報告する方針。 報告は文書で今月2日付。県私学文書課によると、集団暴行は昨年11月と今年5月に計2回あった。昨年は1、2年生の計4人が1年生1人に、今年は1、2年生の計9人が1、2年生の計4人に集団暴行を加えていた。同校は今年6月ごろに弁護士を交えた第三者委員会を立ち上げ、事実関係を調べていた。 一連の集団暴行をめぐっては、同校は「部員同士のトラブルがあった」と日本高校野球連盟に報告し、今年6月に会長名で厳重注意を受けた。トラブルに1、2年が関与したことが分かっていたため、今年の全国高校野球選手権愛媛大会には3年生だけで出場した。 相原聡副校長は取材に、「第三者委の(最終的な)報告を受けて県に詳細を伝える。その後、経緯や再発防止策を明らかにしたい」と話した。同校は昨年春の選抜大会に出場している。(三島庸孝) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
80万球のイルミネーション 博多の冬を彩る「光の街・博多」点灯
金子淳2022年11月10日 21時00分 博多の冬をイルミネーションで彩る「光の街・博多」が10日、始まった。JR博多駅前は、約80万球のLEDで白や青の光に覆われた。混雑を避けるため、点灯式やカウントダウンはなく、日が暮れていくのにつれ、高さ約15メートルのツリーなどが光を放ち、行き交う人たちが立ち止まって見入っていた。 今年で12回目。駅周辺の樹木や地下鉄入り口も、博多まちづくり推進協議会などが手がけるイルミネーションで彩られている。点灯時間は午後5時~午前0時。来年1月11日まで。(金子淳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
職員の手作り誕生ケーキで祝う25周年 京都・京田辺市がポスターに
2022年11月10日 21時13分 京都府南部の京田辺市は今年、市制25周年。記念に誕生ケーキの写真をあしらったポスターを作った。ケーキは社会福祉課の谷直紀さん(39)の手作りだ。 お菓子作りを長年の趣味にしている谷さんに、秘書広報課員が私費でケーキの材料代3千円を払って依頼。ポスターは4枚だけ、役所の印刷機で刷った。 安上がりだが公費負担も極力抑えた自信作は、市役所に飾られている。「手伝えてよかった」と谷さん。ささやかに、心を込めて祝う四半世紀。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佐賀空港オスプレイ計画、防衛副大臣が地元漁協など訪れ謝意
佐賀空港(佐賀市)への陸上自衛隊オスプレイ配備計画を巡り、井野俊郎・防衛副大臣が10日、空港の自衛隊との共用を否定する取り決めの見直しに同意した佐賀県有明海漁協などを訪れ、謝意を伝えた。 井野氏は漁協の西久保敏組合長と非公開で面談。井野氏は漁協側から「ノリ養殖への影響に懸念があり、不安をしっかり払拭(ふっしょく)していただきたい」と求められ、「懸念を払拭していきながら、緊密に話し合っていく」と約束したという。 井野氏は続いて山口祥義知事と会談。山口知事は「漁協は漁業環境への不安や諫早湾干拓事業での国への不信など、葛藤の中で重い決断をした」と述べ、「排水対策などにしっかり取り組んでほしい」と要請した。 佐賀空港の建設時、県と同漁… この記事は有料記事です。残り303文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アドベンチャーワールドで飼育のアヒル、鳥インフルか 11日は休園
2022年11月10日 21時24分 和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドは10日、園内で飼育しているアヒルが死に、高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染している疑いがあると発表した。11日は臨時休園する。 園や県によると10日午前、アヒル6羽が死んでいるのが見つかった。簡易検査の結果、死んだ6羽を含む計8羽の陽性を確認したという。園は44種約850羽の鳥類を飼育している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「女として扱われたいなら手術を」 SOGIハラ認定、録音が決め手
性自認や性的指向について侮辱される「SOGI(ソジ)ハラ」を職場で受けたことでうつ病を発症したとして、神奈川県にある大手メーカーの40代社員が労災認定されたことが分かった。社員が10日、東京都内で開いた記者会見での主なやりとりは以下の通り。 「今回、労災申請をでき、しかも認定をとれた大きな要因は、やっぱり証拠をとっていたことが大きいのかなと思います。具体的にいうと録音をしていたということです。ハラスメントをされそうなことは、働いていると、だいたいわかるというか、この上司からまた変なことを言われるんだろうなと、きっと被害を受ける労働者は何となく気づいている。苦しんでいる人は気づいていると思います。常にというのは難しいかもしれませんが、証拠をとって、泣き寝入りせずに闘っていってもらいたいです」 「女として扱われたいなら手術でも何でもすればいいじゃないかと、加害者の上司からも言われましたし、SNSなどでも性別を変更すればいいじゃないかという人もいますが、日本の性別変更のハードルの高さを知らなさすぎるんだなと感じています」 「性的マイノリティーの方などに対する見方、世間の風当たりとかは、徐々にではあるが、よくはなってはいると思います。いわゆるパワハラ防止法とか、改正もされ、それが大企業だけでなく中小企業にも適用される状況になっています。これからも一労働者、一市民として、声を上げ続けていかないといけないと思っています」 ――労災認定され、社会に伝えたいことをもう少し詳しく教えて下さい。 「LGBTの当事者の方に、職場で進んでカミングアウトしろとか言っているわけではもちろんありません。カミングアウトしていようがしていまいが、いろんな立場の方がいると思いますが、どんな立場であってもハラスメントにあわないような職場をつくっていく必要があると思います。そのためには職場、社会全体の理解は当然重要ですし、もとづくのは法律だと思います。だから、あきらめずに政治に積極的にかかわっていってほしいし、あきらめずに日々の生活を営んでほしいし、もしハラスメントにあったら、自分の心と体が傷つかない程度に、泣き寝入りせずにある程度はがんばって闘っていただけたらと思います。そのためのバックアップとして、労働組合や労働弁護団、いろんな支援団体があります。スマホとかで情報を得られる時代なので、がんばれる範囲で動いていってもらえたらというのが、経験をふまえた願い、伝えたいことです」 カミングアウトのきっかけは異動 ――会社に性自認を伝えたそうですが、いつのことですか。 「2017年11月ごろです… この記事は有料記事です。残り1232文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Think Gender 男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡・太宰府女性暴行死事件 懲役22年の受刑者が今年8月に死亡
前田伸也2022年11月10日 22時13分 2019年に福岡県太宰府市で起きた女性暴行死事件で、傷害致死などの罪で服役中の山本美幸受刑者(43)が今年8月に死亡したことが関係者への取材でわかった。体調が悪化していたという。 山本受刑者は、同居していた男と共謀し、太宰府市内の自宅アパートで女性(当時36)に暴行を繰り返し、外傷性ショックで死亡させたとして、21年12月に福岡高裁で懲役22年の刑が確定。佐賀県の麓刑務所で服役していた。 この事件を巡っては、女性の家族が佐賀県警鳥栖署に相談したが県警は事件化せず、家族が被害届提出を希望していたのに、内部文書で提出の意思は「なし」と事実と異なる記載をしていたことが問題となった。(前田伸也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
最大500馬力のモンスターマシンが疾走 世界ラリー日本大会始まる
中川史2022年11月10日 22時30分 自動車競技ラリーの最高峰、世界ラリー選手権(WRC)の日本大会「ラリージャパン2022」が11月10日、愛知県豊田市を拠点に始まった。開幕を告げる華やかなイベント「セレモニアルスタート」が豊田スタジアムであり、最大500馬力にもなるモンスターマシンが、ファンらの拍手と声援を受けながら最初の競技エリア「スペシャルステージ(SS)」に向けて出発した。 日本大会は、1月にモナコのモンテカルロで始まった今季のWRCの最終第13戦。国内では2010年の北海道開催以来となる。13日までの4日間、愛知、岐阜両県の6市町に計19カ所のSSを設け、市販車ベースのラリーカー計約40台が合計タイムを競う。 トヨタが最終第13戦を待たずしてドライバーズ部門と製造者部門の両方で総合優勝を決めている。今回は「クルマのまち」のおひざ元での凱旋(がいせん)大会となった。 SSには有料の観客席を設けたほか、車の整備拠点「サービスパーク」にもなる豊田スタジアムや周辺は、競技車やドライバーが間近で見られるとあって、多くのファンでにぎわう。 パークとSSを行き来する車列は連日、豊田市駅前など各所に現れ、市民らの歓迎や関連行事でにぎわう。(中川史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3年内にベンチャー100社 「実学」の近大が巻き返しへ拠点整備
近畿大(大阪府東大阪市)は、起業をめざす学生らが24時間使える拠点施設を東大阪キャンパス近くにオープンした。近年、急増する大学発ベンチャー。創立当初から「実学教育」を掲げてきた近大は、2025年までに100社という数値目標を掲げ、学生の背中を押す。 新設した施設は「キンキュバ・ベースキャンプ」。キンキュバは、近大の全学的な起業支援プログラムで、大学の名と起業支援を意味する「インキュベーション」にちなむ。 キャンパスの門前、学生らでにぎわう商店街の端に位置する2階建て。ガレージのような武骨なデザインだ。世耕石弘・経営戦略本部長は「ここにずっと居たいと思わないよう、あえて居心地を少し悪くしている」と話す。 起業をめざす学生らが交流できるだけでなく、法人登記の際に住所として登録することもできる。イベントスペースもあり、起業を志す学生らの団体「起業ナビ」などがセミナーなどを開催する。 開所した10月20日には、オープニングイベント「近大の虎」を開催。往年のテレビ番組「マネーの虎」を模した企画で、学生がビジネスプランを発表。実業家の審査員らが「それ、何か新しいんですか」「使う側には何のメリットが?」などと厳しく突っ込んだ。 大学発ベンチャーは、研究成果による特許や技術を生かした「研究成果ベンチャー」、現役学生による「学生ベンチャー」などが含まれる。経済産業省の調査によると、21年度は全国3306社で、この30年で50倍以上に増えた。 近大は1949年の設立当初… この記事は有料記事です。残り688文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
住吉大社と高野山が神仏合同の祈り 空海が高野山を開いて以来初めて
大阪市の住吉大社の神職と高野山真言宗の僧侶による神仏合同法要が10日、住吉大社であった。世界の共存共栄やコロナ終息を一緒に祈った。 真言宗の宗祖・空海が遣唐使として唐に渡る前、大社で航海の安全を祈った故事の縁もあり、今回の法要が実現した。空海が約1200年前に高野山を開いて以来、同宗の僧侶と大社の神職が一緒に祈るのは初めてという。 この日、神職ら約10人と僧侶ら約20人が境内の第一本宮に進んだ。同宗の葛西(かっさい)光義(こうぎ)管長が清めの儀式をし、大社の高井道弘(みちひろ)宮司が祝詞(のりと)を上げた。僧侶の読経や神楽女(かぐらめ)の神楽奉納に続き、高井宮司と葛西管長が一緒に玉串を捧げた。 葛西管長は「住吉大社で初め… この記事は有料記事です。残り329文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル