川田惇史2022年11月8日 19時30分 大阪府は8日、新型コロナウイルスの対策本部会議で、独自基準「大阪モデル」について、現在の緑信号から警戒を呼びかける「黄信号」に引き上げることを決めた。黄信号になるのは10月10日以来、約1カ月ぶり。万博記念公園(同府吹田市)の太陽の塔が感染対策を呼びかけるため黄色にライトアップされた。 大阪府を含めた47都道府県でも7日時点の直近7日間の新規感染者が前週を上回っており、全国で再拡大の兆候がみられている。 府内では6日と7日時点の病床使用率が、黄信号の目安である「20%」に達した。会議では「第8波」に入ったと判断はしなかったが、インフルエンザとの同時流行に備え、対応を強化していくことを確認した。 その上で、発熱外来の逼迫(ひっぱく)を避けるため、事前準備として府民に検査キットや解熱剤など薬の備蓄を呼びかける方針。府はすでに、9歳以下の子どもがいる家庭に対し、検査キットを無償配布する事業を始めている。 吉村洋文知事は「行動制限は求めない。ウイルスと共存していくのも重要で、自分の身を守るためのワクチン接種をお願いしたい」と呼びかけた。(川田惇史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍氏銃撃の手製銃、刑が重い発射容疑を適用できるか 殺傷能力確認
有料記事 渡辺七海、浅田朋範2022年11月8日 20時28分 安倍晋三元首相の銃撃事件で、奈良県警が殺人容疑で送検した山上徹也容疑者(42)の手製銃を鑑定したところ、殺傷能力が確認された。県警は大勢の人がいる中で銃が発射された事態を重視し、銃刀法違反の発射容疑の適用を視野に入れている。 銃刀法は銃砲の所持を禁じ、拳銃など一部の銃砲については公共の場での発射を禁じている。今回の手製銃が発射容疑の適用対象になるのか県警は慎重に検討するが、専門家は「既製銃を前提にしている銃刀法の改正議論を進めるべき時だ」と指摘する。 山上容疑者は7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、選挙応援中の安倍氏に発砲したとして現行犯逮捕された。県警などによると、山上容疑者は背後約7メートルの距離から1発目を、約5・3メートルの距離から2発目を発砲。安倍氏は2発目の弾が当たり、左上腕と首の2カ所に弾が入った痕があった。 研究所で鑑定、弾は複数枚の板を貫く 県警などによると、手製銃は… この記事は有料記事です。残り1289文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佳子さま、蒔絵の特別展を鑑賞 工芸や日本文化に関心
秋篠宮家の次女佳子さまは8日、東京・日本橋の三井記念美術館で開催中の特別展「大蒔絵(まきえ)展―漆と金の千年物語」(朝日新聞社など主催)を鑑賞した。 佳子さまはこの日、ジャケットの縁取りやスカートがツイード地の、秋らしい装いで訪れた。 大輪の八重菊や柄(え)の長いひしゃくが描かれた重要文化財の「菊慈童蒔絵手箱」の前では説明に耳を傾け、のぞき込むようにして鑑賞した。 豊臣秀吉が犬山城に入城した… この記事は有料記事です。残り519文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
SNSで知り合った15歳の少女を誘拐容疑 愛知県の男を逮捕
2022年11月8日 21時36分 大阪府内に住む10代の少女を連れ去って誘拐したとして、大阪府警高槻署は8日、愛知県豊川市東曙町の会社員、柳沢雄紀(ゆうき)容疑者(33)を未成年者誘拐の疑いで逮捕し、発表した。「未成年者と知りながら親の許可を得ずに自宅から連れ出し、私の家まで誘拐しました」と容疑を認めているという。 署によると、柳沢容疑者は3日、SNSを通じて知り合った少女(15)に「家出するなら俺のところ来いって」などとメッセージを送り、7日午前9時20分ごろ、乗用車で自宅に連れ去った疑いがある。 少女の両親が7日、署に「娘が家出をしました」と届け出た。署が防犯カメラなどを調べ、8日午前9時35分ごろに柳沢容疑者の自宅にいた少女を発見したという。 署によると、柳沢容疑者と少女は数カ月前に知り合い、府内で数回会ったことがあったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】次は322年後、皆既月食と惑星食 各地の様子は
2022年11月8日 23時38分 満月がすっぽりと地球の影に隠れる「皆既月食」が8日夜、東の空で見られました。皆既月食中の天王星食も観測できました。月が惑星の手前を通る「惑星食」とのコラボを次に日本で見られるのは322年後です。 各地の様子を写真でお伝えします。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】佳子さまこの1年 多くの公務に 愛子さまと雅楽も
2022年11月8日 19時30分 秋篠宮家の次女佳子さまは8日、東京・日本橋の三井記念美術館で開かれている「大蒔絵(まきえ)展 漆と金の千年物語」を訪れ、重要文化財の「菊慈童蒔絵手箱」などを鑑賞しました。 今月5日には、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまと皇居内の宮内庁楽部を訪れ、秋季雅楽演奏会を鑑賞。お二人は大きくうなずきながら説明を聞き、質問していました。 佳子さまは9月、鳥取県倉吉市で開かれた「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」に3年ぶりに出席し、開会式では手話を交えてあいさつしました。 6月には、昨年10月まで姉の小室眞子さんが務めていた日本工芸会の総裁に就任。今年9月に開かれた「第69回日本伝統工芸展」の授賞式に出席しました。 今年1月以降の佳子さまのさまざまな活動を写真で振り返ります。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
空振りの可能性高い後発地震の情報 「死者20万人」の切迫性に重き
有料記事 宮野拓也、宮脇稜平、西晃奈2022年11月8日 20時23分 続けて起きるかもしれない巨大な「後発地震」に注意を――。北海道沖から三陸沖の日本海溝・千島海溝沿いでマグニチュード(M)7以上の地震が起きたら、そんな情報を政府が出すことになった。M9級の巨大地震が起きれば北海道から千葉にかけて、津波で甚大な被害が想定される。被害を減らすため、情報の意味と、取るべき対応の正しい理解が必要になる。 政府は8日に公表したガイドラインで、情報が発表された時に、自治体や住民が取る対応を示した。それによると、後発地震に「特に注意を要する期間」の1週間、住民は家具の固定や避難場所、経路の確認など日頃の備えを再点検する。津波の恐れがある地域では、すぐ逃げられる服で寝たり、非常持ち出し品を枕元に置いたりすることも推奨する。 自治体には1日1回を目安に防災対応を住民に呼びかけるよう求める。1週間過ぎて巨大地震が起きなければ、引き続き平時の備えを徹底する。 後発地震に注意を促す同様の… この記事は有料記事です。残り1231文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
手製銃、刑がより重い容疑に問える?安倍氏銃撃、強い殺傷能力を確認
有料記事 渡辺七海、浅田朋範2022年11月8日 20時28分 安倍晋三元首相の銃撃事件で、奈良県警が殺人容疑で送検した山上徹也容疑者(42)の手製銃を鑑定したところ、強い殺傷能力が確認された。県警は大勢の人がいる中で銃が発射された事態を重視し、銃刀法違反の発射容疑の適用を視野に入れている。 銃刀法は銃砲の所持を禁じ、拳銃など一部の銃砲については公共の場での発射を禁じている。今回の手製銃が発射容疑の適用対象になるのか県警は慎重に検討するが、専門家は「既製銃を前提にしている銃刀法の改正議論を進めるべき時だ」と指摘する。 山上容疑者は7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、選挙応援中の安倍氏に発砲したとして現行犯逮捕された。県警などによると、山上容疑者は背後約7メートルの距離から1発目を、約5・3メートルの距離から2発目を発砲。安倍氏は2発目の弾が当たり、左上腕と首の2カ所に弾が入った痕があった。 研究所で鑑定、弾は複数枚の板を貫く 県警などによると、手製銃は… この記事は有料記事です。残り1293文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ファイルを暗号化」「金を払え」 沼津市の医療機関にサイバー攻撃
南島信也2022年11月8日 17時45分 静岡県沼津市内にある医療機関が、ランサムウェア(身代金ウイルス)によるサイバー攻撃を受け、電子カルテのシステムに障害が起きていることを、ホームページ上で明らかにした。 医療機関によると、10月27日午前7時半ごろ、職員が電子カルテのシステムを起動したが立ち上がらず、約1時間後に英語のメッセージが表示された。「ファイルを暗号化した。解いてほしければ金銭を支払う必要がある。その意思があれば連絡を」との内容で、支払い方法は記されていなかったという。医療機関は攻撃元との交渉に応じる考えはなく、厚生労働省や県警などに被害を報告した。 電子カルテが使えなくなったため、外部のネットワークから切り離した新たな電子カルテを作成しているほか、残されていた紙のカルテで対応している。診察を受けるまでの待ち時間が多少長くなっている。電子カルテには少なくとも2千人分以上の患者のデータが保存されているが、8日現在で個人情報の流出は確認されていないという。(南島信也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「パワハラ」訴えたウクライナ人女性、元勤務先と和解 奈良地裁
渡辺七海2022年11月8日 18時00分 上司からのパワーハラスメントが原因でうつ状態になったのに対策を講じなかったとして、奈良県内のウクライナ人女性(27)が東京都内の物資輸送会社に550万円の損害賠償を求めた訴訟が、奈良地裁で和解した。双方によると、会社側が解決金を支払うことで合意したという。和解は10月31日付。 訴状によると、女性は2018年8月から、同社の奈良市内にある事業所で契約社員として勤務。20年1月ごろから上司の男性課長によるパワハラが始まり、理不尽な叱責(しっせき)を受けたり、「野良犬」「早く帰りや、ウクライナ」といった暴言を浴びせられたりしたという。女性は21年5月、うつ状態と診断された。 また、今年の4月にはロシアのウクライナ侵攻を話題にし、女性にも聞こえるような声で、他の従業員と「(侵攻は)ウクライナも悪い」などと発言していたとも主張していた。 女性は7月末に雇用契約が満了し、更新されなかった。現在は就職活動中という。 同社の担当者は取材に対し「両者が納得する形での和解となって良かった」と話した。(渡辺七海) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル